JP2580046Y2 - フレーム一体型シートの構造 - Google Patents
フレーム一体型シートの構造Info
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- JP2580046Y2 JP2580046Y2 JP1992088198U JP8819892U JP2580046Y2 JP 2580046 Y2 JP2580046 Y2 JP 2580046Y2 JP 1992088198 U JP1992088198 U JP 1992088198U JP 8819892 U JP8819892 U JP 8819892U JP 2580046 Y2 JP2580046 Y2 JP 2580046Y2
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- Japan
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- frame
- skin
- cushion body
- blow molding
- seat
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用シート(座席)
などの合成樹脂製フレーム一体型シートの構造、詳しく
はブロー成形により略シートの外形形状に成形した中空
状のフレームに、一体に固着する表皮付発泡体製クッシ
ョン体における端末のフレームに対する固定構造に関す
る。
などの合成樹脂製フレーム一体型シートの構造、詳しく
はブロー成形により略シートの外形形状に成形した中空
状のフレームに、一体に固着する表皮付発泡体製クッシ
ョン体における端末のフレームに対する固定構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のシートの軽量化を図るため、ブロ
ー成形により成形した中空状のフレームを使用し、この
フレームの着座面側に、表皮をラミネートした発泡体製
のクッション体を固着したシートがある。このシートに
おける中空状合成樹脂製フレームに対する表皮付発泡体
製クッション体の固定は、クッション体とフレームとを
ベルベット式ファスナーで行っている。
ー成形により成形した中空状のフレームを使用し、この
フレームの着座面側に、表皮をラミネートした発泡体製
のクッション体を固着したシートがある。このシートに
おける中空状合成樹脂製フレームに対する表皮付発泡体
製クッション体の固定は、クッション体とフレームとを
ベルベット式ファスナーで行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、この従来の
シートは、フレームに対する表皮付クッション対の一体
性が悪く、表皮付クッション体はその端末から剥離され
る虞れがあり、また、全体又は一部分がずれて初期のシ
ート形状を保持できない欠陥があった。そこで、本考案
は斯様な従来品における不具合を除去することを目的と
する。
シートは、フレームに対する表皮付クッション対の一体
性が悪く、表皮付クッション体はその端末から剥離され
る虞れがあり、また、全体又は一部分がずれて初期のシ
ート形状を保持できない欠陥があった。そこで、本考案
は斯様な従来品における不具合を除去することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本考案は、ブロー成形により略シートの外形形状に
成形すると共に着座面に環状の略V字状の嵌合溝を一体
成形した中空状のフレームと、このフレームのブロー成
形時にブロー成形型内でフレームにおける着座面に一体
に固定する表皮付発泡体製クッション体とからなり、前
記嵌合溝内に、前記表皮付クッション体の端末を係合さ
せてなることを特徴とするものである。
めの本考案は、ブロー成形により略シートの外形形状に
成形すると共に着座面に環状の略V字状の嵌合溝を一体
成形した中空状のフレームと、このフレームのブロー成
形時にブロー成形型内でフレームにおける着座面に一体
に固定する表皮付発泡体製クッション体とからなり、前
記嵌合溝内に、前記表皮付クッション体の端末を係合さ
せてなることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】表皮付クッション体の端末はフレームの略V字
状嵌合溝内に係合しているため、フレームの表面上より
突出せず、着座者の身体が引っかかることがない。
状嵌合溝内に係合しているため、フレームの表面上より
突出せず、着座者の身体が引っかかることがない。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本考案に係るシートを示し、斯かるシー
トはシートバックとシートクッション(SC)が一体に
合成樹脂製フレーム(1)によって成形され、このフレ
ーム(1)における着座面には表皮(3)付クッション
体(2)が一体に固着されている。図中(L)はフレー
ム(1)に取付けた脚部を示す。
明する。図1は本考案に係るシートを示し、斯かるシー
トはシートバックとシートクッション(SC)が一体に
合成樹脂製フレーム(1)によって成形され、このフレ
ーム(1)における着座面には表皮(3)付クッション
体(2)が一体に固着されている。図中(L)はフレー
ム(1)に取付けた脚部を示す。
【0007】このシートの構造を、図2乃至図4に基づ
いて説明する。フレーム(1)はブロー成形型で略シー
ト(シートバックとシートクッション一体型)の外形形
状にブロー成形する。その際、成形型には、表皮(3)
付クッション体(2)の端末が対応する部分に突起を設
けて、フレーム(1)に略V字状の嵌合溝(11)が形
成されるようにする。従って、嵌合溝(11)は表皮
(3)付クッション体(2)の周囲に沿って環状に成形
される。フレーム(1)はシートバック(SB)とシー
トクッション(SC)の連結個所を除く部分が中空状に
成形されている。
いて説明する。フレーム(1)はブロー成形型で略シー
ト(シートバックとシートクッション一体型)の外形形
状にブロー成形する。その際、成形型には、表皮(3)
付クッション体(2)の端末が対応する部分に突起を設
けて、フレーム(1)に略V字状の嵌合溝(11)が形
成されるようにする。従って、嵌合溝(11)は表皮
(3)付クッション体(2)の周囲に沿って環状に成形
される。フレーム(1)はシートバック(SB)とシー
トクッション(SC)の連結個所を除く部分が中空状に
成形されている。
【0008】表皮(3)付クッション体(2)は、表面
に合成樹脂フィルムからなる表皮をラミネート又は織物
地等の表皮を接着してなるウレタンフォームのスラブ材
で、この表皮(3)付クッション体(2)は前記フレー
ム(1)をブロー成形時に、ブロー成形型内に収容し
て、フレーム(1)と一体に固着する。その際、表皮
(3)付クッション体(2)は、前記ブロー成形型の突
