JP7113038B2 - 布団 - Google Patents

布団 Download PDF

Info

Publication number
JP7113038B2
JP7113038B2 JP2020010428A JP2020010428A JP7113038B2 JP 7113038 B2 JP7113038 B2 JP 7113038B2 JP 2020010428 A JP2020010428 A JP 2020010428A JP 2020010428 A JP2020010428 A JP 2020010428A JP 7113038 B2 JP7113038 B2 JP 7113038B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
edge
futon
moisture
human body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020010428A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021115239A (ja
Inventor
悠紀子 小出
紀衣 小出
慎太郎 伊藤
Original Assignee
ブルネエズ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ブルネエズ株式会社 filed Critical ブルネエズ株式会社
Priority to JP2020010428A priority Critical patent/JP7113038B2/ja
Publication of JP2021115239A publication Critical patent/JP2021115239A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7113038B2 publication Critical patent/JP7113038B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Description

本発明は、布団に関し、例えば汗などの水分の吸収がよく、湿気を感じない、快適な布団に関する。
従来、例えば、快適な睡眠を実現するために、種々の寝具や布団が考えられてきている。
特開2004-113352号公報 特許昭59-014810号公報 特開平04-222260号公報 特開平11-004732号公報 特開2007-116904号公報 特開2008-297657号公報 特開2009-100864号公報 実開平05-018359号マイクロフィルム 実開平07-020928号マイクロフィルム 実開昭55-095566号マイクロフィルム 実開昭61-184466号マイクロフィルム 実開昭63-064271号マイクロフィルム 実開平03-045763号マイクロフィルム 特開昭58-221910号公報
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、湿気を感じず、快適で、眠り心地のよい布団を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の布団は、 人体に接し、当該人体からの汗などの水分を吸収する第一層であって、下記第二層より吸水性の高い可撓性のある第一層と、 この第一層の下に設けられ、構成する素材が当該層のある端縁から他の端縁までほぼ繋がっているにもかかわらず、空隙率が10%以上で、当該層のある端縁から他の端縁まで貫通して当該両端縁に露出している通気孔が多数形成されており、これにより空気や水分が通りやすくて通気性が高く、上記第一層で吸収された水分を布団の外に放出して、当該第一層を乾燥した状態に保つ可撓性のある第二層と、 上記第二層の下、第二層の中、第二層の上に設けられ、当該第二層に達した水分によるカビ、菌の繁殖を防ぐ抗菌性で可撓性のある第三層とを備えた。
これにより、人体からの汗などの水分がよく吸収されて発散され、湿気がこもらず、湿気を感じず、快適な睡眠を実現でき、優れた布団を提供できる。
本発明の布団1の上面を示す。 本発明の布団1の下面を示す。 本発明の布団1の断面を示す。 本発明の布団1の断面を示す。 本発明の布団1の第二層3の拡大端面を示す。
1…布団 2…第一層
3…第二層 4…第三層
5…上面布 6…第一仕切布
7…第二仕切布 8…通気孔
9…下面布 10…キルティング
11…キルティング 12…薄布
13…素材
(1)布団1の構成
