JPS6122482Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6122482Y2 JPS6122482Y2 JP1983088896U JP8889683U JPS6122482Y2 JP S6122482 Y2 JPS6122482 Y2 JP S6122482Y2 JP 1983088896 U JP1983088896 U JP 1983088896U JP 8889683 U JP8889683 U JP 8889683U JP S6122482 Y2 JPS6122482 Y2 JP S6122482Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insole
- shoes
- sole
- rubber
- cold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、中底及び中敷に多数の微小空所を設
けて靴底の熱伝導を遮断した防寒靴に関するもの
である。
けて靴底の熱伝導を遮断した防寒靴に関するもの
である。
従来のゴム靴や合成樹脂を一体成型した防水靴
は足から発汗した水分が靴の内部に留りやすく、
特に足の運動が激しいと、足の温度が上り、発汗
が昂進し、その汗の大部分は靴の内部に滞留す
る。
は足から発汗した水分が靴の内部に留りやすく、
特に足の運動が激しいと、足の温度が上り、発汗
が昂進し、その汗の大部分は靴の内部に滞留す
る。
汗は先ず、着用中の沓下に吸収され、同時に靴
の裏材として使用されているメリヤス織布、不織
布や連続気泡の発泡ポリウレタンシートに吸収さ
れる。更に発汗が進むと靴内部が水分で飽和し、
履心地が悪くなり、足が汗で汚れた状態となる。
このような状態となると足の疲労が増し、又沓下
や靴の裏材の断熱性が低下し、低温時には低い外
気温が外底、中芯、中底を通し、内部の裏材及び
沓下を経て足に伝わりやすく、足が冷たく感じる
ようになる。
の裏材として使用されているメリヤス織布、不織
布や連続気泡の発泡ポリウレタンシートに吸収さ
れる。更に発汗が進むと靴内部が水分で飽和し、
履心地が悪くなり、足が汗で汚れた状態となる。
このような状態となると足の疲労が増し、又沓下
や靴の裏材の断熱性が低下し、低温時には低い外
気温が外底、中芯、中底を通し、内部の裏材及び
沓下を経て足に伝わりやすく、足が冷たく感じる
ようになる。
低温時に足の冷えを防止するために、靴の裏材
として、厚手の毛織物や毛足の長い合成繊維、不
織布又は連続気泡の発泡ポリウレタンシートを使
用して保温性を高めた保温靴が用いられている
が、これらの保温材も多量の汗を吸収してしまう
と、断熱性が低下して、充分な保温性を保つこと
はできない。
として、厚手の毛織物や毛足の長い合成繊維、不
織布又は連続気泡の発泡ポリウレタンシートを使
用して保温性を高めた保温靴が用いられている
が、これらの保温材も多量の汗を吸収してしまう
と、断熱性が低下して、充分な保温性を保つこと
はできない。
従来の防水靴又は保温靴の上記欠点に鑑み、本
考案は多量に発汗した際、靴の裏材が汗を吸収し
て保温性を損う虞れのない防寒靴を提供すること
を目的とする。
考案は多量に発汗した際、靴の裏材が汗を吸収し
て保温性を損う虞れのない防寒靴を提供すること
を目的とする。
上記目的を達成するために試験を重ねた結果、
靴のゴム、又は合成樹脂製の中底の上面に互に独
立した有底孔状の小さな凹部を多数設け、更にそ
の中底の上に合成繊維等よりなる非吸湿性のシー
トを中敷として積層することにより、靴底に多数
の空所及び微少空間よりなる空気層を形成し、発
汗時に於ても保温性を保つことができることを見
出し、本考案を完成するに到つた。
靴のゴム、又は合成樹脂製の中底の上面に互に独
立した有底孔状の小さな凹部を多数設け、更にそ
の中底の上に合成繊維等よりなる非吸湿性のシー
トを中敷として積層することにより、靴底に多数
の空所及び微少空間よりなる空気層を形成し、発
汗時に於ても保温性を保つことができることを見
出し、本考案を完成するに到つた。
次に本考案の内容を図面により詳細に説明す
る。第1図は本考案の防寒靴の側面断面図、第2
図は同A−A断面図である。1は表甲であつて皮
革、合成皮革、天然又は合成ゴム、弾性合成樹
脂、布地等の靴の表甲材として普通に用いられる
あらゆる素材が使用可能である。2は爪先部を補
強する爪先補強片であつて、表甲と同様な材料が
用いられる。3は外底であつて天然ゴム、合成ゴ
ム、皮革、ポリウレタン等の弾性合成樹脂等の公
知の靴の外底として用いられる材料が用いられ
る。外底3の内側上面には中芯4を挾み、中底5
を貼合せてある。中底5は硬質のゴム又は弾性合
成樹脂シートよりなり、その上面に第3図又は第
4図に示すように多数の凹部6を形成してある。
凹部6は互に独立した有底孔状の窪みよりなり、
例えば深さ約2mm直径2〜5mm程度の柱状又は上
方に拡がる円錐台状或いは角錐台状の窪みであつ
て、2〜5mm間隔で中底5の上面に配列して設け
る。この凹部6は中底上面全面に設けてもよい
し、爪先等の保温の特に必要な部分にのみ設けて
もよい。
る。第1図は本考案の防寒靴の側面断面図、第2
図は同A−A断面図である。1は表甲であつて皮
革、合成皮革、天然又は合成ゴム、弾性合成樹
脂、布地等の靴の表甲材として普通に用いられる
あらゆる素材が使用可能である。2は爪先部を補
強する爪先補強片であつて、表甲と同様な材料が
用いられる。3は外底であつて天然ゴム、合成ゴ
ム、皮革、ポリウレタン等の弾性合成樹脂等の公
知の靴の外底として用いられる材料が用いられ
る。外底3の内側上面には中芯4を挾み、中底5
を貼合せてある。中底5は硬質のゴム又は弾性合
成樹脂シートよりなり、その上面に第3図又は第
4図に示すように多数の凹部6を形成してある。
凹部6は互に独立した有底孔状の窪みよりなり、
例えば深さ約2mm直径2〜5mm程度の柱状又は上
方に拡がる円錐台状或いは角錐台状の窪みであつ
て、2〜5mm間隔で中底5の上面に配列して設け
る。この凹部6は中底上面全面に設けてもよい
し、爪先等の保温の特に必要な部分にのみ設けて
もよい。
7は中底5上に積層した中敷であつて、吸湿性
の少い多孔性のシートよりなる。例えば、中敷と
しては、直径0.1〜1mmの比較的太い合成繊維の
