JPH033273Y2 - - Google Patents

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JPH033273Y2
JPH033273Y2 JP1236485U JP1236485U JPH033273Y2 JP H033273 Y2 JPH033273 Y2 JP H033273Y2 JP 1236485 U JP1236485 U JP 1236485U JP 1236485 U JP1236485 U JP 1236485U JP H033273 Y2 JPH033273 Y2 JP H033273Y2
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JP
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hardness
seat
trim cover
wading
difference
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JP1236485U
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JPS61129598U (ja
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、シート用トリムカバーに関するもの
である。
従来の技術 通常、シート着座時の人体に対する支持圧は車
の操作性や運転者の疲労度等に大きな影響を与
え、その体圧分布がシートの性能を左右する大き
な要因となつている。
従来、例えば第8図で示す車輌用シート等にお
いては座者の体圧分布に応じて人体に対する支持
圧を変えるべく、シートバツクBにあつては第9
図a,bの如くクツシヨンパツドPの腰椎支持部
分にスラブ材を含浸させたフエルトFを埋込み張
設し、また、シートクツシヨンCにあつては第1
0図で示すようにクツシヨンパツドPとクツシヨ
ンスプリングSとの間にエアーまたはメカニカル
ランバーサポートRを介装配置することが行われ
ている。
考案が解決しようとする問題点 然し、これらの手段ではクツシヨンパツドPの
表面が更にトリムカバーTで被包されるため余程
の硬度差を付けなければ支持圧の変化を出せず、
またその硬度差を著しく取ると却つて違和感を感
じさせるようになるため、その間の調節が難しい
のが実情である。特に、スラブ含浸フエルトFを
インサートするものではフエルトFを埋設した境
界部分が著しく硬化して違和感を感じさせ、また
埋設部分とパツド部分との硬度差が顕著で理想的
な硬度分布を出すことが不可能であり、更にはク
ツシヨンパツドPを成形するウレタン等の発泡セ
ルがフエルトFに含浸したスラブで埋設部分並び
に周辺部分で破壊されてしまうためクツシヨン性
を損なう欠点がある。また、ランバーサポートR
を介装するものではフエルトFを埋設する場合が
シートバツクBにしか適用できないのに比してシ
ートバツクB並びにシートクツシヨンCのいずれ
にでも適用できるが、コスト高を招きしかもシー
ト全体としての重量を極めて増すことになるとこ
ろから好ましくない。
問題点を解決するための手段 本考案においてはシート用トリムカバーのワデ
イング材に硬度差を付けることにより、座者の体
圧分布に応じて重負荷部分を相対的に高硬度にす
るようにされている。
作 用 このシート用トリムカバーでは、人体に直に接
するトリムカバーのワデイング材に硬度差を付け
ているため、極めて高硬度に形成しなくとも支持
圧を変えことができるようになる。
実施例 以下、第1〜7図を参照して説明すれば、次の
通りである。
このトリムカバーはシートのクツシヨンパツド
を被包するもので、5〜20mm厚程度に成形したウ
レタンスラブ等のワデイング材を介して表皮材、
裏打ち材を三者一体に接合すると共に表面にはワ
デイング材を部分的に圧縮成形することにより凹
凸模様が形成されている。また、このトリムカバ
ーでは座者の体圧分布に応じて重負荷部分を相対
的に高硬度にするよう、ワデイング材に硬度差が
付けられている。
その硬度差は、所定形状に成形したワデイング
材を熱圧締して相対的に高硬度部分を部分的に形
成することにより付けることができる。例えば、
第1図で示すように一定厚みのワデイング材10
を用いると共に、上,下型W1,W2のいずれか圧
締面に隆起部W3を形成した圧締型でワデイング
材10を加熱圧締することにより隆起部W3で締
付けた部分11を相対的に高硬度にすることがで
きる。また、第2図で示す如く一定厚みに成形し
たワデイング材20に部分的に重ねワデイング部
材21を接着し、上,下型W1,W2熱圧締しても
ワデイング材全体を一定厚みにして重ねワデイン
グ部材21を施した部分22を相対的に高硬度に
することができる。これら高硬度部分11,22
は隆起部W3の表面または重ねワデイング部材2
1の圧入面を夫々円弧状に形成して周縁から中央
