JPH0614611Y2 - シートバック - Google Patents

シートバック

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JPH0614611Y2
JPH0614611Y2 JP1989010281U JP1028189U JPH0614611Y2 JP H0614611 Y2 JPH0614611 Y2 JP H0614611Y2 JP 1989010281 U JP1989010281 U JP 1989010281U JP 1028189 U JP1028189 U JP 1028189U JP H0614611 Y2 JPH0614611 Y2 JP H0614611Y2
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JP
Japan
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cushion body
reinforcing material
block body
hole
back surface
Prior art date
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JP1989010281U
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JPH02100556U (ja
Inventor
洋之 佐伯
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Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Publication date
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車シートのシートバック、詳しくは、発泡
体製クッション体と、この発泡体製クッション体の腰椎
部裏面のブロック体と、前記発泡体製クッション体を被
覆する表皮の端末を結着する穴を形成し、且つ前記発泡
体製クッション体とブロック体の裏面に設けた補強材と
を一体発泡したシートバックに関するものである。
(従来の技術) この種シートバックは、第4、5図に示す様に、発泡体
製クッション体(1)(ウレタンフォームなど)と、こ
の発泡体製クッション体(1)の腰椎部裏面のブロック
体たるスラブ材(2)と、これらの裏面の補強材たる粗
毛布(3)とが一体発泡して形成されている。
スラブ材(2)は発泡体製クッション体(1)の腰椎部
の硬度を高めるために、発泡体製クッション体(1)の
腰椎部裏面に使用している。
また、この粗毛布(3)には、第4図に示す様に、左右
の上下方向に一対ずつの穴(3a)、(3a)・・・が
複数形成されている。
この粗毛布(3)の穴(3a)は、発泡体製クッション
体(1)を被覆する表皮(4)の端末(4a)をホッグ
リング(5)で結着して発泡体製クッション体(1)に
固定するためのものである。
(考案が解決しようとする課題) 従来のシートバックは、シートバック腰椎部の硬度を高
めるため、発泡体製クッション体(1)の腰椎部にスラ
ブ材(2)を使用していた。
その為、発泡体製クッション体(1)とスラブ材(2)
と粗毛布(3)の三層となる箇所において、スラブ材
(2)の裏面の粗毛布(3)には、これら発泡体製クッ
ション体(1)等を一体発泡する際、発泡体製クッショ
ン体(1)の裏面側に位置する粗毛布(3)の如く、ク
ッション体成形用の発泡液が含浸した含浸層(6)が形
成されなかった。
含浸層が形成されないのは、粗毛布(3)と発泡体製ク
ッション体(1)との間に、スラブ材(2)を使用して
いるので、スラブ材(2)から粗毛布(3)まで発泡液
が含浸しないからである。
従って、表皮端末(4a)を粗毛布(3)の穴(3a)
に、ホッグリング(5)によって結着する際、スラブ材
(2)の裏面の粗毛布(3)に含浸層が形成されていな
いため、粗毛布(3)に遊びが生じ、表皮端末(4a)
を結着し難く、又、表皮端末を結着してもスラブ材
(2)の裏面の粗毛布(3)は脆く、この粗毛布(3)
が破れてしまう虞れがあった。
本考案は上記点に鑑みてなされたものであり、ブロック
体の裏面の補強材に含浸層が形成され、この補強材に表
皮端末を結着し易く、しかも補強材が破損することなく
確実に表皮端末を結着し得るシートバックを提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段及び作用) 以上の目的を達成するための本考案の係るシートバック
は、発泡体製クッション体と、この発泡体製クッション
体の腰椎部裏面のブロック体と、前記クッション体を被
覆する表皮の端末を結着する穴を有すると共に前記クッ
ション体とブロック体の裏面に設ける補強材とを一体発
泡したシートバックにおいて、前記ブロック体には前記
クッション体から前記補強材に渉って開孔した通孔を設
け、前記補強材には前記ブロック体の通孔よりクッショ
ン体成形用の発泡液が浸透して形成した含浸層を設け、
この補強材はブロック体の通孔内に浸透したクッション
体成形用の発泡液で一体に固定し、前記ブロック体の対
応する補強材に、前記表皮の端末を一体に結着してなる
ものである。
従って、ブロック体の裏側に位置する補強材は、ブロッ
ク体の通孔より浸透したクッション体成形用の発泡液に
よって、ブロック体クッション体に一体に固定され、ま
た、発泡液の含浸により形成された含浸層によって補強
される。そのため、このブロック体の裏側に位置する補
強材に、表皮の端末を結着した際、補強材が表皮の張力
などで浮き上がることなく、表皮を均等に結着すること
ができる。
(実施例) 本考案に係る一実施例を第1図乃至第3図に基づいて説
明する。
(1)は発泡体製クッション体(ウレタンフォームな
ど)で、この発泡体製クッション体(1)はシートバッ
クのパッドを構成する。
(2)はブロック体たるスラブ材(2)で、このスラブ
材(2)は発泡体製クッション体(1)の腰椎部裏面に
使用される。
