JPH0141332Y2 - - Google Patents

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JPH0141332Y2
JPH0141332Y2 JP1984131782U JP13178284U JPH0141332Y2 JP H0141332 Y2 JPH0141332 Y2 JP H0141332Y2 JP 1984131782 U JP1984131782 U JP 1984131782U JP 13178284 U JP13178284 U JP 13178284U JP H0141332 Y2 JPH0141332 Y2 JP H0141332Y2
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JP
Japan
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fabric
bent
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coarse
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JP1984131782U
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JPS6145856U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、敷布団、敷布等の寝具類の下に敷い
て用いる寝具類の下敷に関するものである。
(ロ) 従来の技術 従来から、敷布団は、畳あるいは敷物などの上
に直接敷かれるか、又はウレタンフオーム等のマ
ツトの上に敷かれている。
一方、通常、人は睡眠中1夜間に約200mlの発
汗と、20〜30回の寝返りなどの大きな動きをする
ことが認められている。睡眠中の発汗は、夏季に
は特に多く、敷布は勿論のこと、敷布団まで濡れ
て、肌のべとつき、むれなどで不快感を覚える場
合が多い、又寝返りなどの動きは、睡眠中人体の
下側になつた部分が鬱血状態になつた時、硬さ等
の刺激を感じた時、柔らか過ぎる布団などにより
不自然な姿勢が続いた時などに起こりやすく、敷
布団の硬、軟が睡眠に大きな影響を与えること
は、よく知られているところであり、適度な硬さ
が要求される。ウレタンマツトなどを使用した場
合は、通気性、透湿性が低く、蒸れやすいこと、
及び硬さにおいても布団の軟らかさに、ウレタン
マツトなどの軟らかさが加わり、厚さにもよる
が、人が横臥した場合の身体の沈込みが大きく、
寝姿勢が悪くなり、快い睡眠が保たれず、寝返り
を繰返すことになる。さらに布団が柔らかすぎる
と、寝返りなどの動作がしにくく、その度に眠り
が浅くなつてしまうなどの問題がある。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は、従来の寝具類における上記のごとき
問題点を解決して、適度の硬さと弾力性を有し、
夏は涼しく、かつ冬は暖かく、快適な睡眠を得る
ことができる。寝具類の下敷を提供しようとする
ものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、経方向又は緯方向のいずれか一方向
に波状にほぼ一定の周期で屈曲した屈曲織物と、
該屈曲織物の片面側の各屈曲部に接結された平面
状織物と、該屈曲織物の他の片面側の各屈曲部を
連結する、所定間隔をおいて平行に配列したフイ
ラメント糸とよりなる荒目織物で形成された寝具
類の下敷であつて、該屈曲織物及び該平面状織物
を構成するフイラメント糸も平行に配列したフイ
ラメント糸も共に太繊度であり、該荒目織物上に
身体を横臥しても、身体の荷重によつて該屈曲織
物の波状形態は消失しないことを特徴とする寝具
類の下敷に関するものである。
第1図は、本考案の寝具類の下敷として用いる
荒目織物を模式的に示す斜視図である。第1図に
おいて、本考案の寝具類の下敷に用いる荒目織物
1は、全体が太繊度のフイラメント糸2により形
成され、経方向又は緯方向のいずれか一方向に、
正弦波状にほぼ一定の周期で屈曲した屈曲織物3
の片面側の各屈曲部3aが、他の平面状織物4と
接結され、且つ他の片面側の各屈曲部3bが、所
定間隔をおいて平行に配列した、おのおの1本な
いし複数本集束したフイラメント糸5により連結
された形状の立体構造を有する、空隙率の大きい
荒目織物である。ここで、荒目織物とは、織物の
単位面積中に占める糸の面積専有率が糸間の空隙
率より少ない織物をいう。本考案における荒目織
物1は、上記の構造を有しているため、波状屈曲
の方向に対して直角の方向に側面から見れば、平
面状織物4と平行に配列したフイラメント糸5群
の間に、波状に屈曲した屈曲織物3が挟まれ、固
定されて、平行に規則正しく並んだ多数のトンネ
ル状の空隙が形成されている。
本考案における荒目織物1は太繊度のフイラメ
ント糸2で形成される。フイラメント糸2として
は、一般的に合成繊維フイラメント糸が用いら
れ、特にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
ステル、ナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン、ビニロン、ポリアクリロニトリル等の
熱可塑性合成繊維の、繊度100〜1500d程度のフ
イラメント糸が好ましく、特にモノフイラメント
糸が硬さ、弾力性等の点から好適である。屈曲織
物3及び平面状織物4は、組織は特に制限は無い
が、通常平織組織で織成され、織密度は用いるフ
イラメント糸の太さ等とも関連するが、所定の空
隙を形成するため、例えば100dの場合両者とも
経、緯それぞれ15〜230本/吋、又1500dの場合
同じく10〜60本/吋の範囲で選択されればよい。
屈曲織物3の片面側で各屈曲部3bを連結するフ
イラメント糸5の配列間隔は、特に限定は無い
が、通常1〜10mm程度の範囲が好ましい。屈曲織
