JPH055001Y2 - - Google Patents
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- JPH055001Y2 JPH055001Y2 JP13528388U JP13528388U JPH055001Y2 JP H055001 Y2 JPH055001 Y2 JP H055001Y2 JP 13528388 U JP13528388 U JP 13528388U JP 13528388 U JP13528388 U JP 13528388U JP H055001 Y2 JPH055001 Y2 JP H055001Y2
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、表皮内面に液状発泡原料を注入し
て、表皮一体発泡成形品を成形するのに用いられ
る表皮に関する。
て、表皮一体発泡成形品を成形するのに用いられ
る表皮に関する。
(従来技術)
表皮一体発泡成形品は、別途表皮を被着する必
要がなく成形作業が簡略になる利点があり、また
表皮と発泡体の一体化(接着)により表皮に皺、
弛みを生じにくく、外観に優れる利点がある。そ
のため、表皮一体発泡成形品は座席のクツシヨン
体等に広く用いられている。
要がなく成形作業が簡略になる利点があり、また
表皮と発泡体の一体化(接着)により表皮に皺、
弛みを生じにくく、外観に優れる利点がある。そ
のため、表皮一体発泡成形品は座席のクツシヨン
体等に広く用いられている。
その表皮一体発泡成形品の成形に用いられる表
皮は、従来軟質塩化ビニル樹脂等のプラスチツク
シートからなるものが殆どであつた。しかし、プ
ラスチツクシートからなる表皮は、ソフト感に欠
けるのみならず、夏季においては熱く、冬季にお
いては冷たい感触を与える。そのため近年では、
プラスチツクシートに比べて表面感触に優れるフ
アブリツクが表皮一体発泡成形品の表皮として多
用されるようになつた。
皮は、従来軟質塩化ビニル樹脂等のプラスチツク
シートからなるものが殆どであつた。しかし、プ
ラスチツクシートからなる表皮は、ソフト感に欠
けるのみならず、夏季においては熱く、冬季にお
いては冷たい感触を与える。そのため近年では、
プラスチツクシートに比べて表面感触に優れるフ
アブリツクが表皮一体発泡成形品の表皮として多
用されるようになつた。
ところが、フアブリツク単独で表皮を構成する
と、表皮一体発泡成形時に表皮内面に注入した液
状発泡原料が、表皮の織り目または網目から外部
へ漏出して、表皮の外観あるいは、表皮のソフト
感が損なわれてしまう。
と、表皮一体発泡成形時に表皮内面に注入した液
状発泡原料が、表皮の織り目または網目から外部
へ漏出して、表皮の外観あるいは、表皮のソフト
感が損なわれてしまう。
そこで従来においては、表皮からポリウレタン
フオーム原料が漏出するのを防ぐため、第5図の
ようにフアブリツク10の内面に軟質ポリウレタ
ンフオーム12を積層してなる表皮14、あるい
は第6図のようにフアブリツク10の内面に軟質
ポリウレタンフオーム12とプラスチツクフイル
ム16を順次積層してなる表皮18が用いられて
いる。
フオーム原料が漏出するのを防ぐため、第5図の
ようにフアブリツク10の内面に軟質ポリウレタ
ンフオーム12を積層してなる表皮14、あるい
は第6図のようにフアブリツク10の内面に軟質
ポリウレタンフオーム12とプラスチツクフイル
ム16を順次積層してなる表皮18が用いられて
いる。
(考案が解決しようとする課題)
しかし前者の表皮14にあつては、表皮一体発
泡成形時に液状発泡原料が軟質ポリウレタンフオ
ーム12の連通気泡内に含浸し、フアブリツクの
ソフト感が損なわれ易い。そのため、軟質ポリウ
レタンフオームの配合を工夫して軟質ポリウレタ
ンフオームの連通気泡率を低くし独立気泡率を高
める等により、その軟質ポリウレタンフオーム1
2の通気性を低くして液状発泡原料の含浸を減ら
すことがなされている。ところが、その表皮一体
発泡成形品が座席のクツシヨンに用いられる場合
は、前記フアブリツク内面にある軟質ポリウレタ
ンフオーム12の通気性低下により、着座時に蒸
れ易い問題が発生する。
泡成形時に液状発泡原料が軟質ポリウレタンフオ
ーム12の連通気泡内に含浸し、フアブリツクの
ソフト感が損なわれ易い。そのため、軟質ポリウ
レタンフオームの配合を工夫して軟質ポリウレタ
ンフオームの連通気泡率を低くし独立気泡率を高
める等により、その軟質ポリウレタンフオーム1
2の通気性を低くして液状発泡原料の含浸を減ら
すことがなされている。ところが、その表皮一体
発泡成形品が座席のクツシヨンに用いられる場合
は、前記フアブリツク内面にある軟質ポリウレタ
ンフオーム12の通気性低下により、着座時に蒸
れ易い問題が発生する。
他方、後者の表皮18にあつては、表皮一体発