図1は本発明の布団1の上面/平面を示し、図2は本発明の布団1の下面/底面を示し、図3及び図4は本発明の布団1の断面を示し、図3の断面方向と図4の断面方向は互いに直交しており、図5は第二層3の拡大端面を示している。
布団1は寝ている人体の下に敷かれる敷布団であり、畳、ベッド、マットレス、その他の平坦な場所に敷かれ、上から下へ向かって、いずれも可撓性のある第一層2、第二層3、第三層4が設けられ積層されている。第一層2は、人体に接し、当該人体からの汗などの水分を吸収し、吸汗、速乾、抗菌、防臭、弾力性、クッション性などに優れており、上記第二層3より吸水性が高い。
第一層2の上面の上面布5は、例えばアクアジョブ(旭化成株式会社の商品)25~50%、シャインアップ(株式会社クラレの商品)25~50%、レギュラー糸10~40%、合計で100%を超えない範囲で、混紡、混成、混編、または混ぜて編み上げられる。アクアジョブは、吸汗、速乾に優れており、湿気を感じず、シャインアップは、光触媒が施され、抗菌、防臭に優れている。
第一層2の下面の第一仕切布6と上記上面布5との間には、ポリエステルがほぼ100%で内蔵されている。このポリエステルは、弾力性、クッション性があり、その他、吸湿性、吸水性も有する。第一仕切布6は、上面布5と同じ組成、構造でもよいが、上記シャインアップのみ省略されてもよい。
上記上面布5は、抗菌、防臭の効果を発揮しており、起床後、布団1を広げたままにしておくと、光が当たって防臭、消臭、抗菌、殺菌の効果を発揮し、特にベッドの上ではこの効果が顕著となり、その他の畳などの上でも布団1を広げたままであれば当該効果は発揮される。
また、就寝中でも人体の陰になっていないところは光が当たって当該効果は発揮され、寝返りによって人体が移動すれば、光の当たる場所が変化し、布団1及び上面布5全体として当該効果は発揮される。光触媒を発揮できる光量は、睡眠を妨げない程度に少なくても大丈夫である。
図3及び図4に示すように、第一層2の下面の第一仕切布6で、第二層3と区分され、この第一仕切布6と上記上面布5とは互いに縫合されてキルティング加工されている。このキルティング10は、互いに等間隔でかつ互いに直交しており、各間隔は数cmである。
このキルティング加工によって、第一層2つまり布団1表面に凹凸が形成される加工がなされ、この凹凸によって上記人体と布団1との間の隙間が多くなり、通気性がよくなって、湿気を感じず、上記防臭、消臭、抗菌、殺菌の効果が促進される。
上記第一仕切布6の下には、第二仕切布7が設けられ、この第一仕切布6と第二仕切布7との間には上記第二層3が設けられて挟まれている。この第二層3は、第一層2の下に設けられ、例えばムマック(アキレス株式会社商品)で構成される。
このムマックは、無膜化された発泡性の素材で、例えばウレタンフォームの気泡にあるフィルム状の膜を取り除き、空気や水を通り易くした無膜ウレタンフォームで、この無膜化することによりムレにくくなり、通気性に優れ、湿気を感じず、通常の膜のあるウレタンフォームの10~100倍の通気性を有し、湿気を感じず、水洗いも可能となる。
このムマックは、ムマックを構成する上記ウレタンフォームの素材13が当該層のある端縁から他の端縁までほぼ繋がっており、ムマック全体としては容易に分離されず一体化されている。このムマックは、空隙率が10%以上で、通気孔8が多数形成されており、この通気孔8は当該層のある端縁から他の端縁まで貫通して当該両端縁に露出している。
図5に示すように、これにより、多数の通気孔8がある端縁から他の端縁まで素材13がほぼ繋がっているにもかかわらず、空気や水分が通りやすくて通気性が高く、当該通気孔8を通じて、上記第一層2で吸収された水分を布団1の外まで放出して、当該第一層2を乾燥した状態に保ち、湿気を感じない。図5は端面図なので、素材13はある端縁から他の端縁まで繋がっていないようにみえるが、実際は、この図5の紙面の上側または下側で素材13は通気孔8を迂回して繋がっている。
この第二層3は、ウレタンフォームなどで、発泡性があるため、空隙率が高くなり、空隙率が10%以上となるが、発泡性があるにもかかわらず、上記通気孔8が多数形成されて、通気性を遮断する膜などが無く、通気性が保たれる。
このような構造によって、第一層2は第二層3より吸水性、吸湿性が高くなり、人体からの汗などを第一層2はよく吸収するが、第一層2に速乾性があるのでこの吸収された汗などは第一層2から第二層3へ移り、この第二層3ですぐ放出されるので、第一層2は乾燥してベとつくことが無く、湿気を感じず、快適な眠りを実現できる。
