JPH05115A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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Publication number
JPH05115A
JPH05115A JP3151331A JP15133191A JPH05115A JP H05115 A JPH05115 A JP H05115A JP 3151331 A JP3151331 A JP 3151331A JP 15133191 A JP15133191 A JP 15133191A JP H05115 A JPH05115 A JP H05115A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
seat
base cloth
base
foam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3151331A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Kumai
英治 隈井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP3151331A priority Critical patent/JPH05115A/ja
Publication of JPH05115A publication Critical patent/JPH05115A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートの凹面意匠を制約することなく、かつ
表皮とヒータ付基布との間のズレをなくす。 【構成】 車両用シート10はシートクッション12と
シートバック14とを備えており、シートクッション1
2及びシートバック14の内部には、それぞれ発泡体1
6、18が充填されている。表皮20及び表皮22の乗
員と当接する部分の裏面には、それぞれヒータ付基布2
3が設けられている。ヒータ付基布23はヒータ24
と、このヒータ24を挟持接着する一対のヒータ基布2
8、30によって構成されており、ヒータ基布28と表
皮20、22との間には、ラミネートスラブ32が介在
し双方に接着されている。また、ヒータ基布30のヒー
タ24と反対側の面には、ラミネートスラブ34が接着
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車体に装備
される車両用シートに係り、特にヒータが内蔵された車
両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車体に装備されるヒー
タ内蔵のシートとしては、ヒータをヒータ基布の間に貼
り合わせたりしてヒータ付基布を構成し、このヒータ付
基布の一部に設けた穴を使い、部分的にシートクッショ
ン又はシートバックのクッション材としての発泡体側の
止め用ワイヤにヒータ付基布を固定したり(実開昭59
−49388号公報)、表皮のヒータ付基布の穴に対応
する位置に設けたボタンを使用して、ヒータ付基布を発
泡体側の止め具に固定したりしている(実開昭62−7
0391号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来の車両用シートにおいては、意匠面が凹面の場
合、表皮と同様、ヒータ付基布は発泡体に固定した部分
以外は発泡体の凹面に追従できず浮き上がってしまう。
このため、凹面意匠に追従させるためには、ヒータ付基
布を多数箇所発泡体に固定する必要がり意匠の制約が非
常に大きかった。
【0004】また、クッション材と表皮とを発泡成形時
に一体とする、所謂、表皮一体発泡形成法にこのヒータ
取付け構造を採用した場合には、凹面意匠部において
は、表皮とクッション材とがヒータ付基布により分断さ
れ、ヒータ付基布部分の表皮が浮き上がり、製品として
成立しなかった。
【0005】本発明は係る事実を考慮し、シートの凹面
意匠を制約することなく、かつ表皮とヒータ付基布との
間のズレをなくすことができる車両用シートを得ること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、表皮と発泡体との間にヒータを備えた車両用シート
であって、前記ヒータが取付けられかつ前記表皮と前記
発泡体とのうちの少なくとも一方に接着されたヒータ付
基布を備えたことを特徴としている。
【0007】
【作用】請求項1記載の本発明の車両用シートでは、ヒ
ータが取付けられたヒータ付基布が表皮と発泡体とのう
ちの少なくとも一方に接着されている。従って、意匠面
が凹面の場合にも、表皮と同様、ヒータ付基布が発泡体
の凹面に完全に追従するため、シートの凹面意匠を制約
することなく、かつ表皮とヒータ付基布との間のズレを
なくすことができる。
【0008】なお、ヒータ付基布を表皮又は発泡体に接
着する方法としては、ラミネートスラブをヒータ付基布
と表皮との間、及びヒータ付基布と発泡体との間に配置
し、ラミネートスラブによってヒータ付基布を表皮又は
発泡体に接着しても良く。また、ヒータ付基布に設けた
貫通部に発泡体を侵入させヒータ付基布を発泡体の表皮
と近接した部位に接着しても良い。
【0009】
【実施例】本発明の第1実施例を図1〜図3に従って説
明する。
【0010】図1に示される如く、本実施例の車両用シ
ート10はシートクッション12とシートバック14と
を備えている。
【0011】シートクッション12及びシートバック1
4の内部には、それぞれクッション材としての発泡体1
6、18が充填されており、シートクッション12の発
泡体16の上面(乗員着座面)及び側面は表皮20で被
服されている。また、シートバック14の発泡体18の
前面(乗員当接面)及び側面は表皮22で被服されてい
る。これらの表皮20及び表皮22の乗員と当接する部