泡成形時の取り扱い作業等によりプラスチツクフ
イルム16にピンホール(針の孔のような小孔)
が発生し易いため、液状発泡原料がそのピンホー
ルを通つて軟質ポリウレタンフオーム12内に含
浸し、前記の表皮12と同様にフアブリツク10
のソフト感が損なわれ易い問題がある。また表皮
12の形状等によつては、表皮内面に注入された
液状発泡原料とプラスチツクフイルム16との間
に空気、あるいは発泡ガスが滞留し、該部にエア
ーポケツト(空気溜まり)が発生して、そのエア
ーポケツト部の空気等がその後の冷却により収縮
し、エアーポケツト部の表皮12の陥没形状が発
生する問題もある。
泡成形時の取り扱い作業等によりプラスチツクフ
イルム16にピンホール(針の孔のような小孔)
が発生し易いため、液状発泡原料がそのピンホー
ルを通つて軟質ポリウレタンフオーム12内に含
浸し、前記の表皮12と同様にフアブリツク10
のソフト感が損なわれ易い問題がある。また表皮
12の形状等によつては、表皮内面に注入された
液状発泡原料とプラスチツクフイルム16との間
に空気、あるいは発泡ガスが滞留し、該部にエア
ーポケツト(空気溜まり)が発生して、そのエア
ーポケツト部の空気等がその後の冷却により収縮
し、エアーポケツト部の表皮12の陥没形状が発
生する問題もある。
そこでこの考案は、表皮表面にあるフアブリツ
クのソフト感が損なわれず、しかも蒸れにくく、
そのうえ内面にエアーポケツトの生じにくい表皮
一体発泡成形用表皮を提供せんとするものであ
る。
クのソフト感が損なわれず、しかも蒸れにくく、
そのうえ内面にエアーポケツトの生じにくい表皮
一体発泡成形用表皮を提供せんとするものであ
る。
(課題を解決するための手段)
前記目的を達成するため、この考案は、内面に
液状発泡原料を注入して、表皮一体発泡成形品を
成形するのに用いられる表皮において、プラスチ
ツクフイルムを通気性の有る軟質発泡体層により
挟んでなる不透液層を、フアブリツクの内面に積
層して表皮一体発泡成形用表皮を構成したのであ
る。
液状発泡原料を注入して、表皮一体発泡成形品を
成形するのに用いられる表皮において、プラスチ
ツクフイルムを通気性の有る軟質発泡体層により
挟んでなる不透液層を、フアブリツクの内面に積
層して表皮一体発泡成形用表皮を構成したのであ
る。
(作用)
不透液層は、プラスチツクフイルムを通気性の
有る二つの軟質発泡体層により挟んでなり、その
一方の軟質発泡体層がフアブリツク内面と接した
状態にある。そのため、そのフアブリツク内面に
ある軟質発泡体層の連通気泡とフアブリツクの織
り目あるいは網目が連通し、その連通気泡とフア
ブリツクの織り目あるいは網目を通つて空気が表
皮外へ出たり、表皮内に入つたりするので、表皮
の通気性が確保される。
有る二つの軟質発泡体層により挟んでなり、その
一方の軟質発泡体層がフアブリツク内面と接した
状態にある。そのため、そのフアブリツク内面に
ある軟質発泡体層の連通気泡とフアブリツクの織
り目あるいは網目が連通し、その連通気泡とフア
ブリツクの織り目あるいは網目を通つて空気が表
皮外へ出たり、表皮内に入つたりするので、表皮
の通気性が確保される。
また、不透液層を構成する他方の軟質発泡体
層、すなわちフアブリツクと反対側にある軟質発
泡体層の表面に、表皮一体発泡成形時液状発泡原
料が注入される。注入された液状発泡原料は、一
部がその軟質発泡体層(フアブリツクと反対側に
ある軟質発泡体層)表面から含浸する。含浸した
液状発泡原料は、反応の進行により粘度が増大す
るため、その軟質発泡体層表面からある程度浸透
して、その浸透が止まる。その際、軟質発泡体層
の内面まで浸透する液状発泡原料があつても、そ
の軟質発泡体層内面にあるプラスチツクフイルム
により、それ以上不透液層内へ浸透するのが阻止
される。また、そのプラスチツクフイルムにピン
ホールが存在しても、プラスチツクフイルムの位
置まで浸透した液状発泡原料は、すでに粘度がか
なり高くなつているため、そのピンホールを通過
することができず、フアブリツク側の軟質発泡体
層まで含浸することがない。
層、すなわちフアブリツクと反対側にある軟質発
泡体層の表面に、表皮一体発泡成形時液状発泡原
料が注入される。注入された液状発泡原料は、一
部がその軟質発泡体層(フアブリツクと反対側に
ある軟質発泡体層)表面から含浸する。含浸した
液状発泡原料は、反応の進行により粘度が増大す
るため、その軟質発泡体層表面からある程度浸透
して、その浸透が止まる。その際、軟質発泡体層
の内面まで浸透する液状発泡原料があつても、そ
の軟質発泡体層内面にあるプラスチツクフイルム
により、それ以上不透液層内へ浸透するのが阻止
される。また、そのプラスチツクフイルムにピン
ホールが存在しても、プラスチツクフイルムの位
置まで浸透した液状発泡原料は、すでに粘度がか