上記空隙率は、単位体積当たりの素材13の占める体積の割合または空気の割合を示し、発泡度合いにほぼ比例し、発泡度が大きくなると、空隙の割合は大きくなり、通気性も大きくなる。発泡度が小さくなると、空隙の割合は小さくなり、通気性は小さくなる。
第二仕切布7は、上記第一仕切布6と同じものであるが、異なっていてもよい。第一仕切布6及び第二仕切布7は、通気性、通水性に優れ、湿気を感じない。場合によって、第一仕切布6または第二仕切布7は、吸汗、速乾、抗菌、防臭、弾力性、クッション性、光触媒効果を有していてもよい。
上記第二仕切布7の下には、下面布9が設けられ、この第二仕切布7と下面布9との間には上記第三層4が設けられて挟まれている。この第三層4は、第二層3の下に設けられ、例えばバンブーパイル(ブルネエズ株式会社・東亜紡織株式会社の商品)で構成される。
このバンブーパイルは、繊維がパイル状に形成され、抗菌性があり、上記第一層2に吸収され、第二層3に達した、水分、湿気によるカビ、微生物、雑菌、菌の繁殖を防いでいる。このバンブーパイルは、場合によって、速乾性、気化熱による冷却効果、紫外線カットの効果を有する。この第三層4は、場合によって、第二層3の中、第一層2と第二層3との間、第一層2の中、第一層2の上などにも形成されてもよい。
図3及び図4に示すように、上記第二仕切布7と上記下面布9とは互いに縫合されてキルティング加工されている。このキルティング11は、互いに等間隔でかつ互いに直交しており、各間隔は数cmである。このキルティング加工によって、第三層4つまり布団1下面に凹凸が形成される加工がなされ、この凹凸によって上記布団1と布団1が載置される面との間の隙間が多くなり、通気性がよくなって、湿気を感じず、上記防臭、消臭、抗菌、殺菌の効果が促進される。
上記第二層3は、弾力性、クッション性があり、上記人体の加重による所定の圧力、例えば100kg/30cm×170cm=100kg/5100cm2=19.6g/cm2に対して、所定割合以上、例えば25%以上圧縮されず、上記通気孔8が25%以上変形されない。これにより、上記通気孔8のある第二層3の端縁から他の端縁まで通気性が保たれ、当該通気孔8は当該両端縁に露出しており、上記水分、湿気の放出が維持され、湿気を感じない。
上記100kg/30cm×170cmは、上記人体が比較的大柄であるが、5g/cm2、10g/cm2、15g/cm2、20g/cm2、25g/cm2、30g/cm2、35g/cm2、40g/cm2に対して、25%以上圧縮されなくてもよい。むろん、20g/cm2以下では、25%以上圧縮されない。
この圧縮率は、30%以上圧縮されなくてもよいし、35%以上圧縮されなくてもよいし、40%以上圧縮されなくてもよいし、50%以上圧縮されなくてもよいし、60%以上圧縮されなくてもよいし、70%以上圧縮されなくてもよいし、80%以上圧縮されなくてもよいし、90%以上圧縮されなくてもよいし、20%以上圧縮されなくてもよいし、15%以上圧縮されなくてもよいし、10%以上圧縮されなくてもよいし、5%以上圧縮されなくてもよい。
図1及び図2に示すように、上記上面布5のキルティング10は、布団1の、上縁、下縁、側縁と平行に形成され、上記下面布9のキルティング11は、布団1の、上縁、下縁、側縁と45度斜めに形成されている。したがって、図3及び図4に示すように、第一層2の凹と第三層4の凹、第一層2の凸と第三層4の凸とは90%以上対応しておらず、90%以上ずれており、上記第二層3には当該凹凸は形成されない。
これにより、第一層2の凹と第三層4の凹、第一層2の凸と第三層4の凸とは、ほとんど重ならず、布団1全体としての凹凸が大きくならず、布団1が人体に違和感を与えず、また寝返りときにも人体に違和感を与えず、人体の睡眠が快適になる。
上記下面布9には、光触媒が施されていてもよい。これにより、布団1を裏がして上下反転して使用しても、上記光による、消臭、抗菌の効果を発揮できる。布団1を敷布団ではなく、掛布団として使用したときにも、このとき第一層2が上でも、第三層4が上でも、上記光触媒の効果を達成できる。
上記第二層3の厚さは、上記第一層2の厚さまたは上記第三層4の厚さより厚い。これにより、上記通気孔8が塞がれにくくなり、通気孔8のある第二層3の端縁から他の端縁まで通気性が保たれ、当該通気孔8は当該両端縁に露出しており、上記水分、湿気の放出が維持され、湿気を感じない。
なお、第一層2が第二層3または第三層4より厚くてもよいし同じ厚さでもよいし、第二層3が第一層2または第三層4より厚くてもよいし同じ厚さでもよいし、第三層4が第二層3または第一層2より厚くてもよいし同じ厚さでもよい。布団1の側面は、上記第二層3の側面が露出している。
