JP2531681Y2 - ヘッドレスト - Google Patents
ヘッドレストInfo
- Publication number
- JP2531681Y2 JP2531681Y2 JP10204390U JP10204390U JP2531681Y2 JP 2531681 Y2 JP2531681 Y2 JP 2531681Y2 JP 10204390 U JP10204390 U JP 10204390U JP 10204390 U JP10204390 U JP 10204390U JP 2531681 Y2 JP2531681 Y2 JP 2531681Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- backboard
- skin
- cushion body
- headrest
- support cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は自動車用シート（座席）に備えるヘッドレス
ト、詳しくは、ツーシーターシートなど背面に装飾用の
合成樹脂製ボードを有するヘッドレストの改良に関す
る。
ト、詳しくは、ツーシーターシートなど背面に装飾用の
合成樹脂製ボードを有するヘッドレストの改良に関す
る。
（従来の技術とその問題点） 従来、リヤシートを設置しない自動車用のシートにあ
っては、ヘッドレストに後方乗員の安全性を確保する処
理（例えば、背面に緩衝材を使用するなど）を必要とし
ない。そのため、ヘッドレストの背面に装飾用の硬質合
成樹脂製バックボードを設けて、ヘッドレストの外観品
質を向上させている。
っては、ヘッドレストに後方乗員の安全性を確保する処
理（例えば、背面に緩衝材を使用するなど）を必要とし
ない。そのため、ヘッドレストの背面に装飾用の硬質合
成樹脂製バックボードを設けて、ヘッドレストの外観品
質を向上させている。
ところで、斯る従来のバックボード付ヘッドレスト
は、内部にフレームを埋設した発泡体製クッション体を
袋状に縫製した表皮で被包し、この表皮の開口部をクッ
ション体の底面においてホッグリング等で閉口し、背面
側にバックボードを接着等によって固定することにより
組立てる構造である。
は、内部にフレームを埋設した発泡体製クッション体を
袋状に縫製した表皮で被包し、この表皮の開口部をクッ
ション体の底面においてホッグリング等で閉口し、背面
側にバックボードを接着等によって固定することにより
組立てる構造である。
そして、前記表皮の閉口個所には、たるみ、皺が生じ
ないように、或いは、閉口部材であるホッグリング等が
外部から視覚されないように、種々の被覆加工が必要で
あった。
ないように、或いは、閉口部材であるホッグリング等が
外部から視覚されないように、種々の被覆加工が必要で
あった。
そこで、本考案は斯様な従来品の不具合、即ち、袋状
の表皮における開口部の閉口部分の不具合を除去すると
共にヘッドレストの軽量化を図ることを目的とする。
の表皮における開口部の閉口部分の不具合を除去すると
共にヘッドレストの軽量化を図ることを目的とする。
（問題点を解決するための手段） 以上の目的を達成するための本考案に係るヘッドレス
トは、発泡体製クッション体と、このクッション体の背
面を除く５面を被覆する袋状の表皮と、前記クッション
体と一体のプレート状フレームと、バックボードと、こ
のバックボードとフレームとを一体に接続し、内部に空
間部を形成する支持筒とからなり、前記バックボードの
内面に鉤形状の係止突起を設け、この係止突起に掛止す
るフックを前記表皮の開口部端末に設けて、前記表皮の
端末をバックボードに固定してなるものである。
トは、発泡体製クッション体と、このクッション体の背
面を除く５面を被覆する袋状の表皮と、前記クッション
体と一体のプレート状フレームと、バックボードと、こ
のバックボードとフレームとを一体に接続し、内部に空
間部を形成する支持筒とからなり、前記バックボードの
内面に鉤形状の係止突起を設け、この係止突起に掛止す
るフックを前記表皮の開口部端末に設けて、前記表皮の
端末をバックボードに固定してなるものである。
（作用） ヘッドレスト内にフレームと支持筒とバックボードと
によって形成される空間部が形成されるため、その空間
部に相当する部分のクッション体は不要になる。また、
表皮の端末に設けたフックをバックボードの係止突起に
掛止することにより表皮は固定され、この表皮の掛止個
所はバックボードによって隠蔽されるため、外部から視
覚されない。
によって形成される空間部が形成されるため、その空間
部に相当する部分のクッション体は不要になる。また、