なり高くなつているため、そのピンホールを通過
することができず、フアブリツク側の軟質発泡体
層まで含浸することがない。
その結果、フアブリツク内面と接する軟質発泡
体層に液状発泡原料が含浸して硬化することがな
く、フアブリツクのソフト感が損なわれる虞れが
ない。また、フアブリツクに液状発泡原料が漏出
してフアブリツク表面が汚れることもない。
体層に液状発泡原料が含浸して硬化することがな
く、フアブリツクのソフト感が損なわれる虞れが
ない。また、フアブリツクに液状発泡原料が漏出
してフアブリツク表面が汚れることもない。
一方、表皮一体発泡成形時に表皮内面付近に空
気あるいは発泡ガスが集まつても、その空気等
は、表皮内に注入された液状発泡原料が発泡して
表皮内を満たすことにより、不透液層表面を構成
する軟質発泡体層の連通気泡内に追いやられ、分
散する。その結果、表皮内面にエアーポケツトが
生じず、製品の冷却後に表皮表面に陥没形状が発
生することがない。
気あるいは発泡ガスが集まつても、その空気等
は、表皮内に注入された液状発泡原料が発泡して
表皮内を満たすことにより、不透液層表面を構成
する軟質発泡体層の連通気泡内に追いやられ、分
散する。その結果、表皮内面にエアーポケツトが
生じず、製品の冷却後に表皮表面に陥没形状が発
生することがない。
(実施例)
以下この考案の実施例について説明する。
第1図はこの考案の一実施例に係る表皮の断面
図、第2図はその表皮を用いて行う表皮一体発泡
成形時を示す成形型の断面図、第3図は第2図の
A部拡大断面図、第4図は表皮一体発泡成形品の
部分断面図である。
図、第2図はその表皮を用いて行う表皮一体発泡
成形時を示す成形型の断面図、第3図は第2図の
A部拡大断面図、第4図は表皮一体発泡成形品の
部分断面図である。
表皮20は、フアブリツク22の内面に不透液
層24が積層一体化してなる。
層24が積層一体化してなる。
フアブリツク22は、表皮一体発泡成形品の用
途等に応じて織物あるいは編物とされる。
途等に応じて織物あるいは編物とされる。
不透液層24は、プラスチツクフイルム26を
通気性のある二つの軟質発泡体層28,30によ
り挟んでなる。プラスチツクフイルムは、種々の
ものを使用し得る。また二つの軟質発泡体層2
8,30のうち、フアブリツク22側になる軟質
発泡体層28は、フアブリツク22の通気性を損
なわないようにするため、特に通気性の高いもの
が好ましい。通気性のある軟質発泡体層として
は、軟質ポリウレタンフオームが好適である。軟
質ポリウレタンフオームは、その配合等により連
通気泡率を高めることができ、それによつて通気
性を増大させることができる。
通気性のある二つの軟質発泡体層28,30によ
り挟んでなる。プラスチツクフイルムは、種々の
ものを使用し得る。また二つの軟質発泡体層2
8,30のうち、フアブリツク22側になる軟質
発泡体層28は、フアブリツク22の通気性を損
なわないようにするため、特に通気性の高いもの
が好ましい。通気性のある軟質発泡体層として
は、軟質ポリウレタンフオームが好適である。軟
質ポリウレタンフオームは、その配合等により連
通気泡率を高めることができ、それによつて通気
性を増大させることができる。
このようにしてなる表皮20は、表皮一体発泡
成形時に、フアブリツク22側を型面側、不透液
層24側を型キヤビテイ側として成形型32内に
装置される。そして、その表皮20内にポリウレ
タンフオーム原料等の液状発泡原料36が注入さ
れる。注入された液状発泡原料36は、表皮20
内で発泡し表皮20と一体になつて発泡体38に
なるとともに、一部が型キヤビテイ側の軟質発泡
体層30に含浸して、表皮一体発泡成形品40に
なる。軟質発泡体層30に含浸した液状発泡原料
は、前記したようにプラスチツクフイルム26の
部分で浸透が止まつて、それ以上フアブリツク2
2側に浸透することなく軟質発泡体層30内で硬
化する。この液状発泡原料の含浸硬化により、発
泡体38と表皮20の一体化がより強固になされ
る。また、表皮20内面付近に閉じ込められた空
気、発泡ガスは、キヤビテイ側の軟質発泡体層3
0の連通気泡内に侵入し、その軟質発泡体層30
内に分散する。そのため、表皮20内面と発泡体
38の間に空気、ガスが溜まらず、エアーポケツ
トが形成されることがない。
成形時に、フアブリツク22側を型面側、不透液
層24側を型キヤビテイ側として成形型32内に
装置される。そして、その表皮20内にポリウレ
タンフオーム原料等の液状発泡原料36が注入さ
れる。注入された液状発泡原料36は、表皮20
内で発泡し表皮20と一体になつて発泡体38に
なるとともに、一部が型キヤビテイ側の軟質発泡
体層30に含浸して、表皮一体発泡成形品40に
なる。軟質発泡体層30に含浸した液状発泡原料
は、前記したようにプラスチツクフイルム26の
部分で浸透が止まつて、それ以上フアブリツク2