起に接合している。従って、ブロー成形後、表皮(3)
付クッション体(2)の端末(21)は、フレーム
(1)の嵌合溝(11)内に係合した状態で、フレーム
(1)に固着される。
に合成樹脂フィルムからなる表皮をラミネート又は織物
地等の表皮を接着してなるウレタンフォームのスラブ材
で、この表皮(3)付クッション体(2)は前記フレー
ム(1)をブロー成形時に、ブロー成形型内に収容し
て、フレーム(1)と一体に固着する。その際、表皮
(3)付クッション体(2)は、前記ブロー成形型の突
起に接合している。従って、ブロー成形後、表皮(3)
付クッション体(2)の端末(21)は、フレーム
(1)の嵌合溝(11)内に係合した状態で、フレーム
(1)に固着される。
【0009】斯くして、表皮(3)付クッション体
(2)は、その裏面全面がフレーム(1)に一体に固着
され、また、端末(21)はフレーム(1)の嵌合溝
(11)内に位置しており、フレーム(1)の着座面に
対して突出しない。
(2)は、その裏面全面がフレーム(1)に一体に固着
され、また、端末(21)はフレーム(1)の嵌合溝
(11)内に位置しており、フレーム(1)の着座面に
対して突出しない。
【0010】
【考案の効果】本考案によれば、フレームのブロー成形
時に、フレームのブロー成形型内で表皮付クッション体
がフレームと一体成形され、且つフレームの着座面に形
成された略V字状嵌合溝内に、表皮付クッション体の端
末が係合しているため、表皮付クッション体の端末がフ
レームの着座面より突出しない。従って、表皮付クッシ
ョン体はその端末が着座者の身体に引っかかることがな
いため、端末から剥離することがないし、また、端末が
外部から視覚されないため、外観品質が向上する。しか
も、フレームには表皮付クッション体を取付ける取付孔
などを開孔する必要がないため、フレームの剛性、クッ
ション性が向上する。また、表皮付クッション体をフレ
ームのブロー成形時に同時に固着することができるた
め、表皮付クッション体のフレームに対する取付が簡単
で、しかも、フレームに確実に取付けることができる。
時に、フレームのブロー成形型内で表皮付クッション体
がフレームと一体成形され、且つフレームの着座面に形
成された略V字状嵌合溝内に、表皮付クッション体の端
末が係合しているため、表皮付クッション体の端末がフ
レームの着座面より突出しない。従って、表皮付クッシ
ョン体はその端末が着座者の身体に引っかかることがな
いため、端末から剥離することがないし、また、端末が
外部から視覚されないため、外観品質が向上する。しか
も、フレームには表皮付クッション体を取付ける取付孔
などを開孔する必要がないため、フレームの剛性、クッ
ション性が向上する。また、表皮付クッション体をフレ
ームのブロー成形時に同時に固着することができるた
め、表皮付クッション体のフレームに対する取付が簡単
で、しかも、フレームに確実に取付けることができる。
【図1】本考案構造に係るシートの斜視図である。
【図2】図1のIIーII線に沿える断面図である。
【図3】図2のIIIーIII線に沿える断面図である。
【図4】図2の「A」部の拡大図である。
1 フレーム 2 クッション体 3 表皮 11 フレームの嵌合溝 21 表皮付クッション体の端末
Claims (1)
- 【請求項1】 ブロー成形により略シートの外形形状に
成形すると共に着座面に環状の略U字状の嵌合溝を一体
成形した中空状のフレームと、このフレームのブロー成
形時にブロー成形型内でフレームにおける着座面に一体
に固定する表皮付発泡体製クッション体とからなり、 前記嵌合溝内に、前記表皮付クッション体の端末を係合
させてなることを特徴とするフレーム一体型シートの構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992088198U JP2580046Y2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | フレーム一体型シートの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992088198U JP2580046Y2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | フレーム一体型シートの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0644453U JPH0644453U (ja) | 1994-06-14 |
JP2580046Y2 true JP2580046Y2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=13936208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992088198U Expired - Fee Related JP2580046Y2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | フレーム一体型シートの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580046Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102580045B1 (ko) * | 2023-07-26 | 2023-09-19 | 주식회사 위드더실버 | 실내 이동식 의자 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2767202B2 (ja) * | 1994-07-04 | 1998-06-18 | 三惠工業株式会社 | 椅子のパッド部 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0180044U (ja) * | 1987-11-16 | 1989-05-29 | ||
JP2545247Y2 (ja) * | 1990-11-30 | 1997-08-25 | 株式会社コトブキ | 止め金具及び椅子 |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP1992088198U patent/JP2580046Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102580045B1 (ko) * | 2023-07-26 | 2023-09-19 | 주식회사 위드더실버 | 실내 이동식 의자 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0644453U (ja) | 1994-06-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |