JP2537973Y2 - 靴中敷 - Google Patents

靴中敷

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JP2537973Y2
JP2537973Y2 JP1993008356U JP835693U JP2537973Y2 JP 2537973 Y2 JP2537973 Y2 JP 2537973Y2 JP 1993008356 U JP1993008356 U JP 1993008356U JP 835693 U JP835693 U JP 835693U JP 2537973 Y2 JP2537973 Y2 JP 2537973Y2
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JP
Japan
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sole
shoe
peripheral edge
groove
laminate
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Application number
JP1993008356U
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English (en)
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JPH0686518U (ja
Inventor
紘 多田
博 吉川
Original Assignee
月星化成株式会社
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Publication date
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は靴中敷に関し、特に履用
中の蒸れが少ない靴中敷に関する。
【0002】
【従来の技術】靴を長時間履くと足裏の発汗により、靴
内に熱気や湿気が充満したり、また足と中敷との間に汗
が溜まったり、又、靴下に汗が浸みて足がベタついたり
し、靴を履いた人に不快感を与えていた。従来、このよ
うな不快感をなくそうとして、種々の工夫を凝らした靴
中敷が提案されていた。例えば、布帛と発泡体との重層
体よりなる中敷の布帛面を接足面とし、その接足面に互
いに連絡し合う溝を凹設したり、又は積層体の適宜個所
に上下に貫通する複数の通気孔を設けたり、さらに又、
吸水性のよい布帛を使用し、足や靴下の汗を吸い取った
りする構造のものが提案されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような靴中敷において、接足面に互いに連絡し合う溝を
凹設したものは溝の凹設部分でその上面に足裏が接触せ
ず、そのためその部分で足裏の汗が布帛に吸収されず、
足がベタついて不快感を十分になくすことができず、
又、積層体の適宜個所に上下に貫通する複数個の通気孔
を設けたものは排気溝がないため、熱気や湿気等を排出
できず、さらに又、足面に吸水性のよい布帛を使用した
ものは履用時の初期の段階では汗を吸収し、不快感をそ
れ程生じないけれども、吸収量が飽和状態になると、そ
れ以後は汗を吸収できず蒸れが生じてくる。本考案は前
記従来の欠点を有しない靴中敷を提供することを目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の靴中底は、布帛
(1)と連続気泡発泡体(2)と不織布(3)とが上層
から下層にかけて順次重ねられた積層体(4)よりな
り、前記積層体(4)の下面(5)には足が載置された
ときの足裏の栂指と第二指との間(6)、足指とボール
部との間(7)、内側ボール部と外側ボール部との間
(8)、内側ふまず部の上周縁部(9)、前記上周縁部
(9)の中程から内側ふまず部の下周縁(10)に向か
う分岐部(11),(11)にそれぞれ該当する部分に
は互いに連絡し合っている溝(12)が凹設されてお
り、且つ、前記溝(12)には複数の孔(13),(1
3)………が上下方向に貫通されていることを特徴とす
る。ここで足指とは、栂指から第五指までを含む概念で
用い、ボール部とは、内側ボール部と外側ボール部とを
含む概念で用いる。不織布(3)としては、通常ポリエ
ステル系,ポリアミド系のものも用いられ、所望の靴中
敷形状にするためのプレス成形等の後ではその形状をそ
のまま保持することができ、連続気泡発泡体(2)とし
ては、ポリウレタンフォーム,エチレン−酢ビ共重合体
フォーム等が用いられ、布帛(1)としては毛細管現象
等を生じ、吸水速度が速いポリエステル系綿状体より得
られた織物が用いられる。
【0005】
【作用及び効果】本考案の靴中敷は、足裏が靴中敷に接
触し、かつ踏みつけられていない場合(即ち靴中敷に体
重がかかっていない場合)に、足裏と靴中敷との間に空
隙が生じ易い部分の下面(5)に、互いに連絡し合って
いる溝(12)が凹設され、且つ、前記溝(12)には
ほぼ全面にわたって複数の孔(13),(13)───
が上下方向に貫通しているので、歩行又は走行中に前記
空隙等に溜まった発汗等による熱気や湿気が踏みつけら
れた場合(即ち靴中敷に体重がかかった場合)に前記複
数の孔(13),(13)────を通って前記溝(1
2)に導かれ、甲被側面であって溝(12)の端部に設
けられた通気用鳩目孔(図示せず)や履口等より靴外部
に排出される。しかも、かかる過程での靴中敷が踏みつ
けられた場合は、前記空隙が生じていた足裏の部分は、
他の足裏の部分よりも汗が多く付着しているけれども、
吸水性のよい布帛(1)と全面が接触し汗が吸収され、
その後、連続気泡発泡体(2)を通過し、不織布(3)
に達して靴内は常時快適な状態が保たれる。
【0006】
【実施例】ポリエステル系不織布(3),連続気泡ポリ
ウレタンフォーム(2),ポリエステル系綿状体よりな
る布帛(1)よりなる本考案の靴中敷と、使用する材料
が全て同じで本考案の靴中敷の溝(12)が上面に設け
られているが、上下に貫通する孔(13),(13)…
………は有しない靴中敷を比較例として対比して10人
の被験者に着用テストを依頼し、モニター調査を行っ
た。この場合、夏期に1日8時間連続して、7日間の使
用をテスト条件とし、下記の結果を得た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の靴中敷の底面図。
【図2】図1のA−A線端面図。
【符号の説明】
1 布帛 2 連続気泡発泡体 3 不織布 4 積層体 5 下面 6 足裏の拇指と第二指との間に相当する部分 7 足裏の足指とボール部との間に相当する部分 8 足裏の内側ボール部と外側ボール部との間に相当す
る部分 9 足裏の内側ふまず部の上周縁部との間に相当する部
分 10 足裏の内側ふまず部の下周縁部との間に相当する部
分 11 9の中程から10に向かう分枝部 12 溝 13 孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布帛(1)と連続気泡発泡体(2)と不
    織布(3)とが上層から下層にかけて順次重ねられた積
    層体(4)よりなり、前記積層体(4)の下面(5)に
    は足が載置されたときの足裏の栂指と第二指との間
    (6)、足指とボール部との間(7)、内側ボール部と
    外側ボール部との間(8)、内側ふまず部の上周縁部
    (9)、前記上周縁部(9)の中程から内側ふまず部の
    下周縁(10)に向かう分岐部(11),(11)にそ
    れぞれ該当する部分には互いに連絡し合っている溝(1
    2)が凹設されており、且つ、前記溝(12)には複数
    の孔(13),(13)………が上下方向に貫通されて
    いる靴中敷。
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JPH0686518U JPH0686518U (ja) 1994-12-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48104545U (ja) * 1972-03-13 1973-12-06
JPS49112454U (ja) * 1973-01-17 1974-09-26
JPS5933363B2 (ja) * 1977-08-25 1984-08-15 月星化成株式会社 通気性インナ−ソ−ルおよびその製造法
JPH04722Y2 (ja) * 1986-08-20 1992-01-10

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