JPH02161901A - ボート用の靴 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、ボートで使用される運動靴即ちボート用の靴
に関する。

「従来の技術」 スニーカ及び他の型の運動靴は、良好な耐摩擦性（滑り
にくさ）及び足場の確保が非常に重要であるボート特に
ヨツトで着用されている。従来のスニーカ及び運動靴は
、使用中に迅速に水浸しになって、不快になり、幾つか
の場合に有用性が減少する傾向にある。

水浸しに起因する問題は、多くの型の靴に挙げられてい
る。通常、これらの問題の解決策は、靴を防水にして、
靴に水が侵入するのを防止することである。この防水靴
をボート用に使用した場合には、靴の上側から頻繁に水
が侵入するので余り価値がない。防水構造がかえって靴
に水を保持させて、着用者に不快度を増加させる。

「発明が解決しようとする課題」 サンダル等の解放型靴は、水を保持しないが、ボート特
にヨツトで頻繁に要求される足場、足の保護及び快適さ
を形成するに至らない。

「課題を解決するための手段」 本発明の目的は、改良されたボート用の靴を提供するこ
とである。

本発明の別の目的は、水に濡れても滑りにくく、足場を
しっかりと確保し、着用者が従来のスニカ及び運動靴よ
り快適であるボート用の靴を提供することにある。

本発明の更なる目的は、靴に侵入した水を迅速に排水で
きるボート用の鞘構造を提供することである。

要約すると、本発明によれば、ボート用の靴が上部ユニ
ットと、中間ソールと、外部ソールとを備えている。こ
の中間ソールには、靴に浴びせられ或は浸透する水を排
水させる排水ンステムが形成されている。中間ソールの
下にある外部ソールは高レベルの耐摩擦性（滑りにくさ
）を提供する材料から作られる。好ましい実施例におい
ては、上部ユニットが非吸水性材料の内部裏張と、水を
使用者の靴から吸い取る吸水性或は親水性の近接裏張を
含んでいる。上部ユニットの底は、排水ンステムを通し
て靴外に接続されて、水を中間ソールに送る網目状の底
敷きを含んでいる。

「実施例」 本発明は、特にボートでの使用を指定しているので、靴
がボート用の靴として特徴付けられるが、明らかに、靴
をボート用の靴のみに特定するものでない。本発明によ
って作られる靴は、濡れた環境において本発明の特徴を
甘受できるが、多目的に使用できる。

まず、第１図及び第２図を参照すると、本発明の好まし
い実施例によるボート用の靴は、上部ユニット１０と、
中間ソール１２と、外部ソール１４とを備えている。勿
論、着用者の踵部分を支持するためには、分離部材とし
て従来の安定化器！５が含まれてもよい。

上部ユニットＩＯは、着用者の足を従来の方法で靴に固
定するベロ１６及び靴紐１８を含んでいる。この上部ユ
ニット１０は、製靴業界に普通に使用される原料から従
来の方法で作られる。上部ユニットＩＯは、着用者の足
近傍の表面が常に相当乾燥するように防水或は疎水性の
材料から作られる内部裏張２０を含んでいる。本発明の
好ましい実施例においては、内部裏張２０が基材、親水
性材料及び疎水性材料からなる三層織物を備えている。

この目的に有用であると発見された製品は、ファイチッ
ク（Ｆａｙｔｅｘ）社から「三領域快適裏張織物」とし
て市販された三層製品である。この織物は、スェード革
の外観を持ち、容易に靴の形状に合わせられる。外部層
即ち着用者の足に近接する層は、乾燥し易い疎水性或は
防水材料、例えばポリエステルから作られる。次の層は
、親水性で、良好な毛管現象及び自然な汲み上げ特性を
持つ材料から作られる。例えば綿等の自然＃ａ推がこれ
らの性質を固有に持っている。ファイチック社で製造さ
れた三領域快適裏張織物は、自然繊維に匹敵する水分移
動特性を持つ登録商標ＨＹＤＲＯＦＩＬで市販された特
許ナイロン製品を使用している。

この織物は、汗の吸収除去作用によって、着用者の足か
ら汗を取り去る傾向にある。ボート用の靴においては発
汗がささいな水分の問題であるが、織物は、着用者の足
近傍で準乾燥面の維持及び後述の排水システムを通して
配置される靴底への浸透特性による水の移動に良好に機
能している。

好ましくは、ベロ１６がネオプレンのような成型された
かなり厚いゴムから作られる。このベロ１６の内面には
、ファイチック社の三領域快適裏張織物のような織物が
裏張される。このベロ１６は、着用者の足の上面を保護
するパッドを形成するに十分厚く、外（上）面が吸水し
ないナイロンのような材料で覆われてもよい。ベロ１６
用のネオプレンゴムの使用は、安全性のためボート用に
時々用いられる従来のハイキングストライプが靴に使用
された時に、皮膚とストライブとの間に追加の緩衝体を
形成し、ベロが水で飽和しないので、特に有用である。

