JPH035352Y2 - - Google Patents

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JPH035352Y2
JPH035352Y2 JP11798885U JP11798885U JPH035352Y2 JP H035352 Y2 JPH035352 Y2 JP H035352Y2 JP 11798885 U JP11798885 U JP 11798885U JP 11798885 U JP11798885 U JP 11798885U JP H035352 Y2 JPH035352 Y2 JP H035352Y2
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は自動車用座席のシートバツク(背凭
部)、詳しくは中央部の左右に隆起部を有しこの
中央部と隆起部の下端に同一の肉厚からなる中央
延設部と隆起延設部とを一体に設けて、この両延
設部を背裏側に折返して固定してなる発泡体製パ
ツトと、このパツトの中央部と中央延設部を被覆
する肉厚状の身頃部、及びこの身頃部に連設し前
記パツトの隆起部と隆起延設部を被覆する肉薄状
の額縁部を有する表皮部材とから構成されるシー
トバツクの改良に関するものである。
(従来の技術) この種の従来品A′を第8図乃至第11図に示
す。即ち、第8図、第9図は従来品のシートバツ
クA′を示し、その下端中央部である表皮部材の
身頃部20下端部はその両側の額縁部21,21
下端部より下方に突出している。この突出してい
る部分を突出部イとする。従つて、この従来品
A′は突出部イにより外観品質が低下する不具合
がある。
これは、第11図に示すような発泡体製パツト
a′に、肉厚状の身頃部20と肉薄状の額縁部2
1,21とからなる表皮部材を被覆するためであ
る。即ち、パツトa′の中央部10を被覆し着座面
に相当する身頃部20は触感を向上させるために
肉厚状の発泡体製ワデイングを使用し、それに対
して額縁部21,21は保形上より肉厚状のワデ
イングを使用しており、この身頃部20と額縁部
21,21とからなる表皮部材を使用して、第1
1図に示すように、同一の肉厚からなる中央延設
部10a′と隆起延設部11a,11aを被覆する
と、第10図に示すように、身頃部20の額縁部
21,21に対する肉厚差分、下方に突出するた
め前記突出部イが形成される。
なお、前記パツトa′の中央部10、隆起部1
1,11はシートバツクA′の前面側に位置する
が、中央延設部10a′、隆起延設部11a,11
aはシートバツクのA′の前面側下端部より背裏
側にフレーム30を巻込んで折り返されて端末が
フレーム30に架設したワイヤ31にホツグリン
グ等で結着される。また、パツトa′の上端部に背
裏側に添着されるバツクパツト12の上端が接着
剤で接着されている(第11図)。
(目的) 本考案は表皮部材における身頃部と額縁部との
肉厚差によつて生じる不具合、即ち、前記シート
バツク下端に、前記シートバツクの外観を損なう
突出部が形成されないようにすることを目的とす
るものである。
(構成) 本考案は、前記パツトの中央延設部における表
皮部材の身頃部被覆面に、身頃部に対して額縁部
の肉厚差分を凹設した凹窪部を設けて、前記パツ
トの下端縁を被覆する表皮部材の身頃部と額縁部
とが同一線に被覆するものである。即ち、本考案
は表皮部材の身頃部と額縁部との肉厚差をパツト
の中央延設部に設けた凹窪部で吸収して、前記突
出部イが生じないようにしたものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は本考案に係るシートバツクAを備えた
自動車用座席を示し、第8図に示す従来品の如
く、下端部に突出部イ(段差)がなく美麗に仕上
がつている。即ち、第2図に示すように、シート
バツクAの下端部を被覆する表皮部材の身頃部2
0と、額縁部21,21の表面は同一平面状に形
成されている。
図中20aは身頃部20を構成する表皮、20
bは同ワデイング、20cはワデイングカバー、
また図中21a,21aは額縁部21,21を構
成する表皮、21b,21bは同ワデイング、2
1c,21cは同ワデイングカバーを示し、身頃
部20は発泡体製のパツトaの中央延設部10a
に設けた凹窪部1に嵌合しており、パツトaの中
央延設部10a及びその左右に一体に連設する隆
