JPH0546704Y2 - - Google Patents

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JPH0546704Y2
JPH0546704Y2 JP13755088U JP13755088U JPH0546704Y2 JP H0546704 Y2 JPH0546704 Y2 JP H0546704Y2 JP 13755088 U JP13755088 U JP 13755088U JP 13755088 U JP13755088 U JP 13755088U JP H0546704 Y2 JPH0546704 Y2 JP H0546704Y2
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mat
ventilation
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案はマツト状寝具に係り、特に通気性を良
好にし、乳幼児に好適なマツト状寝具に関するも
のである。
【従来技術】
従来、乳幼児はあおむけに寝かせるのが普通で
あつたが、最近では乳幼児をうつぶせに寝かせる
育児法が脚光をあびている。この育児法によると
日本人に多い扁平な顔になることはなく、彫りの
深いバランスのとれた顔となり、また首や背筋、
胸筋が鍛えられて体型が整うといわれている。 しかし、従来のマツト状の寝具といえば乳幼児
用から大人用まで比較的柔らかなもので、乳幼児
をうつぶせに寝かせるには窒息の危険があつた。 そこで現在では、全体がやや固めで表面に多数
の通気孔が設けられた、窒息の心配のない乳幼児
用のマツトや枕が提案されている。 けれども従来のこの種のマツト状寝具には次の
ような課題点があつた。つまり、従来のマツト状
寝具の通気孔は、上下に貫通する構造となつてお
り、板間や畳の上に敷いた場合は下面側がふさが
るので実質的には通気機能を十分に果たすことが
できない点である。 実開昭60−167565号公報には、上下面に貫通し
ていて空気の流通可能な多数の孔または隙間を有
する緩衝性多孔質シート材料(以下、シート材と
いう)が、多数の突起部を上面に有する緩衝性シ
ート状芯材(以下、シート状芯材という)の上に
重ね合わされており、その重ね合わされた両者の
間には全面にわたつて連通していて複合芯材の周
辺部へ開口している平面的空隙部が形成されてお
り、シート材料の各孔または空隙が平面的空隙部
にそれぞれ開口している寝具用複合芯材の考案が
開示してある。
【従来技術の課題点】
この考案によれば通気穴がふさがるという上記
問題点は解決できるが、寝具として実用化を図る
場合に次の様な課題が生じる。 上記公報に記載のように就寝者の寝返りなど
で複合芯材が圧縮されたり復元したりするため
には、シート材自体それに相応しい柔軟性を有
する必要がある。 この場合、シート材を支える突起の数が少な
いとシート材が大きく変形して平面的空隙部を
閉塞し、場合によつてはシート材下面がシート
状芯材の上面に接触してしない通気性を有さな
くなる。 したがつてシート材として相応しい柔軟性を
保有させつつシート状芯材との間で通気性を確
保するために数多くの突起が必要となる。 しかし、突起の数が多くなればなるほど平面
的空隙部の通気空間は狭くなり、通気効果が低
下する。 突起自体が潰れて変形しても平面的空隙部は
狭められて通気性が悪くなる。これを防ぐため
には突起は変形しない程度の剛性を必要とす
る。 で説明したように通気空間を閉塞したり狭
くしないためには突起の数を少なくする必要が
ある。しかもシート材の表面に突起による凹凸
が形成されないようにするにはシート材は固く
なければならない。 しかし、固いシート材は寝心地が悪く、また
一般に固い素材は高密度であり、通気性及び吸
湿性はよくなく、空気の流通は孔または隙間だ
けに限定され、全体として通気効果は低下す
る。 突起の場合はシート材に均等に加重がからず
突起部分にだけ加重がかかるために、シート材
に経年変化による凹みやへたりが生じる。
【考案の目的】
そこで本考案の目的は、寝具として相応しい固
さと柔らかさ保有させつつ通気性を確保できるマ
ツト状寝具を提供することにある。 また本考案の他の目的は、経年変化による凹み
やへたりを生じないか、生じにくくしたマツト状
寝具を提供することにある。 更に本考案の他の目的は、乳幼児の使用に好適
なマツト状寝具を提供することにある。
【考案の構成】
上記課題点を解決し、目的を達成するために講