上部ユニット！０の底には、底敷き２１が縫われている
。この底敷き２１は、靴を通して中間ソール１２内の排
水システムに水が自由に流れるナイロンのような材料か
ら作られる平坦な網目状の織物を備えている。更に快適
さを得るためには、未吸水織物が底敷き２１のベロの上
部ユニットＩＯに縫われてもよい。本発明の好ましい実
施例においては、底敷き２１の上部に着脱自在の内部ソ
ール或は足ベツド２２が配置されている。この足ベツド
２２は、快適さと支持とを形成するためにポリエチレン
で成型されてらよく、水が足ベツドを通して中間ソール
内の排水システムに排水されるように、複数の穴（図示
略）を含んでいる。勿論、この足ベツド２２は、未吸水
織物で被覆されて、着用者の足の下に乾燥気味の表面を
形成してもよい。

上部ユニット１０の構造は、通常運動靴の構造と同じで
あるが、ナイロンメツシュ２３、革或はスェード基２４
、及び外面に縫われたラバー２５から作られる部分を含
んでいる。謹上の靴の回りには、柔軟にパッドされた織
物パネル２７が延長している。

外部ソール１４の詳細は、第３図、第４図及び第５図に
示されている。この外部ソール１４は、種々の密度の２
種類のラバーから作られ、第３図の点々部分が耐摩擦性
ラバーを示している。ソールの部分は、波線３１によっ
て示される僅かな領域３１を含んでいる。ソールの縁の
水溶とし３０は、靴の下面から水を指向させる手助けを
する。

勿論、外部ソールは、ソールの柔軟性を改善する横方向
の前部分に深い溝２８と、つま先に溝２６を含んでいる
。

本発明の原理的特徴は、第６〜９図に詳しく示す中間ソ
ール１２内に含まれている。好ましくは、中間ソール１
２がポリウレタンのようなプラスチック材料から成型さ
れ、中間ソール１２の前方及び後方部分に２個の幾分直
角にへこむ部分即ち空所３３及び３２を各々含んでいる
。従って、空所３３は定速の格下に配置され、空所３２
が踵の格下に配置される。この空所３３には、交差方向
に４連の鋸刃状の突起３４（第７図参照）が長手方向に
６列並び、４連６列の突起３４が空所３３の領域の殆ど
を占めている。前方の排水システムは、空所３３から中
間ソール１２の中間側を通して外に延長する３個の開口
出口チャンネル３６によって完成される。

各突起の頂上は、第７図に示すように、中間ソール１２
の上面を結ぶ平面にある点まで持ち上がっている。これ
ら突起は、空所の領域において着用者の足を支持してい
る。空所３３の床は、横側（第３図の上側）から中間側
（第３図の下側）に傾斜して、靴が水平面におかれた時
に、空所３３に集められた水がチャンネル３６から流出
する傾向にある。

後方の排水システムも、前方のそれと類似しているが、
中間ソール１２の上面を結ぶ平面まで持ち上がった３連
６列の鋸刃状の突起３８と、靴の後部に開口した３個の
出口チャンネル４０とを備えている。この後方の排水シ
ステムの場合は、空所３２が第８図に示すように前から
後ろに傾斜して、靴が水平面にある時に、水がチャンネ
ル４０から流出できる。

使用において、浴びせられ或はシワシワと染み込んで靴
に入った水は、裏張２０内の親水性材料の吸水作用或は
直接、底敷き２！を通って排水システム３３及び３２に
流れる。靴は、水に濡れなくなると、水がチャンネル３
６及び４０から排水されて、靴の濡れた感触が迅速にな
くなる。

この靴は、従来の靴製造工程が製造できるので、詳述し
ない。ポリウレタンの中間ソール１２は、エポキシ接着
剤でラバー製の外部ソール１４に取付られ、その後、中
間ソール１２に安定化器Ｉ５がウレタンによって取付ら
れる。その後、この組立体には、上部ユニットｌＯが、
つま光領域の縫成４３及びポリウレタンセメントの両者
を用いて結合される。

第１１〜１３図は、出口チャンネル３６渋び４０に逆止
弁４４か取付られた本発明の第２の実施例を記載してい
る。これら逆上弁は、これら図面に示すように、標準の
「アヒルのクチパン」状の弁４４を備えてもよい。６弁
は、ラバー或はプラスデック製で商業的に市販され、フ
ランツ４６、円筒ベース４８及び円錐型のラバー製アヒ
ルのクチパン５０を備えている。６弁は、第１１〜１２
図に示すように、出口のダクト内に挿入されて、着用者
の足に現れた圧力が靴内の水をアヒルのクチパン５０を
開口させて、水が靴から吐き出される。しかし、靴外の
水は、閉塞したアヒルのクチパン５０に入ることができ
ず、それ故、逆止弁として機能し、水が出口ダクトを通
して靴内に入るのを防止している。

「発明の効果」 以上説明したように、本発明によって製造されたボート
用の靴は、極端に濡れる環境において着用者の足をかな
り乾燥気味に維持できる。更に、ボート用の靴は、高品
質の運動靴の特性、いわゆる足場の確保、耐摩擦性、吸
水性及び柔軟性を提供できる利点が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の好ましい実施例によるボート用の靴の
斜視図、第２図は第１図に示す靴の分解した部品を示す
側面図、第３図は外部ソールの底面を示す靴の底面図、
第４図は外部ソールの横側の側面図、第５図は外部ソー
ルの中間側の側面図、第６図は中間ソールの平面図、第
７図は第６図の７−７線断面図、第８図は第６図の８−
８線断面図、第９図は第６図の９−９線断面図、第１Ｏ
図は本発明の第２実施例を示す中間ソールの部分平面図
、第ｔｉ図は第１０図のＩ！−１１線断面図、第１２図
は本発明の第２実施例による靴の部分背面側面図、第１
３図は第２実施例に使用される逆止弁構造の斜視図、第
１３ａ図は逆止弁の側面図、第１４図は外部ソールの好
ましい実施例の上部平面図、第１４Ａ図は第１４図の１
４Ａ−１４Ａ線部分断面図、第１４Ｂ図は第１４図の１
４　Ｂ　−１００線部分断面図、第１４Ｃ図は第１４図
の１４Ｃ−１４Ｃ線部分断面図、第１５図は中間ソール
の底平面図、第１６図は第１〜ＩＩ図、第１４図及び第
１５図に示す靴の側面図である。 １０・・・上部ユニット、Ｉ２・・・中間ソール、Ｉ４
・外部ソール、１６・・・ベロ、２ｏ・裏張、２１・・
・底敷き、３２．３３・・・空所、３４．３８・・・突
起、３６．４０・・・チャンネル。

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. （１）疎水性材料から作られる内部裏張を有する上部ユ
   ニットと、 この上部ユニットの下に配置されて、該上部ユニットを
   貫通する水を外部に排出する少なくとも１つの空所を含
   む中間ソールと、 この中間ソールの下面に取り付けられた外部ソールとを
   備えたボート用の靴。
2. （２）前記空所には、着用者の足を支持するために、林
   立した複数の突起が形成される特許請求の範囲第１項記
   載の靴。
3. （３）前記中間ソールには、２つの空所即ち、着用者の
   足球の下にある前方の空所と、着用者の踵の下にある後
   方の空所が形成される特許請求の範囲第２項記載の靴。
4. （４）前記前方の空所は、この空所から靴の中間側を経
   由して水を排出する少なくとも１つのチャンネルを備え
   、前記後方の空所は靴の後部から水を排出する少なくと
   も１つのチャンネルを備えた特許請求の範囲第３項記載
   の靴。
5. （５）前記突起は、中間ソールの上面を結ぶ平面まで持
   ち上がった点で終端する鋸刃状の断面を持っている特許
   請求の範囲第４項記載の靴。
6. （６）上部ユニットと、中間ソールと、この中間ソール
   の底に取り付けられた耐摩擦性外部ソールとを備え、 前記上部ユニットは、非吸水性材料から作られる緩衝ベ
   ロと、少なくとも二層を持ち、外層が疎水性材料から作
   られて、着用者の足と当接し、内層が良好な浸透特性の
   親水性材料を備えた内部裏張と、水が自由に流出できる
   繊維材料から作られる底敷きとを含み、 前記中間ソールは、成型プラスチック材料から作られて
   、排水用の前方及び後方の空所を含み、各空所は、着用
   者の足を支持する複数の直立突起と、各空所から中間ソ
   ールを経由して外面に延長した少なくとも１つのチャン
   ネルを持って、空所に流れ込む水を排水するボート用の
   靴。
7. （７）前記前方の空所用のチャンネルが靴の中間側を経
   由して水を排出し、前記後方の空所用のチャンネルが靴
   の後部から水を排出する特許請求の範囲第６項記載の靴
   。
8. （８）前記突起は、中間ソールの上面を結ぶ平面まで持
   ち上がった点で終端する鋸刃状の断面を持っている特許
   請求の範囲第７項記載の靴。