JPH0116604Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0116604Y2
JPH0116604Y2 JP19802882U JP19802882U JPH0116604Y2 JP H0116604 Y2 JPH0116604 Y2 JP H0116604Y2 JP 19802882 U JP19802882 U JP 19802882U JP 19802882 U JP19802882 U JP 19802882U JP H0116604 Y2 JPH0116604 Y2 JP H0116604Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knitted fabric
resin
resins
paper string
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19802882U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59104723U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19802882U priority Critical patent/JPS59104723U/ja
Publication of JPS59104723U publication Critical patent/JPS59104723U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0116604Y2 publication Critical patent/JPH0116604Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として自動車等の天井材、扉内装材
等の内装材の基材として用いられる内装基材に関
するものである。
従来、この種の内装基材としてはレジンフエル
ト、ダンボール、ポリスチロール発泡体等が提供
されている。しかしレジンフエルトは重量が大で
あり、軽量化のため薄手にすれば強度が小さくな
り、またダンボールは成形性が悪く深絞りが困難
で成形面に亀裂やしわを生じ易く、ポリスチロー
ル発泡体は構造強度が充分でない。
本考案は軽量かつ強度が大でしかも成形が容易
で成形面にも亀裂やしわが生じないような内装基
材を提供することを目的とし、しかして本考案は
紙紐編織物と成形性パネルとを重合してなること
を骨子とするものである。
本考案を図に示す一実施例によつて説明すれば
紙紐1は例えば紙あるいは不織布からなるテープ
のロール2Aからテープ2を引き出し金具3の細
孔3Aを通して紐状とするが、この際、ロール2
Aは例えば矢印方向に回転させて紙紐1に縒りを
与えてもよいしロール2Aを全く回転させなくて
もよい。通常、該テープ2の巾は25mm程度、細孔
3Aの径は1〜3mm程度である。かくして製造し
た紙紐1は平織、綾織、ラツセル編等によつて編
織されて編織物4となる。第3図に示すのはラツ
セル編の場合の拡大図である。紙紐1の縒りを少
なくするか全くなくすれば編織物4の目を密にし
易くなり編織物4の目を密にすれば構造強度が大
となりかつ表面平滑性が向上する。上記編織物4
には所望なれば合成樹脂が含浸せられてもよい。
合成樹脂を該編織物4に含浸するには編織前の紙
紐1に対して行われてもよいし、編織物4に対し
て行われてもよい。編織物4の含浸に用いられる
合成樹脂としては尿素樹脂、メラミン樹脂、フエ
ノール樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、熱硬
化性アクリル樹脂等の熱硬化性合成樹脂、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリスチロール、酢酸ビニル樹
脂、熱可塑性アクリル樹脂、アクリロニトリル−
ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエン共重
合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチ
レン−プロピレンターポリマー、酢酸ビニル−エ
チレン共重合体等の熱可塑性合成樹脂を含むあら
ゆる種類の合成樹脂が用いられる。該合成樹脂に
かえて該合成樹脂を生成するモノマー、オリゴマ
ー、プレポリマー等を紙紐1や編織物4に含浸さ
せその後重合せしめて合成樹脂を紙紐1や編織物
4の内部で生成してもよい。合成樹脂含浸量は紙
紐重量に対して10〜50重量%、望ましくは20〜40
重量%程度である。
上記編織物4の片面もしくは両面には成形性パ
ネル5が重合せられる。成形性パネル5とはそれ
自体が成形性を有するものであり、例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン
共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ
塩化ビニル、ポリスチレン、ポリメタクリレー
ト、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニ
トリル−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン共重合体、アクリロニト
リル−スチレン共重合体、ポリアミド等の熱可塑
性プラスチツクの板状体、もしくはこれら熱可塑
性プラスチツクの発泡板状体、レジンフエルト、
合成樹脂含浸紙、合成樹脂含浸不織布、プリプレ
グマツト等の繊維を上記熱可塑性合成樹脂およ
び/またはメラミン樹脂、尿素樹脂、フエノール
樹脂、レゾルシノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
エステル樹脂、ウレタン樹脂等の熱硬化性合成樹
脂あるいはこれら合成樹脂のオリゴマー、プレポ
リマー等で結着した繊維纒合体、ダンボール、ハ
ニカム等の紙、プラスチツク、あるいは金属から
なる強化構造材、該強化構造材に更に上記のよう
な熱硬化性合成樹脂や熱可塑性合成樹脂を含浸し
た含浸物等がある。上記例示は本考案を限定する