このスラブ材(2)は、直方形からなり第2図に示す様
に、発泡体製クッション体(1)の腰椎部裏面に形成し
た凹部(1a)に配設される。
そして、スラブ材(2)には発泡体製クッション体
(1)から補強材たる粗毛布(3)に渉って開孔した通
孔(2a)が形成される。
この通孔(2a)、(2a)、(2a)、(2a)は、
スラブ材(2)の上下左右にそれぞれ形成される。
(3)は補強材たる粗毛布で、この粗毛布(3)は発泡
体製クッション体(1)とスラブ材(2)の裏面に設け
られる。
粗毛布(3)は左右にそれぞれ一対の穴(3a)、(3
a)が形成され、この穴(3a)は上下方向に沿って複
数設けられる。
この粗毛布(3)の穴(3a)は、発泡体製クッション
体(1)を表皮(4)で被覆する際、表皮端末(4a)
をホッグリング(5)で結着するためのものである。
上記構成に係るシートバックは、スラブ材(2)に通孔
(2a)を形成し、発泡体製クッション体(1)と前記
スラブ材(2)と粗毛布(3)とを一体発泡すると、発
泡体製クッション体(1)の裏面の粗毛布(3)にはク
ッション体(1)の発泡液が含浸して含浸層(6)が形
成される。
更に、スラブ材(2)の裏面の粗毛布(3)には、スラ
ブ材(2)の通孔(2a)からクッション体(1)成形
用の発泡液が浸透して含浸層(7)が形成されると同時
に、スラブ材(2)における通孔(2a)の補強材
(3)側の周囲にも発泡液が含浸してスラブ材(2)と
補強材(3)とを一体に固着し、更に、スラブ材(2)
の通孔(2a)内にも発泡液が浸透して発泡されるた
め、クッション体(1)と補強材(3)とが一体に固定
される。
従って、スラブ材(2)の裏面の粗毛布(3)には含浸
層(7)が形成されるため、従来の粗毛布(3)よりも
補強されるので、この粗毛布(3)の穴(3a)に表皮
の端末(4a)をホッグリング(5)により結着して
も、粗毛布(3)は損傷することがない。
また、表皮の端末(4a)を結着する際、粗毛布(3)
には含浸層(7)が形成されているため、粗毛布(3)
の穴(3a)への結着作業が容易化する。
更に、スラブ材(2)の通孔(2a)からスラブ材
(2)へ含浸し、通孔(2a)にも含浸層(8)が形成
されるため、従来のスラブ材(2)に比し、硬度が高く
なるので、シートバックの腰椎部の硬度を一段と高める
ことができる。
なお、上記実施例では、ブロック材としてスラブ材を用
いたが、発泡体クッション体のチップであってもよい。
また、補強材として粗毛布に限るものではなく、例えば
フェルトであっても良い。
更に、スラブ材の通孔は上下左右にそれぞれ形成してい
るが、上下左右に限るものではなく、通孔の位置は補強
材の穴に応じて形成すればよい。
(考案の効果) この考案によれば、次の効果を奏する。
ブロック体に通孔へ形成しているため、この通孔から
ブロック体の裏面の補強材に、クッション体成形用の発
泡液が含浸する。
従って、ブロック体の裏面に補強材には含浸層が形成さ
れるため、表皮の端末をこの補強材に固着しても、補強
材が破れることなく、確実に表皮の端末を補強材に取付
けることができる。
ブロック体の通孔から、ブロック体の補強材側におけ
る周囲に、クッション体成形用の発泡液が浸透して補強
材とブロック体とを一体に固着し、ブロック体の通孔内
に浸透した発泡液による発泡によって、クッション体と
補強材とが一体に固着する。
従って、ブロック体の裏側に位置する補強布は、ブロッ
ク体及びクッション体に一体化し、確実に固定される。
そのため、ブロック体の裏側に位置する補強材が浮き上
がることなく、クッション体の裏側に位置する補強材と
同一平面状に固定されるので、表皮全体を均等に被着で
きるし、表皮の端末の結着作業が容易化する。また、ブ
ロック体の通孔内に浸透したクッション体成形用の発泡
液が、ブロック体の通孔における孔壁内に浸透して硬化
するため、ブロック体の硬度が向上し、ブロック体の使
用目的が一層達成される。
ブロック体の通孔へ含浸層が形成されるので、従来に
比してブロック体への含浸層が多くなるので、ブロック
体の硬度が増し、シートバックの腰椎部の硬度が高ま
る。
従って、乗員が着座した際、着座感が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシートバックの斜視図、第2図は
第1図のII−II線に沿う部分断面図、第3図は第1図の
後面図、第4図は従来のシートバックの第3図相当の後
面図、第5図は第2図相当の部分断面図である。 図中、(1)は発泡体製クッション体、(2)はブロッ
ク体、(2a)は通孔、(3)は補強材、(4)は表
皮、(4a)は表皮の端末である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡体製クッション体と、この発泡体製ク
    ッション体の腰椎部裏面のブロック体と、前記クッショ
    ン体を被覆する表皮の端末を結着する穴を有すると共に
    前記クッション体とブロック体の裏面に設ける補強材と
    を一体発泡したシートバックにおいて、 前記ブロック体には前記クッション体から前記補強材に
    渉って通孔を設け、 前記補強材には前記ブロック体の通孔よりクッション体
    成形用の発泡液が浸透して形成した含浸層を設け、この
    補強材はブロック体の通孔内に浸透したクッション体成
    形用の発泡液で一体に固定し、 前記ブロック体の対応する補強材に、前記表皮の端末を
    一体に結着してなるシートバック。
JP1989010281U 1989-01-31 1989-01-31 シートバック Expired - Lifetime JPH0614611Y2 (ja)

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JPH02100556U JPH02100556U (ja) 1990-08-10
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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