JP2553744B2 - 表皮一体発泡シートの製造法 - Google Patents
表皮一体発泡シートの製造法Info
- Publication number
- JP2553744B2 JP2553744B2 JP2193591A JP19359190A JP2553744B2 JP 2553744 B2 JP2553744 B2 JP 2553744B2 JP 2193591 A JP2193591 A JP 2193591A JP 19359190 A JP19359190 A JP 19359190A JP 2553744 B2 JP2553744 B2 JP 2553744B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- mold
- foam sheet
- skin
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
に関するものである。
カバーを発泡成形用の下型の内部にセットし、その内部
にウレタンの発泡原液を注入・発泡させる方法によって
製造されている(例えば、特開昭62−273812号公報)。
トするカバーセット作業は通常は人手によって行われて
おり、下型の内面になじませるために煩雑な手作業が必
要となる。また下型に真空吸引孔を設けておき、真空引
きでセットする方法もあるが、使用できるカバーが通気
性のないものに限定されるうえ、型構造も複雑で高価と
なる欠点がある。
合わせ部)を有するものである場合には、発泡原液がこ
のかまち部に含浸して硬化し、得られた表皮一体発泡シ
ートに異物感を生ずる欠点があった。
ト作業を機械的に行うことができ、また型構造をさほど
複雑化することもないうえ、かまち部への発泡原液の含
浸による異物感を生ずることもない表皮一体発泡シート
の製造法を目的として完成されたものである。
に上下方向のかまち部を有する袋状カバーを、上型又は
中型の側部に突設され上記かまち部の内表面に沿ってそ
の先端まで延びる治具により下型の内部にセットし、こ
の状態で袋状カバーの内部に発泡原液を注入・発泡させ
ることによりかまち部の内側面に空隙を形成することを
特徴とするものである。
る。
(2)、(2)を有する袋状カバーである。この袋状カ
バー(1)は通気性のある表皮材を裁断し、縫製したも
のであり、表皮材としては例えばファブリック(3)の
裏面に0.02〜0.03g/cm2、厚さ5〜15mmのカバーパッド
(4)と不織布やトリコット等の裏布(5)を積層した
ものが用いられる。
発泡成形用の型として上型(6)と中型(7)と下型
(8)とからなる3層構造の型が用いられているが、そ
のうちの中型(7)の両側部に前記した袋状カバー
(1)の上下方向のかまち部(2)、(2)の内表面に
沿ってその先端まで延びる治具(9)、(9)が突設さ
れている。この治具(9)、(9)は第1図や第4図に
示されるように先端が二股状になっており、上下方向の
かまち部(2)、(2)の下端につながる水平方向のか
まち部(10)を跨ぐようになっている。またこの治具
(9)、(9)には抜け勾配を設けてある。なお、本実
施例では治具(9)、(9)を中型(8)に設けたが、
上型(6)に設けることもできる。
には、まず第1図、第2図のように袋状カバー(1)や
ピンやクランプを利用して中型(7)に取り付ける。こ
のとき、袋状カバー(1)の上下方向のかまち部
(2)、(2)はその内表面に沿って先端まで延びる治
具(9)、(9)により凸形状が出される。次にこの中
型(7)を下型(8)に向かって降下させれば、袋状カ
バー(1)は治具(9)、(9)の作用によりたるみの
ない状態で下型(8)の内部にセットされる。
の注入口から袋状カバー(1)の内部にウレタンの発泡
原液を注入し発泡させ、袋状カバー(1)とウレタン発
泡層とが一体となった表皮一体発泡シートを製造する。
このとき、袋状カバー(1)の上下方向のかまち部
(2)、(2)の内表面は治具(9)、(9)によって
覆われているので、発泡原液はこの治具(9)、(9)
で遮られ、従来のようにかまち部(2)、(2)に含浸
することがない。
第5図、第6図のようにかまち部(2)、(2)の内側
面に治具(9)、(9)が抜けた空隙(11)が形成さ
れ、袋状カバー(1)のたわみを吸収することができる
とともに、かまち部(2)、(2)に発泡原液の含浸層
が形成されるおそれがないので、従来のような異物感を
なくし、座り心地を向上させることができる。
の製造法によれば、上型又は中型の側部に突設された治
具により袋状カバーを下型の内部にシワやタルミを生ず
ることなくセットできるので、従来の手作業による煩雑
なカバーセット作業が不要となる。また本発明によれ
ば、上型又は中型に上記の治具を設けるだけでよく、従
来の真空引きによりカバーセットを行う場合に比較して
型構造が簡単で経済的となる。
ば、袋状カバーの側面の上下方向のかまち部の内表面を
治具によりカバーして発泡原液がこのかまち部に含浸す
ることを防止することができるので、得られた表皮一体
発泡シートに異物感を生ずることがないうえ、かまち部
の内側面の発泡層に空隙を形成できるので、カバーにタ
ルミを生ずることもなく、また座り心地を向上させるこ
ともできる。
シートの製造法として、産業の発展に寄与するところは
極めて大きいものである。
図は袋状カバーを中型に取り付けた状態を説明する一部
切欠斜視図、第2図はその中型と下型との関係を示す断
