JPH02147310A - 網状織布を張設した合成樹脂成型品の製造方法 - Google Patents
網状織布を張設した合成樹脂成型品の製造方法Info
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- JPH02147310A JPH02147310A JP30351688A JP30351688A JPH02147310A JP H02147310 A JPH02147310 A JP H02147310A JP 30351688 A JP30351688 A JP 30351688A JP 30351688 A JP30351688 A JP 30351688A JP H02147310 A JPH02147310 A JP H02147310A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野〉
この発明は網状織布を張設した合成樹脂成型品及びその
製造方法に係り、詳しくはき成樹脂製枠体の内側に網状
織布の外周部を一体に溶着してなる合成樹脂成型品及び
その製造方法に関する。
製造方法に係り、詳しくはき成樹脂製枠体の内側に網状
織布の外周部を一体に溶着してなる合成樹脂成型品及び
その製造方法に関する。
(従来の技術)
電気掃除機、空調機等の外気取入口に使用されるフィル
ターや、カゴは所定形状に形成した合成樹脂製網、織布
、金網等の炉材を金型内にセットして置き、合成樹脂製
枠体の射出成形と同時に、前記炉材にこれらを溶着した
ものである。
ターや、カゴは所定形状に形成した合成樹脂製網、織布
、金網等の炉材を金型内にセットして置き、合成樹脂製
枠体の射出成形と同時に、前記炉材にこれらを溶着した
ものである。
そして、前記成型品はいずれも枠体の形状は水平体であ
って三次元曲面を有するものではなかった。
って三次元曲面を有するものではなかった。
第6図はき成樹脂製枠体1に網体2をインサート成型し
てなり、裏面に折り畳み自在な脚部を取り付けてなる幼
児用椅子を示す。
てなり、裏面に折り畳み自在な脚部を取り付けてなる幼
児用椅子を示す。
このような網体または網状織布を張設してなる成型品の
場合には枠体1の内周縁近辺の網目に溶融樹脂が流出し
、網目を埋めてしまう。
場合には枠体1の内周縁近辺の網目に溶融樹脂が流出し
、網目を埋めてしまう。
即ち、第7図に示すように、枠体1の内周縁に隣接する
網目2a、2bの部分は上金型と下金型とに網体を挾持
させたとき金型間に間隙が生じ、枠体1を成型するキャ
ビティと連通するために、溶融樹脂が流出して網目を埋
めてしまうのである。また、キャビティと連通ずる可撓
性部材の間隙から溶融樹脂が流出し、その流出部分が製
品の美感を損ねなり、思わぬケガの原因となっていた。
網目2a、2bの部分は上金型と下金型とに網体を挾持
させたとき金型間に間隙が生じ、枠体1を成型するキャ
ビティと連通するために、溶融樹脂が流出して網目を埋
めてしまうのである。また、キャビティと連通ずる可撓
性部材の間隙から溶融樹脂が流出し、その流出部分が製
品の美感を損ねなり、思わぬケガの原因となっていた。
従来、金網や炉材をインサート成型してなる際に生じる
目詰まりを防止する方法として、例えば、特公昭53−
8573号公報、あるいは、特公昭58−22345号
公報記載の方法がある。前者は金網の非インサート部分
の表裏を弾性を有する押圧材で挾持して金型とともに加
圧し、キャビティ内に溶融樹脂を充填することによって
目詰まりを防止する方法であり、一方後者は補強リブを
形成するためのキャビティに対向する面上に非接着部分
を形成するための薄板を載置し、型締めして溶融樹脂を
充填した後に前記薄板を除去することによって目詰まり
を防止する方法である。
目詰まりを防止する方法として、例えば、特公昭53−
8573号公報、あるいは、特公昭58−22345号
公報記載の方法がある。前者は金網の非インサート部分
の表裏を弾性を有する押圧材で挾持して金型とともに加
圧し、キャビティ内に溶融樹脂を充填することによって
目詰まりを防止する方法であり、一方後者は補強リブを
形成するためのキャビティに対向する面上に非接着部分
を形成するための薄板を載置し、型締めして溶融樹脂を
充填した後に前記薄板を除去することによって目詰まり
を防止する方法である。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、従来の製造方法には次のような問題があ
った。
った。
即ち、特公昭53−8573号公報記載の製造方法は非
インサート部分を押圧材て挾持するため、押圧材は必ず
表裏両面に配設しなければならず、また、枠体内周を網
体をインサートするための突出部を設けなければならず
、枠体に直接インサート成型することはできない。
インサート部分を押圧材て挾持するため、押圧材は必ず
表裏両面に配設しなければならず、また、枠体内周を網
体をインサートするための突出部を設けなければならず