起延設部11a,11aはフレーム30を巻込ん
で、その端末が背裏側のワイヤ31にホツグリン
グ32に結着される(第7図)。なお、被覆する
表皮部材の身頃部20、額縁部21,21の端末
とパツトaの両延設部10a,10aの端末と同
様にワイヤ31にホツグリング32で結着する。
第3図は表皮部材を示し、図中20の身頃部に
おけるワデイング20bは額縁部21,21のワ
デイング21b,21bに対して肉厚状に形成さ
れている(第4図、第5図)。これらのワデイン
グ20b,21b,21bはウレタンフオームの
スラブ材で、ワデイング20bは15mm程度の厚さ
で、ワデイング21bは3mm程度に成形されてい
る。第4図、第5図において図中22,22…は
一枚状生地からなるマチ部である。
第6図はパツトaを示し、このパツトaはフレ
ーム30の左右方向に張架したばね33,33…
に当て袋状に縫製した表皮部材で被覆するもので
あり、中央部10の下部より中央延設部10a表
面に渉つて、前記身頃部20と額縁部21,21
の肉厚差に相当する深さで凹設した凹窪部1が設
けてある。従つて、この中央延設部10aの肉厚
は前記従来品に比べ薄く形成されている。なお、
この中央延設部10aの左右に設けた隆起延設部
11a,11aは従来と同様の肉厚に形成されて
いる。
斯して、パツトaに表皮部材を被せ、その表皮
部材の下端を、パツトaの中央延設部10a、両
隆起部11a,11aに被せて、端末をワイヤ3
1に結着すると、中央延設部10aと両隆起部1
1a,11aとの下端縁が一直線になり、第1
図、第2図に示すシートバツクAが組立られる。
(効果) 本考案によれば、パツトの中央部下端に設けた
中央延設部の凹窪部に、表皮部材の肉厚状身頃部
に接合して表皮部材が張り上げられるため、パツ
トの隆起延設部を被覆する表皮部材の肉薄状額縁
部との間に前記従来品の如く突出部(段差)が生
じない。従つて、シートバツクの下端縁が一直線
に形成され外観品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の一実施例を示し、
第1図は斜視図、第2図は要部の断面図、第3図
は表皮部材の正面図、第4図は第3図における
−線に沿える断面図、第5図は同−線に沿
える断面図、第6図はパツトの斜視図、第7図は
パツトをフレームに固定した状態の背面図、第8
図乃至第11図は従来品を示し、第8図はその斜
視図、第9図は同表皮部材の正面図、第10図は
同部品断面図、第11図は同パツトの斜視図であ
る。 図中aはパツト、10はパツトの中央部、1
1,11はパツトの隆起部、10aはパツトの中
央延設部、11a,11aはパツトの隆起延設
部、1は凹窪部、20は表皮部材の身頃部、2
1,21は表皮部材の額縁部を夫々示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央部の左右に隆起部を有しこの中央部と隆起
    部の下端に同一の肉厚からなる中央延設部と隆起
    延設部とを一体に設けて、この両延設部を背裏側
    に折返して固定してなる発泡体製パツトと、この
    パツトの中央部と中央延設部を被覆する肉厚状の
    身頃部、及びこの身頃部に連設し前記パツトの隆
    起部と隆起延設部を被覆する肉薄状の額縁部を有
    する表皮部材とから構成されるシートバツクにお
    いて、前記パツトの中央延設部における表皮部材
    の身頃部被覆面に、身頃部に対しての額縁部の肉
    厚差分に相当する深さに凹設した凹窪部を設け
    て、前記パツトの下端縁を被覆する表皮部材の身
    頃部と額縁部とが同一線に被覆してなるシートバ
    ツク。
JP11798885U 1985-07-31 1985-07-31 Expired JPH035352Y2 (ja)

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JPS6227091U JPS6227091U (ja) 1987-02-19
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JP5999067B2 (ja) * 2013-10-28 2016-09-28 株式会社安川電機 モータ制御装置

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