JPH0520495Y2 - - Google Patents

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JPH0520495Y2
JPH0520495Y2 JP1987198278U JP19827887U JPH0520495Y2 JP H0520495 Y2 JPH0520495 Y2 JP H0520495Y2 JP 1987198278 U JP1987198278 U JP 1987198278U JP 19827887 U JP19827887 U JP 19827887U JP H0520495 Y2 JPH0520495 Y2 JP H0520495Y2
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skin
urethane
air permeability
urethane foam
layer
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は表装剤とウレタンフオームとが一体成
形されてなる内装部品に関し、例えば自動車、鉄
道車両、航空機、船舶等の輸送機関、その他建築
物等に使用される内装部品に関する。 (従来の技術) 従来、内装部品は基材(ハードボード、繊維成
形マツト、ウツドストツク、樹脂成形品等)に表
皮を貼り込む方法が一般的であつたが、最近はウ
レタンフオーム等と表皮を一体成形する方法が広
く用いられ、クツシヨン、ルーフ、サンシエー
ド、ドア、ピラー、リアシエルフ、リアトレー、
フロア等の内装部品が得られている。この表皮と
ウレタンフオームとを一体成形させる場合に、フ
アブリツク、不織布、カーペツト類等の表皮材に
ウレタン原液が含浸するという問題が常にある。
この含浸を防ぐ方法として、従来は表皮材にフイ
ルム、樹脂等をバツキングする方法が行われてい
たが、通気が無い為に発生ガスの逃げが問題にな
り、その結果ガス留り(ボイド)等が発生すると
いう欠点があつた。 (考案が解決しようとする問題点) 本考案の目的は上記の問題点を解決し、ウレタ
ン原液が含浸することがなく、且つ発生ガスによ
るガス留り(ボイド)等の発生しないウレタン一
体成形内装部品を提供することにある。 (問題点を解決するための手段) 本考案はバツキング層を有する表皮ウレタンフ
オームとが一体成形されてなる内装部品におい
て、該バツキング層を有する表皮が、約0.2〜
25sec/100c.c.の通気度を有するバツキング材をウ
レタン原液の含浸が実質的にないように表皮に積
層して得られたものであり、ウレタンフオーム層
にガラス繊維マツト等の補強材が含まれているこ
とを特徴とする内装部品に係る。 本考案の内装部品の1例として第1図に自動車
のリアシエルフ1の斜視図を示し、その一部切欠
斜視図を第2図に示す。更に第2図における切欠
部の端面拡大図を第3図に示す。図において表皮
材2にバツキング材4が接着剤酸により接着積層
されている。表皮材としては各種の公知のものを
使用でき、例えばフアブリツク、カーペツト、不
織布、ニツト、ベロア、天然材(ウール、シル
ク)、トリコツト、ダブルラツセル等の多孔通気
性表皮材等を例示できる。バツキング材としては
適度な通気度を有し且つウレタン原液を実質的に
透過させないものであれば良く、例えばJIS
P8117に準拠して測定した通気度が約0.2〜
25sec/100c.c.程度の紙(和紙、化学合成紙、障子
紙、新聞紙等)、樹脂積層延展不織布(ポリエス
テル不織布とポリプロピレンの積層体、例えばテ
イジンメルフイツト等)、ナイロントリコツトハ
ーフのアクリル樹脂コート品等を挙げることがで
きる。通気度が大きすぎるとバツキング材の効果
はなくなりウレタンが含浸して製品表面に出て外
観を悪くする。又、通気度が小さすぎるとガス留
りが抜けなくなりボイドが発生して外観を悪くす
る。尚、紙は伸びないが、後者の材質は例えばポ
リエステルとポリプロピレンが積層された不織布
等であり、伸びを持つている。これらの利点を有
することからウレタン一体発泡において、ウレタ
ン原液の含浸をさけガスはある程度逃がすという
作用がある。尚、形状出しにおいても伸びを有す
る為に破れ等はない。以上のようにウレタン一体
成形において非常に優れた構成材と考えられる。 接着剤はバツキング材の上記特性を維持させた