、枠体に直接インサート成型することはできない。
特公昭58−22345号公報記載の製造方法の場合に
は補強リブの部分の目詰まりは防止できるものの、綱体
をインサートする枠体の内周面における目詰まりは防止
できない。また、枠体が平面体である成型品には上記方
法を利用することができるが、例えば、第6図に示すよ
うな三次元形状の成型品には押圧材及び薄板の形状が複
雑になり、利用することができない。
は補強リブの部分の目詰まりは防止できるものの、綱体
をインサートする枠体の内周面における目詰まりは防止
できない。また、枠体が平面体である成型品には上記方
法を利用することができるが、例えば、第6図に示すよ
うな三次元形状の成型品には押圧材及び薄板の形状が複
雑になり、利用することができない。
さらに、上記公知の製造方法はいずれも金型内l\の網
体の取り付は方法については記載されていない。
体の取り付は方法については記載されていない。
この発明はかかる現況に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、枠体内周縁近辺の網目の目詰まり防
止し、網状織布を強固に張設した合成樹脂成型品と、網
状織布を容易に金型内にセットでき、複雑な形状でも簡
単に成型できる網状織布を張設した合成樹脂成型品の製
造方法を提供しようとするものである。
的とするところは、枠体内周縁近辺の網目の目詰まり防
止し、網状織布を強固に張設した合成樹脂成型品と、網
状織布を容易に金型内にセットでき、複雑な形状でも簡
単に成型できる網状織布を張設した合成樹脂成型品の製
造方法を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段)
そこで、この発明は上記目的を達成するため次のような
構成とした。
構成とした。
即ち、網状織布とこの網状織布の外周部を一体に張設し
てなる枠体とを備え、前記網状織布の外周部の少なくと
もいずれか一方面部に、枠木の内周縁から突出するよう
に押圧材を介在せしめ、枠体の両面のうちいずれか一方
に前記網状織布及び押圧材を貫通するピン穴を設けた合
成樹脂成型品としたものである。
てなる枠体とを備え、前記網状織布の外周部の少なくと
もいずれか一方面部に、枠木の内周縁から突出するよう
に押圧材を介在せしめ、枠体の両面のうちいずれか一方
に前記網状織布及び押圧材を貫通するピン穴を設けた合
成樹脂成型品としたものである。
上記合成樹脂成型品は幼児用椅子とすることができる
そして、枠体に網状織布を張設する製造方法としては、
キャビティを形成する下金型及び上金型の凹所のいずれ
か一方に立設した掛止用ピンに押圧材とともに網状織布
の外周部を掛止させ、押圧材の内周縁をキャビティの境
界面より突出させて金型内にセットした後型締めを行い
、次いで、キャビティ内に溶融樹脂を充填し、前記織布
及び押圧材を枠体の成型と同時に一体に溶着するもので
ある。
キャビティを形成する下金型及び上金型の凹所のいずれ
か一方に立設した掛止用ピンに押圧材とともに網状織布
の外周部を掛止させ、押圧材の内周縁をキャビティの境
界面より突出させて金型内にセットした後型締めを行い
、次いで、キャビティ内に溶融樹脂を充填し、前記織布
及び押圧材を枠体の成型と同時に一体に溶着するもので
ある。
(作 用)
押圧材はキャビティと連通ずる網目の間隙を埋めて溶融
樹脂の流出を防止し、また、網状織布を係止用ピンに係
止する際の補強材としても機能する。
樹脂の流出を防止し、また、網状織布を係止用ピンに係
止する際の補強材としても機能する。
さらに、係止用ピンは網状織布のように自己保形性を有
しない部材であっても簡単に、しがも確実に金型内に保
持し、射出圧による抜けを防止し、枠体の所定位置に確
実に溶着するように働く。
しない部材であっても簡単に、しがも確実に金型内に保
持し、射出圧による抜けを防止し、枠体の所定位置に確
実に溶着するように働く。
(実施例)
以下に、この発明を実施例に基づき詳細に説明する。
第1図は織布を張設した合成樹脂成形品の一部断面図で
あり、第2図は前記成型品の製造方法を示す金型の説明
用要部断面図である。
あり、第2図は前記成型品の製造方法を示す金型の説明
用要部断面図である。
図中、10は合成樹脂製枠体、11は網状織布、12は
ピン穴、13は押圧材、14は網状織布11の外周イン
サート部、10aは枠体lOの内周部である。
ピン穴、13は押圧材、14は網状織布11の外周イン
サート部、10aは枠体lOの内周部である。
この実施例では網状織布11の外周インサート部14の
下面に押圧材13を介在せしめて合成樹脂製枠体10の
内周部10aの肉厚のほぼ中間位置にインサート成型さ
れている。ピン穴12は張設する網状織布11の外周部
14と押圧材13の適所を掛止するために立設したピン
によって形成されたもので、実施例では合成樹脂製枠体
10め裏面に網状織布11を貫通して設けられている。
下面に押圧材13を介在せしめて合成樹脂製枠体10の
内周部10aの肉厚のほぼ中間位置にインサート成型さ