表皮の端末に設けたフックをバックボードの係止突起に
掛止することにより表皮は固定され、この表皮の掛止個
所はバックボードによって隠蔽されるため、外部から視
覚されない。
（実施例） 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第１図、第２図は本案に係るヘッドレストを示すもの
で、図中（１）は発泡体製クッション体、（２）は表
皮、（３）はプレート状のフレーム、（４）は支持筒、
（５）はバックボード、（６）（６）はステーを夫々示
す。
で、図中（１）は発泡体製クッション体、（２）は表
皮、（３）はプレート状のフレーム、（４）は支持筒、
（５）はバックボード、（６）（６）はステーを夫々示
す。
前記クッション体（１）はウレタンフォームなどの発
泡体で、モールド加工によって成形し、この成形時にモ
ールド内に第３図に示すフレーム（３）、支持筒
（４）、バックボード（５）からなる構造体（Ｂ）を収
容して一体成形する。
泡体で、モールド加工によって成形し、この成形時にモ
ールド内に第３図に示すフレーム（３）、支持筒
（４）、バックボード（５）からなる構造体（Ｂ）を収
容して一体成形する。
この構造体（Ｂ）は、バックボード（５）の内面側に
一体成形した支持筒（４）の先端面にフレーム（３）を
被蓋して、内部に空間部（Ａ）が形成するようにしたも
のである。
一体成形した支持筒（４）の先端面にフレーム（３）を
被蓋して、内部に空間部（Ａ）が形成するようにしたも
のである。
フレーム（３）はスクリュー（31）・・・によって支
持筒（４）の一方開放部の端面である先端面に接続し
て、支持筒（４）の一方開放部を閉口するように取付
る。
持筒（４）の一方開放部の端面である先端面に接続し
て、支持筒（４）の一方開放部を閉口するように取付
る。
支持筒（４）はその一端側にバックボード（５）に一
体成形されているため、支持筒（４）の他方開放部はバ
ックボード（５）の内面によって閉口される。
体成形されているため、支持筒（４）の他方開放部はバ
ックボード（５）の内面によって閉口される。
この支持筒（４）と一体成形するバックボード（５）
は、その内面における支持筒（４）の外側に、鉤形状の
係止突起（51）・・・が設けてある。そして、この図示
するバックボード（５）は下端より底板部（5a）を延設
し、その底板部（5a）にステー挿通孔（52）（52）が設
けてある。
は、その内面における支持筒（４）の外側に、鉤形状の
係止突起（51）・・・が設けてある。そして、この図示
するバックボード（５）は下端より底板部（5a）を延設
し、その底板部（5a）にステー挿通孔（52）（52）が設
けてある。
表皮（２）は第４図に示すように、クッション体
（１）の背面側を除くクッション体（１）の５面（正
面、上面、底面、左、右側面）に接合するように袋状に
縫製され、開口部の端末にはＵ字状の硬質合成樹脂から
なるフック（21）・・・が一体に縫着され、クッション
体（１）を被包後、フック（21）・・・をバックボード
（５）の係止突起（51）・・・に掛止すると、第１図、
第２図に示すヘッドレストが組立てられる。
（１）の背面側を除くクッション体（１）の５面（正
面、上面、底面、左、右側面）に接合するように袋状に
縫製され、開口部の端末にはＵ字状の硬質合成樹脂から
なるフック（21）・・・が一体に縫着され、クッション
体（１）を被包後、フック（21）・・・をバックボード
（５）の係止突起（51）・・・に掛止すると、第１図、
第２図に示すヘッドレストが組立てられる。
そして、前記フック（21）・・・をバックボード
（５）の係止突起（51）に掛止する際、クッション体
（１）を押圧し乍ら行なう。これによって、クッション
体（１）の復元力によって表皮（２）に張力が加わり、
表皮（２）のフック（21）・・・がバックボード（５）
の係止突起（51）・・・から外れることがない。従っ
て、袋状の表皮（２）はあらかじめクッション体（１）
の外面形状に対してやや小さく縫製してある。第４図に
おいて図中（22）は表皮（２）に設けたステー通孔であ
る。
（５）の係止突起（51）に掛止する際、クッション体
（１）を押圧し乍ら行なう。これによって、クッション
体（１）の復元力によって表皮（２）に張力が加わり、
表皮（２）のフック（21）・・・がバックボード（５）
の係止突起（51）・・・から外れることがない。従っ
て、袋状の表皮（２）はあらかじめクッション体（１）
の外面形状に対してやや小さく縫製してある。第４図に
おいて図中（22）は表皮（２）に設けたステー通孔であ
る。
（効果） 本考案は叙上の如くヘッドレスト内にフレームと支持
筒とバックボードとによって形成される空間を設けてい