ものではない。上記編織物と成形性パネルとは通
常の接着剤、感熱性接着剤、熱融着等によつて接
着される。
かくして得られた編織物4と成形性パネル5か
らなる内装基材6は例えば第5図に示すように上
型7Aと下型7Bとからなる押圧型7によつて第
6図に示すような自動車成形天井基材8に成形さ
れる。該成形天井基材8の表面に不織布、ニード
ルフエルト、ポリ塩化ビニルシートとポリウレタ
ン発泡体との積層材等の表装材を貼着して成形天
井とする。該表装材は成形天井基材8の成形と同
時に貼着されてもよい。また成形性パネル5が熱
可塑性を有している場合に成形に先だつて加熱し
その後冷間成形あるいは表装材と共に真空成形等
を行なつてもよい。いづれの成形方法にしろ、成
形の際編織物4の目が拡大あるいは縮小すること
によつて編織物4は充分に伸縮し深絞り成形を行
なつても編織物4には亀裂やしわは全く生じな
い。
本考案は上記したように成形の際に充分に伸縮
する紙紐編織物を用いるからたとえ成形性パネル
に亀裂やしわが生じても上記編織物表面には亀裂
やしわが全く生じないし、成形性パネルを軽量化
のために薄手にしても構造強度は上記編織物によ
つて補強される。かくして軽量で成形性がよく、
かつ構造強度が大なる内装基材が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は紙紐製造工程を示す斜視図、第2図以
下は本考案の一実施例を示すものであり、第2図
は紙紐編織物の斜視図、第3図は紙紐編織物の部
分拡大平面図、第4図は内装基材の部分側断面
図、第5図は成形工程模式図、第6図は得られた
成形天井基材の斜視図である。 図中1……紙紐、4……紙紐編織物、5……成
形性パネル、6……内装基材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 紙紐編織物と成形性パネルとを重合してなる内
    装基材。
JP19802882U 1982-12-29 1982-12-29 内装基材 Granted JPS59104723U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19802882U JPS59104723U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 内装基材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19802882U JPS59104723U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 内装基材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59104723U JPS59104723U (ja) 1984-07-14
JPH0116604Y2 true JPH0116604Y2 (ja) 1989-05-16

Family

ID=30423564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19802882U Granted JPS59104723U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 内装基材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59104723U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7010600B2 (ja) * 2017-04-26 2022-02-10 大建工業株式会社 防汚性紙紐の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59104723U (ja) 1984-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR890002973B1 (ko) 열성형체 복합체(熱成型性 複合體)
US5591289A (en) Method of making a fibrous headliner by compression molding
US6204209B1 (en) Acoustical composite headliner
US5019197A (en) Method of making composites having layers of the same or different firmness
JPH0280824A (ja) 乗物体のドア用エネルギ吸収装置およびそれを製造する方法
JP2598178Y2 (ja) 補強内装材料
US20040235378A1 (en) Vehicle interior trim component of basalt fibers and thermosetting resin and method of manufacturing the same
KR100295573B1 (ko) 흡, 차음용 적층체
US5308678A (en) Trim board
JPH0116604Y2 (ja)
KR19980059686U (ko) 내장재 적층체
JPH07229049A (ja) 再生プラスチックを用いた合成ファイバ材料部材
JP2001232708A (ja) 内装材および該内装材の製造方法
JP2743327B2 (ja) ダンボールおよび車両用内装材
JP2753636B2 (ja) 車輛用内装材とその製造方法
JPS6141649Y2 (ja)
JP2000210910A (ja) 自動車用内装基材
JPH11156976A (ja) 車輛内装用表皮材
JP2835295B2 (ja) 繊維板成形物
JPH0520495Y2 (ja)
KR20190059365A (ko) 자동차용 경량 헤드라이너
JPH0445877Y2 (ja)
JPS61241136A (ja) 自動車内装品及びその製造方法
JPH01209131A (ja) 繊維質積層体及びその製造方法
JPH0611181Y2 (ja) 折畳み式内装材