JP2880911B2 - スプリングマットレス - Google Patents

スプリングマットレス

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JP2880911B2
JP2880911B2 JP13092394A JP13092394A JP2880911B2 JP 2880911 B2 JP2880911 B2 JP 2880911B2 JP 13092394 A JP13092394 A JP 13092394A JP 13092394 A JP13092394 A JP 13092394A JP 2880911 B2 JP2880911 B2 JP 2880911B2
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Doriimu Sogo Kenkyusho Kk
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプリングマットレス
における通気性の改良に関するものである。
【0002】
【従来技術】一般にスプリングマットレスは、多数のス
プリングコイルを平板状に連結してスプリングユニット
を形成し、このスプリングユニットの少なくとも一方面
に保護材を介してウレタンフォーム等よりなる弾性発泡
体を添設し、全体を外装体で被覆して構成されている。
【0003】このような構成におけるスプリングマット
レスにおいては、クッション性の向上と外観のボリュー
ム感を保持するために表面に近い層にはウレタンフォー
ム等の弾性発泡体が良く使用されている。
【0004】しかし、この場合弾性発泡体自体には通気
性がないため、この弾性発泡体の層の上下で通気が遮断
され、マットレス全体としての乾燥が悪く、睡眠時にお
ける発汗等による水分が次の睡眠までの間に完全に蒸発
せず弾性発泡体層に水分が蓄積されいき、睡眠時に身体
の体温により寝床内の温度が高くなりマットレスからの
水分の蒸発量が多くなり寝床内の湿度が高くなり寝苦し
くて安眠できないという欠点があった、はなはだしい場
合には、スプリングマットレス内の湿度が高くなりすぎ
カビの発生の原因となり、寝床内が不衛生な環境となっ
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、スプリングマットレスの詰物素材として表
面近くの層に不通気性の弾性発泡フォームを使用した場
合に、睡眠時に身体からの発汗等によりスプリングマッ
トレス内に吸収された水分を次の睡眠時までに蒸発しや
すくし、スプリングマットレス内に水分が蓄積しないよ
うにし、睡眠時の寝床内の環境を衛生的で快適に保つこ
とを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】多数のスプリングを連結
して形成されたスプリングユニット(1)上下面の少な
くとも上面にバネ受けシート(2)と中間クッション
(3)と表面キルトクッション(4)が重合され、襠部
(5)に多数の空気孔(6)(6’)・・・・・を有し
たものにおいて、表面キルトクッション(4)が表面に
凹凸を有し、その凹凸の大きさがマットレスの長手方向
にあたる中央部分(7)の方が、両側部分(8)
(8’)より大きな軟質発泡フォーム(9)の上に通常
の木綿綿の約2倍の吸湿性を有した吸汗綿(10)を重
合し、表地(11)と裏地(12)の間でキルティング
加工したものであるスプリングマットレスである。
【0007】
【作用】表面キルトクッション(4)の軟質発泡フォー
ム(9)の表面に凹凸を有していることにより、吸汗綿
(10)との間に荷重のかかっていない場合には軟質発
泡フォームの弾性によりもとの状態に復元するため、凹
凸の空間部が形成され空気の通気スペースが確保され、
軟質発泡フォーム(9)と吸汗綿(10)の間にたまっ
た湿気が発散しやすくなる。
【0008】通常睡眠中の発汗量は身体の腰から背中の
部分に多く、マットレスの長手方向にあたる中央部に湿
気が多くたまるが、この軟質発泡フォーム(9)凹凸の
大きさがスプリングマットレスの長手方向にあたる中央
部分(7)の方が、両側部分(8)(8’)よりも大き
なことにより、軟質発泡フォーム(9)吸汗綿(10)
の間にたまった湿気は、スプリングマットレス長手方向
にあたる中央部分(7)の方が両側部分(8)(8’)
より湿気を多く発散し、結果としてスプリングマットレ
ス全体としてほぼ均一な乾燥状態となる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例について説明すると、図1
は、スブリングマットレスの長手方向での断面図を示し
たもので軟質発泡フォーム(9)としては軟質ウレタン
フォームを使用しており、表面の凹凸は図3に示すよう
