JPH0544100Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0544100Y2 JPH0544100Y2 JP10939288U JP10939288U JPH0544100Y2 JP H0544100 Y2 JPH0544100 Y2 JP H0544100Y2 JP 10939288 U JP10939288 U JP 10939288U JP 10939288 U JP10939288 U JP 10939288U JP H0544100 Y2 JPH0544100 Y2 JP H0544100Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat cover
- open cell
- cell layer
- skin
- breathable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 229920005830 Polyurethane Foam Polymers 0.000 claims description 12
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は車輌用シートとして用いられる表面感
触、フイーリング、通気性、クツシヨン性などに
優れた表皮一体発泡シートに関するものである。
触、フイーリング、通気性、クツシヨン性などに
優れた表皮一体発泡シートに関するものである。
（従来の技術）
車輌用シートとしては、通気性表皮材の裏面に
連続気泡層を接合したシートカバーの内部にポリ
ウレタン等の発泡原液を注入し、一体発泡させた
ものが知られている（例えば、特公昭55−21590
号公報）。このような表皮一体発泡シートは表皮
材の裏面に連続気泡層がポリウレタン発泡体と接
する側に発泡原液が侵入して適度な硬度の含浸層
が形成され、座り心地を向上させることができる
ものである。しかしこのような含浸層の厚さは発
泡成形時の発泡圧や発泡原液の流れ具合によつて
変化するために均一な含浸を得ることは困難であ
り、表皮表面の感触やフイーリングは決して良い
ものとは言えなかつた。
連続気泡層を接合したシートカバーの内部にポリ
ウレタン等の発泡原液を注入し、一体発泡させた
ものが知られている（例えば、特公昭55−21590
号公報）。このような表皮一体発泡シートは表皮
材の裏面に連続気泡層がポリウレタン発泡体と接
する側に発泡原液が侵入して適度な硬度の含浸層
が形成され、座り心地を向上させることができる
ものである。しかしこのような含浸層の厚さは発
泡成形時の発泡圧や発泡原液の流れ具合によつて
変化するために均一な含浸を得ることは困難であ
り、表皮表面の感触やフイーリングは決して良い
ものとは言えなかつた。
（考案が解決しようとする課題）
本考案は上記した従来の問題点を解決して、表
面感触、風合、フイーリングに優れるうえ、クツ
シヨン性、通気性も良好な表皮一体発泡シートを
提供するために完成されたものである。
面感触、風合、フイーリングに優れるうえ、クツ
シヨン性、通気性も良好な表皮一体発泡シートを
提供するために完成されたものである。
（課題を解決するための手段）
本考案はシートカバーとポリウレタン発泡体と
の表皮一体発泡シートであつて、シートカバーが
通気性表皮材と、連続気泡層と、非通気性薄膜
と、前記ポリウレタン発泡体の一部が含浸された
低密度連続気泡層との積層体からなることを特徴
とするものである。
の表皮一体発泡シートであつて、シートカバーが
通気性表皮材と、連続気泡層と、非通気性薄膜
と、前記ポリウレタン発泡体の一部が含浸された
低密度連続気泡層との積層体からなることを特徴
とするものである。
（実施例）
次に本考案を図示の実施例によつて更に詳細に
説明する。
説明する。
第１図において、１はシートカバー、２はその
内部で一体発泡成形されたポリウレタン発泡体で
ある。シートカバー１は天板部１ａとマチ部１ｂ
に裁断分割された表皮片をミシン縫によつて縫合
し袋状に形成したものであるが、このシートカバ
ー１の材料としては、通気性表皮材３、連続気泡
層４、非通気性薄膜５、低密度連続気泡層６の積
層体が用いられている。
内部で一体発泡成形されたポリウレタン発泡体で
ある。シートカバー１は天板部１ａとマチ部１ｂ
に裁断分割された表皮片をミシン縫によつて縫合
し袋状に形成したものであるが、このシートカバ
ー１の材料としては、通気性表皮材３、連続気泡
層４、非通気性薄膜５、低密度連続気泡層６の積
層体が用いられている。
通気性表皮材３は織物、編物等のような通気性
のある材料からなるものであり、その裏面の連続
気泡発泡層４は例えば板厚が２〜30mm、密度0.02
〜0.03g／cm3のポリウレタン発泡体等からなる。
本考案においては更にその裏面にプラスチツクシ
ートのような非通気性薄膜５を介して低密度連続
気泡層６がバツキング層として積層されている。
この低密度連続気泡層６としては、例えば板厚が
１〜５mm、密度が0.01〜0.03g／cm3のポリウレタ
ンフオームが用いられるが、このほか不織布のよ
うな裏当材を用いることもできる。
のある材料からなるものであり、その裏面の連続
気泡発泡層４は例えば板厚が２〜30mm、密度0.02
〜0.03g／cm3のポリウレタン発泡体等からなる。
本考案においては更にその裏面にプラスチツクシ
ートのような非通気性薄膜５を介して低密度連続
気泡層６がバツキング層として積層されている。
この低密度連続気泡層６としては、例えば板厚が
１〜５mm、密度が0.01〜0.03g／cm3のポリウレタ
ンフオームが用いられるが、このほか不織布のよ
うな裏当材を用いることもできる。
本考案の表皮一体発泡シートは、上記のような
積層体からなるシートカバー１を発泡下型及び中
間型の内部にセツトしたうえでポリウレタン発泡
原液を内部に注入し、発泡上型を閉じてシートカ