まま、表皮材に接着積層させることが必要で、例
えば網状のホツトメルトフイルムの形態の接着剤
とし、これをバツキング材と表皮材の間に積重
ね、熱板プレス、ラミネートマシン等にて熱圧着
して接着加工する等、通気性を損わないように接
着加工する。又、通気性を損わない方式であれば
いずれの方法でもよく、例えば接着剤を全面塗布
しないので、一部にガス逃げのできる非塗布部を
設けた接着剤の塗布方法を採用することもでき
る。 次に本考案では上記バツキング層を有する表皮
とウレタンフオームを公知の方法により一体成形
して目的とする内装部品を得る。即ち例えば上記
表皮をウレタン発泡型の所定位置に位置し、ウレ
タン原液を注入し、型を閉じた後、発泡、硬化、
脱型することにより目的の内装部品を製造するこ
とができる。尚、ウレタンフオーム層としては公
知の各種のものが使用できるが、該フオーム層に
は第2図に示すようにガラス繊維マツト等の補強
材5を入れることが必須である。6はウレタンフ
オーム層である。 (実施例) 以下に本考案の実施例を示す。 実施例 1 ポリエステル系のニードルパンチ不織布(目付
260g/m2)、オレフイン共重合体系の網状ホツト
メルトフイルム(目付70g/m2)及び新聞紙(通
気度18sec/100c.c.)をこの順に積重ね熱板プレス
にて150℃で30秒間熱圧着させバツキング層を有
する表皮を得た。 次にこの表皮う自動車のリアシエルフ成形用型
に設置し、ウレタン原液を注入、更に目付
150g/m2のガラス長繊維マツトを下型上部に載
置後、閉型して発泡させ第2図のような断面構成
のリアシエルフを作成した。この実施例は表面形
状の平坦なものに好適である。 実施例 2 バツキング材として表面がポリエステルで、裏
面がポリプロピレンである樹脂積層延展不織布
(テイジンメルフイツト、目付60g/m2、厚み0.15
mm、通気度0.27sec/100c.c.)を使用した以外は実
施例1と同様にしてリアシエルフを作成した。こ
の実施例は表皮形状の深絞りなものに好適であ
る。 比較例 1 通気度が0.1sec/100c.c.の実施例2と同様の不
織布を使用した以外は実施例2と同様にしてリア
シエルフを作成したところ、バツキング材の効果
はなく、ウレタンが含浸してやはり外観が悪いも
のであつた。 比較例 2 通気度が30sec/100c.c.の実施例2と同様の不織
布を使用した以外は実施例2と同様にしてリアシ
エルフを作成したところ、ボイドが発生して外観
が悪いものであつた。 比較例 3 ウレタンフオーム層にガラス繊維マツトを存在
させた場合と存在させない場合の成形用ボードを
第1表に記載の条件で作成し、その物性を測定し
た。第1表の結果よりガラス繊維マツトが存在す
る方が曲げ試験、寸法変化率、吸水率、燃焼性の
全ての面において顕著に優れている。 【表】
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の内装部品の一例である自動車
のリアシエルフの斜視図を示し、第2図はその一
部切欠斜視図を示し、第3図は第2図における切
欠部の端面拡大図を示す。 1……リアシエルフ本体、2……表皮材、3…
…接着剤、4……バツキング材、5……ガラス長
繊維マツト、6……ウレタンフオーム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) バツキング層を有する表皮とウレタンフオー
    ムとが一体成形されてなる内装部品において、
    該バツキング層を有する表皮が、約0.2〜
    25sec/100c.c.の通気度を有するバツキング材を
    ウレタン原液の含浸が実質的にないように表皮
    に積層して得られたものであり、ウレタンフオ
    ーム層にガラス繊維マツト等の補強材が含まれ
    ていることを特徴とする内装部品。 (2) バツキング材が接着剤により表皮に積層され
    ている実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    内装部品。
JP1987198278U 1987-12-25 1987-12-25 Expired - Lifetime JPH0520495Y2 (ja)

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