るので、この空間部に相当する発泡体製クッション体が
不要になり、ヘッドレストの計量化を図ることができ
る。
筒とバックボードとによって形成される空間を設けてい
るので、この空間部に相当する発泡体製クッション体が
不要になり、ヘッドレストの計量化を図ることができ
る。
また、バックボードの内面に鉤形状の係止突起を設
け、この係止突起に表皮の開口部端末に設けたフックを
掛止することにより表皮が固定されるので、表皮の取付
が簡単に行なえ得る。しかも、表皮の開口部における固
定個所がバックボードによって隠れるため、前記従来品
の如く袋状の表皮における開口部の閉口個所に種々の被
覆加工をする必要がない。
け、この係止突起に表皮の開口部端末に設けたフックを
掛止することにより表皮が固定されるので、表皮の取付
が簡単に行なえ得る。しかも、表皮の開口部における固
定個所がバックボードによって隠れるため、前記従来品
の如く袋状の表皮における開口部の閉口個所に種々の被
覆加工をする必要がない。
第１図は本案のヘッドレストの斜視図、第２図は第１図
におけるII-II線断面図、第３図はフレーム支持筒、バ
ックボードからなる構造体の斜視図、第４図は表皮の斜
視図である。 図中、（１）……クッション体、（２）……表皮、
（３）……フレーム、（４）……支持筒、（５）……バ
ックボード、（21）……表皮のフック、（51）……バッ
クボードの係止突起。
におけるII-II線断面図、第３図はフレーム支持筒、バ
ックボードからなる構造体の斜視図、第４図は表皮の斜
視図である。 図中、（１）……クッション体、（２）……表皮、
（３）……フレーム、（４）……支持筒、（５）……バ
ックボード、（21）……表皮のフック、（51）……バッ
クボードの係止突起。
Claims (1)
- 【請求項１】発泡体製クッション体と、このクッション
体の背面を除く５面を被覆する袋状の表皮と、前記クッ
ション体と一体のプレート状フレームと、バックボード
と、このバックボードとフレームとを一体に接続し、内
部に空間部を形成する支持筒とからなり、前記バックボ
ードの内面に鉤形状の係止突起を設け、この係止突起に
掛止するフックを前記表皮の開口部端末に設けて、前記
表皮の端末をバックボードに固定してなるヘッドレス
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10204390U JP2531681Y2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | ヘッドレスト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10204390U JP2531681Y2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | ヘッドレスト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0458199U JPH0458199U (ja) | 1992-05-19 |
| JP2531681Y2 true JP2531681Y2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=31845976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10204390U Expired - Lifetime JP2531681Y2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | ヘッドレスト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2531681Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4258811B2 (ja) * | 2004-04-02 | 2009-04-30 | 本田技研工業株式会社 | 前枕部の揺動可能なヘッドレスト |
| JP7240294B2 (ja) * | 2019-09-20 | 2023-03-15 | 株式会社タチエス | ヘッドレスト |
-
1990
- 1990-09-28 JP JP10204390U patent/JP2531681Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0458199U (ja) | 1992-05-19 |
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