じた本考案の構成は次の通りである。 即ち本考案は、 両面が実質的に平面状に形成してある通気マツ
トと、 この通気マツトの上面に添設してあり、厚さ方
向に貫通する所要数の通気孔が形成してある上部
マツト部材と、 上記通気マツトの下面に添設してあり、通気孔
が形成されていない下部マツト部材と、 を備え、 上記通気マツトは立体的網目状繊維組織で構成
してあり、 上記上部マツト部材及び下部マツト部材はフエ
ルトで構成してあり、 上記通気マツトと上部マツト部材及び下部マツ
ト部材は、接着しなくて被覆体で一体に構成され
ている、 マツト状寝具である。 本考案でいうマツト状寝具には、身体をその上
に寝かすマツトの他に枕をも含む概念である。 上部及び下部マツト部材の素材は、例えばポリ
エステル繊維からなるフエルトをあげることがで
きる。 通気孔は、上部マツト部材の全面にわたつて設
けることもできるし、必要箇所にだけ設けること
もできる。 通気マツトは立体的網目状繊維組織で構成され
ている。その例としては、へちま繊維状、或いは
縦横に立体的な有機的結合をしたハニカム状その
他の立体的網目状等の構造をあげることができ
る。 通気マツトの素材はとしては、例えばエステル
系ウレタンフオームなどの発泡プラスチツクが使
用される。通気マツトは、マツト部材や使用者の
重さが加わつても極端に変形することのない強度
および剛性を備え、発泡プラスチツクの場合は通
気がより良好に行われるように、できるだけ高発
泡のものが望ましい。 通気マツトの厚さは必要に応じて適宜設定で
き、その形状は、通常は上部及び下部マツト部材
と同じ広さであるが、複数枚に分割することもで
きる。 なお、通気マツトと上部及び下部マツト部材
は、接着しなくて被覆体である袋状のカバーシー
トを使用して一体にして使用される。 作 用 マツト状寝具を板間に敷いた場合、上部マツト
部材を上にする場合は上部マツト部材の下部に通
気マツトが配設してあるので、通気孔の下部はふ
さがることはなく、通気マツトを通して通気は常
に良好である。 したがつて、乳幼児用の敷きマツトとして使用
すると、うつぶせになつても窒息の心配はない。
また、就寝中に身体から発散されて上部マツト部
材に吸収された熱や水分は通気孔から通気マツト
を通つて効率良く排出されるので寝心地がよく、
健康上好ましい。 更に、下部マツト部材を上にして敷くと下部マ
ツト部材には通気孔が形成されていないので通気
性に乏しいが、その分保温性に優れているので気
温が低い場合の使用に好適である。
【実施例】
本考案を図面に示した実施例に基づき更に詳細
に説明する。 第1図は通気マツトの一方の側に厚さ方向に貫
通する所要数の通気孔を形成した上部マツト部材
を、他方の側に通気孔を形成していない下部マツ
ト部材を有する実施例の斜視図、第2図は第1図
の一部を切欠した要部斜視図である。 符号10はマツト状寝具で、上部マツト部材1
1と通気マツト12及び下部マツト部材13を備
えてなる。上部マツト部材11は、やや固めの、
ポリエステル繊維で作られたフエルト製で、乳幼
児に好適な大きさに形成されている。上部マツト
部材11には、上下の面を貫通した多数の通気孔
15がほぼ全面にわたつて設けられている。 上部マツト部材11の下部には、上部マツト部
材11と同じ広さに形成された通気マツト12が
配設されている。通気マツト12は高発泡の発泡
プラスチツク製で立体的網目状繊維組織をしてお
り、繊維間の多数の通気部120によつて全体が
通気性を有している。上部マツト部材11の重さ
や使用者の体重では極端に変形することのない十
分な強度を備えている。 通気マツト12の下部には通気マツト12と同
じ広さで、ポリエステル繊維で作られたフエルト
製の下部マツト部材13が配設されている。 なお、上記実施例では内部構造をわかりやくす
くるために被覆体、例えば収容袋は取り除いてい
る。 (作用) 本実施例の作用を説明する。 マツト状寝具10を板間に敷いた場合、上部マ
ツト部材11を上にする場合は上部マツト部材1
1の下部に通気マツト12が配設してあるので、
通気孔15の下部はふさがることはなく、通気マ
ツト12を通して通気は常に良好である。 したがつて、乳幼児用の敷きマツトとして使用
すると、うつぶせになつても窒息の心配はない。
また、就寝中に身体から発散されて上部マツト部
材11に吸収された熱や水分は通気孔15から通
気マツト12を通つて効率良く排出されるので寝
心地がよく、健康上好ましい。 更に、下部マツト部材13を上にして敷くと下
部マツト部材13には通気孔15が形成されてい
ないので通気性に乏しいが、その分保温性に優れ