物3の屈曲の高さ、即ち概ね荒目織物1の厚さ
は、3〜20mmが適当で、3mmより低いと空隙が少
なく、押圧に対して硬くなり過ぎ、又20mmを超え
ると空隙が過大となり、押圧に対して変形が大き
くなつて反撥力が低下する。又屈曲の周期、即ち
隣り合う屈曲部の間隔は、当然上記の屈曲の高さ
とも関連して決定されるが、通常5〜40mmが適当
である。
本考案の寝具類の下敷は、1〜数枚を重ねて敷
布団の下あるいは敷布の下に敷いて用いる。敷布
団の下敷に用いる時は、1〜20cmの範囲の厚さと
なるごとく積層することが、人体が横臥した時の
圧縮変形特性、換気、保温効果等の点から好まし
く、又敷布の下などに敷く時は、1〜3枚程度を
用いるのが適当である。
(ホ) 作用 本考案の寝具類の下敷は、上記のごとき立体構
造の荒目織物1からなり、この荒目織物1は、両
面を固定されて波状に屈曲した屈曲織物3が、厚
さ方向の支えとなつて空隙を形成している。従つ
て、体重などの押圧に対して、屈曲織物3があた
かもスプリングのごとく作用して、適度の硬さと
弾撥力を示し、押しつぶされることが無く、空隙
が保持されて、寝具類の下に敷いた際、快適なク
ツシヨン効果を発現し、さらに空気の流通が妨げ
られず換気性に富み、又形成される空気層により
保温効果も発揮する。又繰返し押圧を加えても変
形回復性がすぐれており、厚さが局所的に減少す
るなどの、いわゆる塑性変形による「へたり」現
象は生じない。さらに本考案における荒目織物1
の中層である屈曲織物3の少なくとも屈曲方向に
平行な糸に、クリンプを付与しておけば、押圧時
の反撥性能、変形回復性能などを向上させること
ができる。
(ヘ) 考案の効果 本考案の寝具類の下敷は、上記のごとき、立体
構造の空隙の極めて大きい荒目織物からなり、敷
布団の下敷として積層して用いれば、心地良い適
度の硬さと弾撥性を示し、夏季には換気性を利用
して布団の熱交換性、透湿性を向上させて涼しさ
を増し、かつ汗による蒸れなどを防ぎ、又冬季に
は通気性の少ない側地等で包むなどすれば、空隙
内の空気層による断熱効果で保温性を向上させる
ことができ、さらに上記空隙内を自然の空気、あ
るいは温湿度を調整した空気を強制的に送風循環
させて、より積極的に寝具類の温湿度を調整する
こともできる。また敷布の下敷に用いれば、適度
の硬さと弾力性により寝心地が極めて良く、特に
夏季における汗による肌のべとつきや、蒸れが著
しく減少するなどの効果を奏し、安眠を可能にす
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の寝具類の下敷として用いる
荒目織物を示す斜視図である。 2……フイラメント糸、3……屈曲織物、3
a,3b……屈曲部、4……平面状織物、5……
フイラメント糸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 経方向又は緯方向のいずれか一方向に波状にほ
    ぼ一定の周期で屈曲した屈曲織物と、該屈曲織物
    の片面側の各屈曲部に接結された平面状織物と、
    該屈曲織物の他の片面側の各屈曲部を連結する、
    所定間隔をおいて平行に配列したフイラメント糸
    とよりなる荒目織物で形成された寝具類の下敷で
    あつて、該屈曲織物及び該平面状織物を構成する
    フイラメント糸も平行に配列したフイラメント糸
    も共に太繊度であり、該荒目織物上に身体を横臥
    しても、身体の荷重によつて該屈曲織物の波状形
    態は消失しないことを特徴とする寝具類の下敷。
JP13178284U 1984-08-30 1984-08-30 寝具類の下敷 Granted JPS6145856U (ja)

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JP13178284U JPS6145856U (ja) 1984-08-30 1984-08-30 寝具類の下敷

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JP13178284U JPS6145856U (ja) 1984-08-30 1984-08-30 寝具類の下敷

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Publication Number Publication Date
JPS6145856U JPS6145856U (ja) 1986-03-27
JPH0141332Y2 true JPH0141332Y2 (ja) 1989-12-07

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ID=30690357

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JP13178284U Granted JPS6145856U (ja) 1984-08-30 1984-08-30 寝具類の下敷

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103298376A (zh) * 2010-09-03 2013-09-11 惠特尼·里夫斯 能透气的婴儿寝具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5653725Y2 (ja) * 1977-03-30 1981-12-15

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103298376A (zh) * 2010-09-03 2013-09-11 惠特尼·里夫斯 能透气的婴儿寝具

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JPS6145856U (ja) 1986-03-27

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