JPS6338802Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6338802Y2 JPS6338802Y2 JP19626285U JP19626285U JPS6338802Y2 JP S6338802 Y2 JPS6338802 Y2 JP S6338802Y2 JP 19626285 U JP19626285 U JP 19626285U JP 19626285 U JP19626285 U JP 19626285U JP S6338802 Y2 JPS6338802 Y2 JP S6338802Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insole
- fiber
- binder
- fibers
- density
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は、吸放湿性、弾力性、切断加工性に優
れた靴の中敷きに関するものである。
れた靴の中敷きに関するものである。
（従来技術とその問題点）
靴の中に敷き込んで汗や臭気を吸収するための
中敷には、吸湿性及び弾力性が要求されることか
ら、従来、発泡ウレタンシート等の発泡シートの
表面に麻布等の繊維シートを貼り合わせた二層構
造の中敷きが広く使用されている。
中敷には、吸湿性及び弾力性が要求されることか
ら、従来、発泡ウレタンシート等の発泡シートの
表面に麻布等の繊維シートを貼り合わせた二層構
造の中敷きが広く使用されている。
この中敷きは、表面側の麻布等の繊維シートに
よつて汗の吸収を行わせると共に、裏面側の発泡
シートによつて弾力性を付与して履き心地を良く
しているものであるが、発泡シート自体は吸湿性
に乏しいために、長期間使用していると、該発泡
シートと繊維シートとの界面に湿気が溜つてベト
ツキが生じ、着用者に不快感を与えると共に両シ
ート間に剥離が生じるという欠点があり、さらに
発泡シートは柔らかいために靴の中で皺になつた
りズレが生じたりする虞れがあつた。
よつて汗の吸収を行わせると共に、裏面側の発泡
シートによつて弾力性を付与して履き心地を良く
しているものであるが、発泡シート自体は吸湿性
に乏しいために、長期間使用していると、該発泡
シートと繊維シートとの界面に湿気が溜つてベト
ツキが生じ、着用者に不快感を与えると共に両シ
ート間に剥離が生じるという欠点があり、さらに
発泡シートは柔らかいために靴の中で皺になつた
りズレが生じたりする虞れがあつた。
又、吸放湿性に優れている植物繊維のフエルト
を使用した中敷きも採用されているが、繊維のフ
エルトは靴の内底面との摺擦により繊維の絡み合
いがほぐれてボロボロになり易く、このため、そ
の表裏面を網状のシートによつて保護する必要が
生じて高価につくという問題点があつた。
を使用した中敷きも採用されているが、繊維のフ
エルトは靴の内底面との摺擦により繊維の絡み合
いがほぐれてボロボロになり易く、このため、そ
の表裏面を網状のシートによつて保護する必要が
生じて高価につくという問題点があつた。
本考案はこのような問題点を解消した靴の中敷
きを提供するものである。
きを提供するものである。
（問題点を解決するための手段）
本考案の靴の中敷きは、実施例に対応する図面
に示すように、植物質繊維と熱可塑性合成樹脂繊
維との混合繊維に熱可塑性の結合剤を添加して形
成してなる繊維シート製の靴の中敷きにおいて、
その下面側が熱圧による結合剤の溶融固着で高密
度の平滑面２に形成されている一方、上面側は低
密度の凹凸粗面４に形成してなることを特徴とす
るものである。
に示すように、植物質繊維と熱可塑性合成樹脂繊
維との混合繊維に熱可塑性の結合剤を添加して形
成してなる繊維シート製の靴の中敷きにおいて、
その下面側が熱圧による結合剤の溶融固着で高密
度の平滑面２に形成されている一方、上面側は低
密度の凹凸粗面４に形成してなることを特徴とす
るものである。
（作用）
植物質繊維によつて適度の吸放湿性を発揮する
と共に熱可塑性合成樹脂繊維によつて通気性が保
持され、その上、この合成樹脂繊維と熱可塑性の
結合剤とにより復元性が付与されているものであ
り、さらに、結合剤は耐久性及び厚さ減り防止の
作用を行うものである。
と共に熱可塑性合成樹脂繊維によつて通気性が保
