JPH0614983Y2 - 発泡成形体 - Google Patents
発泡成形体Info
- Publication number
- JPH0614983Y2 JPH0614983Y2 JP5058889U JP5058889U JPH0614983Y2 JP H0614983 Y2 JPH0614983 Y2 JP H0614983Y2 JP 5058889 U JP5058889 U JP 5058889U JP 5058889 U JP5058889 U JP 5058889U JP H0614983 Y2 JPH0614983 Y2 JP H0614983Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- epidermis
- foaming agent
- skin
- headrest
- core body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は自動車用シートのシートクッション，シートバ
ックあるいはヘッドレストなどの発泡成形体に関する。
ックあるいはヘッドレストなどの発泡成形体に関する。
［従来の技術］ 上記のような発泡成形体の製造は、プラスチックフイル
ムからなる表皮カバーを袋状の表皮に縫い合わせ、この
表皮内にフレーム材となる芯体を挿入する。そして表皮
内にウレタン樹脂などの発泡剤を注入して発泡させるこ
とにより、芯体および表皮との一体発泡により形成され
ている。
ムからなる表皮カバーを袋状の表皮に縫い合わせ、この
表皮内にフレーム材となる芯体を挿入する。そして表皮
内にウレタン樹脂などの発泡剤を注入して発泡させるこ
とにより、芯体および表皮との一体発泡により形成され
ている。
［考案が解決しようとする課題］ ところが従来の発泡成形品では一部分が欠けたり、変形
し、さらには全体が均一な密度で発泡されていない不良
品が生じている。これは、発泡剤を表皮内に注入する際
に、発泡剤が表皮内全体に均等に行き渡らないため、部
分欠損，変形や密度不均一を生じるものである。このこ
とは発泡剤の注入を表皮の端部から行った場合に、特
に、著しく、不良率が大きなものとなっている。
し、さらには全体が均一な密度で発泡されていない不良
品が生じている。これは、発泡剤を表皮内に注入する際
に、発泡剤が表皮内全体に均等に行き渡らないため、部
分欠損，変形や密度不均一を生じるものである。このこ
とは発泡剤の注入を表皮の端部から行った場合に、特
に、著しく、不良率が大きなものとなっている。
そこで本考案は、発泡成形の際に部分欠損，密度不均一
などを生じることがない発泡成形品を提供することを目
的とする。
などを生じることがない発泡成形品を提供することを目
的とする。
［課題を解決するための手段］ 本考案の発泡成形体は芯体が挿入された表皮内に発泡剤
を注入して芯体および表皮と共に一体発泡成形される発
泡成形体において、前記発泡剤の表皮内への注入口に臨
む芯体部分を発泡剤が吹き当たる形状に成形すると共
に、この吹き当たった発泡剤を表皮の中央部分に導くガ
イドを前記芯体に形成したことを特徴としている。
を注入して芯体および表皮と共に一体発泡成形される発
泡成形体において、前記発泡剤の表皮内への注入口に臨
む芯体部分を発泡剤が吹き当たる形状に成形すると共
に、この吹き当たった発泡剤を表皮の中央部分に導くガ
イドを前記芯体に形成したことを特徴としている。
［作用］ 上記構成では、表皮間に注入された発泡剤が芯体に吹き
当たって分散すると共に、ガイドに沿って表皮中央部分
に導かれて発泡するため、発泡が表皮内の全域で均一に
行われるようになっている。
当たって分散すると共に、ガイドに沿って表皮中央部分
に導かれて発泡するため、発泡が表皮内の全域で均一に
行われるようになっている。
［実施例］ 以下、本考案をシートのヘッドレストに適用した実施例
に基いて具体的に説明する。
に基いて具体的に説明する。
第１図は芯体となるヘッドレストフレーム，第２図およ
び第３図はヘッドレストを示す。ヘッドレスト１は第２
図および第３図に示すように、外側の被覆部となる表皮
２内面に表皮カバー３が取り付けられ、これらの内部に
ウレタン樹脂などの発泡材からなる発泡体が設けられて
図示の形状に成形されている。１１はヘッドレスト本体
から垂下するヘッドレストステイであり、適宜、シート
バック（図示せず）に形成された挿入孔に挿入されてヘ
ッドレストの取り付けを行うように作用する。このよう
なヘッドレスト１は表皮カバー３が積層された表皮２内
に、第１図に示すヘッドレストフレーム１０を挿入し、
この挿入状態で成形型内にセットした後、表皮２内に発
泡剤を注入して発泡させることにより一体成形される。
第３図中、５は表皮２および表皮カバー３を連通するよ
うに開設された注入口であり、この注入口５から発泡剤
が注入される。この場合、注入口５はヘッドレストの片
側に形成されている。
び第３図はヘッドレストを示す。ヘッドレスト１は第２
図および第３図に示すように、外側の被覆部となる表皮
２内面に表皮カバー３が取り付けられ、これらの内部に
ウレタン樹脂などの発泡材からなる発泡体が設けられて
図示の形状に成形されている。１１はヘッドレスト本体
から垂下するヘッドレストステイであり、適宜、シート
バック（図示せず）に形成された挿入孔に挿入されてヘ
ッドレストの取り付けを行うように作用する。このよう
なヘッドレスト１は表皮カバー３が積層された表皮２内
に、第１図に示すヘッドレストフレーム１０を挿入し、
この挿入状態で成形型内にセットした後、表皮２内に発
泡剤を注入して発泡させることにより一体成形される。
第３図中、５は表皮２および表皮カバー３を連通するよ
うに開設された注入口であり、この注入口５から発泡剤
が注入される。この場合、注入口５はヘッドレストの片
側に形成されている。
ヘッドレストフレーム１０は第１図に示すように、所定
の強度を有するような構造に屈曲形成されており、両側
の下部プレート１２には前記ヘッドレストステイ１１が
溶接等によって接合されている。また、左側の下部プレ
ート１２には表皮２の注入口５と連通する注入孔１３が
開設されている。そして、この注入孔１３に臨む部分が
前方，斜めに屈曲されており、発泡剤が注入された場合
には破線ハッチングで示す部分に発泡剤が吹き当たる吹
当て部１４となっている。この吹当て部１４に発泡剤が
吹き当たると、発泡剤は周囲に均一に分散する。さら
に、この吹当て部１４近傍には表皮の中央部分に延びる
ガイド１５が配設されている。本実施例においてガイド
１５はアングル材を使用しているが、樋材，その他であ
っても良い。このようなガイド１５は吹当て部１４から
分散した発泡材の一部を表皮の中央部分に導くように作
用する。
の強度を有するような構造に屈曲形成されており、両側
の下部プレート１２には前記ヘッドレストステイ１１が
溶接等によって接合されている。また、左側の下部プレ
ート１２には表皮２の注入口５と連通する注入孔１３が
開設されている。そして、この注入孔１３に臨む部分が
前方，斜めに屈曲されており、発泡剤が注入された場合
には破線ハッチングで示す部分に発泡剤が吹き当たる吹
当て部１４となっている。この吹当て部１４に発泡剤が
吹き当たると、発泡剤は周囲に均一に分散する。さら
に、この吹当て部１４近傍には表皮の中央部分に延びる
ガイド１５が配設されている。本実施例においてガイド
１５はアングル材を使用しているが、樋材，その他であ
っても良い。このようなガイド１５は吹当て部１４から
分散した発泡材の一部を表皮の中央部分に導くように作
用する。
次に、このようなヘッドレストの製造方法を説明する。
表皮２として織布，編布などの通気性素材が使用され、
これら布体の片面に軟質スラブフオームあるいはポリビ
フェニルなどのプラスチックフィルムを熱溶着によって
積層する。スラブフオーム，プラスチックフィルムは発
泡剤が表皮２外へ洩出するのを防止する表皮カバー３
（第１図参照）となるものである。次に、この表皮を裁
断し、所望の袋形状に加工する。そして、袋状の表皮２
内にヘッドレストフレーム１０を挿入する。このフレー
ム１０の挿入は袋状の表皮にあらかじめ開口部を形成
し、この開口部から差し入れることによって行われ、差
し入れ後の開口部は封鎖しても良く、そのままでもよ
い。次いで、ヘッドレストフレーム１０挿入状態の表皮
を成形型にセットし、注入口５から発泡剤を注下する。
注下された発泡剤はヘッドレストフレーム１０の吹当て
部１４に吹き当たって周囲に均一に分散すると共に、そ
の一部はガイド１５に沿って表皮２中央部分に達する。
このような発泡剤の分散と同時に発泡が行われ、ヘッド
レストフレーム１０が埋設され外側に表皮２を有するヘ
ッドレスト１（第２図）が成形される。
これら布体の片面に軟質スラブフオームあるいはポリビ
フェニルなどのプラスチックフィルムを熱溶着によって
積層する。スラブフオーム，プラスチックフィルムは発
泡剤が表皮２外へ洩出するのを防止する表皮カバー３
（第１図参照）となるものである。次に、この表皮を裁
断し、所望の袋形状に加工する。そして、袋状の表皮２
内にヘッドレストフレーム１０を挿入する。このフレー
ム１０の挿入は袋状の表皮にあらかじめ開口部を形成
し、この開口部から差し入れることによって行われ、差
し入れ後の開口部は封鎖しても良く、そのままでもよ
い。次いで、ヘッドレストフレーム１０挿入状態の表皮
を成形型にセットし、注入口５から発泡剤を注下する。
注下された発泡剤はヘッドレストフレーム１０の吹当て
部１４に吹き当たって周囲に均一に分散すると共に、そ
の一部はガイド１５に沿って表皮２中央部分に達する。
このような発泡剤の分散と同時に発泡が行われ、ヘッド
レストフレーム１０が埋設され外側に表皮２を有するヘ
ッドレスト１（第２図）が成形される。
このようなヘッドレストは発泡剤がヘッドレストフレー
ムの吹当て部分で分散し、さらにガイドによって表皮の
中央部分にまで達するため、発泡剤が表皮内の全体に行
き渡って発泡する。このため、均一な密度となると共
に、一部が欠けたり、変形することがなく、不良品発生
がなくなる。
ムの吹当て部分で分散し、さらにガイドによって表皮の
中央部分にまで達するため、発泡剤が表皮内の全体に行
き渡って発泡する。このため、均一な密度となると共
に、一部が欠けたり、変形することがなく、不良品発生
がなくなる。
なお、上記実施例はヘッドレストに適用した例を示した
が、シーットクッション，シートバックあるいは、その
他の発泡成形体に同様に適用することができる。
が、シーットクッション，シートバックあるいは、その
他の発泡成形体に同様に適用することができる。
［考案の効果］ 以上説明したように本考案は、表皮に挿入される芯体を
発泡剤の分散を行う形状に成形すると共に、発泡剤を表
皮の中央部分に導くガイドを形成したため、発泡剤が表
皮内全体に均一に行き渡って発泡する。このため、部分
欠損，変形がなく、しかも均一な密度の成形体とするこ
とができる。
発泡剤の分散を行う形状に成形すると共に、発泡剤を表
皮の中央部分に導くガイドを形成したため、発泡剤が表
皮内全体に均一に行き渡って発泡する。このため、部分
欠損，変形がなく、しかも均一な密度の成形体とするこ
とができる。
図面は本考案をシートのヘッドレストに適用した実施例
を示し、第１図はヘッドレストフレームの斜視図、第２
図はヘッドレスト全体の斜視図、第３図はその底面図で
ある。 １……ヘッドレスト（発泡成形体）、 ２……表皮、３……表皮カバー、５……注入口、 １０……ヘッドレストフレーム（芯体）、 １４……吹当て部、１５……ガイド。
を示し、第１図はヘッドレストフレームの斜視図、第２
図はヘッドレスト全体の斜視図、第３図はその底面図で
ある。 １……ヘッドレスト（発泡成形体）、 ２……表皮、３……表皮カバー、５……注入口、 １０……ヘッドレストフレーム（芯体）、 １４……吹当て部、１５……ガイド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｋ 105:04 Ｂ２９Ｌ 31:58 4Ｆ
Claims (1)
- 【請求項１】芯体が挿入された表皮内に発泡剤を注入し
て芯体および表皮と共に一体発泡成形される発泡成形体
において、 前記発泡剤の表皮内への注入口に臨む芯体部分を発泡剤
が吹き当たる形状に成形すると共に、この吹き当たった
発泡剤を表皮の中央部分に導くガイドを前記芯体に形成
したことを特徴とする発泡成形体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5058889U JPH0614983Y2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 発泡成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5058889U JPH0614983Y2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 発泡成形体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02142005U JPH02142005U (ja) | 1990-11-30 |
| JPH0614983Y2 true JPH0614983Y2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=31569262
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5058889U Expired - Lifetime JPH0614983Y2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 発泡成形体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0614983Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-28 JP JP5058889U patent/JPH0614983Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02142005U (ja) | 1990-11-30 |
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