側に向つて徐々に硬度が増すよう形成するとよ
く、その場合には通常硬度のワデイング部分から
相対的に高硬度な部分11,22が連続的に硬度
差を変えるよう形成できるため座者に違和感を全
く感じさせることがない。また、この硬度差の付
設は第3図で示すようにワデイング材20,21
に表皮材23、裏打ち材24を重ね合せて突歯
W4を持つた上型W1と下型W2との間で圧締する
ことにより表面に凹凸模様を付形すると同時に施
工するよう行うことができる。更に、ワデイング
材20に重ねワデイング部材21を接合するに代
えて、第4図の如くワデイング材30の一部に膨
出部分31をプロフアイルカツトして部分的に高
硬度部分を形成するようにもでき、この場合でも
膨出部分31は円弧状に成形して中央部分に向つ
て硬度を増すように形成するとよい。また、熱圧
締にあたつては相対的にワデイング材40の表層
側を低温で圧締するように上,下型W1,W2の温
度を変えてワデイング材40を熱圧締すれば、表
層側には丸くて小さなセル41を多数形成すると
共に裏層側には偏平で長いセル42を形成するこ
とができる。この場合は表層側にソフト感を持た
せ、また裏層側には若干の剛性を持たせて支持感
を増長させるよう形成できる。
相対的に高硬度部分を設ける個所は体圧分布で
重負荷を受ける部分に設定すればよく、第6図で
示すようにシートバツクBにあつては人体の腰椎
周辺を支持する部分Xで、またシートクツシヨン
Cにあつては尻底周辺を支持する部分Yで足り
る。また、トリムカバーTとして第1図bで示す
ワデイング材10を用いる場合は、第7図で示す
如く高硬度部分11を形成した窪みにクシヨンパ
ツドPを嵌合せて互いを整合することによりトリ
ムカバーTをクツシヨンパツドPに被包するとよ
い。
このようにしてシートを構成するときには、人
体に直接接するトリムカバーTのワデイング材に
体圧分布に応じた硬度差が付けられているため、
人体に対する支持感を直に感じさせることがで
き、また人体の安定した支持を可能にするもので
ある。
考案の効果 以上の如く、本考案に係るシート用トリムカバ
ーに依れば、シートの座り心地を良好にししかも
座姿勢の安定した支持を可能にするところから車
の操作性を向上して長時間の姿勢保持にも耐えら
れるようにするばかりでなく、低コストで軽量な
シートを構成できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b及び第2図a,bは本考案に係る
シート用トリムカバーを形成するに用いるワデイ
ング材の成形工程並びに同ワデイング材の説明
図、第3図は別の実施例に係るワデイング材の成
形工程を示す説明図、第4図は同成形に用いる別
のワデイング材の説明図、第5図は別の実施例で
ワデイング材を熱圧締したものの説明図、第6図
は車輌用シートの体圧分布で重負荷部分を示す説
明図、第7図は本考案に係るトリムカバーでクツ
シヨンパツドを被包する場合の一例を示す断面
図、第8図は一般例に係る車輌用シートの一部切
欠斜視図、第9図a,bは従来例に係る硬度差対
策を取つたシート用クツシヨンパツドの斜視図並
びに横断面図、第10図は別の硬度差対策を取つ
たクツシヨンパツドの正面図である。 10,20,30,40:ワデイング材、1
1,22:高硬度部分、23:表皮材、24:裏
打ち材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 座者の体圧分布に応じて重負荷部分を相対的
    に高硬度にするよう、ワデイング材に硬度差を
    付けたことを特徴とするシート用トリムカバ
    ー。 (2) 上記高硬度部分が、周縁から中央側に向つて
    徐々に硬度を増すよう形成されているところの
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のトリムカ
    バー。
JP1236485U 1985-01-31 1985-01-31 Expired JPH033273Y2 (ja)

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JP1236485U JPH033273Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31

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JPS61129598U JPS61129598U (ja) 1986-08-13
JPH033273Y2 true JPH033273Y2 (ja) 1991-01-28

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JPH0418471Y2 (ja) * 1986-08-28 1992-04-24

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