しかし、薄いシースルーのような通気性のある薄布12で、布団1の側面が細長く環状に覆われてもよい。この薄布12の上縁、上記上面布5の周縁、第一仕切布6の周縁は、バイアステープが介在されて縫合されてバイアス加工がなされ、縫代ぬいしろの始末や縁どりなどの処理がされている。
同様に上記薄布12の下縁、上記下面布9の周縁、第二仕切布7の周縁は、バイアステープが介在されて縫合されてバイアス加工がなされ、縫代ぬいしろの始末や縁どりなどの処理がされている。なお、第一仕切布6または第二仕切布7の周縁は、上記バイアステープから分離された別バイアステープが介在されて縫合されてバイアス加工がなされ、縫代ぬいしろの始末や縁どりなどの処理がされていてもよい。
(2)他の実施の形態
本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、本発明は敷布団以外に、掛布団、枕、マットレス、シーツ、ケット、毛布、寝具などに適用されてもよい。布団1は、単体以外に、2枚または複数枚積層されて使用されてもよい。体重が想定より重い、例えば体重100kg以上であれば、敷布団である布団1は複数枚積層されてもよい。
薄布12は、網、厚くても通気性のある布、スリットのある布、隙間のある布、テープを編んだ布など、通気孔8の通気性を完全に遮断しなければなんでもよい。上面布5、下面布9も同様である。第一層2、第二層3、第三層4、上面布5、第一仕切布6、第二仕切布7、下面布9、薄布12は単層以外に複数層であってもよい。
第一層2、第二層3、第三層4は互いに分離・分割されてもよく、これに応じて第一仕切布6、第二仕切布7は2枚以上とされ、それぞれが第一層2側、第二層3側、第三層4側に設けられてもよい。これに応じて、薄布12も縦方向に複数に分割されてもよい。
第二層3としては、発泡性があり、多数の空隙・通気孔8を有する発泡性のスポンジ、ウレタン、ウレタフォーム、ポリウレタン、発砲ウレタンまたはゴムなどでもよい。第一層2も第三層4も同様に、多数の空隙・通気孔8を有する発泡性のスポンジ、ウレタン、ウレタフォーム、ポリウレタン、発砲ウレタンまたはゴムなどでもよい。第一層2、第二層3、第三層4は、上記アクアジョブ、シャインアップ、ポリエステル、ムマック、バンブーパイル、発泡性のないもの、いずれでもよく、入れ代わってもよい。
第一層2の凹と第三層4の凹、第一層2の凸と第三層4の凸とは90%以上対応していないが、80%以上、75%以上、70%以上、60%以上、50%以上、40%以上、30%以上、25%以上、20%以上、10%以上対応していなくてもよい。
上記キルティング10とキルティング11とは、キルティングの向きが45度ずれていたが、40度、35度、30度、25度、20度、15度、10度、5度ずれていてもよく、0度で、ずれていなくて同じでもよく、キルティング10とキルティング11とは全く同じでもよい。
上記キルティング10とキルティング11とのキルティングの向きが同じでも、キルティングのラインがキルティングの幅の50%、40%、30%、25%、20%、15%、10%、5%ずれていてもよく、0%で、ずれていなくて同じでもよい。
キルティング10のキルティングの幅とキルティング11のキルティングの幅は同じであったが、異なっていてもよく、キルティングのラインは直線以外に曲線であってもよいし、交差する2本以外に、3本、4本、…、でもよいし、キルティングの升目は、正方形のほか、方形、長方形、正方形、三角形、六角形、円板、楕円板、多角形板、台形板、半楕円形、平行四辺形、菱形、多角形、三角形、台形、環形、半環形、星形、扇形、曲線形状、十字形、L字形、H字形、I字形、U字形、T字形、C字形、O字形、N字形、M字形、X字形、J字形、Y字形、E字形、F字形、S字形、V字形でもよい。
第二層3にも当該キルティングが形成されてもよく、第二層3は2枚以上とされて、最上層の第二層3は第一層2と同じキルティング10と同じキルティングがなされ、最下層の第二層3は第三層4と同じのキルティング11と同じキルティングがなされてもよい。
上記第二層3は、弾力性、クッション性があり、上記人体の加重による所定の圧力に対して、25%以上圧縮されず、上記通気孔8が25%以上変形されず、通気孔8のある端縁から他の端縁まで通気性が保たれるが、この圧縮率は20%以上、15%以上、10%以上、5%以上、1%以上、30%以上、35%以上、40%以上、45%以上、50%以上、55%以上、60%以上、65%以上、70%以上、75%以上、80%以上、85%以上、90%以上、95%以上、99%以上であってもよい。
