JPH0672499U - 自動車用シートのシートクッション - Google Patents
自動車用シートのシートクッションInfo
- Publication number
- JPH0672499U JPH0672499U JP021239U JP2123993U JPH0672499U JP H0672499 U JPH0672499 U JP H0672499U JP 021239 U JP021239 U JP 021239U JP 2123993 U JP2123993 U JP 2123993U JP H0672499 U JPH0672499 U JP H0672499U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- urethane foam
- reinforcing cloth
- cushion material
- pan
- integrally formed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】パン型フレ−ム上に載置し且つこのパン型フレ
−ム面側に補強布を一体形成したクッション材と、この
クッション材を被覆する表皮とからなる自動車用シ−ト
のシ−トクッションにおいて、補強布がパン型フレ−ム
とこすれ、着座者に耳ざわりな異音の発生を防止するこ
とである。 【構成】前記クッション材は2、前記補強布4を一体形
成した下層ウレタンフォ−ム21と、この下層ウレタン
フォ−ム21と一体形成した上層ウレタンフォ−ム22
とからなり、前記下層ウレタンフォ−ム21は、前記上
層ウレタンフォームよりも発泡速度の早い樹脂からなる
ものである。
−ム面側に補強布を一体形成したクッション材と、この
クッション材を被覆する表皮とからなる自動車用シ−ト
のシ−トクッションにおいて、補強布がパン型フレ−ム
とこすれ、着座者に耳ざわりな異音の発生を防止するこ
とである。 【構成】前記クッション材は2、前記補強布4を一体形
成した下層ウレタンフォ−ム21と、この下層ウレタン
フォ−ム21と一体形成した上層ウレタンフォ−ム22
とからなり、前記下層ウレタンフォ−ム21は、前記上
層ウレタンフォームよりも発泡速度の早い樹脂からなる
ものである。
Description
【0001】
本考案は自動車用シ−トのシ−トクッション、詳しくは、パン型フレ−ム上に 載置し且つこのパン型フレ−ム面側に補強布を一体形成したクッション材と、こ のクッション材を被覆する表皮とからなる自動車用シ−トのシ−トクッションに 関するものである。
【0002】
この種、従来の自動車用シ−トのシ−トクッションは、図3、4に示すように 、パン型フレームである金属製からなるパン型フレ−ム1と、このパン型フレ− ム1上に載置するクッション材2と、このクッション材2を被覆する表皮3とか らなり、クッション材2のパン型フレ−ム面側には、クッション材2をパン型フ レ−ム1から補強するため、クッション材2と一体形成した補強布4が設けられ ている。 表皮3はクッション材2を被覆すると共に、その端末31がパン型フレ−ム1 にホックリング5により結着している。 クッション材2は、粗毛布からなる補強布4と一体形成したウレタンフォ−ム からなり、このウレタンフォ−ムはクッション性を良好にするため、ジフエニル メタンジイソシアネ−ト(MDI)とトリレンジイソシアネ−ト(TDI)とポ リオ−ルとをその成分として一体発泡して形成される。 かかるクッション材2は、ウレタンフォ−ム用発泡型内に、補強布を載置して ウレタンフォ−ム用発泡液を注入し、補強布4と共に一体発泡すると、補強布4 と一体のウレタンフォ−ムが形成できるが、ウレタンフォ−ムのイソシアネ−ト 成分がジフエニルメタンジイソシアネ−トとトリレンジイソシアネ−トなので、 発泡成型時の反応時間が遅く、補強布4にウレタンフォ−ム用発泡液が含浸して 補強布4が硬化し、そのため、補強布4がパン型フレ−ム1とこすれ、着座者に 耳ざわりな異音が生じるという不具合があった。 そこで本考案は、着座者に耳ざわりな異音の発生が防止できる自動車用シ−ト のシ−トクッションを提供することを目的とする。
【0003】
上記目的を解決すべく、本考案にかかる自動車用シ−トのシ−トクッションは 、クッション材は、補強布を一体形成した下層ウレタンフォ−ムと、この下層ウ レタンフォ−ムと一体形成した上層ウレタンフォ−ムとからなり、前記下層ウレ タンフォ−ムは、前記上層ウレタンフォームよりも発泡速度の早い樹脂から成形 してなるものである。
【0004】
本考案にかかる一実施例を図1、2に基ずいて説明するが、従来品とはクッシ ョン材を異にしているので、クッション材について説明し、他は従来品と同一符 号を付し、その説明は省略する。 クッション材2は、補強布4を一体形成した下層ウレタンフォ−ム21と、こ の下層ウレタンフォ−ム21と一体形成した上層ウレタンフォ−ム22とからな る。 下層ウレタンフォ−ム21は、上層ウレタンフォーム22よりも発泡速度の早 い樹脂、例えば、ジフエニルメタンジイソシアネ−トとポリオ−ルを一体発泡し 、補強布4と共に一体形成する。 下層ウレタンフォ−ム用発泡型内に、補強布4を載置して下層ウレタンフォ− ム用発泡液を注入し、補強布4と共に一体発泡すると、補強布4と一体の下層ウ レタンフォ−ム21が形成できる。 この下層ウレタンフォ−ム21は、ジフエニルメタンジイソシアネ−トとポリ オ−ルからなるので、発泡成型時の反応時間が早く、補強布4への発泡液の含浸 が防止でき補強布が硬化することもない。 そして、上層ウレタンフォ−ム22は、補強布4と一体の下層ウレタンフォ− ム21と一体形成する。 上層ウレタンフォ−ム用発泡型内に、補強布4と一体の下層ウレタンフォ−ム 21を載置して上層ウレタンフォ−ム用発泡液を注入し、下層ウレタンフォ−ム 21と共に一体発泡すると、下層ウレタンフォ−ム21と一体のクッション材2 が形成できる。 上層ウレタンフォ−ム22は、ジフエニルメタンジイソシアネ−トとトリレン ジイソシアネ−トとポリオ−ルからなるので、発泡成型時の反応時間が遅く、発 泡液が含浸するが、補強布4との間には、下層ウレタンフォ−ム21が設けられ ているため、発泡液が下層ウレタンフォ−ム21には含浸するが、補強布4への 発泡液の含浸が防止でき、補強布4の硬化を防ぐことができる。
