JPH0538900Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0538900Y2 JPH0538900Y2 JP4119188U JP4119188U JPH0538900Y2 JP H0538900 Y2 JPH0538900 Y2 JP H0538900Y2 JP 4119188 U JP4119188 U JP 4119188U JP 4119188 U JP4119188 U JP 4119188U JP H0538900 Y2 JPH0538900 Y2 JP H0538900Y2
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- JP
- Japan
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- skin
- slab urethane
- sheet
- unevenness
- urethane
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 22
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は、表皮一体成形シートに関し、特に
表面に硬質の部位と軟質の部位を交互に形成する
ことによつて、座面に指圧効果を得られるように
した表皮一体成形シートに関する。
表面に硬質の部位と軟質の部位を交互に形成する
ことによつて、座面に指圧効果を得られるように
した表皮一体成形シートに関する。
[従来の技術]
表皮一体成形シートは、発泡成形金型内に予め
表皮をセツテイングし、表皮の背面側に形成され
たキヤビテイ内に発泡性樹脂を注入充填すること
によつてパツドの表面に表皮を一体化した状態に
形成される。
表皮をセツテイングし、表皮の背面側に形成され
たキヤビテイ内に発泡性樹脂を注入充填すること
によつてパツドの表面に表皮を一体化した状態に
形成される。
この表皮一体成形シートに用いられる表皮は、
一般にビニールレザー、本皮、布地などの表皮材
の背面にバツクアツプ層としてスラブウレタンを
一体にラミネートしたものであつて、このスラブ
ウレタンは成形時において発泡性ウレタン原液の
発泡圧力によつて圧縮されつつ表面にウレタン原
液を含浸し、発泡成形後、成形体を脱型した時点
で圧縮回復し、ウレタン発泡層と表皮材の間にク
ツシヨン層を形成する。
一般にビニールレザー、本皮、布地などの表皮材
の背面にバツクアツプ層としてスラブウレタンを
一体にラミネートしたものであつて、このスラブ
ウレタンは成形時において発泡性ウレタン原液の
発泡圧力によつて圧縮されつつ表面にウレタン原
液を含浸し、発泡成形後、成形体を脱型した時点
で圧縮回復し、ウレタン発泡層と表皮材の間にク
ツシヨン層を形成する。
ところで、クツシヨンの表面に凹凸を形成する
ことによつて、臀部或いは背中などの身体接触部
位がこの凹凸に接触することによつて刺激を得ら
れ、いわゆるつぼに当てることによつて所定の指
圧効果を得られることは良く知られている。
ことによつて、臀部或いは背中などの身体接触部
位がこの凹凸に接触することによつて刺激を得ら
れ、いわゆるつぼに当てることによつて所定の指
圧効果を得られることは良く知られている。
この指圧効果を得るために従来では例えば実公
昭57−13066号公報に示すように、中空突出部を
形成した熱圧縮発泡シート等が開示されている。
昭57−13066号公報に示すように、中空突出部を
形成した熱圧縮発泡シート等が開示されている。
[考案が解決しようとする課題]
しかしながら、この技術を表皮一体成形シート
に適用しようとする場合には、以下の問題があつ
た。
に適用しようとする場合には、以下の問題があつ
た。
その第一は、型面に小さな凹凸を形成したとし
ても発泡圧力に限度があり、しかもスラブウレタ
ンの圧縮回復によつて凹凸が平らないしは平坦状
になるため、形状出しが思うように出来ず、指圧
効果を得難い点である。
ても発泡圧力に限度があり、しかもスラブウレタ
ンの圧縮回復によつて凹凸が平らないしは平坦状
になるため、形状出しが思うように出来ず、指圧
効果を得難い点である。
次の難点は、凹凸形状が出来たとしてもこの部
分の発泡密度は他の部位と同一であるため、荷重
が加わると潰され、指圧効果までには至らない点
である。
分の発泡密度は他の部位と同一であるため、荷重
が加わると潰され、指圧効果までには至らない点
である。
この考案は以上の背景に基づきなされたもので
あり、表面が平坦状であつても荷重が加わること
により部分的に圧縮率が変化することを利用して
指圧効果を得られるようにした表皮一体成形シー
トを提供するものである。
あり、表面が平坦状であつても荷重が加わること
により部分的に圧縮率が変化することを利用して
指圧効果を得られるようにした表皮一体成形シー
トを提供するものである。
[課題を解決するための手段]
前記目的を達成するため、この考案は、発泡成