分の裏面には、それぞれヒータ付基布23が設けられて
いる。
【0012】図2に示される如く、ヒータ付基布23は
ヒータ24と、このヒータ24を挟持接着する一対のヒ
ータ基布28、30によって構成されており、ヒータ基
布28と表皮20、22との間には、ラミネートスラブ
32が介在し双方に接着されている。また、ヒータ基布
30のヒータ24と反対側の面には、ラミネートスラブ
34が接着されている。
【0013】次に、シートクッション12及びシートバ
ック14の成形型について説明する。
【0014】図3に示される如く、タイヤ成形型40
は、下型41と上型42とで構成され2分割可能とされ
ており、クランプ等によって閉合連結可能とされてい
る。成形型40の下型41は凹面意匠の形状とされてお
り、上型42とでシートクッション12及びシートバッ
ク14の成形型を構成している。また、下型41のキャ
ビティ側面には、表皮一体発泡用の表皮20、22がセ
ットされるようになっている。
【0015】また、上型42のキャビティ内に連通する
部位には注入口46が穿設されており、この注入口46
から成形型40のキャビティに発泡体となる発泡剤を注
入するようになっている。この注入口24には、図示を
省略した開閉扉が設けられている。
【0016】次に、本実施例による車両用シート10の
シートクッション12及びシートバック14の製造方法
を説明する。
【0017】先ず、図2に示される如く、表皮20、2
2の裏面20A、22Aに、ラミネートスラブ32を介
してヒータ付基布23を接着すると共に、ヒータ付基布
23のヒータ基布30側に、ヒータ付基布23より広い
ラミネートスラブ34を、ヒータ付基布23を覆う位置
に接着する。
【0018】次に、図3に示される如く、下型41のキ
ャビティ面に、ラミネートスラブ32、ヒータ付基布2
3、ラミネートスラブ34が接着された上記表皮20、
22をセットし、上型42を閉じ、クランプ等によって
閉合連結する。その後、上型12の注入口24の開閉扉
を開き、図示を省略した注入機により、発泡剤をキャビ
ティに注入する。
【0019】この状態で発泡剤を発泡させると、表皮2
0、22はヒータ付基布23が接着した状態で発泡体1
6、18と一体化され凹面意匠を成立させる。従って、
シート10の凹面意匠を制約することなく、かつ表皮2
0、22とヒータ付基布23との間のズレをなくすこと
ができる。
【0020】また、本実施例では、ラミネートスラブ3
4によって発泡剤がヒータ基布28、30内へ含浸し硬
化することを防止でき、製品の触感が良くなり、乗り心
地が向上する。さらに、本実施例では、表皮20、22
にヒータ付基布23を取付けるための取付穴等が形成さ
れないため、ヒータ内蔵シートとヒータを内蔵しないシ
ートとに同じ表皮を使用することができる。
【0021】次に本発明の第2実施例について図4及び
図5に従って説明する。なお、第1実施例と同一部材に
ついては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0022】図4に示される如く、本実施例のヒータ付
基布40を構成する一対のヒータ基布41、42は、そ
れぞれポリエステル等の液体の侵入しにくい繊維で織ら
れており、同軸的に複数の貫通孔44が穿設されてい
る。また、これらの貫通孔44はヒータ基布41、42
に挟持されたヒータ24と交差しないように設けられて
いる。
【0023】従って、シート成形時には、図5に示され
る如く、下型41のキャビティ面41Aに、表皮20、
22をセットし、さらに、表皮20、22上に、貫通孔
44を有するヒータ付基布40をセットし、ヒータ付基
布40の両端部を表皮20、22に縫製し仮止めし(図
示省略)、キャビティ内に発泡剤を注入し、発泡剤を発
泡させる。
【0024】これによって、発泡剤の発泡が進むと発泡
体46は、ヒータ付基布40に穿設された貫通孔44よ
り、表皮20、22とヒータ付基布40との間(表皮2
0、22にラミネートスラブ32が接着されている場合
にはラミネートスラブ32とヒータ付基布40との間)
48に侵入し、発泡体46の固化と同時に表皮20、2
2近傍にヒータ付基布40を固定する。
【0025】従って、シート10の凹面意匠を制約する
ことなく、かつ表皮20、22とヒータ付基布40との
間のズレをなくすことができる。また、本実施例では、
ヒータ基布41、42をポリエステル等の液体の侵入し
にくい繊維としたため、発泡剤がヒータ基布41、42
内へ含浸し硬化することを防止でき、製品の触感が良く
なり、乗り心地が向上する。さらに、本実施例では、表
皮20、22にヒータ付基布40を取付けるための取付
穴等が形成されないため、ヒータ内蔵シートとヒータを
内蔵しないシートとに同じ表皮を使用することができ
る。
【0026】次に本発明の第3実施例について図6及び
図7に従って説明する。なお、第1実施例と同一部材に
ついては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0027】図6に示される如く、本実施例のヒータ付
基布50を構成する一対のヒータ基布51、52は、そ
れぞれポリエステル等の液体の侵入しにくい繊維で、幅
L、隙間Tがそれぞれ約3mmの格子状に織られている。
また、ヒータ基布51とヒータ基布52とは、各格子穴
54が互いに重ならるように貼り合わされており、各格
子穴54はヒータ基布51、52に挟持されたヒータ2
4と交差しないようになっている。
【0028】従って、シート成形時には、図6に示され
る如く、下型41のキャビティ面41Aに、表皮20、
22をセットし、さらに、表皮20、22上に、格子穴
54を有するヒータ付基布50をセットし、ヒータ付基
布50の両端部を表皮20、22に縫製し仮止めし(図
示省略)、キャビティ内に発泡剤を注入し、発泡剤を発
泡させる。
【0029】これによって、発泡剤の発泡が進むと発泡