【0005】 上記構成によれば、クッション材2の着座面側には、クッション性の良好な上 層ウレタンフォ−ム22が設けられているので、良好な着座感が得られる。 クッション材2は、上層ウレタンフォ−ム22と補強布4との間には、下層ウ レタンフォ−ム21が設けられているので、上層ウレタンフォ−ム22を発泡形 成する際、補強布4への発泡液の含浸が防止でき、補強布4の硬化を防ぐことが できるので、補強布4がパン型フレ−ム1とこすれても、着座者に耳ざわりな異 音が生じることもなく、快適に乗車することができる。
【0006】
本考案によれば、クッション材は、補強布を一体形成した下層ウレタンフォ− ムと、この下層ウレタンフォ−ムと一体形成した上層ウレタンフォ−ムとからな り、前記下層ウレタンフォ−ムは、上層ウレタンフォームよりも発泡速度の早い 樹脂から成形してなるものであるため、下層ウレタンフォ−ムと補強布を一体形 成すると、発泡成型時の反応時間が早く、補強布への発泡液の含浸が防止でき補 強布が硬化することもない。 上層ウレタンフォ−ムは、補強布と一体の下層ウレタンフォ−ムと一体形成す る際、発泡液が含浸するが、補強布との間には、下層ウレタンフォ−ムが設けら れているため、発泡液が下層ウレタンフォ−ムには含浸するが、補強布への発泡 液の含浸が防止できる。 そのため、補強布がパン型フレ−ムとこすれても、着座者に耳ざわりな異音が 生じることもなく、快適に乗車することができる。
【図1】本案にかかる自動車用シ−トのシ−トクッショ
ンの断面図である。
ンの断面図である。
【図2】図1のA部分の拡大図である。
【図3】従来の自動車用シ−トのシ−トクッションの断
面図である。
面図である。
【図4】図3のB部分の拡大図である。
1 パン型フレ−ム 2 クッション材 4 補強布 21 下層ウレタンフォ−ム 22 上層ウレタンフォ−ム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60N 2/44 B68G 7/00 2113−3K
Claims (1)
- 【請求項1】 パン型フレ−ム上に載置し且つこのパン
型フレ−ム面側に補強布を一体形成したクッション材
と、このクッション材を被覆する表皮とからなり、 前記クッション材は、前記補強布を一体形成した下層ウ
レタンフォ−ムと、この下層ウレタンフォ−ムと一体形
成した上層ウレタンフォ−ムとからなり、 前記下層ウレタンフォ−ムは、前記上層ウレタンフォー
ムよりも発泡速度の早い樹脂から成形してなることを特
徴とする自動車用シ−トのシ−トクッション。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP021239U JPH0672499U (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 自動車用シートのシートクッション |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP021239U JPH0672499U (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 自動車用シートのシートクッション |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0672499U true JPH0672499U (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=12049507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP021239U Pending JPH0672499U (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 自動車用シートのシートクッション |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0672499U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997003918A1 (en) * | 1995-07-24 | 1997-02-06 | Namba Press Works Co., Ltd. | Multi-layer seat having different hardness and method for producing the same |
JP2018131004A (ja) * | 2017-02-14 | 2018-08-23 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP021239U patent/JPH0672499U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997003918A1 (en) * | 1995-07-24 | 1997-02-06 | Namba Press Works Co., Ltd. | Multi-layer seat having different hardness and method for producing the same |
US5850645A (en) * | 1995-07-24 | 1998-12-22 | Ogawa; Taro | Multi-layer seat having different hardness and method for manufacturing the same |
JP2018131004A (ja) * | 2017-02-14 | 2018-08-23 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
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