JPH0316483Y2 - - Google Patents

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JPH0316483Y2
JPH0316483Y2 JP3511485U JP3511485U JPH0316483Y2 JP H0316483 Y2 JPH0316483 Y2 JP H0316483Y2 JP 3511485 U JP3511485 U JP 3511485U JP 3511485 U JP3511485 U JP 3511485U JP H0316483 Y2 JPH0316483 Y2 JP H0316483Y2
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JP
Japan
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shoe
insole
sweat
moisture content
fibers
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はスポーツ靴に関するものである。
(従来の技術) 従来から各種のスポーツ靴は、皮革、合成皮
革、合成繊維からなる甲被に、中底を介するか介
さずにゴム、合成ゴム、合成樹脂等からなる靴底
を固着して形成するものである。
しかし、これらの材料は通気性に欠けている。
従つて、激しい運動によつて生じる足の発汗が蒸
散し難く、その汗が靴内にしみこんで汚臭を発
し、不快感を与え、足底がスリツプしたりする不
都合があつた。
そこで、甲被に透穴(第5図の11′)を設け
たり、甲被や中敷に吸水性に富む材料を使用して
汗を吸収したり、靴底に通気穴を設けたりするこ
とが知られている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、通気穴を甲被や靴底に設けた靴は、該
穴から土砂等が侵入する欠点と強度が低下して変
形しやすい問題点があり、後者は発汗を甲被や中
敷が吸汗するが、その蒸散が遅いため靴内が湿つ
た状態になり、不快感が伴うと共に足が靴の中で
スリツプする原因になるほか、汚臭が発生した
り、又水虫になりやすい欠点があつた。又従来の
靴は第5図に示すように、中敷相当部9′は甲被
1′と別体に形成されているため、中敷相当部と
甲被とは吸汗の毛細管現象が起らず、中敷相当部
の吸汗は蒸散し難いため、足底に不快感を与え汚
臭を発し不衛生になつた。
(問題点を解決するための手段) そこで、本考案はこれらの欠点を改良するた
め、吸汗と蒸散の良好な材料によつて総袋状の甲
被を形成し、靴内の汗を毛細管現象によつて靴外
に蒸散せしめて、靴内の乾燥を良くし、汚臭の発
生を減少せしめ、かつ足底のスリツプを予防する
スポーツ靴を供給するもので、その実施例を図面
に基づいて説明する。
(実施例) 靴の甲被裏面Aを、水分透過率が大きく、かつ
水分率の小さい繊維のポリ塩化ビニール系繊維
(ビニロン)、ポリアミド系繊維(ナイロン)、ポ
リエステル系繊維(テトロン)又はこれらと同効
質繊維とし、表面Bを水分率の大きい繊維の綿、
レーヨン、吸水性ビニロン、吸水性ナイロン、吸
水性テトロン、又はこれらと同効質繊維とする二
層生地Cを形成し、この二層生地Cによつて甲被
1と中敷相当部9とを連続一体化した総袋状甲被
1を形成する。
この甲被1の下方部に皮革、合成皮革又はこれ
らと同効質材で形成した先飾材2、踵飾材3とメ
ツシユ状の横飾4を固着する。先飾材2、踵飾材
3は中底5の外周端部に相応する部位に透穴11
を設けて釣込部Eを形成する。
甲被1の底部は、中敷相当部9の下面に気泡を
有するラバースポンジ、ウレタンスポンジ又はこ
れらと同効質材の弾性体からなる中底5を介して
本底6を固着してなるスポーツ靴である。
甲被1の中敷相当部9は、第2図示のほか第3
図に示すように中央部で合体7して連続一体化し
ても良い。
(考案の作用効果) 甲被裏面Aを水分透過率が大きく、かつ水分率
の小さい繊維とし、その表面Bを水分率の大きい
繊維とする二層生地Cによつて甲被を構成したか
ら、運動によつて生じた足の汗は吸水性に富む甲
被裏面Aが吸収し、水分率の大きい繊維からなる
甲被表面Bに毛細管現象によつて移行し、甲被表
面Bは汗と臭いを吸収する。
甲被表面Bは常時外気にさらされているから、
吸収した汗と臭いを蒸散する作用を奏する結果、
靴内の甲被の乾燥状態は良好になる。
次に、中敷相当部9は甲被1と連続一体化した
総袋状に形成しているため、中敷相当部9が吸収
した足底の汗は甲被1の上方部に上昇し、上記同
様の蒸散作用によつて乾燥しやすくなる。
また、甲被1の上方部に固着した先飾材2、踵
飾材3に設けた透穴11とメツシユ状の横飾材4
は気泡を有する弾性体からなる中底5の外周端部
に位置し、中底の気泡に通気し、かつ中底5の荷
重圧縮による換気作用を助長するから、甲被裏面
A、同表面Bの吸汗、蒸散作用と相乗して靴内の
乾燥状態は一層良好になる。先飾材2、踵飾材3
に設ける透穴位置は甲被に至つていないから、靴
内に土砂等の侵入の恐れはない。
かくて、本考案のスポーツ靴は、足の発汗を甲
被及び中敷相当部から蒸散せしめ、かつ蒸散を先
飾材、踵飾材の透穴とメツシユ状の横飾材ならび
に気泡を有する中底が助長するので、靴内は常に
乾燥状態になり、足底のスリツプを予防し、汚臭
と水虫の発生をも予防できる効果を奏し、発汗の
多いスポーツ靴にきわめて有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の実施一例を示すも
ので、第1図は側面図、第2図、第3図は要部断
面図、第4図は二層生地の一例を示す拡大断面
図、第5図は従来のスポーツ靴の一例を示す要部
断面図である。 1……甲被、2……先飾材、3……踵飾材、4
……横飾材、5……中底、6……本底、7……合
体、9……中敷相当部、11……透穴、A……裏
面、B……表面、C……二層生地、E……釣込
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 靴の甲被裏面を水分透過率が大きく、かつ水分
    率の小さい繊維とし、その表面を水分率の大きい
    繊維とする二層生地で甲被と中敷相当部を一体に
    形成し、該甲被下方部位に透穴を設けた先飾材と
    踵飾材及びメツシユ状の横飾材を固着して釣込部
    を形成し、前記中敷相当部の下面に気泡を有する
    弾性体の中底を介して本底を固着したことを特徴
    とするスポーツ靴。
JP3511485U 1985-03-11 1985-03-11 Expired JPH0316483Y2 (ja)

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JP3511485U JPH0316483Y2 (ja) 1985-03-11 1985-03-11

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JP3511485U JPH0316483Y2 (ja) 1985-03-11 1985-03-11

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JPS61151501U JPS61151501U (ja) 1986-09-19
JPH0316483Y2 true JPH0316483Y2 (ja) 1991-04-09

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JP3511485U Expired JPH0316483Y2 (ja) 1985-03-11 1985-03-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4612402B2 (ja) * 2004-12-03 2011-01-12 アキレス株式会社 水抜き孔を有する靴
JP4800639B2 (ja) * 2005-02-28 2011-10-26 美津濃株式会社 シューズのアッパー構造
JP5255933B2 (ja) * 2007-07-13 2013-08-07 アキレス株式会社 通気性靴
DE102008027856A1 (de) * 2008-06-11 2009-12-24 W. L. Gore & Associates Gmbh Schuh mit Belüftung im unteren Schaftbereich und dafür verwendbares luftdurchlässiges Abstandsgebilde

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