JPH052159Y2 - - Google Patents

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JPH052159Y2
JPH052159Y2 JP1988041195U JP4119588U JPH052159Y2 JP H052159 Y2 JPH052159 Y2 JP H052159Y2 JP 1988041195 U JP1988041195 U JP 1988041195U JP 4119588 U JP4119588 U JP 4119588U JP H052159 Y2 JPH052159 Y2 JP H052159Y2
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、シート構造に関し、特に表皮材の
端末処理を容易化したシート構造に関する。
[従来の技術] 従来の車両用シートとして、表皮材とシートフ
レームとをシートパツドの発泡成形によつて一体
化するようにしたものが知られている。
すなわち、このシートでは、例えば、特開昭59
−189890号公報に示される如く、表皮材をシート
パツド成形用の下型の成形面に配置するととも
に、シートフレームを上型側に取り付けた状態
で、キヤビテイ内に発泡樹脂の原液を注入してシ
ートパツドを発泡成形することにより、表皮材お
よびシートフレームとシートパツドとを一体化す
るものである。
なお、前記公報のシート構造はシートフレーム
が後付けタイプであるため、シートパツド内には
シートパツドの背面ないしは下面側に配置される
シートフレームを固定するための枠状部材が埋設
されている。
また、このような車両用シートにおいて、表皮
材の端末部は、シートパツドの発泡成形後に、シ
ートパツドの背面あるいは下面側にクリツプ止め
されるようになつている。
第5図は、このような端末処理構造を説明する
車両用シートクツシヨンの断面図である。表皮材
1の端末部1aは、シートパツド2の両側から、
下面部に導かれている。この端末部1aは折り返
されて袋状に縫製され、補強用のトリムワイヤ3
が挿通されるようになつている。そしてこの端末
部1aは、クリツプ4によつてシートパツド2内
のシートフレーム5に固定される。このクリツプ
4は、所謂ホツクリング等と称されるもので、例
えばベンチシートにあつて一つのシートクツシヨ
ンにつき、ほぼ30個から40個程度設けられる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来技術では、表皮
材1の端末部1aに、補強用のトリムワイヤ3を
設ける必要があることから、このトリムワイヤ3
の挿通作業や袋部を縫製しなければならない等、
端末処理が煩雑となるという問題があつた。
また、表皮材1の端末部1aがシートパツド2
の下面に露出する構造であるため、この部分が製
造後に損傷し易く、外れを防止するために、比較
的多くのクリツプ4を設けることが必要となつて
いた。この点でも、端末処理の煩雑化が助長され
る。
一方、このような一体成形シートでは、前述の
ように上型に取り付けたシートフレームを下型側
のキヤビテイ内に配置してシートパツド2内に一
体化するが、この作業は必ずしも容易でなく、成
形型の構造によつては不可能な場合もある。
なお、前記公報のシート構造は、シートパツド
を発泡成形した後にその背面ないしは下面側にシ
ートフレームであるシートパンを設けるため、表
皮材の端末部処理およびシートパンの組み付け作
業が必要となる。
この考案は、以上の問題点に鑑みてなされたも
のであり、一体成形シートにおける表皮材の端末
処理の容易化、並びにシート全体としての成形作
業の容易化を達成することのできるシート構造を
提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本考案は、表皮材を
シートパツド成形型の成形面に配置するとともに
この成形型のキヤビテイ内にシートフレームを配
置し、このキヤビテイ内でシートパツドを発泡成
形することにより、表皮材およびシートフレーム
とシートパツドとを一体化するシート構造におい
て、前記成形型内にシートフレーム用の係合部が
設けられ、この係合部にシートフレームが複数の
係止部材により保持される一方、前記係止部材と
シートフレームとの間に表皮材の端末部を挟持し
た状態でシートパツドの発泡成形を行うことによ
り、前記発泡成形されたシートパツド内にシート
フレームと係止部材と表皮材の端末部とを埋設
し、かつシートパツド内で表皮材の端末部をシー
トフレームに係止部材を介在して係止してなるこ
とを特徴とする。
[作用] 以上の構成とすることにより、係止部材、シー
トフレームおよび表皮材の端末部がシートパツド
内に埋設した状態でシートパツドが一体発泡成形
される。
また、表皮材の端末部は、シートパツド内にあ
つて係止部材を介在してシートフレームに係止処
理される。
[実施例] 以下、この考案の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
第1図はこの考案に係るシート構造の一実施例
を示す断面図である。
この例では、自動車用シートのシートクツシヨ
ンとして構成されたものについて説明するが、シ
ートバツクについても同様に適用し得るものであ
る。
このシートは、例えば塩化ビニル製の表皮と裏
面にワデイングを貼着してなる表皮材10と、ポ
リウレタン等の発泡成形体よりなるシートパツド
11と、ワイヤフレームより構成されるシートフ
レーム12を、シートパツド11の発泡成形と同
時に一体化したものであり、人体を受け止めるメ
イン部と、このメイン部の両側に隆起して人体を
両側面よりサポートするサイド部とから構成され
ている。
表皮材10の端末部10aは、サイド部の後方
寄り側面部に廻り込んだ状態で、第2図に示すよ
うに、シートパツド11内のシートフレーム12
と、このシートフレーム12に装着された複数の
係止部材13とによつて挟持され、シートパツド
11内に埋設固定されている。
係止部材13は、第3図に示すように、略U字
状に形成されたものであり、中間の円形部分がシ