バー１と一体に発泡成形させる方法で製造される
ものであり、このときに第２図に示すようにポリ
ウレタン発泡原液の一部が低密度連続気泡層６の
内部全体に侵入して含浸硬化層が形成される。こ
の含浸作用は非通気性薄膜５によつて遮断される
のでその厚さは常に一定となり、従つて常に安定
した表面感触やフイーリングを得ることができ
る。しかも非通気性薄膜５の上方部には通気性の
ある連続気泡層４を介して通気性表皮材３が積層
されているので、含浸硬化層の上面の通気性が確
保され、含浸硬化層の硬さとあいまつて優れたク
ツシヨン性が得られることとなる。
積層体からなるシートカバー１を発泡下型及び中
間型の内部にセツトしたうえでポリウレタン発泡
原液を内部に注入し、発泡上型を閉じてシートカ
バー１と一体に発泡成形させる方法で製造される
ものであり、このときに第２図に示すようにポリ
ウレタン発泡原液の一部が低密度連続気泡層６の
内部全体に侵入して含浸硬化層が形成される。こ
の含浸作用は非通気性薄膜５によつて遮断される
のでその厚さは常に一定となり、従つて常に安定
した表面感触やフイーリングを得ることができ
る。しかも非通気性薄膜５の上方部には通気性の
ある連続気泡層４を介して通気性表皮材３が積層
されているので、含浸硬化層の上面の通気性が確
保され、含浸硬化層の硬さとあいまつて優れたク
ツシヨン性が得られることとなる。
なお第３図は本考案の他の実施例を示すもの
で、シートカバー１の上面が天板部１ｃと天板サ
イド部１ｄに分割され縫合されている。またこの
縫合部の低密度連続気泡層６は図示のように厚さ
を変えてあり、これによつて含浸硬化層の厚さを
薄くして異硬度の表皮一体発泡シートとしてい
る。
で、シートカバー１の上面が天板部１ｃと天板サ
イド部１ｄに分割され縫合されている。またこの
縫合部の低密度連続気泡層６は図示のように厚さ
を変えてあり、これによつて含浸硬化層の厚さを
薄くして異硬度の表皮一体発泡シートとしてい
る。
（考案の効果）
本考案は以上に説明したとおり、シートカバー
を通気性表皮材と、連続気泡層と、非通気性薄膜
と、ポリウレタン発泡体の一部が含浸された低密
度連続気泡層とからなるものとすることにより、
常に一定の肉厚の含浸硬化層を形成させてクツシ
ヨン性を高めるとともに、通気性を確保したもの
であつて、これにより表面感触、風合、フイーリ
ングに優れるうえ、通気性、クツシヨン性にも優
れた表皮一体発泡シートを得ることができる。よ
つて本考案は従来の問題点を一掃した表皮一体発
泡シートとして、実用的価値極めて大である。
を通気性表皮材と、連続気泡層と、非通気性薄膜
と、ポリウレタン発泡体の一部が含浸された低密
度連続気泡層とからなるものとすることにより、
常に一定の肉厚の含浸硬化層を形成させてクツシ
ヨン性を高めるとともに、通気性を確保したもの
であつて、これにより表面感触、風合、フイーリ
ングに優れるうえ、通気性、クツシヨン性にも優
れた表皮一体発泡シートを得ることができる。よ
つて本考案は従来の問題点を一掃した表皮一体発
泡シートとして、実用的価値極めて大である。
第１図は本考案の第１の実施例を示す一部切欠
斜視図、第２図はそのシートカバー部分の断面
図、第３図は第２の実施例の要部を示す断面図で
ある。 １……シートカバー、２……ポリウレタン発泡
体、３……通気性表皮材、４……連続気泡層、５
……非通気性薄膜、６……低密度連続気泡層。
斜視図、第２図はそのシートカバー部分の断面
図、第３図は第２の実施例の要部を示す断面図で
ある。 １……シートカバー、２……ポリウレタン発泡
体、３……通気性表皮材、４……連続気泡層、５
……非通気性薄膜、６……低密度連続気泡層。
Claims (1)
- シートカバー１とポリウレタン発泡体２との表
皮一体発泡シートであつて、シートカバー１が通
気性表皮材３と、連続気泡層４と、非通気性薄膜
５と、前記ポリウレタン発泡体２の一部が含浸さ
れた低密度連続気泡層６との積層体からなること
を特徴とする表皮一体発泡シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10939288U JPH0544100Y2 (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10939288U JPH0544100Y2 (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0229711U JPH0229711U (ja) | 1990-02-26 |
| JPH0544100Y2 true JPH0544100Y2 (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=31345593
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10939288U Expired - Lifetime JPH0544100Y2 (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0544100Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7404980B2 (ja) * | 2020-04-07 | 2023-12-26 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シートの構成部材及びその成形型 |
-
1988
- 1988-08-19 JP JP10939288U patent/JPH0544100Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0229711U (ja) | 1990-02-26 |
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