JP2001232708A - 内装材および該内装材の製造方法 - Google Patents

内装材および該内装材の製造方法

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JP2001232708A JP2000049115A JP2000049115A JP2001232708A JP 2001232708 A JP2001232708 A JP 2001232708A JP 2000049115 A JP2000049115 A JP 2000049115A JP 2000049115 A JP2000049115 A JP 2000049115A JP 2001232708 A JP2001232708 A JP 2001232708A
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felt
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Yoshiteru Konishi
吉照 小西
Fumio Nonobe
二三夫 野々部
Nobusumi Murakoshi
信純 村越
Toshiya Watanabe
俊也 渡辺
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AISEI KK
TAISHIN KOGYO KK
Toyota Boshoku Corp
Toyota Tsusho Corp
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AISEI KK
TAISHIN KOGYO KK
Toyota Boshoku Corp
Toyota Tsusho Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は軽量かつ高剛性の内装材を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】繊維からなる表皮層2と、高剛性フェルト
層3と低剛性フェルト層4とを具備する中間層5と、合
成樹脂含浸繊維層6とからなり、所定形状に成形されて
いる内装材1を提供する。該内装材1において、高剛性
フェルト層3と合成樹脂含浸繊維層6とは高剛性を付与
し、低剛性フェルト層4は良好なクッション性と断熱防
音性を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば自動車の天井材と
して有用な内装材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の内装材としては例えば融点
110℃〜160℃の低融点ポリエステル繊維と融点2
50℃程度の高融点ポリエステル繊維とを混合した混合
繊維シートの表裏面に不織布を重ねてホットプレス成形
したものが提供されている(特開平10ー337798
号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の内装材にあ
っては、良好な成形性を有し深絞り成形も容易である
が、剛性やクッション性や作業性が充分なものとは云え
なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の課
題を解決するための手段として、繊維からなる表皮層
(2) と、高剛性フェルト層(3) と低剛性フェルト層(4)
とを具備する中間層(5)と、合成樹脂含浸繊維層(6) と
からなり、所定形状に成形されている内装材(1)および
ウエブまたはニードルパンチ不織布である表皮用繊維層
と、ウエブまたはニードルパンチフェルトである高剛性
フェルト用繊維層と、ウエブまたはニードルパンチフェ
ルトである低剛性フェルト用繊維層と、ウエブまたはニ
ードルパンチ不織布である合成樹脂含浸用繊維層とを重
ねてニードルパンチングすることによって各層の繊維を
絡合すると共に各層間を結合して表皮層(2) と高剛性フ
ェルトと低剛性フェルトと繊維層とし、次いで該合成樹
脂含浸用繊維層に合成樹脂を含浸せしめてから所定形状
に成形する上記内装材(1) の製造方法を提供するもので
ある。該高剛性フェルトは低融点熱可塑性成分を50重
量%以上含み、該低剛性フェルトは低融点熱可塑性成分
を0〜50重量%の範囲で含み、該合成樹脂含浸繊維層
(6) にはTg 50℃以上の高剛性熱可塑性合成樹脂およ
び/または熱硬化性合成樹脂が含浸されていることが望
ましく、更に該表皮層(2) 、中間層(5) 、合成樹脂含浸