上記空隙率は、10%以上のほか、5%以上、1%以上、15%以上、20%以上、25%以上、30%以上、35%以上、40%以上、45%以上、50%以上、55%以上、60%以上、65%以上、70%以上、75%以上、80%以上、85%以上、90%以上、95%以上、99%以上であってもよい。
第一層2、第二層3、第三層4の縦、横の寸法は、同じであったが、異なっていてもよく、いずれが大きくても、小さくてもよい。第三層4は、抗菌性があれば、他の素材からなるものであってもよい。第一層2は、人体からの汗などの水分を吸収することができれば、他の素材からなるものであってもよい。
第二層3は、構成する素材が第二層3のある端縁から他の端縁までほぼ繋がっているにもかかわらず、第二層3のある端縁から他の端縁まで貫通して当該両端縁に露出している通気孔8が多数形成されていれば、他の素材からなるものでもよい。
要は、空気や水分が通りやすくて通気性が高く、上記第一層で吸収された水分を布団の外に放出して、当該第一層2を乾燥した状態に保つことができればよい。通気孔8のすべてが布団1の端縁に達している必要はなく、通気孔8の一部は布団1の端縁に達していなくてもよい。
この通気孔8は直線状に限らず、ジグザグに折れ曲がっていてもよいし、分岐したり、合流したりしてもよいし、繋がる端縁は、第二層3の左右両側縁のほか、上縁、下縁、前縁、後縁でもよいし、第二層3の平面、底面であってもよい。
第一層2、第二層3、第三層4の厚さは全面にわたってほぼ均一であったが、異なっていてもよい。例えば中央から両側縁、上縁または下縁に向かって、太くなっていてもよい。これにより、端縁に露出する通気孔8が増加して、通気性が向上する。むろん、逆に、両側縁、上縁または下縁に向かって、細くなっていてもよいし、他に第一層2、第二層3、第三層4の平面または底面は互いに平行で平坦であったが凹凸があってもよい。
第一層2は第二層3より吸水性が高いので、第一層2の吸水性が高くて吸水した汗などの水分が人体に戻ることが無く、サラッとした乾燥した、べとつかず、快適な寝心地を達成できる。第二層3は第一層2より吸水性が低くても、通気孔8を通じて水分が発散されるので、第一層2の水分は第二層3に容易に移動する。
むろん、第一層2は第二層3より、吸水性が低くてもよいし、第一層2の吸水性と第二層3の吸水性とはほぼ同じでもよい。第三層4は、第一層2または第二層3より、吸水性が低くてもよいし、第三層4の吸水性は第一層2の吸水性または第二層3の吸水性とはほぼ同じでもよい。
第二層3の素材13は、すべて、ある端縁から他の端縁まで繋がっている必要はなく、一部当該端縁から他の端縁まで繋がっていなくてもよい。他の第一層2または第三層4の素材も、すべて、ある端縁から他の端縁まで繋がっている必要はなく、一部当該端縁から他の端縁まで繋がっていなくてもよい。
上記布団1、第一層2、第二層3、第三層4、上面布5、第一仕切布6、第二仕切布7、通気孔8、下面布9、キルティング10、キルティング11、薄布12、素材13…は、光触媒の素材が含まれたり、その他、消臭効果、防臭効果、抗菌効果、殺菌効果、遠赤外線効果、保温効果、乾燥効果、吸湿効果の含まれる素材が含まれたりしてもよい。
本布団1が使用されるのは、人間、外国人、日本人、大人、子供、男性、女性、馬、類人猿、ゴリラ、チンパンジー、サル、汗腺が発達している動物ならなんでもよい。
上記布団1、第一層2、第二層3、第三層4、上面布5、第一仕切布6、第二仕切布7、通気孔8、下面布9、キルティング10、キルティング11、薄布12、素材13…、光触媒は、単数でも複数でも3つ以上でもよいし、これらそれぞれの構成、動作、作用、工程または機能の一部または全体は省略されてもよいし、分割分離されてその数が増えても減ってもよいし、その形状は任意に変更可能であり、均等の他の物に置き換えられてもよいし、これらの2つまたは3つ以上が合体または一体化されて兼用されてもよいし、向きは図示のもののほか、90度、0度乃至180度、上下、左右、前後、表裏、手前、奥に傾斜/向きを変えて/反転されて使用されてもよく、それぞれの寸法の相対的大小は切り換えられてもよいし同じでもよく、一部または全部省略されてもよいし、形状は、平坦、カーブしていてもよいし、穴が開いていてもよいし、凹凸があってもよいし、方形、長方形、正方形、三角形、円板、楕円板、多角形板、台形板、半楕円形、平行四辺形、菱形、多角形、三角形、台形、環形、半環形、星形、扇形、曲線形状、十字形、L字形、H字形、I字形、U字形、T字形、C字形、O字形、N字形、M字形、X字形、J字形、Y字形、E字形、F字形、S字形、V字形、曲面、角張った形状、直方体状、多面体状、円柱、楕円柱、角柱、半円柱、半楕円柱、半角柱、円錐台、角錐台、球、卵形、半球、半卵形、多面体、ひょうたん形、鋸歯状、その他の立体形状、これらの組み合わせ立体形状でもよく、角張った段差のある形状、丸みを帯びた段差のある形状、丸みを帯びた凹凸のある形状、これらの組み合わせ形状、段差状、網状、枠状、シート状、メッシュ状、ブラインド状、スリット状、多数の穴があいたもの、これらの中央等に穴があいたもの、これらの組み合わせ複合形などでもよいし、一部または全部省略されてもよいし、材質は、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカービネード、ポリクロロトリフルオロエチレン、ウレタン、ウレタフォーム、ポリウレタン、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニール、アクリル樹脂、ペット樹脂、アクアジョブ、シャインアップ、ムマック、バンブーパイルなどの高分子樹脂・硬質樹脂・軟質樹脂でも熱可塑性樹脂・熱硬化性樹脂でもよいし、合成樹脂のほか天然樹脂でもよいし、木、竹、樹脂、金属、ガラス、綿、布、糸、繊維、ゴム、紙、セラミック、カーボン、コンクリート、これらの合成物製/混合物製/多層積層物製でもよいし、液体、固体、気体、ゾル状、ゲル状いずれでもよいし、可撓性、弾力性、クッション性、吸湿性、吸水性、通気性、抗菌性、遠赤外線効果、保温効果、乾燥効果、吸湿効果があってもなくてもよい。
(3)他の発明の効果
[1]人体に接し、当該人体からの汗などの水分を吸収する可撓性のある第一層であって、下記第二層より吸水性の高い第一層と、 この第一層の下に設けられ、構成する素材が当該層のある端縁から他の端縁までほぼ繋がっているにもかかわらず、空隙率が10%以上で、当該層のある端縁から他の端縁まで貫通して当該両端縁に露出している通気孔が多数形成されており、これにより空気や水分が通りやすくて通気性が高く、上記第一層で吸収された水分を布団の外に放出して、当該第一層を乾燥した状態に保つ可撓性のある第二層と、 上記第二層の下、第二層の中、第二層の上に設けられ、当該第二層に達した水分によるカビ、菌の繁殖を防ぐ抗菌性で可撓性のある第三層とを備えた布団。
[2]上記第二層は、発泡性であることを特徴とする請求項1記載の布団。 これにより、発泡性があるにもかかわらず、請求項1の通気孔が多数形成されて、通気性を遮断する膜などが無く、通気性が保たれる。
[3]上記第二層は、弾力性があり、上記人体の加重による所定の圧力に対して、25%以上圧縮されず、上記通気孔が25%以上変形されず、上記通気孔のある端縁から他の端縁まで通気性が保たれることを特徴とする請求項2記載の布団。 これにより、上記通気孔のある第二層の端縁から他の端縁まで通気性が保たれ、当該通気孔は当該両端縁に露出しており、水分、湿気の放出が維持され、湿気を感じず、快適な睡眠を提供できる。
[4]上記第三層は、上記第二層の下に設けられており、上記第一層及び上記第三層は凹凸が形成される加工がなされ、第一層の凹と第三層の凹、第一層の凸と第三層の凸とは90%以上対応しておらず、90%以上ずれており、上記第二層には当該凹凸は形成されないことを特徴とする請求項3記載の布団。
これにより、第一層の凹と第三層の凹、第一層の凸と第三層の凸とは、ほとんど重ならず、布団全体としての凹凸が大きくならず、布団が人体に違和感を与えず、また寝返りときにも人体に違和感を与えず、人体の睡眠が快適になる。
[5]上記第一層の上面は、または上記第三層の下面は、光触媒が施されていることを特徴とする請求項4記載の布団。布団1の表または裏に光が当たると、抗菌、殺菌、防臭、消臭の機能が発揮される。
[6]上記第二層の厚さは、上記第一層の厚さまたは上記第三層の厚さより厚いことを特徴とする請求項5記載の布団。 これにより、上記通気孔が塞がれにくくなり、通気孔のある第二層の端縁から他の端縁まで通気性が保たれ、当該通気孔は当該両端縁に露出しており、上記水分、湿気の放出が維持され、湿気を感じない。
人体からの汗などが吸収されて発散され、湿気を感じず、快適な寝心地・睡眠を実現できる。第一層で吸収された水分を第二層の通気孔を通じて布団の端縁まで送り外に放出して、湿気を感じず快適な眠りを実現する。人体からの汗などの水分は第一層2に吸収されるが、すぐに第二層3に移動し、第一層2で湿気を感じない。これは、第二層3に移動した水分が第二層3の中の通気孔8を通じて第二層3の端縁に達しすぐに放出されるからである。第三層4は抗菌性があり、第二層3に達した、水分、湿気によるカビ、雑菌の繁殖を防いでいる。