れている。ピン穴12は張設する網状織布11の外周部
14と押圧材13の適所を掛止するために立設したピン
によって形成されたもので、実施例では合成樹脂製枠体
10め裏面に網状織布11を貫通して設けられている。
前記網状織布11には通常の布製ネット、合成樹脂製ネ
ットの他、射出成型時の樹脂圧によって溶融樹脂と溶着
できる織布の全てを含み、編み目の大きさは特に限定さ
れない。
ットの他、射出成型時の樹脂圧によって溶融樹脂と溶着
できる織布の全てを含み、編み目の大きさは特に限定さ
れない。
押圧材13は合成樹脂製枠体10と溶着可能な材質であ
ればよく、例えば、PVCシート、塩ビシート、低発泡
ポリエチレンシート等を用いることができる。低発泡ポ
リエチレンシートは網目の大きなネットの目詰まり防止
の押圧材として有効である。
ればよく、例えば、PVCシート、塩ビシート、低発泡
ポリエチレンシート等を用いることができる。低発泡ポ
リエチレンシートは網目の大きなネットの目詰まり防止
の押圧材として有効である。
また、前記実施例では押圧材13を網状織布11の下面
にのみ介在せしめたが、同時に上面に介在させてもよい
。
にのみ介在せしめたが、同時に上面に介在させてもよい
。
次に、第2図に基づき前記網状織布を張設した合成1旬
脂成形品の製造方法について説明する。
脂成形品の製造方法について説明する。
まず、この製造方法に用いられる金型は下金型15の凹
所15aと上金型16の凹所16aによってキャビティ
17を形成し、下金型15の凹所15aには網状織布1
1及び押圧材12の掛止用ピン18が立設されている。
所15aと上金型16の凹所16aによってキャビティ
17を形成し、下金型15の凹所15aには網状織布1
1及び押圧材12の掛止用ピン18が立設されている。
掛止用ピン18は、第3図に示すように、上端部に網状
織布11及び押圧材13を嵌合係止する溝18aが形成
されている。溝18aは小さすぎると網状織布11及び
押圧材13を確実に掛止させることができず、逆に大き
すぎると溶融樹脂が入り込み金型の抜きが悪くなる。従
って、講18aの幅及び深さは織布及び押圧材の厚さ、
あるいは布先の太さ等により適宜決定すればよい。
織布11及び押圧材13を嵌合係止する溝18aが形成
されている。溝18aは小さすぎると網状織布11及び
押圧材13を確実に掛止させることができず、逆に大き
すぎると溶融樹脂が入り込み金型の抜きが悪くなる。従
って、講18aの幅及び深さは織布及び押圧材の厚さ、
あるいは布先の太さ等により適宜決定すればよい。
前記溝18aは軸に対してほぼ水平に形成されているが
、第3図(ロ)に示す溝18bは軸に対して傾斜して形
成されている。このように清181】を傾斜させたピン
18は三次元的曲面部のキャビティ17内に立設した場
合には、網状織布等を曲面に沿って確実にセットするこ
とができる。
、第3図(ロ)に示す溝18bは軸に対して傾斜して形
成されている。このように清181】を傾斜させたピン
18は三次元的曲面部のキャビティ17内に立設した場
合には、網状織布等を曲面に沿って確実にセットするこ
とができる。
尚、前記実施例では網状織布11及び押圧材13の掛止
を容易にするために段部19及び面取20を設けたが、
これらの双方またはいずれか一方を省略してもよい。
を容易にするために段部19及び面取20を設けたが、
これらの双方またはいずれか一方を省略してもよい。
成型時の方法について説明すると、ピン18に網状織布
11の外周部13及び押圧材13を差し込んで涌18a
、あるいは18bに掛止させ、次いで、型締めを行う。
11の外周部13及び押圧材13を差し込んで涌18a
、あるいは18bに掛止させ、次いで、型締めを行う。
型締めによって網状織布11と押圧材13を加圧すると
、押圧材13が網目に入り込んで間隙を埋めることにな
る。型締め後、溶融樹脂をキャビティ17内に充填して
枠体10の成型と同時に織布11及び押圧材13を溶着
させればよい。枠体10の内周縁に隣接する網目は押圧
材13によって間隙が埋められているから、溶融樹脂の
流出は完全に防止される。
、押圧材13が網目に入り込んで間隙を埋めることにな
る。型締め後、溶融樹脂をキャビティ17内に充填して
枠体10の成型と同時に織布11及び押圧材13を溶着
させればよい。枠体10の内周縁に隣接する網目は押圧
材13によって間隙が埋められているから、溶融樹脂の
流出は完全に防止される。
その後、適宜時間冷却後、金型を開いて製品を取り出せ
ば、網状織布11の外周部14が合成樹脂製枠体10の
内周部10aに確実にインサート成型した合成樹脂成型
品を得ることができる。
ば、網状織布11の外周部14が合成樹脂製枠体10の
内周部10aに確実にインサート成型した合成樹脂成型
品を得ることができる。
第4図及び第5図は他の実施例を示し、網状織布22の
外周溶着部23は合成樹脂製枠体24の内周部25の下
面に溶着されており、目詰まり防止用押圧材26は露出
している。ピン穴27は張設する網状織布22の外周溶