繊維層(6) 、および該繊維層に含浸されている合成樹脂
はポリエステルからなることが望ましい。そして該内装
材(1) はホットプレスによって成形されることが望まし
い。
【0005】
【作用】本発明の内装材(1) は高剛性フェルト層(3) と
合成樹脂含浸不織布層(6) とを具備するから充分剛性が
あり、良好な形状安定性を示し、特に合成樹脂含浸不織
布層(6) は成形前の原反に剛性を付与して形崩れを防
ぎ、ハンドリング性を良好にし、成形後の製品について
は良好な取付け性を与える。一方低剛性フェルト層(4)
は内装材(1) に良好なクッション性、吸音性、断熱性を
与える。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明を図1に示す一実施例によ
って説明すれば、内装材(1) は表皮層(2) と、高剛性フ
ェルト層(3) と低剛性フェルト層(4) とからなる中間層
(5) と、合成樹脂含浸繊維層(6) とを具備する。該表皮
層(2) としては、不織布あるいは繊維編織物等のニード
ルパンチングによって中間層(5) と結合することが可能
な繊維シートが材料として選択される。そして不織布の
場合は繊維相互をニードルパンチングによって絡合した
不織布(ニードルパンチ不織布)、繊維相互を合成樹脂
バインダーで結着した不織布のいずれもが使用される
が、良好な風合を有するニードルパンチ不織布を表皮材
として使用することが望ましい。該表皮層(2) は通常1
00〜300g/m2 の単位重量を有し、厚みは0.5
〜3.0mm程度とされる。該表皮層(2) には厚手の不織
布、ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、ポリ
ウレタン発泡体等のワディング材が裏打ちされていても
よい。
【0007】該表皮層(2) を構成する繊維はポリエステ
ル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリ
アミド繊維、アクリル繊維、ウレタン繊維、ポリ塩化ビ
ニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、アセテート繊維等
の合成繊維が主体であり、該繊維の太さは通常1〜3デ
ニール程度のものである。
【0008】該高剛性フェルト層(3) としては表皮層
(2) の合成繊維と同様な合成繊維、ビスコースレーヨ
ン、キュプラ、アセテート、トリアセテート等の半合成
繊維、絹、綿、羊毛等の天然繊維、竹繊維、麻繊維、ヤ
シ繊維、ケナフ繊維、バナナ繊維等の高剛性植物繊維等
の一種または二種以上の繊維の混合物が材料として選択
され、融点は220℃以上の高融点の繊維および/また
は不融性繊維が望ましく、該繊維には低融点熱可塑性成
分が50重量%以上含有される。
【0009】上記低融点熱可塑性成分は通常220℃以
下望ましくは100℃以上、更に望ましくは120℃以
上の融点を有する熱可塑性成分であり、例えばポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、220℃以下の
融点の低融点ポリエステル、180℃以下の低融点ポリ
アミド等の低融点合成樹脂が例示され、上記低融点熱可
塑性成分は通常粉末状、繊維状、芯鞘型複合繊維の場合
には鞘成分として、サイドバイサイド型複合繊維の場合
には一方の側面成分として提供される。該低融点熱可塑
性成分が繊維状の場合には該高剛性フェルトは100%
低融点熱可塑性成分で構成されていてもよい。該低融点
熱可塑性成分が繊維状の場合は通常太さ2〜15デニー
ル、長さ30〜102mm程度であり、他の繊維は通常太
さ10〜15デニール、長さ30〜102mm程度であ
る。
【0010】該低剛性フェルト層(4) においては、上記
高剛性フェルト層(3) に使用されている繊維および低融
点熱可塑性成分が使用され、該低剛性フェルト層(4) 中
該低融点熱可塑性成分は通常0〜50重量%含有され
る。
【0011】上記高剛性フェルト層(3) と低剛性フェル
ト層(4) との単位重量は通常それぞれ100〜1500
g/m2 、成形前の厚みは通常それぞれ5〜20mmであ
り、したがって中間層(5) の単位重量は通常800〜1
200g /m2 、成形前の厚みは通常10〜40mmとな
る。
【0012】上記合成樹脂含浸繊維層(6) は表皮層(2)
の合成繊維あるいは中間層(5) の天然繊維あるいは植物
繊維と同様な繊維の一種または二種以上の混合物からな
る不織布あるいは編織物に合成樹脂を含浸させたもので
あり、該不織布はニードルパンチ不織布または合成樹脂