単繊維を2〜5mmの大きさの編目に編み、この網
を数層積層して、周囲を融着又は接着若くは縫合
により一体のシート状に形成したものが好ましく
用いられる。この他合成繊維を積層接着して、多
孔性シート状に形成したもの、比較的硬質の発泡
弾性合成樹脂シート等も用いることができる。
の少い多孔性のシートよりなる。例えば、中敷と
しては、直径0.1〜1mmの比較的太い合成繊維の
単繊維を2〜5mmの大きさの編目に編み、この網
を数層積層して、周囲を融着又は接着若くは縫合
により一体のシート状に形成したものが好ましく
用いられる。この他合成繊維を積層接着して、多
孔性シート状に形成したもの、比較的硬質の発泡
弾性合成樹脂シート等も用いることができる。
靴の内側の直接足に接する部分には、綿又は合
成繊維やメリヤス編み又はトリコツト状の織布等
よりなる裏布8が貼着されている。
成繊維やメリヤス編み又はトリコツト状の織布等
よりなる裏布8が貼着されている。
上記の如く、中底5の上に多孔性シートよりな
る中敷7を積層すれば、中底の凹部6上に中敷7
がブリツジ状に重ねられるので、中底の凹部6が
直接に足裏に当らず、履心地がよくなると共に、
履用者の体重により中敷が圧縮されても、中底の
凹部上に架橋された中敷の部分は圧縮されず、中
敷内に厚い空気層を保有することができる。
る中敷7を積層すれば、中底の凹部6上に中敷7
がブリツジ状に重ねられるので、中底の凹部6が
直接に足裏に当らず、履心地がよくなると共に、
履用者の体重により中敷が圧縮されても、中底の
凹部上に架橋された中敷の部分は圧縮されず、中
敷内に厚い空気層を保有することができる。
本考案の防寒靴によれば、足から出た汗はその
大部分が沓下と靴の裏布に吸収されるが、中敷は
吸収性が少く、中底の凹部と中敷により形成され
た多数の微小空間は汗を吸収せず、保温性の高い
空気層を維持するため、外気温の靴底からの伝導
は遮断され、保温性がよく、発汗時にも快適な履
心地のよい防寒靴を構成することができる。
大部分が沓下と靴の裏布に吸収されるが、中敷は
吸収性が少く、中底の凹部と中敷により形成され
た多数の微小空間は汗を吸収せず、保温性の高い
空気層を維持するため、外気温の靴底からの伝導
は遮断され、保温性がよく、発汗時にも快適な履
心地のよい防寒靴を構成することができる。
第1図は本考案の防寒靴の側面断面図、第2図
は同A−A断面図である。第3図は本考案の防寒
靴の中底の一部を断面にした斜視図、第4図は同
中底の他の実施例である。 符号の説明、1……表甲、2……爪先補強片、
3……外底、4……中芯、5……中底、6……凹
部、7……中敷、8……裏布。
は同A−A断面図である。第3図は本考案の防寒
靴の中底の一部を断面にした斜視図、第4図は同
中底の他の実施例である。 符号の説明、1……表甲、2……爪先補強片、
3……外底、4……中芯、5……中底、6……凹
部、7……中敷、8……裏布。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 外底及び中底を含む底部を有する防寒靴に於
いて、ゴム、合成ゴム又は弾性合成樹脂よりな
る中底の上面の全面又は一部に互に独立した有
底孔状の微小凹部を多数配列して設け、該中底
の上面に吸水性の少ない多孔性シートよりなる
中敷を重ね合わせたことを特徴とする防寒靴。 (2) 該中敷が合成繊維の単繊維を網状に編んだ編
布を数層積層してなる実用新案登録請求の範囲
第1項記載の防寒靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8889683U JPS59194806U (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | 防寒靴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8889683U JPS59194806U (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | 防寒靴 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59194806U JPS59194806U (ja) | 1984-12-25 |
JPS6122482Y2 true JPS6122482Y2 (ja) | 1986-07-07 |
Family
ID=30218793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8889683U Granted JPS59194806U (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | 防寒靴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59194806U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5611603B2 (ja) * | 1976-10-25 | 1981-03-16 | ||
JPS575007B2 (ja) * | 1975-06-04 | 1982-01-28 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5611603U (ja) * | 1979-07-04 | 1981-01-31 | ||
JPS575007U (ja) * | 1980-06-10 | 1982-01-11 |
-
1983
- 1983-06-09 JP JP8889683U patent/JPS59194806U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS575007B2 (ja) * | 1975-06-04 | 1982-01-28 | ||
JPS5611603B2 (ja) * | 1976-10-25 | 1981-03-16 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59194806U (ja) | 1984-12-25 |
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