ートフレーム12の外周に一定の圧力をもつて嵌
合装着されるようになつている。また、係止部材
13の一端部はシートの外側方向に伸びており、
シートパツド11の成形用下型14に形成された
係合部15に係合するようになつている。つまり
この係合部15は、下型14のキヤビテイ方向に
突出した舌片状のものである。そして、この係合
部15に係止部材13を係合させることにより、
シートフレーム12をキヤビテイ内の所定位置に
浮いた状態に保持できるようになつている。
また、係止部材13の他端部側に表皮材10の
端末部10aが保持されている。この端末部10
aは、表皮材10をその原反より裁断したままの
状態でシートフレーム12と係止部材13の他端
部との間に挟持されている。
このような一体成形シートでは、第4図に示す
ように、表皮材10を下型14の成形面14aに
配置し、この表皮材10の端末部10aをシート
フレーム12と係止部材13で挟持した状態で、
係止部材13を下型14の係合部15に係合させ
る。これにより、表皮材10の端末処理とシート
フレーム12の配置作業を同時に完了することが
できる。そして、下型14のキヤビテイ内に発泡
樹脂の原液を注入した後、下型14に上型16を
型合わせすることにより発泡成形を行い、シート
パツド11の成形と同時に表皮材10およびシー
トフレーム12の一体化を行う。そしてこれを同
時に、表皮材10の端末部10aは、シートパツ
ド11内に埋め込まれるようにして固定されるこ
とになる。
このように、表皮材10の端末部10aは、最
終的には、図示の如く、周囲にシートパツド11
の発泡樹脂が流入することにより、強力な固定状
態に置かれる。従つて、係止部材13は、シート
フレーム12と表皮材10の端末部10aを仮固
定することができれば充分であることから、その
数もあまり多くは必要でなく、例えば15個から20
個程度あればよい。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、シート
パツド内にシートフレームと係止部材と表皮材の
端末部とを埋設し、かつシートパツド内で表皮材
の端末部をシートフレームに係止部材を介在して
係止したことにより、シートパツドの発泡成形と
同時に表皮材の端末部におけるシートフレーム側
への係止処理が完了する。この表皮材における端
末部の係止処理は、端末部がシートパツド内に埋
設されているので外観的に優れ、かつシートフレ
ームに係止されているので引つ張りに対する係止
強度も得られる。
また、従来シート構造に対し、表皮材の端末部
にトリムワイヤ用の袋部を設けたり、その袋部内
にトリムワイヤを挿通したり、シートフレーム側
へクリツプ止めする操作を省略でき、部品点数の
削減並びに製作作業の簡略化を達成できる。
さらに、発泡成形に際して成形型内にシートフ
レームを係合部および複数の係止部材により保持
し、また表皮材の端末部を係止部材とシートフレ
ームとの間に挟持することから、シートフレーム
および表皮材の端末部の設置も容易かつ合理的に
行える。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るシート構造の一実施例
を示す断面図、第2図は同実施例における表皮材
の端末処理部分の構造を示す拡大断面図、第3図
は同実施例に用いられる係止部材をシートフレー
ムおよび下型の係合部とともに示す斜視図、第4
図はシートの成形作業を説明する概略断面図、第
5図は従来のシートにおける表皮材の端末処理の
構造を示す断面図である。 10……表皮材、10a……端末部、11……
シートパツド、12……シートフレーム、13…
…係止部材、14……下型、14a……成形面、
15……係合部、16……上型。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 表皮材をシートパツド成形型の成形面に配置す
    るとともに、この成形型のキヤビテイ内にシート
    フレームを配置し、このキヤビテイ内でシートパ
    ツドを発泡成形することにより、表皮材およびシ
    ートフレームとシートパツドとを一体化するシー
    ト構造において、 前記成形型内にシートフレーム用の係合部が設
    けられ、この係合部にシートフレームが複数の係
    止部材により保持される一方、前記係止部材とシ
    ートフレームとの間に表皮材の端末部を挟持した
    状態でシートパツドの発泡成形を行うことによ
    り、 前記発泡成形されたシートパツド内にシートフ
    レームと係止部材と表皮材の端末部とを埋設し、
    かつシートパツド内で表皮材の端末部をシートフ
    レームに係止部材を介在して係止してなることを
    特徴とするシート構造。
JP1988041195U 1988-03-30 1988-03-30 Expired - Lifetime JPH052159Y2 (ja)

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JP1988041195U JPH052159Y2 (ja) 1988-03-30 1988-03-30

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JPH01145298U JPH01145298U (ja) 1989-10-05
JPH052159Y2 true JPH052159Y2 (ja) 1993-01-20

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59189890A (ja) * 1983-04-09 1984-10-27 難波プレス工業株式会社 一体成形座席用表皮及びそれを用いた座席の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60114712U (ja) * 1983-12-30 1985-08-03 東京シ−ト株式会社 表皮材の立上り口封止構造

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