バインダーで結着した不織布のいずれも使用可能であ
り、単位重量は通常100〜300g/m2 、厚みは通
常0.5〜3.0mmである。
【0013】該不織布または繊維編織物に含浸させる合
成樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピ
レンターポリマー、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポ
リ酢酸ビニル、フッ素樹脂、熱可塑性アクリル樹脂、熱
可塑性ポリエステル、熱可塑性ポリアミド、熱可塑性ウ
レタン樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、
スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブ
タジエン−スチレン共重合体等の熱可塑性合成樹脂、ウ
レタン樹脂、メラミン樹脂、熱硬化型アクリル樹脂、尿
素樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、熱硬化型ポリ
エステル等のような熱硬化性合成樹脂の一種または二種
以上の混合物が使用され、該合成樹脂は通常有機溶剤溶
液、水溶液、水性エマルジョンの形態で含浸せしめられ
る。
【0014】該合成樹脂が熱可塑性樹脂の場合には、ガ
ラス転移点Tg が50℃以上望ましくは60℃以上、更
に望ましくは70℃以上のものが選択され、含浸量は通
常20〜50重量%程度とされる。合成樹脂バインダー
で結着された不織布の場合には、バインダーとして使用
する合成樹脂を含浸される合成樹脂としてもよい。
【0015】上記各層の他、本発明においては更に補強
のためガラス繊維シート、高剛性植物繊維シート等の剛
性シート、あるいは通気性を遮断するためポリエチレン
フイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリエステルフイ
ルム等のプラスチックフイルムを追加積層してもよい。
該剛性シートまたはプラスチックフイルムは中間層(5)
内に挿入あるいは中間層(5) の下側に積層あるいは合成
樹脂含浸繊維層(6) の下側に積層される。また中間層
(5) においては高剛性フェルト層(3) と低剛性フェルト
層(4) とを上下逆に配置してもよい。
【0016】また低融点熱可塑性性成分の量を上から下
あるいは下から上に漸減させて高剛性フェルト層(3) か
ら低剛性フェルト層(4) へ連続的に変化させてもよい。
更に高剛性フェルト層(3) と低剛性フェルト層(4) との
境界に、高剛性フェルトフェルトと低剛性フェルトとが
混合した混合層を設けてもよい。該混合層は後記するニ
ードルパンチングによって高剛性フェルト層(3) と低剛
性フェルト層(4) とを結合する場合には必然的に形成さ
れる。
【0017】本発明の望ましい態様は、表皮層(2) の繊
維、高剛性フェルト層(3) 、低剛性フェルト層(4) の繊
維および低融点熱可塑性成分、合成樹脂含浸不織布層
(6) の繊維および合成樹脂のすべても同種の合成樹脂、
特にポリエステル樹脂で構成することである。ポリエス
テル樹脂は種々の融点のものがあり、上記各層に容易に
対応させることが出来る。このように材料をすべて同種
のものに統一すれば、スクラップの再生が極めて容易で
ある。
【0018】本発明の内装材(1) を製造するには、表皮
層(2) である不織布、繊維編織物、あるいは該不織布に
なるウエブと、高剛性フェルトあるいは該フェルトにな
るウエブと、低剛性フェルトあるいは該フェルトになる
ウエブと、合成樹脂を含浸させる不織布、繊維編織物、
あるいは該不織布になるウエブとを重ね、更に所望なれ
ばプラスチックフイルムや補強シートを所定位置に積層
してニードルパンチングを施す。
【0019】該ニードルパンチングによってウエブの場
合には該ウエブ内の繊維相互が絡合して不織布あるいは
フェルトが形成され、そして各層の繊維相互が絡合して
各層が結合される。望ましい方法は各層をすべてウエブ
とするかあるいは合成樹脂を含浸させる繊維層のみは不
織布を使用し、その他の層はウエブとしてニードルパン
チングにより、不織布あるいはフェルトの形成と各層の
結合とを同時に行なう方法である。この方法によれば各
層毎に不織布やフェルトとする手間が省略される。
【0020】このようにして各層を形成結合して原反を
製造した後、該合成樹脂を含浸する繊維層に合成樹脂を
塗布含浸させる。このように合成樹脂を塗布含浸させる
前にニードルパンチングを行なうと、該ニードルパンチ
ングが合成樹脂含浸層によって干渉されない。
