JPH0534277Y2 - - Google Patents

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JPH0534277Y2
JPH0534277Y2 JP1987002210U JP221087U JPH0534277Y2 JP H0534277 Y2 JPH0534277 Y2 JP H0534277Y2 JP 1987002210 U JP1987002210 U JP 1987002210U JP 221087 U JP221087 U JP 221087U JP H0534277 Y2 JPH0534277 Y2 JP H0534277Y2
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layer
hot melt
melt film
nonwoven fabric
polyurethane foam
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は内装材、特に成形天井、ドアトリム、
ビラーガーニツシユ等の自動車用内装材の積層構
造に関する。
(従来の技術) 従来の自動車用内装材のうち、自動車室内天井
内張としては最近、成形天井が用いられている。
例えばガラス繊維をフエノール樹脂等の熱硬化性
樹脂で固めて成形した基材では、ガラス単繊維が
皮膚に付着する事による、かゆみ等の不快感を生
じ、またガラス繊維が高価であり使用量の限度が
あり、出来る限り薄い基材としなければならない
が剛性が小さくなるという欠点がある。天然繊
維、合成繊維の混合体にフエノール樹脂等の熱硬
化性樹脂を適度に混合し圧縮成形した基材では天
井材として不必要に重く、また加圧力1〜3Kg/
cm2、金型温度160〜200℃、加熱時間1〜4分等の
条件で成形を行うので成形条件に欠点ガある。2
枚の架橋高発泡ポリエチレンシートの間にラス金
網をサイドイツチ状に積層した基材では、かなり
太いラス金網が使用されているにも拘らず剛性が
乏しく成形天井としては重過ぎ、またデザインの
自由度が少ない。ポリスチレン等の熱可塑性合成
樹脂発泡体層を、天然繊維、化学繊維等から成る
補強層を有する基材においては、発泡体層の発泡
倍率が3〜15倍と低く軽量化上問題がある。また
気泡が独立気泡のため吸音性も良くない(特公昭
61−53257号)。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案の目的は上記従来の諸欠点を解決した内
装材を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案はスライス状の熱可塑性硬質ポリウレタ
ン発泡体層の両面又は片面に網状ガラスクロス層
を設け、その上に夫々スリツト入りホツトメルト
フイルム接着剤を用いて一方に不織布層及び他方
に表装層を載置して加熱により、これらの層を
夫々別々の面に設けたことを特徴とする適度の通
気性と吸音性を有する内装材の積層構造に係る。
本考案を図面により説明すると、第1〜3図に
示すように、熱可塑性硬質ポリウレタンフオーム
発泡体層1、網状ガラスクロス層2、不織布層3
と微小スリツト入りホツトメルトシート層4を有
するものであり、5は表装層を示す。
本考案の積層内装材を構成するポリウレタン発
泡体層は従来よく知られている熱可塑性硬質ポリ
ウレタンフオーム発泡体をスライスして用いる。
また網状ガラスクロス層と不織布層は夫々補強
層としての機能を果すものであり、前者には第4
図に示すような網状ガラスクロスを、後者には化
学繊維不織布を用いる。化学繊維としてはポリア
ミド系、ポリビニルアルコール系、ポリ塩化ビニ
リデン系、ポリ塩化ビニル系、ポリエステル系、
ポリアクリロニトリル系、ポリエチレン系、ポリ
プロピレン系、ポリウレタン系等の化学繊維やガ
ラス繊維を用いる。第2図における不織布はガラ
ス繊維が剛性的にもつとも良い。接着剤にはホツ
トメルトフイルムを使い、本考案に用いるホツト
メルトフイルムは第5図に示すように微小スリツ
トが切り込まれており、第6図はその表面の拡大
図を示す。これを熱加工すると第7図のように網
目状にスリツトが広がり、基材そのものの通気
性、吸音性を損ねる事がない。
表装層としては例えば不織布(プリント)や繊
維編織物等が用いられ、またこれに軟質ポリウレ
タンフオームを代表とした他の類似した合成樹脂
発泡体をラミネートした物も使用される。これら
の合成樹脂発泡体は内装材の通気性、吸音性を確
保するため、実質的に連続気泡体であることが必
要である。
本考案の積層内装材は、例えば表装層以外の上
記各層を熱プレス、熱ロール等により接着積層さ
せ、次に不織布層とは反対側のホツトメルトフイ
