JPH0339088Y2 - - Google Patents

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JPH0339088Y2
JPH0339088Y2 JP20424485U JP20424485U JPH0339088Y2 JP H0339088 Y2 JPH0339088 Y2 JP H0339088Y2 JP 20424485 U JP20424485 U JP 20424485U JP 20424485 U JP20424485 U JP 20424485U JP H0339088 Y2 JPH0339088 Y2 JP H0339088Y2
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seat
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は乗用車等に艤装される車両用シートに
係り、特にシートバツク下部にシワ等の発生を防
止したシートバツクを有する車両用シートに関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、例えば乗用車等に艤装されるフロントシ
ートのシートバツク等においては、該シートバツ
クを被覆する背面表皮材内側に、合成樹脂板等の
幅板を設け、フレームやクツシヨン材の形状等に
影響されてシワや凹凸面等が生じるのを防止して
いる。
これを第2図に基づいて説明すると、シートバ
ツク22はフレーム(ロアパイプ)26及びスプ
リング30に固定されたクツシヨン材23と、該
クツシヨン材23の前面側を覆う表皮部材24
と、クツシヨン材23の両側面及び背面を覆う表
皮材25等とから構成されている。そして表皮部
材24はワデイングカバー24aと表皮材24b
間にワデイング材24cを挾装して形成されてい
る。
シートバツク22内の下部背面側には、ロアパ
イプ26が水平方向に配設されている。このロア
パイプ26は、着座時のフイーリング対策等のた
めに、中央部26aを背面方向に湾曲させてあ
り、該中央部26aはシートバツク22の背面を
覆う表皮材25の裏面に接している。
そして、表皮部材24の下部端末24dと、表
皮材25の下部端末24aにはトリミングコード
27の基端が係止されており、シートバツク22
の下面側(第2図Cにおいて下側)において、こ
れらトリミングコード27,27の各先端をCリ
ング28で複数箇所連結して、端末処理がなされ
ている。
そして表皮材25下部の下部端末25a内側に
は、平板状のプレート29がトリミングコード2
7と一体に縫製して係止され、ロアパイプ26と
表皮材25の間に配設されて、表皮材25の外形
を整えている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、表皮材25下部に配設された整形プレ
ート29は、平板状であり、平面に垂直な方向に
対する剛性が小さいことから、表皮材25の張設
時に周縁方向及び下部端末25a方向へ引張した
際、湾曲形成されたロアパイプ26の中央部6a
に沿つて湾曲してしまうという問題点があつた。
このように整形プレートが29が湾曲すると表皮
材25の下部付近が曲面を成し、幅方向中央付近
は張りが強くシワは発生しないが、両側部は内側
からの反力がないため、この部分の表皮材25に
弛みジワ等が生じ易くなつてしまう。
また、平板状の整形プレート29を縫製により
取付けているため、シートバツク22の背面側に
縫製の縫い目が露出してしまうという不都合があ
つた。
本考案は上記問題点に鑑みなされたもので、背
面を覆う表皮材が、内部のフレームやクツシヨン
材の形状に影響されず、背面が平滑でシンプルな
外形のシートバツクを備えた車両用シートの提供
を目的としている。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
上記問題点を解決するための手段として本考案
に係る車両用シートは、断面略L字形でシートバ
ツク下部の幅より若干短い長さに形成された整形
部材を用いる。そしてシートバツク背面を覆う背
面表皮材の下部端末近傍に、整形部材の断面L字
形の一辺を係止し、該一辺がシートバツク下面側
に位置するようにする。そしてL字断面の他辺が
シートバツク背面側に位置するように配設する。
整形部材は予め断面略L字形に形成してもよい
が、実施例の第1図Dで示したように、一辺1の
内側に、長手方向に連続する切込みを設けて薄肉
ヒンジ部を形成し、該辺が鈍角方向へのみ転倒可
能とすれば、使用時には略L字形(略直角)の状
態を維持して曲げに対する剛性を保持する。
また一方の辺の先端側に補強リブを形成すれ
ば、使用時の曲げ方向に対する剛性を担う断面積
が増加し、同方向の曲げに対する剛性がより向上
する。
このように、整形部材が略L字形の断面を有す
るため湾曲せず、シートバツク内部のフレーム等
の凹凸形状がシート下形に影響するのが有効に防
止することができる。
〔実施例〕
以下、本考案に係る車両用シートをフロントシ
ートに適用した一実施例について、図面を参照し
て説明する。
但し、当然のことであるが、以下の説明例に記
載し、または図示している構成部品、その他の部
材、配置等は、本考案を限定する趣旨ではなく、
端なる説明例に過ぎない。
第1図Aはフロントシートの斜視図、第1図B
は第1図AのX−X線による断面図、第1図Cは
第1図BのY−Y線による拡大部分断面図、第1
図Dは整形部材であるプロテクタの縦断面図であ
る。
第1図において、乗用車用フロントシート1
は、座部2とシートバツク3とから成り、シート
