JPH069808Y2 - 表皮一体発泡成形シート - Google Patents

表皮一体発泡成形シート

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JPH069808Y2
JPH069808Y2 JP11633988U JP11633988U JPH069808Y2 JP H069808 Y2 JPH069808 Y2 JP H069808Y2 JP 11633988 U JP11633988 U JP 11633988U JP 11633988 U JP11633988 U JP 11633988U JP H069808 Y2 JPH069808 Y2 JP H069808Y2
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JP
Japan
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foam
skin
molded sheet
polyurethane
impregnated
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JP11633988U
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JPH0236413U (ja
Inventor
敏逸 岩井
Original Assignee
高島屋日発工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用座席として用いられる外観が良好な表
皮一体発泡成形シートに関するものである。
(従来の技術) 表皮材とフォーム材の積層体からなるシートカバーの内
部でポリウレタン発泡原液を一体発泡させた表皮一体発
泡シートは、特公昭55−21590号公報に示される
ように従来から知られている。ところが従来はこのよう
なシートカバーの端末部はそのまま内側へ折り返されC
リング等によって固定されていたため、端末部の納まり
が悪く見栄えも悪い欠点があった。また端末部のフォー
ム材を剥離したうえ折り返してポリウレタン発泡体の底
面に接着し、見栄えの向上を図ったものもあるが、フォ
ーム材の剥離作業に煩雑な手数を要するという欠点があ
った。
(考案が解決しようとする課題) 本考案はこのような従来の欠点を解決した、端末部の納
まりおよび外観が良く、しかもその製造に手数を必要と
しない表皮一体発泡成形シートを目的として完成された
ものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、表皮材とフォーム材との積層体からなるシー
トカバーの内部でポリウレタン発泡原液を一体発泡さ
せ、フォーム材の内面にポリウレタン発泡原液の含浸に
より硬化した含浸硬化層を形成した表皮一体発泡成形シ
ートであって、前記含浸硬化層の下端部がシート底面の
外周縁に達しており、シートカバーの下端の前記含浸硬
化層のない端末部がポリウレタン発泡体の下面に形成さ
れた凹部に折り曲げられて固定されていることを特徴と
するものである。
(実施例) 次に本考案を図示の実施例によって更に詳細に説明す
る。
第1図及び第2図において、(1)はシートカバー、(2)は
袋状に縫製されたシートカバー(1)の内部でポリウレタ
ン発泡原液を一体発泡させたポリウレタン発泡体であ
る。シートカバー(1)はファブリックのような通気性の
ある表皮材(3)とフォーム材(4)との積層体からなるもの
で、このフォーム材(4)としては例えば厚さが10mm、密
度が0.025g/cm3のポリエステル、ポリエーテル等ポリウ
レタンフォームを用いることができる。(5)はこのフォ
ーム材(4)の内面にポリウレタン発泡原液が含浸するこ
とによって硬化形成された含浸硬化層である。第2図に
明示されているように、この含浸硬化層(5)の下端部は
シート底面の外周縁に達している。また(6)はシートカ
バー(1)の下端に形成された前記のような含浸硬化層の
ない端末部である。
このような表皮一体発泡成形シートを製造するには、第
3図のように表皮材(3)とフォーム材(4)との積層体から
なるシートカバー(1)を発泡下型(7)の内部にセットした
うえで発泡上型(8)を閉じ、その内部にポリウレタン発
泡原液を注入して一体発泡成形を行うのであるが、この
ときシートカバー(1)の下端の端末部(6)(第3図〜第5
図では上下が反転されている)は発泡上型(8)と発泡下
型(7)との傾斜部分に密着されているために端末部(6)に
はポリウレタン発泡原液の含浸による含浸硬化層は形成
されず、型の内面に露出しているフォーム材(4)の内表
面のみに端部までポリウレタン発泡原液の含浸により硬
化した含浸硬化層(5)が形成される。また、発泡上型(8)
の下面の突起(9)によってポリウレタン発泡体(2)の下面
(第3図〜第5図の成形状態においては上面)にほぼV
字状の凹部(10)が形成されている。そして第5図に示す
ようにこの含浸硬化層のない端末部(6)がこの凹部(10)
の内部に折り曲げられ固定される。この折り曲げの際
に、前記した含浸硬化層(5)の端部がポリウレタン発泡
体(2)の外周縁に達しているため、その硬いエッジ部分
を利用して端末部(6)を凹部(10)内にシャープに折り曲
げることができ、端末部(6)はホットメルト接着剤また
はCリング(11)等によってポリウレタン発泡体(2)に固
定される。
(考案の効果) 本考案は以上に説明したように、シートカバーとポリウ
レタン発泡体との境界面に形成されるポリウレタン発泡
原液の含浸により硬化した含浸硬化層の下端部をシート
底面の外周縁に達するようにするとともに、シートカバ
ーの下端の端末部には前記のような含浸硬化層が形成さ
れないようにし、この下端部を硬い含浸硬化層のエッジ
部分を利用してシャープに折り曲げてポリウレタン発泡
体の凹部に固定したものであるから、端末部の納まりが
良く、また外観、見栄えが極めて良好となる。しかも本
考案の表皮一体発泡成形シートは、従来のようにシート
カバーの端末部のフォーム材を剥離したりする工数を必
要とせず、安価に製造するとができる利点もある。
よって本考案は従来の問題点を一掃した表皮一体発泡成
形シートとして、実用的価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠斜視図、第2図
はその断面図、第3図、第4図、第5図はその製造工程
を示す断面図である。 (1):シートカバー、(2):ポリウレタン発泡体、 (3):表皮材、(4):フォーム材、 (5):ポリウレタン発泡原液の含浸により硬化した含浸
硬化層、 (6):端末部、(10):凹部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:20 B29L 31:58 4F

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表皮材(3)とフォーム材(4)との積層体から
    なるシートカバー(1)の内部でポリウレタン発泡原液を
    一体発泡させ、フォーム材(4)の内面にポリウレタン発
    泡原液の含浸により硬化した含浸硬化層(5)を形成した
    表皮一体発泡成形シートであって、前記含浸硬化層(5)
    の下端部がシート底面の外周縁に達しており、シートカ
    バー(1)の下端の前記含浸硬化層(5)のない端末部(6)が
    ポリウレタン発泡体(2)の下面に形成された凹部(10)に
    折り曲げられて固定されていることを特徴とする表皮一
    体発泡成形シート。
JP11633988U 1988-09-02 1988-09-02 表皮一体発泡成形シート Expired - Lifetime JPH069808Y2 (ja)

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JPH0236413U JPH0236413U (ja) 1990-03-09
JPH069808Y2 true JPH069808Y2 (ja) 1994-03-16

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