持され、その上、この合成樹脂繊維と熱可塑性の
結合剤とにより復元性が付与されているものであ
り、さらに、結合剤は耐久性及び厚さ減り防止の
作用を行うものである。
又、高密度に形成した下面は、靴の内底面との
耐摩擦性を良好にして保形性、耐久性が増大する
ものであり、低密度で且つ凹凸面に形成された上
面側は、汗の通りを良好にする作用を発揮するも
のである。
耐摩擦性を良好にして保形性、耐久性が増大する
ものであり、低密度で且つ凹凸面に形成された上
面側は、汗の通りを良好にする作用を発揮するも
のである。
（実施例）
本考案の実施例を図面について説明すると、中
敷き１は、植物繊維と熱可塑性繊維との混合繊維
を熱可塑性の結合剤で結合させてなる繊維シート
から形成されているものであり、その下面層３は
高密度層で下面が平滑面５に形成され、中間層か
ら上面層２に亘つて低密度の繊維層に形成されて
いると共に上面には網目状等の凹凸粗面４が形成
されてあり、さらに、全体の比重を0.6〜0.9に形
成しているものである。
敷き１は、植物繊維と熱可塑性繊維との混合繊維
を熱可塑性の結合剤で結合させてなる繊維シート
から形成されているものであり、その下面層３は
高密度層で下面が平滑面５に形成され、中間層か
ら上面層２に亘つて低密度の繊維層に形成されて
いると共に上面には網目状等の凹凸粗面４が形成
されてあり、さらに、全体の比重を0.6〜0.9に形
成しているものである。
植物繊維と熱可塑性合成繊維とを結合させる結
合剤としては、SBR（スチレンブタジエンラバ
ー）やウレタン等の弾性を有する結合剤が使用さ
れる。
合剤としては、SBR（スチレンブタジエンラバ
ー）やウレタン等の弾性を有する結合剤が使用さ
れる。
これらの組成配合割合は、
植物繊維 10〜60重量部
熱可塑性合成繊維 35〜85 〃
弾性結合剤 ３〜30 〃
であり、この組成物を熱盤と加圧盤間に配して、
加圧盤側の片面に金網を載置し、結合剤の融点以
上の温度下で熱圧すると、熱盤側が結合剤の溶融
と熱可塑性合成繊維の軟化により平滑面化５され
ると共に高密度に形成される一方、加圧盤側の面
に向かうに従つて密度が粗に形成され、且つ金網
によつて該加圧側の面に凹凸粗面４が形成される
ものである。
加圧盤側の片面に金網を載置し、結合剤の融点以
上の温度下で熱圧すると、熱盤側が結合剤の溶融
と熱可塑性合成繊維の軟化により平滑面化５され
ると共に高密度に形成される一方、加圧盤側の面
に向かうに従つて密度が粗に形成され、且つ金網
によつて該加圧側の面に凹凸粗面４が形成される
ものである。
従つて、単層構造でありながら、下面が平滑化
され、上面側が吸湿性及び弾力性を有する靴の中
敷きを得ることができる。
され、上面側が吸湿性及び弾力性を有する靴の中
敷きを得ることができる。
なお、この中敷き１には、フラボノイド系消臭
剤等を塗布、含浸させておいてもよく、又、活性
炭等の粒状、粉状の消臭剤を混入しておいてもよ
い。特に、フラボノイド系等の植物抽出成分から
得られた消臭剤を中敷きに浸透させておくと、活
性炭に比べて弾力性を低下させないために好まし
い。
剤等を塗布、含浸させておいてもよく、又、活性
炭等の粒状、粉状の消臭剤を混入しておいてもよ
い。特に、フラボノイド系等の植物抽出成分から
得られた消臭剤を中敷きに浸透させておくと、活
性炭に比べて弾力性を低下させないために好まし
い。
（考案の効果）
以上のように本考案の靴の中敷きによれば、下
面側が高密度で平滑化されているので、靴の内底
面との摩擦にも拘わらず、繊維の絡み合いが解け
たり部分的な千切れ等の発生をなくして保形性が
良好であると共に長期の使用に耐えることがで
き、しかも、平滑面が印刷適正に優れているため
大きさの切断目安線等の印刷が容易に且つ美しく
施すことができるものである。
面側が高密度で平滑化されているので、靴の内底
面との摩擦にも拘わらず、繊維の絡み合いが解け
たり部分的な千切れ等の発生をなくして保形性が
良好であると共に長期の使用に耐えることがで
き、しかも、平滑面が印刷適正に優れているため
大きさの切断目安線等の印刷が容易に且つ美しく
施すことができるものである。
又、上面側が低密度で且つ凹凸面に形成されて
いるので、汗の通りを良好にして植物繊維による
吸湿性を充分に発揮させることができると共にヘ
タリが生じにくくて性能低下を抑制できるもので
ある。
いるので、汗の通りを良好にして植物繊維による
