JP4612402B2 - 水抜き孔を有する靴 - Google Patents

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本発明は、速く乾かすために水抜き孔を設けた靴に関する。
洗った靴を速く乾かすために、靴を壁に立てかけることがある。これは、靴に浸透した水が自然蒸発し始める前に、できるだけ多くの水を重力を利用して靴外に排出するという考え方によるものである。
しかしながら、靴を踵部側を下にして壁に立てかけた場合、水は、甲皮及び靴底の上面部を媒体として下方に向かって移動するが踵部より先には適当な媒体がないことや踵補強材にせきとめられるなどのために、靴内の最も低いところへ滲み出て溜まり水となり靴の乾燥を遅らせている。溜まり水は踵側の甲皮に孔をあけることで排出できるが、靴の耐久性は孔によって低下する。また、靴を爪先部側を下にして壁に立てかけて乾かそうとした場合は、爪先側の甲皮に孔をあけるが、やはり靴の耐久性は孔によって低下する。
実開平7−11901号公報
本発明は、耐久性の低下のない、速く乾く靴を提供するものである。
本発明の靴は、踵側及び/又は爪先側において、甲皮の下部に被さって接合した周壁部
のある靴底を有しており、甲皮と靴底の周壁部とが接合している部分に両者を貫いた水抜き孔が、中底と甲皮下部の接する位置に形成されている構成である。
また、上記の靴において、水抜き孔は取り外し可能な中敷で塞がれている構成である。
また、上記の靴において、靴底の周壁部は水抜き孔の水の排出口の位置で窪んでいる構成である。
本発明の靴は、甲皮と靴底の周壁部とが接合している部分に両者を貫いた水抜き孔が形成されているため、靴を立てかけたときに靴に浸透した水は溜まり水とならず良好に排出されるとともに、水抜き孔の周りがこの周壁部で補強されているので、水抜き孔の無い靴と同程度の耐久性を有する。
また、水抜き孔が取り外し可能な中敷で塞がれている構成を採用したときには、土やゴミが靴外から水抜き孔を通過してきても、中敷で靴内への侵入を阻止することが可能である。この構成を採用した靴を乾かすときは中敷を取り外せばよい。
また、靴底の周壁部が水抜き孔の水の排出口の位置で窪んでいる構成を採用したときには、土やゴミをこの窪み部分の土手で阻止するので土やゴミが水抜き孔に詰まりづらい。
本発明の水抜き孔を有する靴を実施形態に基づいて具体的に説明する。図1に実施形態に係る本発明の靴1の部分切欠き図を示す。靴1では、爪先側の先端部及び踵側の先端部に水抜き孔2が形成してある。水抜き孔2は、甲皮4と周壁部31とが接合している部分をほぼ垂直に貫いている。水抜き孔はドリルを用いれば円柱状に形成でき、ポンチを用いれば所望の形状に形成できる。なお、周壁部31とは、靴底上面より上の部分で、靴底3の周縁の部分で、かつ甲皮2の下部に被さって接合している部分である。ここで、靴底上面とは、ゴムや合成樹脂で一体化した靴底において甲皮4に接合された中底が接合する面のことを言う。
靴を立てかけたときに靴に浸透した水を良好に排出するために、水抜き孔2は、水の導入口と水の排出口とがほぼ同じ高さに位置するようにほぼ靴底上面と平行に形成されており、水の導入口の位置における孔の内壁の底は、「周壁部と靴底上面との境界」と「この境界より5mm高い位置」との間に位置している。水抜き孔2は爪先側、踵側のどちらかまたは両方に形成してもよい。一方の水抜き孔の数は1〜3個で十分である。一つの水抜き孔の太さは特に限定されないが、あまり細いと水が排出されにくく、あまり太いとゴミなどが侵入しやすくなるので面積の最も小さいところで3〜30mmが適当である。また、ゴミなどの侵入を防ぐ目的で、水抜き孔3に連通構造の多孔質材を詰めたり、水抜き孔の導入口や排出口をメッシュ生地で塞いでもよい。