ルム層に表装材を載置して加熱後、プレス成形す
ることにより得られる。尚、表装材側のホツトメ
ルトフイルム層には予め離型紙を積層しておくこ
ともできる。
(考案の効果) 本考案は発泡倍率の高いポリウレタン発泡体を
用いる事により軽量化を図り、そのポリウレタン
も熱可塑的性質を有する特殊硬質ウレタンを用い
成形性も向上され、デザインの自由度も大きい。
また補強材として網状ガラスクロスと不織布を使
う事により、ガラス単繊維が皮膚に付着する事が
なく不快感がない。成形条件においては、360mm
離れた上下面遠赤外線ヒーターを用いて約380℃
で25〜30秒加熱、オープンタイム10秒、プレスタ
イム10秒といつた様に成形時間も短い。更にポリ
ウレタンと補強材等の貼り合せにおいては、微小
スリツト入りホツトメルトフイルムを用い内装材
自体の通気性および吸音性を損ねる事もない。
(実施例) 以下に実施例を挙げて詳しく説明する。
実施例 1 熱可塑性硬質ポリウレタン発泡体(密度
0.045g/cm3、セルサイズ1.8mm)をスライスし、
厚さ8mm、幅1300mm、長さ1700mmの板を作つた。
これに網状ガラスクロス(目付43g/m2)を両面
に、更にスリツト入りホツトメルトフイルム(目
付50g/m2)を両面に、そしてポリエステル系不
織布(目付50g/m2)を片面に積層し、もう一方
は離型紙を積層し、約180℃の熱プレスで貼り合
わせ、離型紙をはがして板状の基材を作つた。
この基材のホツトメルトフイルムが露出した面
に表装材として厚み2mmの軟質ポリウレタンフオ
ームをラミネートしたナイロンリコツトを載置
し、これを約300mm離れた遠赤外線ヒーターによ
り上下約400℃で約25秒加熱して表面温度約180℃
とし、これを自動車用成形天井プレス型により型
温約60℃でプレス成形し、第1図の断面構成で厚
み約7mmの品質的に優れた自動車用成形天井を得
た。
実施例 2 実施例1と同様に熱可塑性硬質ポリウレタン発
泡体で厚み8mm、幅1300mm、長さ170mmの板を作
つた。そしてガラス繊維不織布(目付50g/m2)、
スリツト入りホツトメルトフイルム(目付50g/
m2)、熱可塑性硬質ポリウレタンフオーム、網目
状ガラスクロツク(目付43g/m2)、スリツト入
りホツトメルトフイルム(目付50g/m2)、そし
て離型紙を積層し、約180℃の熱プレスで貼り合
わせ、離型紙をはがして板状の基材を作つた。
この基材のホツトメルトフイルムの露出した面
に表装材としてナイロントリコツトを載置し、実
施例1と同様な条件で加熱し、プレス成形する
と、第2図の断面構成で厚み約5mmの品質的に優
れた自動車用成形天井を得た。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の内装材の積層構造の1例
を示す断面図、第4図は網状ガラスクロス、第5
図はスリツト入りホツトメルトフイルム、第6図
はその表面の拡大図、第7図は熱加工により網目
状にスリツトが広がつた状態のホツトメルトフイ
ルムを示す概略図である。1……熱可塑性硬質ポ
リウレタン発泡体層、2……網状ガラスクロス
層、3……不織布層、4……スリツト入りホツト
メルトフイルム層、5……表装層である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スライス状の熱可塑性硬質ポリウレタン発泡体
    層の両面又は片面に網状ガラスクロス層を設け、
    その上に夫々スリツト入りホツトメルトフイルム
    接着剤を用いて一方に不織布層及び他方に表装層
    を載置して加熱により、これらの層を夫々別々の
    面に設けたことを特徴とする適度の通気性と吸音
    性を有する内装材の積層構造。
JP1987002210U 1987-01-09 1987-01-09 Expired - Lifetime JPH0534277Y2 (ja)

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JP1987002210U JPH0534277Y2 (ja) 1987-01-09 1987-01-09
US07/140,771 US4798756A (en) 1987-01-09 1988-01-04 Laminate structure of interior finishing material
GB8803594A GB2214867B (en) 1987-01-09 1988-02-17 Interior finishing material with laminated structure

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