体46は、ヒータ付基布50の格子穴54より、表皮2
0、22とヒータ付基布50との間(表皮20、22に
ラミネートスラブ32が接着されている場合にはラミネ
ートスラブ32とヒータ付基布50との間)58に侵入
し、発泡体46の固化と同時に表皮20、22近傍にヒ
ータ付基布50を固定する。
【0030】従って、シート10の凹面意匠を制約する
ことなく、かつ表皮20、22とヒータ付基布50との
間のズレをなくすことができる。また、本実施例では、
ヒータ基布51、52をポリエステル等の液体の侵入し
にくい繊維としたため、発泡剤がヒータ基布51、52
内へ含浸し硬化することを防止でき、製品の触感が良く
なり、乗り心地が向上する。さらに、本実施例では、表
皮20、22にヒータ付基布50を取付けるための取付
穴等が形成されないため、ヒータ内蔵シートとヒータを
内蔵しないシートとに同じ表皮を使用することができ
る。
【0031】なお、上記各実施例においては、ヒータ付
基布を一対のヒータ基布でヒータを挟持接着する構成と
したが、これに代えて、一枚のヒータ基布にヒータを縫
合又は接着により固定する構成としても良い。
【0032】
【発明の効果】本発明の車両用シートは上記構成とした
ため、シートの凹面意匠を制約することなく、かつ表皮
とヒータ付基布との間のズレをなくすことができるとい
う優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る車両用シートを切断
して示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る車両用シートのヒー
タ付基布を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る車両用シートの製造
に使用される成形型を切断して示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る車両用シートのヒー
タ付基布を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る車両用シートのヒー
タ付基布の成形型内での状態を示す断面図である。
【図6】本発明の第3実施例に係る車両用シートのヒー
タ付基布を示す斜視図である。
【図7】本発明の第3実施例に係る車両用シートのヒー
タ付基布の成形型内での状態を示す断面図である。
【符号の説明】 10 車両用シート 12 シートクッション 14 シートバック 16 発泡体 18 発泡体 20 表皮 22 表皮 23 ヒータ付基布 24 ヒータ 28 ヒータ基布 30 ヒータ基布 32 ラミネートスラブ 34 ラミネートスラブ 40 ヒータ付基布 41 ヒータ基布 42 ヒータ基布 44 貫通孔 46 発泡体 50 ヒータ付基布 51 ヒータ基布 52 ヒータ基布 54 格子穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:04 B29L 31:58 4F

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】表皮と発泡体との間にヒータを備えた車両
    用シートであって、前記ヒータが取付けられかつ前記表
    皮と前記発泡体とのうちの少なくとも一方に接着された
    ヒータ付基布を備えたことを特徴とする車両用シート。
JP3151331A 1991-06-24 1991-06-24 車両用シート Pending JPH05115A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3151331A JPH05115A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 車両用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3151331A JPH05115A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 車両用シート

Publications (1)

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JPH05115A true JPH05115A (ja) 1993-01-08

Family

ID=15516256

Family Applications (1)

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JP3151331A Pending JPH05115A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 車両用シート

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JP (1) JPH05115A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012035671A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Toyota Boshoku Corp 車両用シート
JP2013141864A (ja) * 2012-01-10 2013-07-22 Toyota Boshoku Corp 車両用シート
JP2017035924A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 難波プレス工業株式会社 加熱冷却式座席用シート及びその製造方法
WO2019208242A1 (ja) 2018-04-27 2019-10-31 東レ株式会社 プリプレグおよび炭素繊維強化複合材料

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