JP2582546Y2 - リャシートバック構造 - Google Patents
リャシートバック構造Info
- Publication number
- JP2582546Y2 JP2582546Y2 JP4777893U JP4777893U JP2582546Y2 JP 2582546 Y2 JP2582546 Y2 JP 2582546Y2 JP 4777893 U JP4777893 U JP 4777893U JP 4777893 U JP4777893 U JP 4777893U JP 2582546 Y2 JP2582546 Y2 JP 2582546Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wing
- seat back
- tire house
- cushion body
- rear seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、乗用車用シート(座
席)におけるリャシートバック(後席背凭部)の構造に
関する。
席)におけるリャシートバック(後席背凭部)の構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種のリャシートバックには、図3、
4に示すように、車体(B)のタイヤハウス(T)に沿
うように、湾曲状に成形した翼部(1)を側部に有し、
翼部(1)は枠線(40)付発泡体製クッション体(1
1)と、このクッション体(11)を被覆する表皮(3
1)とからなり、前記翼部(1)を車体(B)のタイヤ
ハウス(T)に載置することにより、支持させている。
図3、4において、図中(1A)はリャシートバック
(SB)の着座部で、この着座部(1A)は、翼部
(1)のクッション体(11)と一体の線材(42)
(42)付クッション体(10)と、翼部(1)の表皮
(31)に連結されている表皮(30)とから構成さ
れ、車体(B)に支持されている。
4に示すように、車体(B)のタイヤハウス(T)に沿
うように、湾曲状に成形した翼部(1)を側部に有し、
翼部(1)は枠線(40)付発泡体製クッション体(1
1)と、このクッション体(11)を被覆する表皮(3
1)とからなり、前記翼部(1)を車体(B)のタイヤ
ハウス(T)に載置することにより、支持させている。
図3、4において、図中(1A)はリャシートバック
(SB)の着座部で、この着座部(1A)は、翼部
(1)のクッション体(11)と一体の線材(42)
(42)付クッション体(10)と、翼部(1)の表皮
(31)に連結されている表皮(30)とから構成さ
れ、車体(B)に支持されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】以上のシートバック
(SB)は、タイヤハウス(T)や翼部(1)の制作誤
差を考慮して、タイヤハウス(T)と翼部(1)の内面
との間に、隙間(H)を設けている。また、シートバッ
ク(SB)の翼部(1)は、軽量化を図るために、発泡
体製クッション体(11)に線材からなる枠線(40)
を、クッション体(11)の保形のために埋設してい
る。
(SB)は、タイヤハウス(T)や翼部(1)の制作誤
差を考慮して、タイヤハウス(T)と翼部(1)の内面
との間に、隙間(H)を設けている。また、シートバッ
ク(SB)の翼部(1)は、軽量化を図るために、発泡
体製クッション体(11)に線材からなる枠線(40)
を、クッション体(11)の保形のために埋設してい
る。
【0004】従って、着座時等の際、翼部(1)の表面
を加圧すると、翼部(1)を構成するクッション体(1
1)がタイヤハウス(T)方向に変形し、翼部(1)の
表面側が凹陥状になり、翼部(1)の表皮(31)に皺
(イ)、タルミが生じる不具合があった。そこで本考案
は、斯様な構造のリャシートバックにおいて、前記皺
(イ)、タルミの発生を防止することを目的とする。
を加圧すると、翼部(1)を構成するクッション体(1
1)がタイヤハウス(T)方向に変形し、翼部(1)の
表面側が凹陥状になり、翼部(1)の表皮(31)に皺
(イ)、タルミが生じる不具合があった。そこで本考案
は、斯様な構造のリャシートバックにおいて、前記皺
(イ)、タルミの発生を防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本考案は、前記従来のリャシートバックにおける翼
部の内面に、前記タイヤハウスに当接する凸起を、前記
クッション体に一体に設けてなることを特徴とするもの
である。
めの本考案は、前記従来のリャシートバックにおける翼
部の内面に、前記タイヤハウスに当接する凸起を、前記
クッション体に一体に設けてなることを特徴とするもの
である。
【0006】
【作用】翼部の内面に設けた凸起をタイヤハウスに当接
することにより、翼部のクッション体は表面側に押し出
されるため、このクッション体を被覆する表皮に張力が
生じ、この張力により、表皮に皺、タルミが生じない。
することにより、翼部のクッション体は表面側に押し出
されるため、このクッション体を被覆する表皮に張力が
生じ、この張力により、表皮に皺、タルミが生じない。
【0007】
【実施例】本考案の一実施例を図1、2に基づいて説明
する。図1、2において、図3、4と同一符号は同一部
材を示し、その説明を省略する。リャシートバック(S
B)の翼部(1)は、前記従来品と同様にタイヤハウス
(T)との間に、隙間が生じるように成形するが、その
クッション体(11)をモールドで、枠線(40)、線
材(42)(42)と共に一体に発泡成形する際に、凸
起(2)を同時に一体発泡する。凸起(2)は、翼部
(1)をタイヤハウス(T)に載置した際に、タイヤハ