着部23と押圧材26の適所を掛止するために立設した
ピンによって形成されたもので、前記網状織布22及び
押圧材26を貫通して設けられている。
外周溶着部23は合成樹脂製枠体24の内周部25の下
面に溶着されており、目詰まり防止用押圧材26は露出
している。ピン穴27は張設する網状織布22の外周溶
着部23と押圧材26の適所を掛止するために立設した
ピンによって形成されたもので、前記網状織布22及び
押圧材26を貫通して設けられている。
このような構成は合成樹脂製枠体24の肉厚が薄く織布
22の外周溶着部23をインサート成型するのが困難な
場合や、枠体表面に押圧材が露出しても美観上問題にな
らない成形品に有効である。
22の外周溶着部23をインサート成型するのが困難な
場合や、枠体表面に押圧材が露出しても美観上問題にな
らない成形品に有効である。
第5図は第4図に示す成型品の製造方法を示し、下金型
30の凹所30aと上金型31の凹所31aによって枠
体24を成型するキャビティ32が形成されており、下
金型30の凹所30aには掛止用ピン33が適宜の間隔
で立設されている。
30の凹所30aと上金型31の凹所31aによって枠
体24を成型するキャビティ32が形成されており、下
金型30の凹所30aには掛止用ピン33が適宜の間隔
で立設されている。
掛止用ピン33は、第3図に示すように、嵌合用溝を有
するものであってもよいが、溝を省略した単なる棒状ピ
ンであってもよい。
するものであってもよいが、溝を省略した単なる棒状ピ
ンであってもよい。
このような金型により成型するには、織布22の外周溶
着部23及び押圧材26をピン33の付は根まで差し込
んで掛止させ、次いで、型締めを行う。型締めによって
網状織布11と押圧材13を加圧すると、押圧材13が
網目に入り込んで間隙を埋めることになる。型締め後、
溶融樹脂をキャビティ32内に充填して枠体24と網状
織布22及び押圧材26を一体に溶着させればよい。
着部23及び押圧材26をピン33の付は根まで差し込
んで掛止させ、次いで、型締めを行う。型締めによって
網状織布11と押圧材13を加圧すると、押圧材13が
網目に入り込んで間隙を埋めることになる。型締め後、
溶融樹脂をキャビティ32内に充填して枠体24と網状
織布22及び押圧材26を一体に溶着させればよい。
その後、枠体24が冷却固化した後、金型を開いて製品
を取り出せば、目詰まりを防止し、網状織布22の外周
溶着部23及び押圧材26が合成樹脂製枠体24の内周
部25の下面に一体に溶着した合成樹脂成型品を得るこ
とができる。
を取り出せば、目詰まりを防止し、網状織布22の外周
溶着部23及び押圧材26が合成樹脂製枠体24の内周
部25の下面に一体に溶着した合成樹脂成型品を得るこ
とができる。
この実施例は網状織布22及び押圧材26をピン33の
付は根まで差し込んで掛止させるものであるから、ピン
33の高さを低くすることができ、枠体24の肉厚が薄
い成型品の製造方法として有効である。この実施例にお
ける押圧材としては発泡体のような弾性体が好ましく、
強固に溶着させるために網状織布の外側に設けるのが望
ましい。
付は根まで差し込んで掛止させるものであるから、ピン
33の高さを低くすることができ、枠体24の肉厚が薄
い成型品の製造方法として有効である。この実施例にお
ける押圧材としては発泡体のような弾性体が好ましく、
強固に溶着させるために網状織布の外側に設けるのが望
ましい。
尚、前記実施例ではいずれもピン18.33を下金型の
凹所15a、30aに立設したが、上金型の凹所16a
、31aに立設してもよい。
凹所15a、30aに立設したが、上金型の凹所16a
、31aに立設してもよい。
この発明にかかる製造方法は織布を溶着した合成樹脂成
型品であればその形状に限定されず、特に従来一体成型
が不可能とされていた幼児用椅子、乳母車、ベビーバス
、洗濯用バスケット、買い物カゴ、レジャーバスケット
等の製造に、有効である。
型品であればその形状に限定されず、特に従来一体成型
が不可能とされていた幼児用椅子、乳母車、ベビーバス
、洗濯用バスケット、買い物カゴ、レジャーバスケット
等の製造に、有効である。
(発明の効果)
この発明は上述の通り構成されているので、合成樹脂製
枠体に網状織布を張設した堅牢な合成樹脂成型品が得ら
れる。
枠体に網状織布を張設した堅牢な合成樹脂成型品が得ら
れる。
押圧材を介在させたので目詰まりが防止されるとともに
、網状織布を金型内に掛止させるときの保持材として確
実にセットすることができる。
、網状織布を金型内に掛止させるときの保持材として確
実にセットすることができる。
また、網状織布を張設した合成樹脂成形品の製造方法と
して、前記製造方法を採用することによって、織布の金
型内I\のセットを簡単、確実に行うことができるとと
もに、溶融樹脂の射出圧によって織布がずれたり変形す
ることがないから、三次元的曲面を有する成型品であっ
ても容易に製造することができる。
して、前記製造方法を採用することによって、織布の金