形金型内に予め表皮をセツテイングし、表皮の背
面側に形成されたキヤビテイ内に発泡性樹脂を注
入充填することによつてパツドの表面に表皮を一
体化した表皮一体成形シートにおいて、 前記表皮は、表皮材の背面にスラブウレタンを
一体化してなり、かつ該スラブウレタンの背面に
部分的な凹凸を形成し、該凹凸に前記発泡性樹脂
が含浸し、硬化することによつて表皮の表面側に
硬質および軟質の部位が交互に形成されるように
した。
形金型内に予め表皮をセツテイングし、表皮の背
面側に形成されたキヤビテイ内に発泡性樹脂を注
入充填することによつてパツドの表面に表皮を一
体化した表皮一体成形シートにおいて、 前記表皮は、表皮材の背面にスラブウレタンを
一体化してなり、かつ該スラブウレタンの背面に
部分的な凹凸を形成し、該凹凸に前記発泡性樹脂
が含浸し、硬化することによつて表皮の表面側に
硬質および軟質の部位が交互に形成されるように
した。
[作用]
以上の構成によれば、スラブウレタンに対する
成形パツドの含浸厚みは均等なのでスラブウレタ
ンの凹凸に応じて表面に近い部分が硬くなり、遠
い部分では軟らかくなる。したがつて、表皮の表
面には硬軟が連続する部位が形成される。
成形パツドの含浸厚みは均等なのでスラブウレタ
ンの凹凸に応じて表面に近い部分が硬くなり、遠
い部分では軟らかくなる。したがつて、表皮の表
面には硬軟が連続する部位が形成される。
以上により、表皮の表面に荷重が加わると、軟
らかい部位が荷重によつて変形して没入し、硬い
部位は変形量が小さく、荷重に対する抵抗要素と
なるため、表皮に凹凸を形成した場合と同一の刺
激を身体接触面に感ずることができ、所要の指圧
効果を得ることができる。
らかい部位が荷重によつて変形して没入し、硬い
部位は変形量が小さく、荷重に対する抵抗要素と
なるため、表皮に凹凸を形成した場合と同一の刺
激を身体接触面に感ずることができ、所要の指圧
効果を得ることができる。
[実施例]
以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
に説明する。
第1図、第2図は、この考案をシートクツシヨ
ンに適用した場合を示す。
ンに適用した場合を示す。
図において、表皮一体シートクツシヨンは、表
皮1の背面に発泡ウレタンからなる発泡パツド2
を一体に発泡成形し、シートクツシヨンの曲面形
状に応じて座面部3とその両側にサイドサポート
部4を一体に形成し、かつ底面側に粗毛5を一体
に貼着したものである。
皮1の背面に発泡ウレタンからなる発泡パツド2
を一体に発泡成形し、シートクツシヨンの曲面形
状に応じて座面部3とその両側にサイドサポート
部4を一体に形成し、かつ底面側に粗毛5を一体
に貼着したものである。
前記表皮1は、人工または天然レザー、或いは
布地などの各種素材からなる表皮材6と、表皮材
6の背面に予めラミネートされたスラブウレタン
7からなつており、シートクツシヨンの外形状に
応じて予め縫製により袋状に形成されている。
布地などの各種素材からなる表皮材6と、表皮材
6の背面に予めラミネートされたスラブウレタン
7からなつており、シートクツシヨンの外形状に
応じて予め縫製により袋状に形成されている。
そして、このスラブウレタン7の前記座面部3
に相当する部位の背面には凹凸7a,7bが一定
のピツチで反復形成されており、この状態で発泡
成形金型にセツトし、ウレタン原液を注入し、型
締めしてその閉空間であるキヤビテイ内部で注入
樹脂を発泡させると、注入された樹脂は前記スラ
ブウレタン7に接触しつつ、その表層内部に含浸
しながら発泡硬化する。
に相当する部位の背面には凹凸7a,7bが一定
のピツチで反復形成されており、この状態で発泡
成形金型にセツトし、ウレタン原液を注入し、型
締めしてその閉空間であるキヤビテイ内部で注入
樹脂を発泡させると、注入された樹脂は前記スラ
ブウレタン7に接触しつつ、その表層内部に含浸
しながら発泡硬化する。
ここで、型内の空気の存在、および発泡に応じ
た空気の抜き出し量に応じてスラブウレタン7に
対する含浸厚みは各部均一である。したがつて、
凹凸7a,7bの形成箇所にあつてはその凹凸7
a,7bの形状に応じた含浸層8を得られる。
た空気の抜き出し量に応じてスラブウレタン7に
対する含浸厚みは各部均一である。したがつて、
凹凸7a,7bの形成箇所にあつてはその凹凸7
a,7bの形状に応じた含浸層8を得られる。
したがつて、得られたシートクツシヨンは、前
記凹凸7a,7bの形成部位において、表皮材6
に近い側の凹部7aの形成部位が硬くなり、表皮
材6から遠い側の凸部7bが軟らかくなつて、感
触的に硬軟が交互に連続した平らな表面となる。
記凹凸7a,7bの形成部位において、表皮材6
に近い側の凹部7aの形成部位が硬くなり、表皮
材6から遠い側の凸部7bが軟らかくなつて、感
触的に硬軟が交互に連続した平らな表面となる。
以上により得られたシートに腰を掛けた場合に
は、臀部などがこの含浸層8の形成部位に接触
し、荷重をかけると、スラブウレタン6の凹凸形
状に応じた硬軟が反復して連続する感触を得ら
