JPS6110482Y2 - - Google Patents

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JPS6110482Y2
JPS6110482Y2 JP3477883U JP3477883U JPS6110482Y2 JP S6110482 Y2 JPS6110482 Y2 JP S6110482Y2 JP 3477883 U JP3477883 U JP 3477883U JP 3477883 U JP3477883 U JP 3477883U JP S6110482 Y2 JPS6110482 Y2 JP S6110482Y2
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JP
Japan
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layer
insole
fiber web
base fabric
surface layer
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JP3477883U
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JPS59139102U (ja
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は使用時に蒸れ感のない靴用中底材に関
する。
一般的に靴の内部は通気性に欠けており、長時
間着用すると蒸れを感じやすかつた。そのため従
来は靴の内側に小穴やハト目を設けることにより
靴の内部の通気性を得ていた。しかしながらこの
ような靴は小穴やハト目から砂やゴミが靴の内部
に侵入しやすく、蒸れ感はなくなる靴の内部が汚
れたり着用者の足や靴下が汚れたりするので衛生
上好ましくないものであつた。
また従来の中底材では足当りが悪く、クツシヨ
ン性のある中敷あるいはカツプインソール等を別
途挿入する必要があつた。本考案はかかる欠点を
解消した蒸れ感のない靴を提供するものである。
すなわち疎水性繊維が主なる繊維ウエツブから
なる表層と基布層と親水性繊維が主なる繊維ウエ
ツブからなる表層とを重ね合せかつ前記3層を交
絡させてなる靴用中底材に係わる。
本考案に使用する疎水性繊維としてはポリエス
テル、ポリプロピレン、ポリアミド等からなる繊
維が使用でき、繊維の太さは0.5〜3デニール、
長さは1〜5cmのものが好ましい。
本考案に使用する親水性繊維としては綿、レー
ヨン、羊毛、ポリ酢酸ビニル等からなる繊維が使
用でき、繊維の太さは0.5〜3デニール、長さは
1〜5cmのものが好ましい。
本考案に使用する表層と裏層との目付量は表層
と裏層を合せて0.1g/cm3以上であるのがよく、
好ましくは表層より裏層の方に目付量を多くさせ
るのがよい。具体的には表層の目付量:裏層の目
付量=2〜4:8〜6とするのがよい。
本考案に使用する基布としてはポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、
綿、レーヨン等からなる繊維を布状になしたもの
を使用する。ここで該基布は抗張力が5Kg/cm巾
以上で伸びが10%以下(5Kg/cm巾荷重時)であ
るものが好ましい。
次に本考案の中底材の一実施例を図面にもとず
き説明する。
第1図に示す如く疎水性繊維が主なる繊維ウエ
ツブからなる表層1(以下、単に「表層1」と称
す)と親水性繊維が主なる繊維ウエツブからなる
裏層3(以下、単に「裏層3」と称す)との間に
基布層2を挾着させる。このとき基布層2は表層
1の上に重ねてもよいし、裏層3の下に重ねても
よい。
次に前記3層をニードルパンチ等により交絡さ
せて、靴用中底材4を得る。
本考案の中底の他の実施例としては第2図に示
す如く表層1と裏層3との間に基布層2を挾着さ
せ、該3層をニードルパンチ等により交絡させた
後に該裏層3側に通気性を損なわない程度に樹脂
溶液を途布、ふきつけ、含浸等により樹脂層5を
形成させて靴用中底材4を得る。該樹脂としては
ポリウレタン、ポリアクリル酸エステル、ポリ酢
酸ビニル等が使用できる。通気性を損なわない程
度の樹脂層5を設けることにより中底材のほつれ
を防止したり、前記3層の交絡をより強固にする
ことができる。
本考案の中底材は主に射出成形用カルフオルニ
ア胛に用いられる。このとき靴底用樹脂としては
ポリ塩化ビニル配合物、熱可塑性合成ゴム配合
物、ポリウレタン配合物、等が使用できる。ポリ
ウレタン配合物を靴底用樹脂として使用する場合
は本考案の中底材の基布層2を拡張力5Kg/cm巾
以上で伸びが10%以下(5Kg/cm巾負荷時)とな
るようになし、かつ表層1と裏層3とを合せて目
付量0.1g/cm3以上となるようになした中底材4
を使用することにより、射出成形時にポリウレタ
ンの化学反応により発生した炭素ガスの余分なガ
スは該基布や繊維ウエツブの表、裏層を抜けて、
ラストと中底の間から外へ完全に逃げることがで
きるので、金型や中底との接触面にエアーとなつ
てたまり、ピンホールや意匠かけなどの外観不良
や、中底との接着不良等が発生することがない。
しかも該基布が抗張力5Kg/cm巾以上で伸びが5
Kg/cm巾負荷時10%以下なので必要以上のびるこ
とがないので中底としてのひつぱり強度を向上さ
せかつ該繊維ウエツブ層の目が必要以上に開か
ず、又、該繊維ウエツブの表、裏層も目付量が
0.1g/cm3以上を有するので、ポリウレタンが中
底の表面にしみだすことがない。
本考案の中底材は表層として疎水性繊維が主な
る繊維ウエツブ、裏層として親水性繊維が主なる
繊維ウエツブからなつているので中底として着用
した時に足が発汗しても該表層は疎水性なので湿
気は下へ移り、該裏層の親水性繊維により汗を吸
収するので足が直接あたつている該表層はいつも
乾燥しており、履心地が極めて優れている。また
着用時に湿気を吸収した裏層の親水性繊維が主な
る繊維ウエツブは着用しない時(夜間等)に湿気
が揮発されるので履心地はいつまでも持続され
る。
また、本考案の中底材は表層と裏層との他に基
布層を設け、該3層を交絡させているので、中底
材がほつれるようなことがなく、また基布層によ
り中底材として必要な充分な強度を有し層間によ
る剥離もない。
また本考案の中底材は繊維ウエツブ層が足に接
するのでクツシヨン性が良く、また足当りもよい
のであらためて中敷やカツプインソール等を別途
挿入する必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の中底材の一実施例を示す断面
図、第2図は本考案の中底材の別の実施例を示す
断面図である。 1……疎水性繊維が主なる繊維ウエツブからな
る表層、2……基布層、3……親水性繊維が主な
る繊維ウエツブからなる裏層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 疎水性繊維が主なる繊維ウエツブからなる表層
    と基布層と親水性繊維が主なる繊維ウエツブから
    なる裏層とを重ね合せ、かつ前記3層を交絡させ
    てなる靴用中底材。
JP3477883U 1983-03-10 1983-03-10 靴用中底材 Granted JPS59139102U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3477883U JPS59139102U (ja) 1983-03-10 1983-03-10 靴用中底材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3477883U JPS59139102U (ja) 1983-03-10 1983-03-10 靴用中底材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59139102U JPS59139102U (ja) 1984-09-17
JPS6110482Y2 true JPS6110482Y2 (ja) 1986-04-04

Family

ID=30165503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3477883U Granted JPS59139102U (ja) 1983-03-10 1983-03-10 靴用中底材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2640794B2 (ja) * 1992-03-26 1997-08-13 株式会社ヒロ・インターナショナル 靴の中底部材

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JPS59139102U (ja) 1984-09-17

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