バツク3は、フレーム(ロアパイプ)7及びスプ
リング12に固定されたクツシヨン材4と、該ク
ツシヨン材4の前面側を覆う表皮部材5と、クツ
シヨン材4の両側面及び背面を覆う背面表皮材6
とから構成されている。表皮部材5はワデイング
カバー5aと表皮材5b間にワデイング材5cを
挾装して形成されている。
シートバツク3内の下部背面側には、ロアパイ
プ7が水平方向に配設され、該ロアパイプ7は、
着座時における腰部のホールドフイーリング等を
向上させるために、中央部分7aを後方に湾曲さ
せてあり、該中央部7aはシートバツク3の背面
を覆う背面表皮材6の裏面に接している。
そして、表皮部材5の下部端末5dと、背面表
皮材6の下部端末6aにはトリミングコード8,
8の基端が係止されている。そしてシートバツク
3の下面側(第1図Cにおいて下側)となる位
置、即ちシート座部2へ組付けた後は隠れて見え
なくなる位置において、上記トリミングコード
8,8の各先端をCリング9で複数箇所連結し
て、端末処理がなされている。
背面表皮材6下部の下部端末6aでは、該端末
6aとプロテクタ10とトリミングコード8とが
縫製等により接合され、さらにプロテクタ10は
ロアパイプ7と背面表皮材6の間に配設されて、
背面表皮材6の外形を整えている。
この整形部材であるプロテクタ10は、押出成
形による硬質合成樹脂製のもので、断面略L字形
を成し、シートバツク3の下部の幅より若干短い
所定の長さに切断されている。
本例におけるプロテクタ10は、第1図Dで示
すように、所定箇所(本例ではL字断面の角部近
傍内側)に、長手方向へ連続する切込み溝10d
を設けて薄肉ヒンジ部10eが形成され、該薄肉
ヒンジ部10eを支点として一辺10aが鈍角方
向(第1図Dにおいて時計回り方向)へのみ転倒
可能に形成されている。そしてL字断面を形成す
る二辺10a,10bの一辺10aは、先端を内
方に若干折曲させて補強リブ10cを長手方向に
延設してある。
この辺10bがシートバツク3の下面側に位置
し、また辺10aがシートバツク3の背面側に位
置して背面表皮材6とロアパイプ7の間にくるよ
うに配設されている。
なお上記実施例では、溝を設けて、折曲させて
断面L字形に形成しているが、予め断面略L字形
にして形成しても良い。
なお、本実施例は乗用自動車のフロントシート
の場合について説明したが、他にバスや鉄道、あ
るいは船舶、飛行機等に艤装されるシートにも好
適に実施することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、背面表皮材の下
部外形を整える整形部材を、断面略L字形に形成
し、曲げに対する剛性を充分大きくしたので、湾
曲等の変形を起さず、整形部材がシートバツク内
側のフレーム等に一点でも当接して位置関係が決
れば、他に接点がなくても自動的に背面表皮材に
所定の外形を賦与することができ、完成品として
外観および商品性の優れた車両用シートとするこ
とができる。
また、整形部材と表皮材との縫製位置がシート
バツク下面のため、縫製の縫い目が露出して外観
を損なうことがない。
更に、前記整形部材を合成樹脂で成形し、長手
方向に連続する薄肉ヒンジ部を設けて、L字断面
の一方の辺を鈍角方向にのみ転倒可能に形成すれ
ば、該成形部材と表皮材等との縫製の作業性が向
上する等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図Aはフロントシートの斜視図、第1図Bは第1
図AのX−X線による断面図、第1図Cは第1図
BのY−Y線による拡大部分断面図、第1図Dは
整形部材であるプロテクタを示す縦断面図、第2
図は従来のフロントシートの一例を示すもので、
第2図Aはフロントシートの斜視図、第2図Bは
第2図Aの−による断面図、第2図Cは第2
図Bの−線による拡大部分断面図である。 1……フロントシート、3……シートバツク、
4……クツシヨン材、6……背面表皮材、7……
ロアパイプ、10……整形部材(プロテクタ)、
10a,10b……辺、10d……切込み、10
e……薄肉ヒンジ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 シートバツク背面を被覆する背面表皮材の下
    部外形を整える整形部材を前記背面表皮材の内
    側に設けた車両用シートにおいて、前記整形部
    材は断面略L字形でシートバツク下部の幅より
    若干短い長さに形成され、前記背面表皮材の下
    部端末近傍にL字断面の一方の辺を係止し、該
    一方の辺がシートバツク下面側に、L字断面の
    他方の辺がシートバツク背面側にそれぞれ位置
    するように配設したことを特徴とするシートバ
    ツクを有する車両用シート。 2 前記整形部材は、長手方向に連続する薄肉ヒ
    ンジ部を備えた合成樹脂成形品で、前記薄肉ヒ
    ンジ部を支点としてL字断面の一方の辺を鈍角
    方向にのみ転倒可能としたことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のシートバツ
    クを有する車両用シート。
JP20424485U 1985-12-30 1985-12-30 Expired JPH0339088Y2 (ja)

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JPS62111497U JPS62111497U (ja) 1987-07-16
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