ているので気温が低い場合の使用に好適である。 なお、本考案は図示の実施例に限定されるもの
ではなく、マツト部材や通気マツトの硬さを変え
て使用者の体重の違いに対応する等、実用新案登
録請求の範囲の記載内において種々の変形が可能
である。
【考案の効果】
本考案は上記構成を有し、次の効果を奏する。 (1) 立体的網目状繊維組織で構成してある通気マ
ツトの上下面にそれぞれフエルトで構成された
上部マツト部材と下部マツト部材とを添設し、
上部マツト部材は厚さ方向に貫通する所要数の
通気孔が形成してある。 この為、寝具として相応しい固さと柔らかさ
保有しつつ通気性を確保できる。 (2) 乳幼児の場合は、多量の汗(単位面積当たり
成人の約2倍)をかき、また寝小便をする。 汗や尿は寝具の表面に吸収されるので、寝具
表面は湿気を帯びる。湿気は寝具の中心部まで
浸透して黴などが発生したりして不潔となる。 本考案では、上部マツト部材は厚さ方向に貫
通する所要数の通気孔が形成してあるので、湿
気は内部まで導かれ、表面は乾燥しやすい。内
部に導かれた湿気は通気マツトにより寝具の側
面に向かい蒸発散される。 (3) 上部マツト部材には、厚さ方向に貫通する所
要数の通気孔が形成してある。この為、寝小便
は上部マツト部材の通気孔から下部マツト部材
に漏れる場合がある。 その場合でも通気孔の下には立体的網目状繊
維組織を有する通気マツトが配設してあるた
め、尿は表面張力によつて網目状繊維組織間で
膜を形成し或いは繊維組織に付着する。その分
尿は下部マツト迄到達しにくく、仮に到達して
もその量が少なくなる。その後尿は通気マツト
の側面に向かい蒸発散される。 従つて、洗濯をする場合下部マツトの洗濯を
しないで済むか或いはその回数を減らすことが
でき洗濯に手間がかからない。 (4) 乳幼児の場合は、多量の汗をかき、また寝小
便をするために、寝具は比較的頻繁に洗濯する
必要がある。 通気マツトと上部マツト部材及び下部マツト
部材は、接着しなくて被覆体で一体に構成され
ているため分離でき、洗濯が簡単にでき、しか
も乾きも早い。 (5) 通気マツトは弾力性を有し両面が実質的に平
面状に形成してあるのでマツト部材の表面に凹
凸が表われたり、突き上げ感がなく寝心地がよ
い。 また、マツト部材には突起の場合のように部
分的に加重がかからず、加重は均等にかかるた
めに、経年変化による凹みやへたりが生じない
か、生じにくい。
【図面の簡単な説明】
第1図は通気マツトの一方の側に厚さ方向に貫
通する所要数の通気孔を形成した上部マツト部材
を、他方の側に通気孔を形成していない下部マツ
ト部材を有する実施例の斜視図、第2図は第1図
の一部を切欠した腰部斜視図である。 10……マツト状寝具、11……上部マツト部
材、12……通気マツト、13……下部マツト部
材、15……通気孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 両面が実質的に平面状に形成してある通気マツ
    トと、 この通気マツトの上面に添設してあり、厚さ方
    向に貫通する所要数の通気孔が形成してある上部
    マツト部材と、 上記通気マツトの下面に添設してあり、通気孔
    が形成されていない下部マツト部材と、 を備え、 上記通気マツトは立体的網目状繊維組織で構成
    してあり、 上記上部マツト部材及び下部マツト部材はフエ
    ルトで構成してあり、 上記通気マツトと上部マツト部材及び下部マツ
    ト部材は、接着しなくて被覆体で一体に構成され
    ている、 マツト状寝具。
JP13755088U 1988-07-12 1988-10-20 Expired - Lifetime JPH0546704Y2 (ja)

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JP13755088U JPH0546704Y2 (ja) 1988-07-12 1988-10-20

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JP9290588 1988-07-12
JP13755088U JPH0546704Y2 (ja) 1988-07-12 1988-10-20

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JPH0271358U JPH0271358U (ja) 1990-05-30
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