型内I\のセットを簡単、確実に行うことができるとと
もに、溶融樹脂の射出圧によって織布がずれたり変形す
ることがないから、三次元的曲面を有する成型品であっ
ても容易に製造することができる。
その上、自戒樹脂性枠体の外部に溶融樹脂が流出しない
ので、製品の美感が損なわれることがなく思わぬゲガの
発生を防止することができる。
ので、製品の美感が損なわれることがなく思わぬゲガの
発生を防止することができる。
第1図は網状織布を張設した合成樹脂成形品の一部断面
図であり、第2図は前記成型品の製造方法を示す金型の
説明用要部断面図、第3図は掛止用ピンの説明用要部斜
視図、第4図及び第5図は他の実施例を示し、第4図は
網状織布及び押圧材を枠体の下面に溶着してなる合成樹
脂成形品の一部断面図、第5図は第4図に示す成形品の
製造方法を示す金型の説明用要部断面図、第6図は成型
品の一例の乳児用イスを示し、右半分を仮想線で示す断
面斜視図、第7図は第6図に示す成型品の一部を拡大し
た説明用平面図である。 10は合成樹脂製枠体、11は綱状織布、12はピン穴
、13は押圧材、15は下金型、15aは下金型の凹所
、16は上金型、16aは上金型の凹所、17はキャビ
ティ、 18はピン、 18a、18bは溝、22は網
状織布、24は合成樹脂製枠体、26は押圧材、27ピ
ン穴、30は下金型、30aは下金型の凹所、31は上
金型、 31aは上金型の凹所、32はキャビティ、3
3はピン
図であり、第2図は前記成型品の製造方法を示す金型の
説明用要部断面図、第3図は掛止用ピンの説明用要部斜
視図、第4図及び第5図は他の実施例を示し、第4図は
網状織布及び押圧材を枠体の下面に溶着してなる合成樹
脂成形品の一部断面図、第5図は第4図に示す成形品の
製造方法を示す金型の説明用要部断面図、第6図は成型
品の一例の乳児用イスを示し、右半分を仮想線で示す断
面斜視図、第7図は第6図に示す成型品の一部を拡大し
た説明用平面図である。 10は合成樹脂製枠体、11は綱状織布、12はピン穴
、13は押圧材、15は下金型、15aは下金型の凹所
、16は上金型、16aは上金型の凹所、17はキャビ
ティ、 18はピン、 18a、18bは溝、22は網
状織布、24は合成樹脂製枠体、26は押圧材、27ピ
ン穴、30は下金型、30aは下金型の凹所、31は上
金型、 31aは上金型の凹所、32はキャビティ、3
3はピン
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、網状織布とこの網状織布の外周部を一体に張設して
なる枠体とを備え、前記網状織布の外周部の少なくとも
いずれか一方面部に、枠体の内周縁から突出するように
押圧材を介在せしめ、枠体の両面のうちいずれか一方に
前記網状織布及び押圧材を貫通するピン穴を設けてなる
ことを特徴とする網状織布を張設した合成樹脂成型品。 2、合成樹脂成型品が幼児用椅子である請求項1記載の
網状織布を張設した合成樹脂成型品。 3、キャビティを形成する下金型及び上金型の凹所のい
ずれか一方に立設した掛止用ピンに押圧材とともに織布
の外周部を掛止させ、押圧材の内周縁をキャビティの境
界面より突出させて金型内にセットした後型締めを行い
、次いで、キャビティ内に溶融樹脂を充填し、前記織布
及び押圧材を枠体の成型と同時に一体に溶着することを
特徴とする織布を張設した合成樹脂成型品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30351688A JPH02147310A (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | 網状織布を張設した合成樹脂成型品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30351688A JPH02147310A (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | 網状織布を張設した合成樹脂成型品の製造方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10002193A Division JPH08416B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 網状織布を張設した合成樹脂成型品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02147310A true JPH02147310A (ja) | 1990-06-06 |