ウス(T)に当接する程度の高さで、タイヤハウス
(T)に臨む内面に、縦方向に成形されている。
する。図1、2において、図3、4と同一符号は同一部
材を示し、その説明を省略する。リャシートバック(S
B)の翼部(1)は、前記従来品と同様にタイヤハウス
(T)との間に、隙間が生じるように成形するが、その
クッション体(11)をモールドで、枠線(40)、線
材(42)(42)と共に一体に発泡成形する際に、凸
起(2)を同時に一体発泡する。凸起(2)は、翼部
(1)をタイヤハウス(T)に載置した際に、タイヤハ
ウス(T)に当接する程度の高さで、タイヤハウス
(T)に臨む内面に、縦方向に成形されている。
【0008】従って、この凸起(2)を内面に有するリ
ャシートバック(SB)の翼部(1)を、タイヤハウス
(T)に載置すると、タイヤハウス(T)に当接する凸
起(2)によって、クッション体(11)は、表皮(3
1)方向に押し出される。そのため、翼部(1)の表面
側は、着座時、或いは、着座者が手、肘等で押圧して
も、凹陥状になることがなく、表皮(31)に常時、張
力が付与される。
ャシートバック(SB)の翼部(1)を、タイヤハウス
(T)に載置すると、タイヤハウス(T)に当接する凸
起(2)によって、クッション体(11)は、表皮(3
1)方向に押し出される。そのため、翼部(1)の表面
側は、着座時、或いは、着座者が手、肘等で押圧して
も、凹陥状になることがなく、表皮(31)に常時、張
力が付与される。
【0009】なお、表皮(31)の端末は、従来と同様
に、枠線(40)に、多数のホッグリングで一体に結着
され、リャシートバック(SB)の着座部(1A)は、
車体(B)に支持され、リャシートクッション(SC)
の後部又は車体(B)に固定されている。
に、枠線(40)に、多数のホッグリングで一体に結着
され、リャシートバック(SB)の着座部(1A)は、
車体(B)に支持され、リャシートクッション(SC)
の後部又は車体(B)に固定されている。
【0010】
【考案の効果】本考案によれば、リャシートバックにお
ける翼部の内面に、タイヤハウスに当接する凸起を設け
ているため、翼部の表面側が凸起によって押し出され
る。従って、翼部の表面側が凹陥状になることがなく、
翼部の表皮に張力が付与される。そのため、前記従来品
の如く、翼部に皺、タルミが発生することがないので、
外観品質が良好のリャシートバックが得られる。加え
て、凸起は、クッション体と一体発泡できるため、前記
従来品に対して成形性が損なわれない。
ける翼部の内面に、タイヤハウスに当接する凸起を設け
ているため、翼部の表面側が凸起によって押し出され
る。従って、翼部の表面側が凹陥状になることがなく、
翼部の表皮に張力が付与される。そのため、前記従来品
の如く、翼部に皺、タルミが発生することがないので、
外観品質が良好のリャシートバックが得られる。加え
て、凸起は、クッション体と一体発泡できるため、前記
従来品に対して成形性が損なわれない。
【図1】本考案構造に係るリャシートバックの斜視図で
ある。
ある。
【図2】本考案の要部を示す断面図である。
【図3】従来のリャシートバックの斜視図である。
【図4】図3のIVーIV線断面図である。
1 翼部 2 凸起 11 クッション体 31 表皮
Claims (1)
- 【請求項1】 車体のタイヤハウスに沿うように湾曲状
に成形した翼部を側部に有し、翼部は枠線付発泡体製ク
ッション体と、このクッション体を被覆する表皮とから
なり、前記翼部を車体のタイヤハウスに載置してなるリ
ャシートバックにおいて、 前記翼部の内面に、前記タイヤハウスに当接する凸起
を、前記クッション体に一体に設けてなることを特徴と
するリャシートバック構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4777893U JP2582546Y2 (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | リャシートバック構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4777893U JP2582546Y2 (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | リャシートバック構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0713247U JPH0713247U (ja) | 1995-03-07 |
JP2582546Y2 true JP2582546Y2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=12784838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4777893U Expired - Lifetime JP2582546Y2 (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | リャシートバック構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2582546Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-08-10 JP JP4777893U patent/JP2582546Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0713247U (ja) | 1995-03-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |