JPS6110481Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6110481Y2
JPS6110481Y2 JP2855383U JP2855383U JPS6110481Y2 JP S6110481 Y2 JPS6110481 Y2 JP S6110481Y2 JP 2855383 U JP2855383 U JP 2855383U JP 2855383 U JP2855383 U JP 2855383U JP S6110481 Y2 JPS6110481 Y2 JP S6110481Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
insole
width
base fabric
fiber web
polyurethane
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JP2855383U
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JPS59134407U (ja
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はポリウレタンダイレクトソーリング成
形の中底材に関する。
従来のポリウレタンダイレクトソーリング成形
用中底材としては織布貼合せタイプ、パルプボー
ドタイプ、レザーボードタイプ等が使用されてい
るが通気性が充分でないので成形時に靴底表面に
気泡の発生が多発し、外観を損ねていた。これは
ポリ塩化ビニルの発泡方法のように配合物中の発
泡剤が加熱により分解してガス化するものは発泡
剤の分解温度よりかなり低い金型や中底の近くで
は充分な加熱がなされず、接触面は良好なスキン
が形成されるのに対して、ポリウレタンの発泡方
法は化学反応により炭酸ガスを発生させて気泡を
形成させるため余分なガスが金型及び通気性の充
分でない中底により密閉されてしまい逃げだせ
ず、金型や中底との接触面にエアーとなつてたま
り、金型との接触面ではピンホール、意匠カケと
なり、中底との接触面では接着不良の原因となつ
ていた。また、従来の中底材では足当りが悪く、
中敷あるいはカツプインソール等を別途挿入する
必要があつた。
考案者は鋭意検討を重ねた結果、ポリウレタン
ダイレクトソーリング成形時の余分な発泡ガス
は、中底より抜けるが発泡中のポリウレタンは中
底表面までしみだせない中底材を開発することが
できた。しかも、この中底材はそのまま使用して
もクツシヨン性があり足当りもよく機能的にも優
れた中底材であつた。
すなわち、この中底材は抗張力5Kg/cm巾以上
で、伸び10%(5Kg/cm巾負荷時)以下からなる
基布に、目付量0.1g/cm3以上からなる繊維ウエ
ツブ層を交絡させてなるポリウレタンダイレクト
ソーリング成形用中底材に係わる。
本考案に使用する抗張力5Kg/cm巾以上で伸び
10%(5Kg/cm巾負荷時)以下からなる基布とし
ては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエス
テル、ポリアミド等からなる繊維を布状になした
ものを使用する。本考案の中底材において基布を
抗張力5Kg/cm巾以下にすると中底材として充分
な強度を得ることができないという欠点が生じる
し、伸びが5Kg/cm巾荷重時に10%以上になると
基布が伸びてしまい、ラストに吊り込むとき繊維
ウエツブの目が開きポリウレタンが中底の表面に
までしみ出してしまうという欠点が生じる。
本考案に使用する目付量0.1g/cm3以上からな
る繊維ウエツブとしてはポリエステル、ポリアミ
ド、ポリアクリル、レーヨン、綿等からなる繊維
で、繊維の太さは0.5〜3デニール、長さ1〜5
cmのものが好ましい。本考案の中底材において繊
維ウエツブの目付量0.1g/cm3以下にするとポリ
ウレタンが中底の表面にまでしみだしてしまうと
いう欠点が生じる。
次に本考案の中底材を図面に基づき詳細に説明
する。
第1図は目付量0.1g/cm3以上の繊維ウエツプ
層2と抗張力5Kg/cm巾以上で伸び10%(5Kg/
cm巾負荷時)以下からなる基布1を重ねてニード
ルパンチ等で両者を交絡させたものであり、該基
布1は片側に寄つており中底として使用するとき
は該基布1側とは反対の面を表面にして使用する
のが好ましい。
第2図は本考案の中底材の別態様である。繊維
ウエツブ層2,2により、抗張力5Kg/cm巾以上
で伸び10%(5Kg/cm巾負荷時)以下からなる基
布1を上下から挾み込み、上下層の繊維ウエツブ
層2,2の目付量が0.1g/cm3以上になるように
させ、次いでニードルパンチ等で三層を交絡させ
たものであり、該基布1は三層の中間層となつて
ほぼ中央に位置しており、この場合は中底として
はどちらの面を使用してもよい。
又第3図は使用する前のほつれを防止するため
に通気性を損なわない程度の樹脂加工した本考案
の中底材の別態様である。樹脂層3を片面から塗
布、ふきつけ、含浸等により形成させて、目付量
0.1g/cm3以上の繊維ウエツブ層2と抗張力5
Kg/cm巾以上で伸び10%(5Kg/cm巾負荷時)以
下からなる基布1とが交絡している面をより強く
固着させる。該樹脂としてはポリウレタン、ポリ
アクリル酸エステル、ポリ酢酸ビニル等が使用で
きる。
本考案の中底材は抗張力5Kg/cm巾以上で伸び
10%(5Kg/cm巾負荷時)以下からなる基布に目
付量0.1g/cm3以上からなる繊維ウエツブ層を交
絡させてなるのでポリウレタンダイレクトソーリ
ング成形時にポリウレタンの化学反応により発生
した炭酸ガスの余分なガスは該基布や該繊維ウエ
ツブ層を抜けて、ラストと中底の間から外へ完全
い逃げることができるので金型や中底との接触面
にエアーとなつてたまり、ピンホールや意匠カケ
などの外観不良や、中底との接着不良等が発生す
ることがなくなつた。しかも該基布が抗張力5
Kg/cm巾以上で伸び10%(5Kg/cm巾負荷時)以
下なので必要以上伸びることがないので中底とし
てひつぱり強度を向上させかつ該繊維ウエツブ層
の目が必要以上に開かず、又該繊維ウエツブ層も
目付量が0.1g/cm3以上を有するのでポリウレタ
ンが中底の表面にしみだすことがない。
また本考案の中底材は繊維ウエツブ層が足に接
するのでクツシヨン性が良く、また足当りもよい
のであらためて中敷やカツプインソール等を別途
挿入する必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の中底材の一実施態様を示す断
面図、第2図乃至第3図は各々本考案の中底材の
別態様を示す断面図である。 1……基布、2……繊維ウエツブ層、3……樹
脂層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 抗張力5Kg/cm巾以上で伸び10%(5Kg/cm巾
    負荷時)以下からなる基布に、目付量0.1g/cm3
    以上からなる繊維ウエツブ層を交絡させてなるポ
    リウレタンダイレクトソーリング成形用中底材。
JP2855383U 1983-02-28 1983-02-28 ポリウレタンダイレクトソ−リング成形用中底材 Granted JPS59134407U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2855383U JPS59134407U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 ポリウレタンダイレクトソ−リング成形用中底材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2855383U JPS59134407U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 ポリウレタンダイレクトソ−リング成形用中底材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59134407U JPS59134407U (ja) 1984-09-08
JPS6110481Y2 true JPS6110481Y2 (ja) 1986-04-04

Family

ID=30159439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2855383U Granted JPS59134407U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 ポリウレタンダイレクトソ−リング成形用中底材

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JP (1) JPS59134407U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2524034Y2 (ja) * 1992-04-28 1997-01-29 アキレス株式会社 ポリウレタンダイレクトソーリング成形用中底材

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59134407U (ja) 1984-09-08

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