JPH0560772B2 JPH0560772B2 (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=17921923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30351688A Granted JPH02147310A (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | 網状織布を張設した合成樹脂成型品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02147310A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04182108A (ja) * | 1990-11-16 | 1992-06-29 | Japan Steel Works Ltd:The | 貼合成形方法および装置 |
EP0683366A1 (en) * | 1994-05-10 | 1995-11-22 | DONNELLY TECHNOLOGY, Inc. | Encapsulated shelf |
GB2443611A (en) * | 2006-11-10 | 2008-05-14 | Ever New Power Ltd | Embedding a sheet in a frame |
FR2947203A1 (fr) * | 2009-06-24 | 2010-12-31 | Eurostyle Systems | Moule pour surmoulage par injection |
JP2012131096A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Toyota Boshoku Corp | 樹脂成形品の製造方法及び樹脂成形品 |
JP2016199035A (ja) * | 2015-04-14 | 2016-12-01 | 株式会社 セントラルファインツール | 樹脂成形品、その製造装置およびその製造方法 |
CN107322882A (zh) * | 2017-07-21 | 2017-11-07 | 宇科塑料(厦门)有限公司 | 网布压紧和拉伸的二次注塑成型模具 |
-
1988
- 1988-11-30 JP JP30351688A patent/JPH02147310A/ja active Granted
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04182108A (ja) * | 1990-11-16 | 1992-06-29 | Japan Steel Works Ltd:The | 貼合成形方法および装置 |
US5564809A (en) * | 1991-03-07 | 1996-10-15 | Donnelly Technology, Inc. | Encapsulated shelf for refrigerated compartments |
US5705113A (en) * | 1991-03-07 | 1998-01-06 | Donnelly Technology, Inc. | Method for making encapsulated shelf |
US5738880A (en) * | 1991-03-07 | 1998-04-14 | Donnelly Technology, Inc. | Apparatus for making encapsulated shelf |
EP0683366A1 (en) * | 1994-05-10 | 1995-11-22 | DONNELLY TECHNOLOGY, Inc. | Encapsulated shelf |
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FR2947203A1 (fr) * | 2009-06-24 | 2010-12-31 | Eurostyle Systems | Moule pour surmoulage par injection |
JP2012131096A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Toyota Boshoku Corp | 樹脂成形品の製造方法及び樹脂成形品 |
JP2016199035A (ja) * | 2015-04-14 | 2016-12-01 | 株式会社 セントラルファインツール | 樹脂成形品、その製造装置およびその製造方法 |
CN107322882A (zh) * | 2017-07-21 | 2017-11-07 | 宇科塑料(厦门)有限公司 | 网布压紧和拉伸的二次注塑成型模具 |
CN107322882B (zh) * | 2017-07-21 | 2023-06-06 | 宇科塑料(厦门)有限公司 | 网布压紧和拉伸的二次注塑成型模具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0560772B2 (ja) | 1993-09-03 |
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