面図、第3図は発泡工程を説明する断面図、第4図は第
3図の治具の部分を内側から見た側面図、第5図は得ら
れた表皮一体発泡シートの要部を示す垂直断面図、第6
図はその水平断面図である。 (1):袋状カバー、(2):かまち部、(6):上
型、(7):中型、(8):下型、(9):治具、(1
1):空隙。
Claims (1)
- 【請求項1】側面に上下方向のかまち部(2)を有する
袋状カバー(1)を、上型(6)又は中型(7)の側部
に突設され上記かまち部(2)の内表面に沿ってその先
端まで延びる治具(9)により下型(8)の内部にセッ
トし、この状態で袋状カバー(1)の内部に発泡原液を
注入・発泡させることによりかまち部(2)の内側面に
空隙(11)を形成することを特徴とする表皮一体発泡シ
ートの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2193591A JP2553744B2 (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | 表皮一体発泡シートの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2193591A JP2553744B2 (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | 表皮一体発泡シートの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0478506A JPH0478506A (ja) | 1992-03-12 |
JP2553744B2 true JP2553744B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=16310511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2193591A Expired - Fee Related JP2553744B2 (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | 表皮一体発泡シートの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2553744B2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-20 JP JP2193591A patent/JP2553744B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0478506A (ja) | 1992-03-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0434919B2 (ja) | ||
JPH0414609B2 (ja) | ||
JP2553744B2 (ja) | 表皮一体発泡シートの製造法 | |
GB2114051A (en) | Moulding fabric covered plastics foam assemblies | |
JPS63267518A (ja) | 表皮一体成形シ−ト | |
JP3865892B2 (ja) | へッドレスト及びその製造方法 | |
JPH0544102Y2 (ja) | ||
JPH0544100Y2 (ja) | ||
JP3123706B2 (ja) | 表皮材一体発泡ヘッドレスト及びその発泡成形方法 | |
JPH056088Y2 (ja) | ||
JPH0544103Y2 (ja) | ||
JPH0544099Y2 (ja) | ||
JPS6036085A (ja) | 布の表面層を有するクツシヨン体の製造方法 | |
KR100279022B1 (ko) | 표피를 가지는 다층 이경도 좌석 및 그 제조 방법 | |
JPH0335200Y2 (ja) | ||
JPH0318825B2 (ja) | ||
JPH0614982Y2 (ja) | 表皮一体発泡シート | |
JPH0546893Y2 (ja) | ||
JP2976519B2 (ja) | シート用表層材の製造装置 | |
JPH05115A (ja) | 車両用シート | |
JPH0426080Y2 (ja) | ||
JPH0356327Y2 (ja) | ||
JPH035360Y2 (ja) | ||
JPH04790Y2 (ja) | ||
TR2023011288U5 (tr) | Poli̇üretandan mamul sandalye yapilanmasinda sağlanan geli̇şti̇rme |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070822 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080822 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080822 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090822 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |