JPH023281Y2 - - Google Patents

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JPH023281Y2
JPH023281Y2 JP9096986U JP9096986U JPH023281Y2 JP H023281 Y2 JPH023281 Y2 JP H023281Y2 JP 9096986 U JP9096986 U JP 9096986U JP 9096986 U JP9096986 U JP 9096986U JP H023281 Y2 JPH023281 Y2 JP H023281Y2
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、いわゆる使い捨てカイロを発熱体と
して、着脱自在に収納し、通気性、換気性、吸湿
性、弾性に優れた靴中敷に関するものである。
(従来の技術) 従来、いわゆる使い捨てカイロを発熱体として
着脱自在に収納した靴中敷が開発されている。
実公昭60−41124号には、通気性を有する表面
材の裏面の踵側に、断熱性を有する基板を重合
し、この表面材の裏面の足先側に、断熱性を有す
るカバー材を固着し、このカバー材に発熱体を収
納して使用する靴中敷が開示されている。
この場合、発熱体と足との間には表面材のみで
あるため、基板に合成繊維製織布を使用した場合
には、合成繊維製織布は、厚さが薄く、弾性に欠
けることから、カバー材表面と基板表面とに段差
ができやすく、収納した発熱体による異物感があ
り、使用感の悪いものであつた。
一方、基板に独立気泡発泡シートを使用した場
合、独立気泡発泡シートを厚くすることにより、
カバー材表面と基板表面とに段差をできにくくす
ることが可能であるが、踵部や不踏部の通気性、
吸湿性に欠け、むれやすい欠点があつた。
又、実公昭60−38893号には、略足形長手方向
の中央部に収納穴を形成し、比較的硬い弾力性と
通気性を有する下部中敷体と、この下部中敷体の
収納穴の上面を通気性を有する薄材で覆い、この
薄材の上部に、通気性を有する略足形形状の上部
中敷体を積層した靴中敷が開示されている。
この場合、上下部中敷体に発泡ポリウレタン等
を使用しているため、靴中敷全体の厚さが厚くな
り、吸湿性に欠ける欠点を有し、さらに、発泡ポ
リウレタンは、編物や織物等に比べて通気性に劣
るため、発熱体周辺の空気の換気性が悪く、継続
した発熱を確保しにくい欠点があつた。
さらに、実開昭58−185907号には、塩化ビニリ
デン系繊維製変わり織り織布と同織維製粗目網状
織布の間に、緩衝作用を目的とする同繊維製蜂巣
織り中間織布が、前踏部を除いて重合され、足型
に周縁を熱溶着して形成し、靴中敷本体の表面先
端部に、開口を有するポケツトを形成した靴中敷
が開示されている。
この場合、発熱体と足との間には、表面材であ
る変わり織り織布のみであるため、厚さが薄く、
弾性に欠けることから、発熱体を収納したポケツ
トと他の部位とに段差ができやすく、収納した発
熱体による異物感があり、使用感の悪いものであ
つた。
このように発熱体を着脱自在に収納する靴中敷
にあつては、本来、靴中敷に要求される通気性、
吸湿性、保温性、厚さが薄い等の特性以外に、以
下の特性が要求される。
すなわち、発熱体を収納したときに異物感が少
なく、使用感がよく、継続した発熱を確保するた
めに通気性だけでなく、発熱体周辺の換気がよい
ことが必要である。
しかし、従来公知の中敷は、何れも一長一短で
あり、これら諸特性を同時に満足するものは皆無
であつた。
(考案が解決しようとする問題点) 通気性、換気性、吸湿性に優れ、収納した発熱
体による異物感が少なく、使用感のよい靴中敷を
提供する点にある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の靴中敷は、以下の様な構成である。
表材1及び前裏カバー6を通気性、吸湿性を有
する目の細かい編織布で形成し、第一中材2、第
二中材3、裏材4及び前裏芯材5を緩衝作用を有
し、通気性、換気性に優れた編織布で形成し、表
面側から順に略足形の表材1、略足形の第一中材
2、不踏部bから踵部cにかけてに第二中材3、
略足形の裏材4、裏面前踏部aに前裏芯材5及び
前裏カバー6をそれぞれ積層する。
これらの全周縁、爪先部及び後端部付近を線状
に、不踏部bから踵部cにかけての内側を点線状
