JPH061383Y2 - 表皮材とパッド材との一体成形シート - Google Patents

表皮材とパッド材との一体成形シート

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JPH061383Y2
JPH061383Y2 JP4713789U JP4713789U JPH061383Y2 JP H061383 Y2 JPH061383 Y2 JP H061383Y2 JP 4713789 U JP4713789 U JP 4713789U JP 4713789 U JP4713789 U JP 4713789U JP H061383 Y2 JPH061383 Y2 JP H061383Y2
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JP
Japan
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impregnated
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JP4713789U
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JPH02137212U (ja
Inventor
克典 中根
Original Assignee
池田物産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は表皮材とパッド材との一体成形シートに関し、
特に表皮材を下型に配設し、該表皮材の内側に発泡合成
樹脂の原液を注入し、下型に上型を型合せした状態で前
記表皮材と一体にパッド材を発泡成形して形成される表
皮材とパッド材との一体成形シートに関する。
〔従来の技術〕
従来より、第2図に示す如く、表皮材とパッド材との一
体成形シートとして車両のシートに用いられる一体成形
シート1が知られている。この一体成形シート1は表皮
材2とパッド材3とが、パッド材3の発泡成形の際に一
体化されて形成され、予めパッド材3を独立して形成し
た後に、このパッド材3に表皮材2を被覆させる工程を
省略でき、作業能率を向上させている。
〔考案が解決しようとする課題〕 従来のパッド材3を独立して形成し、このパッド材3に
表皮材2を被覆させた場合には作業が煩雑となると共
に、表皮材2とパッド材3との一体感がなく、感触を悪
化させる虞れを有していた。
また表面側の表皮2aと、この表皮2aの裏面側に接合
されたワディング2bとからなる表皮材2を発泡成形型
の下型(図示せず)に配設し、この表皮材2の内側に発
泡合成樹脂の原液を注入した場合には、表皮材2の裏面
側のワディング2bに発泡合成樹脂の原液が不規則に含
浸して含浸部5が形成され、表皮材2の感触を著しく悪
化させていた。即ち、発泡合成樹脂の原液の注入時に、
注入圧や発泡圧がワディング2bの一部分に強くかか
り、この部分に発泡合成樹脂の原液の含浸部5が部分的
に形成され、また不均一な厚さの含浸層が形成され、ク
ッション性が不均一で同様に感触及び座感を悪化させて
いた。また表皮材2とパッド材3とが、長期間の使用に
より剥離状態となり、表皮材2とパッド材3との一体感
がなくなる虞れを有していた。
本考案の目的は表皮材とパッド材とが剥離することがな
く、強固に一体性を保持することができ、着座者の感触
及び座感を向上させることができる表皮材とパッド材と
の一体成形シートを提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上述せる課題に鑑みてなされたもので、表皮材
を下型に配設し、該表皮材の内側に発泡合成樹脂の原液
を注入し、下型に上型を型合せした状態で前記表皮材と
一体にパッド材を発泡成形して形成される表皮材とパッ
ド材との一体成形シートにおいて、前記表皮材が表面側
の表皮と、該表皮の裏面側に接合されたワディングと、
該ワディングの裏面側に接合された編み物または不織布
等からなる裏基布とから形成され、前記裏基布の裏面側
にカットパイルまたはループ状の突片が形成され、該裏
基布に前記パッド材の発泡成形のための発泡合成樹脂の
原液を含浸させ、前記突片に含浸して形成される含浸層
の厚さ分だけ裏基布の含浸層の厚さを増大させたことを
特徴とする。
〔作用〕
本考案に依れば、表皮材のワディングの裏面側に裏基布
を接合させ、該裏基布の裏面側にカットパイルまたはル
ープ状の突片が形成され、この裏基布及び裏基布の突片
にパッド材の発泡成形のための発泡合成樹脂の原液を含
浸させたので、パッド材と裏基布が含浸層を介して強固