吸湿性を充分に発揮させることができると共にヘ
タリが生じにくくて性能低下を抑制できるもので
ある。
さらに、植物繊維と共に混入している熱可塑性
合成樹脂繊維によつて通気性が保持されるばかり
でなく、この合成樹脂繊維と熱可塑性の結合剤と
により復元性が付与されて吸湿してもその弾力性
や復元性の低下が殆ど生じなく、長期間の良好な
履き心地を保持でき、その上、結合剤によつて厚
さ減りを防止できるものである。
合成樹脂繊維によつて通気性が保持されるばかり
でなく、この合成樹脂繊維と熱可塑性の結合剤と
により復元性が付与されて吸湿してもその弾力性
や復元性の低下が殆ど生じなく、長期間の良好な
履き心地を保持でき、その上、結合剤によつて厚
さ減りを防止できるものである。
図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は
その斜視図、第２図は一部断面図、第３図はその
拡大断面図である。 １……中敷き、２……上面層、３……下面層、
４……凹凸粗面、５……平滑面。
その斜視図、第２図は一部断面図、第３図はその
拡大断面図である。 １……中敷き、２……上面層、３……下面層、
４……凹凸粗面、５……平滑面。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 植物質繊維と熱可塑性合成樹脂繊維との混合
繊維に熱可塑性の結合剤を添加して形成してな
る繊維シート製の靴の中敷きにおいて、その下
面側が熱圧による結合剤の溶融固着で高密度の
平滑面５に形成されている一方、上面側は底密
度の凹凸粗面４に形成されてなる靴の中敷き。 比重が0.6〜0.9に形成されている実用新案登
録請求の範囲第１項記載の靴の中敷き。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19626285U JPS6338802Y2 (ja) | 1985-12-20 | 1985-12-20 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19626285U JPS6338802Y2 (ja) | 1985-12-20 | 1985-12-20 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62102404U JPS62102404U (ja) | 1987-06-30 |
| JPS6338802Y2 true JPS6338802Y2 (ja) | 1988-10-13 |
Family
ID=31154919
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19626285U Expired JPS6338802Y2 (ja) | 1985-12-20 | 1985-12-20 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6338802Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000048482A1 (fr) * | 1999-02-19 | 2000-08-24 | Saikosya Co., Ltd. | Semelle interieure de chaussures et sous-couche fabriquees de matiere premiere |
-
1985
- 1985-12-20 JP JP19626285U patent/JPS6338802Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000048482A1 (fr) * | 1999-02-19 | 2000-08-24 | Saikosya Co., Ltd. | Semelle interieure de chaussures et sous-couche fabriquees de matiere premiere |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62102404U (ja) | 1987-06-30 |
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