れ、刺激的接触感覚を得ることになるのである。
は、臀部などがこの含浸層8の形成部位に接触
し、荷重をかけると、スラブウレタン6の凹凸形
状に応じた硬軟が反復して連続する感触を得ら
れ、刺激的接触感覚を得ることになるのである。
[考案の効果]
以上実施例によつて詳細に説明したように、こ
の考案による表皮一体成形シートにあつては、ス
ラブウレタンに対する成形パツドの含浸厚みは均
等なのでスラブウレタンの凹凸に応じて表面に近
い部分が硬くなり、遠い部分では軟らかくなる。
の考案による表皮一体成形シートにあつては、ス
ラブウレタンに対する成形パツドの含浸厚みは均
等なのでスラブウレタンの凹凸に応じて表面に近
い部分が硬くなり、遠い部分では軟らかくなる。
したがつて、この考案では、表皮の表面は硬軟
が連続する部位が形成され、これによつて、表皮
の表面に荷重が加わると、軟らかい部分が荷重に
よつて変形して没入し、硬い部分は変形量が小さ
く、荷重に対する抵抗要素となるため、表皮の表
面に凹凸を形成した場合と同一の刺激を身体接触
面に感ずることができ、所要の指圧効果を得るこ
とができる。
が連続する部位が形成され、これによつて、表皮
の表面に荷重が加わると、軟らかい部分が荷重に
よつて変形して没入し、硬い部分は変形量が小さ
く、荷重に対する抵抗要素となるため、表皮の表
面に凹凸を形成した場合と同一の刺激を身体接触
面に感ずることができ、所要の指圧効果を得るこ
とができる。
また、この考案では、指圧効果を得るために表
面に凹凸を形成しなくてもよいので、表面形状は
一般的シートと何等変わることがなく、外観的な
制約を受けることがない。
面に凹凸を形成しなくてもよいので、表面形状は
一般的シートと何等変わることがなく、外観的な
制約を受けることがない。
第1図はこの考案に係るシートクツシヨンの断
面図、第2図は同シートクツシヨンの要部拡大断
面図である。 1……表皮、2……発泡パツド、6……表皮
材、7……スラブウレタン、8……含浸層。
面図、第2図は同シートクツシヨンの要部拡大断
面図である。 1……表皮、2……発泡パツド、6……表皮
材、7……スラブウレタン、8……含浸層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 発泡成形金型内に予め表皮をセツテイングし、
表皮の背面側に形成されたキヤビテイ内に発泡性
樹脂を注入充填することによつてパツドの表面に
表皮を一体化した表皮一体成形シートにおいて、 前記表皮は、表皮材の背面にスラブウレタンを
一体化してなり、かつ該スラブウレタンの背面に
部分的な凹凸を形成し、該凹凸に前記発泡性樹脂
が含浸し、硬化することによつて表皮の表面側に
硬質および軟質の部位が交互に形成されるように
したことを特徴とする表皮一体成形シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4119188U JPH0538900Y2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4119188U JPH0538900Y2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01145414U JPH01145414U (ja) | 1989-10-05 |
JPH0538900Y2 true JPH0538900Y2 (ja) | 1993-10-01 |
Family
ID=31267637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4119188U Expired - Lifetime JPH0538900Y2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0538900Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007117463A1 (en) * | 2006-04-07 | 2007-10-18 | Johnson Controls Technology Company | Vehicle decorative trim |
DE102007031345B4 (de) * | 2007-07-05 | 2018-09-13 | Siemens Healthcare Gmbh | Anordnung und Trägereinrichtung zur Befestigung von Lokalspulen bei einem Magnetresonanzgerät |
-
1988
- 1988-03-30 JP JP4119188U patent/JPH0538900Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01145414U (ja) | 1989-10-05 |
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