に接合され、また裏基布の裏面に突片を形成した分だけ
含浸層の厚さが増大し、表皮材とパッド材の密着性が向
上するものである。
〔実施例〕
以下本考案に係る表皮材とパッド材との一体成形シート
を図面を参照して詳述する。
第1図には本考案の一実施例の概略が示されており、本
実施例においては一体成形シート11として車両用シー
トのシートクッションが示されているが、同様にシート
バックにも適用し得るものである。一体成形シート11
の表皮材12は表面側の塩化ビニールの如き、表皮13
と、該表皮13の裏面側に接合された塩化ビニール、ま
たはウレタン等からなるワディング14と該ワディング
14の裏面側に接合させた裏基布15とを備えている。
この裏基布15はポリエステル等の編み物、または不織
布から形成され、裏基布15の裏面側にはカットパイル
またはループ状の突片15aが一体に形成されている。
この突片15aの突出長さは1〜5mm程度でよく、好ま
しくは3mm程度である。
従って、前記裏基布15の突片15a側を上面にして表
皮材12を発泡成形型(図示せず)の下型に配設し、発
泡合成樹脂の原液を表皮材12の内側に注入し、下型に
上型を型合せした状態で発泡キュアさせることによりパ
ッド材16が前記表皮材12と一体に成形され、一体成
形シート11が形成される。
前記発泡合成樹脂の原液の注入時に、発泡合成樹脂の原
液が裏基布15及び裏基布15の裏面側の突片15aに
含浸し、含浸層17が形成される。この含浸層17は裏
基布15に形成した突片15aの突出長さ分だけ含浸層
17の厚みを増大させて形成されているものである。
尚、裏基布15とワディング14との間に発泡合成樹脂
の原液が含浸しないようにすれば、表面感触の優れた一
体成形シート11を得ることができ、また多少含浸する
ようにすれば、裏基布15とワディング14の接合強度
を向上させることができる。
〔考案の効果〕
以上が本考案に係る表皮材とパッド材との一体成形シー
トの一実施例の構成であるが、斯る構成に依れば、表皮
材のワディングの裏面側に裏基布を接合させ、該裏基布
の裏面側にカットパイルまたはループ状の突片が形成さ
れ、この裏基布及び裏基布の突片にパッド材の発泡成形
のための発泡合成樹脂の原液を含浸させたので、パッド
材と裏基布が含浸層を介して強固に接合され、また裏基
布の裏面に突片を形成した分だけ含浸層の厚さが増大
し、表皮材とパッド材の密着性が向上して、表皮材とパ
ッド材とが強固に一体性を保持し、相互に剥離すること
がなく、感触及び座感を著しく向上させることのできる
表皮材一体成形シートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る表皮材とパッド材との一体成形シ
ートの一実施例の概略を示す断面図、第2図は従来の一
体成形シートの断面図である。 図中、11…一体成形シート、12…表皮材、13…表
皮、14…ワディング、15…裏基布、15a…突片、
16…パッド材、17……含浸層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:58 4F

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表皮材を下型に配設し、該表皮材の内側に
    発泡合成樹脂の原液を注入し、下型に上型を型合せした
    状態で前記表皮材と一体にパッド材を発泡成形して形成
    される表皮材とパッド材との一体成形シートにおいて、
    前記表皮材が表面側の表皮と、該表皮の裏面側に接合さ
    れたワディングと、該ワディングの裏面側に接合された
    編み物または不織布等からなる裏基布とから形成され、
    前記裏基布の裏面側にカットパイルまたはループ状の突
    片が形成され、該裏基布に前記パッド材の発泡成形のた
    めの発泡合成樹脂の原液を含浸させ、前記突片に含浸し
    て形成される含浸層の厚さ分だけ裏基布の含浸層の厚さ
    を増大させたことを特徴とする表皮材とパッド材との一
    体成形シート。
JP4713789U 1989-04-21 1989-04-21 表皮材とパッド材との一体成形シート Expired - Lifetime JPH061383Y2 (ja)

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JPH02137212U JPH02137212U (ja) 1990-11-15
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