に、それぞれ押圧熱溶着して積層一体化し、同時
に略足形に裁断し、前踏部aの裏材4と前裏芯材
5との間に、踵部c方向に開放した開口部7を有
する収納室8に発熱体Aを着脱自在に収納したも
のである。
(実施例) 本考案の靴中敷は、第1図乃至第3図に示した
ように、表材1及び前裏カバー6を通気性、吸湿
性を有する目の細かい編織布で形成し、第一中材
2、第二中材3、裏材4及び前裏芯材5を緩衝作
用を有し、通気性、換気性に優れた編織布で形成
し、表面側から順に、略足形の表材1、略足形の
第一中材2、不踏部bから踵部cにかけてに第二
中材3、略足形の裏材4、裏面前踏部aに前裏芯
材5及び前裏カバー6をそれぞれ積層し、これら
の全周縁、爪先部及び後端部付近を線状に、不踏
部bから踵部cにかけての内側を点線状に、それ
ぞれ押圧熱溶着して積層一体化し、同時に略足形
に裁断し、前踏部aの裏材4と前裏芯材5との間
に、踵部c方向に開放した開口部7を有する収納
室8を設けたものである。
表材1は、肌触りがよく、通気性、吸湿性を有
する目の細かい編物や織物を略足形に裁断したも
のである。
第一中材2は、蜂の巣状に粗く、かつ厚みを持
たせて織つた塩化ビニリデン製のハニカム織物を
略足形に裁断したもので、緩衝作用を発揮し、通
気性、換気性に優れたものである。
第二中材3は、第一中材2と同材質で、緩衝作
用を発揮し、通気性、換気性に優れたもので、前
踏部aを省略した形に略足形に裁断したものであ
る。
裏材4は、第一中材2と同材質で、蜂の巣状に
粗く、かつ厚みを持たせて織つた塩化ビニリデン
製のハニカム織物を略足形に裁断したもので、緩
衝作用を発揮し、通気性、換気性に優れたもので
ある。
前裏芯材5は、蜂の巣状に粗く、かつ厚みを持
たせて織つた塩化ビニリデン製のハニカム織物を
略足形の前踏部a用として裁断したもので、緩衝
作用を発揮し、通気性、換気性に優れたものであ
る。
前裏カバー6は、第3図に示したように、表材
1と同じ材質で、通気性、吸湿性を有する目の細
かい編物や織物を、前踏部aの略足形に裁断し、
前記前裏芯材5の開口部7側の先端を包むように
収納室8内に折り重ねたものである。
次に、本考案に係る靴中敷の使用方法について
説明する。
まず、足や靴の大きたに応じて、靴中敷の前内
固着部10や後内固着部11で裁断する。
この後、発熱体Aを靴中敷の開口部7から挿入
して収納室8に収納し、この靴中敷を靴内に、表
材1を上に向けて配して使用するものである。
ここで、発熱体Aは、いわゆる使い捨てカイロ
と呼ばれるもので、その代表的なものは、鉄粉等
の金属粉とともに活性炭、塩分、水分等の酸化促
進剤を収納し、空気と接触させて酸化発熱させる
ものであるが、その組成等は、特に限定するもの
ではない。
なお、前記実施例では、第一中材2を略足形の
もので説明したが、第4図に示したように、第二
中材3と同様に、前踏部aを省略し、不踏部bか
ら踵部cにかけての略足形にしたものとして積層
してもよい。
前記実施例では、表材1及び前裏カバー6は、
通気性、吸湿性を有する目の細かい編物や織物を
用いたが、熱溶着性の優れた合成繊維製、羊毛等
の天然繊維製、皮革のいずれでもよく、その材質
は、特に限定するものではない。
前記実施例では、第一中材2、第二中材3、裏
材4及び前裏芯材5は、蜂の巣状に粗く、かつ厚
みを持たせた塩化ビニリデン製のハニカム織物を
用いた例で説明したが、塩化ビニリデン製の編織
物、平織布、不織布を、表面側から順に、積層一
体化したものを用いてもよい。
このように第一中材2、第二中材3、裏材4及
び前裏芯材5は、体重等の荷重が係つたときに、
通気性、換気性を損なうことなく、圧縮変形し、
荷重がなくなつたときには元の形に復元する緩衝
作用を有し、通気性、換気性に優れたものであれ
ば、編物、織物、不織布、フエルト、コルクシー
ト、合成樹脂製シート等(本願において単に編織
布と記す。)のいずれでもよく、その材質は、特
に限定するものではない。
前記実施例において、表材1、第一中材2、第
二中材3、裏材4、前裏芯材5、前裏カバー6を
押圧熱溶着して積層一体化し、同時に略足形に裁
断した例で説明したが、表材1、第一中材2、第
二中材3、裏材4、前裏芯材5、前裏カバー6を
接着剤により接着して積層一体化してもよく、ま
た、略足形に裁断したものを積層してもよく、積
層一体化の方法や、積層と裁断の順序は、特に限
定するものではない。
前記実施例では、前裏カバー6は、前裏芯材5
の開口部7側の先端を包むように収納室8内に折
り重ねた例で説明したが、該前裏芯材5と同形と
し、前裏芯材5の開口部7側の先端で、この両者
を接着したものとしてもよい。
(考案の作用効果) 本考案に係る靴中敷は、前記の様な構成で、発
熱体Aと足との間に、通気性、吸湿性を有する表
材1と、緩衝作用を有し、通気性、換気性に優れ
た裏材4とが存在するため、通気性、吸湿性に優
れ、むれのないものである。
本考案に係る靴中敷は、前記の様な構成で、発
熱体Aと足との間に、通気性、吸湿性を有する表
材1と、緩衝作用を有し、通気性、換気性に優れ
た裏材4が存在するため、発汗による水分や発熱
体Aからの水分が当該靴中敷に直ちに移動飛散し
て、足あたりが良好で、冷感を与えず、履心物の
良好なものである。
本考案に係る靴中敷は、前記の様な構成で、前
踏部aの発熱体Aと足との間に、表材1と緩衝作
用を有する裏材4とを配し、不踏部bから踵部c
にかけては、表材1と、緩衝作用を有する第一及
び第二中材2,3を配しているため、発熱体Aを
収納した箇所とそうでない箇所との間に、極端な
段差ができず、収納した発熱体Aによる異物感が
少なく、使用感のよいものである。
本考案に係る靴中敷は、前記の様な構成で、前
踏部aの発熱体Aと足との間に緩衝作用を有する
裏材4を、発熱体Aと靴底との間に緩衝作用を有
する前裏芯材5を、不踏部bから踵部cにかけて
は、緩衝作用を有する第一及び第二中材2,3を
配しているため、使用中の裏材4、前裏芯材5、
第一中材2、第二中材3の圧縮、復元により、発
熱体A付近の空気が換気され、継続した発熱が確
保できるものである。
本考案に係る靴中敷は、前記の様な構成で、裏
材4の表面側に、通気性、吸湿性に優れた表材1
を積層しているため、使用中、裏材4、第一中材
2、第二中材3の圧縮復元作用による空気の移動
によつて起こる中敷の温度低下が防止でき、保温
性に優れたものである。
本考案に係る靴中敷は、前記の様な構成で、通
気性、吸湿性を有する表材1の裏面側に、緩衝作
用を有し、通気性、換気性に優れた裏材4、前裏
芯材5、第一中材2、第二中材3を配しているた
め、クツシヨン性に富み、使用感の優れたもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の靴中敷の表面図、第2図は第
1図の−線における一部省略拡大断面図、第
3図は本考案に係る靴中敷の裏面図、第4図は本
考案に係る他の靴中敷の一部省略拡大断面図であ
る。 A……発熱体、a……前踏部、b……不踏部、
c……踵部、1……表材、2……第一中材、3…
…第二中材、4……裏材、5……前裏芯材、6…
…前裏カバー、7……開口部、8……収納室、9
……周縁固着部、10……前内固着部、11……
後内固着部、12……中側固着部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 第一中材2、第二中材3、裏材4及び前裏芯材
    5を、緩衝作用を有し、通気性、換気性に優れた
    編織布で形成し、 表面側から順に、通気性、吸湿性を有する略足
    形の表材1、少なくとも不踏部bから踵部cにか
    けてに第一中材2、不踏部bから踵部cにかけて
    に第二中材3、略足形の裏材4、裏面前踏部aに
    前裏芯材5及び前裏カバー6を積層一体化し、 前踏部aの裏材4と前裏芯材5との間に、踵部
    c方向に開放した開口部7を有する収納室8に発
    熱体Aを着脱自在に収納した靴中敷。
JP9096986U 1986-06-14 1986-06-14 Expired JPH023281Y2 (ja)

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JPS62203605U JPS62203605U (ja) 1987-12-25
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JP7154741B2 (ja) * 2017-06-30 2022-10-18 小林製薬株式会社 発熱具
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JPS62203605U (ja) 1987-12-25

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