【0021】原反の成形は低融点熱可塑性成分の融点以
上、高融点繊維の融点以下の温度でのホットブレス、あ
るいは原反を上記温度に加熱して冷間プレス、あるいは
プラスチックフイルム等が積層され非通気性になってい
る場合には真空成形等によって行われる。
【0022】望ましい成形法はホットプレスである。ホ
ットプレスによると中間層(5) の表裏面部の低融点熱可
塑性成分が選択的に溶融し、この部分がプレス圧によっ
て圧密されて高剛性となるので、高剛性の製品が得られ
る。上記ホットプレスにあっては成形物の離型を順調に
行なうために、型面にパラフィン系、シリコン系、フッ
ソ系等の離型剤を塗布する。あるいは上記離型剤の塗布
と共に、または上記離型剤の塗布に代えて、原反の表面
および/または裏面にホットプレスの温度よりも高融点
を有するプラスチックフイルム、不融性繊維シート等を
離型シートとして積層してもよい。成形後は所望なれば
トリミング等を行ない自動式の天井材、ドアトリム、リ
アパーセル、トランクルーム内装材等の内装材とする。
以下に本発明を更に具体的に説明するための実施例を述
べる。
【0023】〔実施例1〕太さ2デニールのポリエステ
ル繊維(融点220℃)の表皮層(2) 形成用ウエブ(単
位重量170g/m2 )と、太さ12デニール、長さ6
5mmの高融点ポリエステル繊維(融点260℃)と太さ
4デニール、長さ55mmの低融点ポリエステル繊維(融
点150℃)の0:100重量比混合物からなる高剛性
フェルト層形成用ウエブ(単位重量200g/m2
と、上記高融点ポリエステル繊維と上記低融点ポリエス
テル繊維の60:40重量比混合物からなる低剛性フェ
ルト層形成用ウエブ(単位重量700g/m2 )と、合
成樹脂含浸用不織布として太さ2デニールのポリエステ
ル繊維(融点240℃)のニードルパンチ不織布(単位
重量30g/m2 )とを重ねてニードルパンチングを行
ない、各層の繊維を絡合して表皮層(2) 、高剛性フェル
ト層(3) 、低剛性フェルト層(4) を形成し、かつ各層間
および上記不織布とを結合する。その後該不織布に50
重量%のポリエステル樹脂エマルジョン(Tg =100
℃)を50g/m2 の割合で塗布含浸し、熱風乾燥によ
って乾燥せしめる。
【0024】このようにして製造された原反(1A)は、図
2に示すように離型剤を塗布した型面を130〜170
℃に加熱した上型(7) と型面を190〜220℃に加熱
した下型(8) とからなるプレス成形機(9) によって圧力
10kg/cm2 、1分間ホットプレスされ、自動車の天井
形状に成形される。得られた成形物はトリミングされ、
図3に示すような天井材(10)が製造される。該天井材(1
0)は高剛性でかつクッション性に富む。該天井材(10)か
らテストピースを切取り曲げ強度(JISA5905)
を測定した。その結果は28000kpa /cm2 であっ
た。
【0025】〔実施例2〕実施例1において高剛性フェ
ルト層(3) 形成用ウエブの繊維として太さ15デニー
ル、長さ60mmの芯鞘型ポリエステル繊維(鞘:融点1
60℃のポリエステル樹脂、芯:融点250℃のポリエ
ステル樹脂、鞘:芯=50:50重量比)を使用し、低
剛性フェルト層(4) 形成用ウエブの繊維として上記芯鞘
型ポリエステル繊維と太さ12デニール、長さ65mmの
高融点ポリエステル繊維(融点260℃)との60:4
0重量比の混合物を使用し、実施例1と同様にしてニー
ドルパンチングおよびホットプレスを行なって天井材を
成形する。このようにして製造された天井材はクッショ
ン性が良好で、曲げ強度は3000kpa /cm2 であっ
た。
【0026】〔実施例3〕実施例1において、不織布に
塗布含浸する合成樹脂として、ポリエステル樹脂エマル
ジョンに代えてフェノール樹脂初期縮合体の50重量%
水溶液を使用し、その他は同様にして天井材を製造す
る。得られた天井材の曲げ強度は35000kpa /cm2
であった。
【0027】〔実施例4〕実施例2において、高剛性フ
ェルト層(3) 形成用ウエブと低剛性フェルト層(4) 形成
用ウエブとの間に、竹繊維とポリプロピレン繊維との
7:3重量比混合物の散布層(単位重量80g/m2
を挿入し、その他は実施例1と同様にして天井材を製造
する。得られた天井材の曲げ強度は32500kpa /cm
2 であった。
【0028】〔実施例5〕実施例1において、原反成形
前に合成樹脂含浸不織布の下側に融点150℃のポリエ
ステルフイルムと融点250℃のポリエステルフイルム
との積層フイルムを該不織布の下側に重ねる。この場合
は低融点ポリエステルフイルムを上側に配置する。実施