2側に浸透することなく軟質発泡体層30内で硬
化する。この液状発泡原料の含浸硬化により、発
泡体38と表皮20の一体化がより強固になされ
る。また、表皮20内面付近に閉じ込められた空
気、発泡ガスは、キヤビテイ側の軟質発泡体層3
0の連通気泡内に侵入し、その軟質発泡体層30
内に分散する。そのため、表皮20内面と発泡体
38の間に空気、ガスが溜まらず、エアーポケツ
トが形成されることがない。
(効果)
この考案は、プラスチツクフイルムの通気性の
有る軟質発泡体層により挟んで不透液層を構成
し、その不透液層をフアブリツクの内面に積層し
て表皮一体発泡成形用表皮を構成したものであ
る。そのため、表皮一体発泡成形時に液状発泡原
料が表皮表面に漏出するのを防止できたのであ
り、また表皮内面にエアーポケツトが形成される
のを防ぐこともできたのである。さらに、表皮表
面の通気性も維持できたのである。
有る軟質発泡体層により挟んで不透液層を構成
し、その不透液層をフアブリツクの内面に積層し
て表皮一体発泡成形用表皮を構成したものであ
る。そのため、表皮一体発泡成形時に液状発泡原
料が表皮表面に漏出するのを防止できたのであ
り、また表皮内面にエアーポケツトが形成される
のを防ぐこともできたのである。さらに、表皮表
面の通気性も維持できたのである。
しかもこの表皮は、不透液層内にプラスチツク
フイルムが存在するため真空成形することがで
き、また縫製する場合でもその縫い目が軟質発泡
体層の弾性により塞がれるため、液状発泡原料の
漏出がなく、縫製により所定形状とすることもで
きる。
フイルムが存在するため真空成形することがで
き、また縫製する場合でもその縫い目が軟質発泡
体層の弾性により塞がれるため、液状発泡原料の
漏出がなく、縫製により所定形状とすることもで
きる。
このようにこの考案の表皮は、表皮一体発泡成
形用表皮として極めて有用なものである。
形用表皮として極めて有用なものである。
第1図はこの考案の一実施例に係る表皮の断面
図、第2図はその表皮を用いて行う表皮一体発泡
成形時の断面図、第3図はA部の拡大断面図、第
4図はその表皮を用いて成形された表皮一体発泡
成形品の部分断面図、第5図および第6図は従来
の表皮の断面図である。 22……フアブリツク、24……不透液層、2
6……プラスチツクフイルム、28,30……通
気性の有る軟質発泡体層。
図、第2図はその表皮を用いて行う表皮一体発泡
成形時の断面図、第3図はA部の拡大断面図、第
4図はその表皮を用いて成形された表皮一体発泡
成形品の部分断面図、第5図および第6図は従来
の表皮の断面図である。 22……フアブリツク、24……不透液層、2
6……プラスチツクフイルム、28,30……通
気性の有る軟質発泡体層。
Claims (1)
- 内面に液状発泡原料を注入して、表皮一体発泡
成形品を成形するのに用いられる表皮において、
プラスチツクフイルムを通気性の有る軟質発泡体
層により挟んだ不透液層を、フアブリツクの内面
に積層してなることを特徴とする表皮一体発泡成
形用表皮。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13528388U JPH055001Y2 (ja) | 1988-10-17 | 1988-10-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13528388U JPH055001Y2 (ja) | 1988-10-17 | 1988-10-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0256628U JPH0256628U (ja) | 1990-04-24 |
JPH055001Y2 true JPH055001Y2 (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=31394769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13528388U Expired - Lifetime JPH055001Y2 (ja) | 1988-10-17 | 1988-10-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH055001Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-10-17 JP JP13528388U patent/JPH055001Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0256628U (ja) | 1990-04-24 |
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