周壁部31は、水抜き孔2の水の排出口の位置で窪んでいる。この窪んでいる部分(窪み部6)の面積は、水抜き孔の太さについての面積より大きくしてあり、水抜き孔2の水の排出口は窪み部6の最も深いところに位置している。窪み部6は、図2に示すような靴底に平行な細長い形状でもよいし、水抜き孔に相似する形状(不図示)でもよい。窪み部6の深さは0.5mm以上、好ましくは1mm以上であれば、地面との接触のときに付着するするかもしれない土やゴミが、窪み部の土手61で阻止されて水抜き孔に到達しづらく、結局水抜き孔に詰まりづらい。
靴底3は、一般に靴底に用いられているものと同じ材料が使用できる。具体的には、PVC、EVA、ポリウレタン、ポリエチレン、ゴム、ゴム系樹脂などの発泡あるいは非発泡の弾性材料が使用できる。
実施形態の靴1は中敷5を備えている。一般に中敷は、消臭性、保温性あるいはクッション性などの機能を高めるために用いられるものであるが、実施形態の中敷5は、このような機能に加え、水抜き孔2を通過するかもしれない土やゴミの靴内への侵入を阻止する機能を有している。この機能を十分に発揮させるために、中敷5は、水抜き孔2の近くにおいて、周縁部分を湾曲または折り曲げて立ち上げたような形状、所謂カップ型となって水抜き孔を塞いでいる。また、合成樹脂シートと生地とを積層した中敷の場合は、合成樹脂シートのみに多数の孔を分散させて形成しておくと、生地の乾きが速い。
ダブルラッセル生地を主に用い、これに踵補強材41と爪先補強材42などを縫合や接着して甲皮4と中底とが接合した甲材を作製した。この甲材を足型モールドに被せ、他のモールドを足型モールドに組み付けることで靴底成形空間を形成し、ここに軟質PVCを射出充填することで甲材に一体化した靴底3を成形した。このとき、靴底3の踵側には、図2に示すように、甲皮2に接合した周壁部31を形成し、その外面には水平方向に向かう細長い形状の窪み部6を深さ1mm、最大巾5mmで形成した。
次ぎに、ポンチを用いて周壁部31に直径2mmの水抜き孔2を3個形成することで、図2に示すような水抜き孔2を有する靴1を作製した。
また、この靴1に取り外し自在の中敷として、図3、図4に示すような中敷5を作製した。中敷5は、パンチング加工により多数の孔53を空けた発泡EVAシート51に、メッシュ生地52を張り合わせたのち、圧縮成形を行って踵側をカップ型に形成したものである。
以上で作製した靴1に中敷5を挿入して取り付け、しばらく着用したのち洗濯試験を行った。洗濯は、靴1から中敷5を取り外して行い、乾燥は、靴1は図5に示すように壁に立てかけ、中敷5は図4に示すように地面にべた置きにして日干しで行った。その結果、靴1には溜まり水が発生することなく、靴に浸透した水は速やかに排出されて、靴1は速く乾き、中敷5も孔の無いものと比べて速く乾いた。また、水抜き孔3を形成したことによる耐久性の低下は見られなかった。
水抜き孔を有する靴の部分切り欠け斜視説明図。 水抜き孔を有する靴の背面説明図。 本発明に使用可能な中敷の底面説明図。 本発明に使用可能な中敷の長手方向断面説明図。 靴を壁に立てかけて干す様子を表した図。
符号の説明
1 靴
2 水抜き孔
3 靴底
31 周壁部
4 甲皮
5 中敷
6 窪み部

Claims (3)

  1. 踵側及び/又は爪先側において、甲皮の下部に被さって接合した周壁部のある靴底を有
    しており、甲皮と周壁部とが接合している部分に両者を貫いた水抜き孔が、中底と甲皮下部の接する位置に形成されていることを特徴とする靴。
  2. 水抜き孔は取り外し可能な中敷で塞がれていることを特徴とする請求項1に記載の靴。
  3. 周壁部は水抜き孔の水の排出口の位置で窪んでいることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の靴。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60164903U (ja) * 1984-04-11 1985-11-01 加藤 清章 通気孔開閉機能を有する靴底構造
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