例1と同様に成形すれば、該積層フイルムの低融点ポリ
エステルフイルムが溶融して不織布に接着し、高融点ポ
リエステルフイルムは溶融せず、離型シートとなるので
下型型面には離型剤を塗布する必要がない。本実施例の
天井材の曲げ強度は30000kpa /cm2 であった。本
実施例による天井材上記積層フイルムによって非通気性
とされているので、ホットプレスに代えて低融点ポリエ
ステル繊維の融点(150℃)以上、高融点ポリエステ
ル繊維の融点(260℃)以下の温度に原反を加熱した
後真空成形することも可能である。
【0029】上記実施例はいずれも自動車天井材の製造
に関するものであったが、本発明は天井材以外ドアトリ
ム、リアパーセル、トランクルーム内装材等の内装材も
包含する。
【0030】
【発明の効果】本発明の内装材は繊維材料が主体であ
り、したがって成形性が良好で深絞り成形も容易に可能
であり、そして軽量かつ良好なクッション性を有ししか
も高剛性で形状安定性および作業性に優れる。
【図面の簡単な説明】
図1〜図3は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】部分側断面図
【図2】成形説明図
【図3】天井材斜視図
【符号の説明】
1 内装材 2 表皮層 3 高剛性フェルト層 4 低剛性フェルト層 5 中間層 6 合成樹脂含浸繊維層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000241485 豊田通商株式会社 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目7番23号 (72)発明者 小西 吉照 岐阜県海津郡南濃町津屋1511 太進工業株 式会 社内 (72)発明者 野々部 二三夫 愛知県葉栗郡木曽川町外割田字下稲葉1− 1 豊田 化工株式会社内 (72)発明者 村越 信純 静岡県浜松市青屋町592 アイセイ株式会 社内 (72)発明者 渡辺 俊也 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目7番23号 豊田 通商株式会社内 Fターム(参考) 3D023 BB03 BD01 BE07 BE10 BE19 BE31 4F100 AK01C AK41A AK41B AK41C AK41D BA04 BA07 BA10A BA10C BA16 BA26 DG01A DG01C DG15A DG15B DG15C DG15D DH01C EC09 EJ82 GB33 JA04B JA04D JA05C JH01 JJ02 JK01 JK01B JK01D JK11 JL01 JL03 JL04 YY00B YY00C YY00D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維からなる表皮層と、高剛性フェルト層
    と低剛性フェルト層とを具備する中間層と、合成樹脂含
    浸繊維層とからなり、所定形状に成形されていることを
    特徴とする内装材
  2. 【請求項2】該高剛性フェルトは低融点熱可塑性成分を
    50重量%以上含み、該低剛性フェルトは低融点熱可塑
    性成分を0〜50重量%の範囲で含み、該合成樹脂含浸
    繊維層にはTg 50℃以上の高剛性熱可塑性合成樹脂お
    よび/または熱硬化性合成樹脂が含浸されている請求項
    1に記載の内装材
  3. 【請求項3】該表皮層、中間層、合成樹脂含浸繊維層、
    および該繊維層に含浸されている合成樹脂はポリエステ
    ルからなる請求項1および2に記載の内装材
  4. 【請求項4】ウエブまたはニードルパンチ不織布である
    表皮層用繊維層と、ウエブまたはニードルパンチフェル
    トである高剛性フェルト用繊維層と、ウエブまたはニー
    ドルパンチフェルトである低剛性フェルト用繊維層と、
    ウエブまたはニードルパンチ不織布である合成樹脂含浸
    用繊維層とを重ねてニードルパンチングすることによっ
    て各層の繊維を絡合すると共に各層間を結合して表皮層
    と高剛性フェルトと低剛性フェルトと繊維層とし、次い
    で該合成樹脂含浸用繊維層に合成樹脂を含浸せしめてか
    ら所定形状に成形することを特徴とする該請求項1〜3
    に記載の内装材の製造方法
  5. 【請求項5】該成形はホットプレス成形である請求項4
    に記載の内装材の製造方法
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