Claims (6)

  1. 人体に接し、当該人体からの汗などの水分を吸収する第一層であって、下記第二層より吸水性の高い可撓性のある第一層と、
    この第一層の下に設けられ、ウレタンフォームの気泡にあるフィルム状の膜を取り除き、空気や水を通り易くし、通気性に優れ、通常の膜のあるウレタンフォームの10~100倍の通気性を有し、構成する素材が当該層のある端縁から他の端縁までほぼ繋がっているにもかかわらず、空隙率が10%以上で、当該層のある端縁から他の端縁まで貫通して当該両端縁に露出している通気孔が多数形成されており、これにより空気や水分が通りやすくて通気性が高く、上記第一層で吸収された水分を布団の外に放出して、当該第一層を乾燥した状態に保つ可撓性のある第二層と、
    上記第二層の下または第二層の上に設けられ、当該第二層に達した水分によるカビ、菌の繁殖を防ぐ抗菌性で可撓性のある第三層であって、上記第一層及び当該第三層は凹凸が形成される加工がなされ、第一層の凹と第三層の凹、第一層の凸と第三層の凸とは90%以上対応しておらず、90%以上ずれている第三層とを備え、
    上記第二層には当該凹凸は形成されないことを特徴とする布団。
  2. 人体に接し、当該人体からの汗などの水分を吸収する第一層であって、下記第二層より吸水性の高い可撓性のある第一層と、
    この第一層の下に設けられ、ウレタンフォームの気泡にあるフィルム状の膜を取り除き、空気や水を通り易くし、通気性に優れ、通常の膜のあるウレタンフォームの10~100倍の通気性を有し、構成する素材が当該層のある端縁から他の端縁までほぼ繋がっているにもかかわらず、空隙率が10%以上で、当該層のある端縁から他の端縁まで貫通して当該両端縁に露出している通気孔が多数形成されており、これにより空気や水分が通りやすくて通気性が高く、上記第一層で吸収された水分を布団の外に放出して、当該第一層を乾燥した状態に保つ可撓性のある第二層と、
    上記第二層の中に設けられ、当該第二層に達した水分によるカビ、菌の繁殖を防ぐ抗菌性で可撓性のある第三層であって、上記第一層及び当該第三層は凹凸が形成される加工がなされ、第一層の凹と第三層の凹、第一層の凸と第三層の凸とは90%以上対応しておらず、90%以上ずれている第三層とを備え、
    上記第二層には当該凹凸は形成されないことを特徴とする布団。
  3. 上記第二層は、発泡性であることを特徴とする請求項1または2記載の布団。
  4. 上記第二層は、弾力性があり、上記人体の加重による所定の圧力に対して、25%以上圧縮されず、上記通気孔が25%以上変形されず、上記通気孔のある端縁から他の端縁まで通気性が保たれることを特徴とする請求項3記載の布団。
  5. 上記第一層の上面は、または上記第三層の下面は、光触媒が施されていることを特徴とする請求項記載の布団。
  6. 上記第二層の厚さは、上記第一層の厚さまたは上記第三層の厚さより厚いことを特徴とする請求項記載の布団。
JP2020010428A 2020-01-24 2020-01-24 布団 Active JP7113038B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020010428A JP7113038B2 (ja) 2020-01-24 2020-01-24 布団

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020010428A JP7113038B2 (ja) 2020-01-24 2020-01-24 布団

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021115239A JP2021115239A (ja) 2021-08-10
JP7113038B2 true JP7113038B2 (ja) 2022-08-04

Family

ID=77173378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020010428A Active JP7113038B2 (ja) 2020-01-24 2020-01-24 布団

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7113038B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023011404A (ja) 2021-07-12 2023-01-24 日本発條株式会社 船舶下架支援システム、船舶制御装置、船舶下架支援方法およびプログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005143567A (ja) 2003-11-11 2005-06-09 Cats System:Kk 多層式の敷布団、敷パッド又はベッドパッド、及びその製造方法
JP2005253514A (ja) 2004-03-09 2005-09-22 France Bed Co Ltd クッション装置
JP2015119767A (ja) 2013-12-20 2015-07-02 アキレス株式会社 敷布団
JP2016123615A (ja) 2014-12-26 2016-07-11 睦技研株式会社 ウレタンフォームのクッション材
WO2018074029A1 (ja) 2016-10-19 2018-04-26 株式会社ウィードメディカル マットレス

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005143567A (ja) 2003-11-11 2005-06-09 Cats System:Kk 多層式の敷布団、敷パッド又はベッドパッド、及びその製造方法
JP2005253514A (ja) 2004-03-09 2005-09-22 France Bed Co Ltd クッション装置
JP2015119767A (ja) 2013-12-20 2015-07-02 アキレス株式会社 敷布団
JP2016123615A (ja) 2014-12-26 2016-07-11 睦技研株式会社 ウレタンフォームのクッション材
WO2018074029A1 (ja) 2016-10-19 2018-04-26 株式会社ウィードメディカル マットレス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021115239A (ja) 2021-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3194691U7 (ja)
JP3194691U (ja) シーツ
JP7113038B2 (ja) 布団
JP2012081094A (ja)
CN117545404A (zh) 模制混合式枕头
CN117545403A (zh) 双面混合式床垫顶垫
JP2019017485A (ja) 布状部材
JPH0998870A (ja) 調湿機能を有する枕
CN117545405A (zh) 混合式枕头
JP3094910U (ja) 人体部位支持体
JP3237879U (ja) 敷き布団
JP4491710B2 (ja) 敷パッド
JP2880911B2 (ja) スプリングマットレス
RU79024U1 (ru) Матрасик
JP2002065407A (ja) クッション性に優れた敷き寝具
JP3237365U (ja) 布状部材
CN216454260U (zh) 一种透气性好的绗缝层
JPH06316014A (ja) 吸水・除湿シート、吸水・除湿シートを被着した椅子、吸水・除湿シートを被着した布団又はベット、シート。
CN217743851U (zh) 一种亲肤防螨床单
JPH0511809Y2 (ja)
JP3045700U (ja) 健康寝具
JP2003310407A (ja) 寝装品
JP3026948U (ja)
JPH0141332Y2 (ja)
JPS6112841Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211008

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220328

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220725

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7113038

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250