に、スプリングマットレスの長手方向でほぼ3等分され
る中央部分(7)と両側部分(8)(8’)で大きさが
異なっており、図4及び図5に示すように、中央部分
(7)の方が両側部分(8)(8’)より大きく、凹凸
の深さが約2倍程度となっている。その上に吸汗綿(1
0)が重合されている。
【0010】吸汗綿(10)は、テトロン繊維の表面に
給水物質をコーティングしたものを綿状にしたもので、
通常の木綿綿の約2倍の吸水性と発散性を有している。
【0011】中間クッション(3)は、軟質発泡フォー
ムとして軟質ウレタンフォームを使用したもので、表面
に凹凸を有したもので、これは表面キルトクッション
(4)層と中間クッション(3)層が密着していると、
この間にたまった湿気の逃げ場がなく、湿気が発散しに
くいため表面に凹凸を設けて空気が流通する通気スペー
スを確保したものである。
【0012】バネ受けシート(2)は、表面に凹凸を有
したパーム繊維を素材とした圧縮フェルトで、通気性に
優れているため中間クッション(3)より下側のバネ受
けシート(2)からスプリングユニット(1)内にたま
った湿気を襠部(5)に有した多数の空気孔(6)
(6’)・・・・を通して発散しやすい構造となってい
る。
【0013】
【発明の効果】本発明を実施することにより、スプリン
グマットレスとしてスプリングユニット(1)の上に詰
物層として不通気性の軟質発泡フォーム(9)を使用し
たものであっても、該軟質発泡フォーム(9)の表面に
凹凸を有しているため、無荷重時に吸汗綿(10)との
間に凹凸の空間部を形成することができ、湿気を発散し
やすい構造となり、睡眠中に身体から発生した汗を吸収
し、こもった湿気をすばやく発散さすことができ、軟質
発泡フォーム(9)のスプリングマットレスの長手方に
あたる中央部分(7)の凹凸の大きさが両側部分(8)
(8’)より大きなものであることにより、一番湿気の
溜りやすい中央部分(7)に溜っている湿気の発散速度
が、両側部分(8)(8’)に溜っている湿気の発散速
度より早くなり、スプリングマットレス全体としては均
一な乾燥状態とすることができる。そのため睡眠中の発
汗等により溜った湿気をスプリングマットレスを使用し
ていない間に発散することができ、スプリングマットレ
ス内に湿気が蓄積されることがなくなり、睡眠中の寝床
内の湿度環境を快適に保ち、カビの発生もしにくい衛生
的なスプリングマットレスを提供するものである。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるスプリングマットレ
スの長手方向ての縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例における詰物の状態を示す段
階的に切り欠いた全体斜視図である。
【図3】本発明の一実施例における表面キルトクッショ
ン(4)内の軟質発泡フォームの表面の凹凸形状を示す
一部を切り欠いた平面図である。
【図4】図3のB−B’断面図である。
【図5】図3のC−C’部分のA−A’線上の断面図で
ある。
【符号の説明】
(1) スプリングユニット (2) バネ受けシート (3) 中間クッション (4) 表面キルトクッション (5) 襠部 (6)(6’) 空気孔 (7) 中央部分 (8)(8’) 両側部分 (9) 軟質発泡フォーム (10) 吸汗綿 (11) 表地 (12) 裏地

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数のスプリングを連結して形成されたス
    プリングユニット(1)の上下面の少なくとも上面にバ
    ネ受けシート(2)と中間クッション(3)と表面キル
    トクッション(4)が重合され、襠部(5)に多数の空
    気孔(6)(6’)・・・・・を有したものにおいて、
    表面キルトクッション(4)が表面に凹凸を有し、その
    凹凸の大きさがマットレスの長手方向にあたる中央部分
    (7)の方が、両側部分(8)(8’)より大きな軟質
    発泡フォーム(9)の上に通常の木綿綿の約2倍の吸湿
    性を有した吸汗綿(10)を重合し、表地(11)と裏
    地(12)の間でキルティング加工したものであるスプ
    リングマットレス。
  2. 【請求項2】中間クッション(3)が表面に凹凸を有し
    た軟質発泡フォームである特許請求の範囲第1項記載の
    スプリングマットレス。
  3. 【請求項3】バネ受けシート(2)が表面に凹凸を有し
    たパーム繊維を素材とした圧縮フエルトよりなるもので
    ある特許請求の範囲第1項または第2項記載のスプリン
    グマットレス。
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