JPH0428269Y2 - - Google Patents

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JPH0428269Y2
JPH0428269Y2 JP5636186U JP5636186U JPH0428269Y2 JP H0428269 Y2 JPH0428269 Y2 JP H0428269Y2 JP 5636186 U JP5636186 U JP 5636186U JP 5636186 U JP5636186 U JP 5636186U JP H0428269 Y2 JPH0428269 Y2 JP H0428269Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は傾倒可能なシートバツク背面に連続し
てラツゲージルームフロアに敷設される車両用ラ
ツゲージカーペツトに関する。
[従来の技術] 所謂2ボツクスタイプ等の車両では、リヤシー
トのシートバツクは一般に可倒式とされている。
このタイプのリヤシートではシートバツクが倒さ
れた際には、リヤシートバツクの後方に形成され
ているラツゲージルームのフロアとリヤシートバ
ツクの背面とが略直線的に連続されるようになつ
ている。
この種の車両では、シートバツクとラツゲージ
ルームフロアとの境界部には隙間が形成されるの
で、ラツゲージルームフロアに敷設されるラツゲ
ージカーペツトは、シートバツクの背面にまで連
続されているのが一般的である。
この種の従来のラツゲージカーペツトでは、第
7図に示されるように、シートバツクの背面に位
置する部分10と、ラツゲージルームフロアに位
置する部分12とが、一体のカーペツトで形成さ
れている。
なお、第7図に示されるラツゲージカーペツト
では、シートバツクが左右分割構造とされている
リヤシートの車両に適用されるため、シートバツ
クの背面に位置する部分10は左右に2分割され
ており、互いに他と対向する端部には、第8図に
示されるように、オーバロツク14によつて縁取
処理が施されている。また、この部分10をリヤ
シートバツクに固定するために、マジツクフアス
ナ16が縫糸18で取り付けられている。
ところで、近年ラツゲージルームに収容される
荷物の保護や、車室内の防音対策等の強化を目的
として、ラツゲージカーペツトの剛性を高める傾
向にある。このため、ラツゲージカーペツトに
は、厚めのサイレンサー部材を裏面に貼着した
り、バツキング材の厚みを大きくしたりする手段
が採られるようになつている。
ところが、従来のように一体構造のままでラツ
ゲージカーペツトの剛性を高めると、シートバツ
クの背面に位置する部分10とラツゲージルーム
フロアに位置する部分12の境界部に形成される
折曲げ部(ヒンジ部)20が直線状とならず、波
打ち等が生じて見映が悪くなると云う問題があつ
た。また、この部分の折曲げ自体が困難になると
云う問題があつた。
これを改善する技術の一例として実開昭60−
157339号公報の技術が知られている。この技術
は、シートバツク側のカーペツトとラツゲージル
ームフロア側のカーペツトを構成するとともに、
各カーペツトを伸縮性部材を介して連結している
技術である。
しかしながら、この技術においては、前記伸縮
部材とシートバツク側のカーペツトの連結部分、
及びラツゲージルームフロア側のカーペツトとの
連結部分の2箇所に見切り線ができ、見栄えが良
くないという不具合がある。また、伸縮部材に
は、折り曲げ方向の方向性がないので、シートバ
ツクを起こした状態では、折り曲げ状態にある伸
縮材がシートバツクとラツゲージルームフロアに
沿わずに浮き上がる可能性があり、見栄えが良く
ないという不具合がある。
なお、ラツゲージカーペツトの前記折曲げ部周
辺に係る構造としては実開昭60−157739号が提案
されており、関連する技術としては、実公昭554
−42762号、実開昭60−69735号等が提案されてい
る。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記事実を考慮し、簡単な構造でラツ
ゲージルームフロアとシートバツクの境界部の折
れ曲がり部に方向性をもたせるとともに、見切り
線による見栄えの低下を防止しすることができる
車両用ラツゲージカーペツトを得ることが目的で
ある。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係る車両用ラツゲージカーペツトは、
傾倒可能なシートバツク背面に連続してラツゲー
ジルームフロアに敷設される車両用ラツゲージカ
ーペツトであつて、このラツゲージカーペツトは
シートバツクに背面に位置する部分とラツゲージ
ルームフロアに位置する部分とから成り、これら
部分がシートバツクとラツゲージルームフロアと
の境界部近傍で互いの表面同士が重合された状態
で縫合されているとともに、シートバツクを起こ
した場合に前記重合部がシートバツクとラツゲー
ジルームフロアとの境界部に形成されている空所
方向へ案内されるようにしたことを特徴としてい
る。
[作用] 上記構成の車両用ラツゲージカーペツトでは、
シートバツク背面に位置する部分とラツゲージル
ームフロアに位置する部分とから成り、これら部
分がシートバツクとラツゲージルームフロアとの
境界部近傍で互いの表面同士が重合された状態で
縫合されているとともに、シートバツクを起こし
た場合に重合部がシートバツクとラツゲージルー
ムフロアとの境界部に形成されている空所方向へ
案内されるようなつている。従つて、ラツゲージ
カーペツトの折り曲げ位置及び折り曲げ方向がき
められ、これによりシートバツクを起こした場合
には、ラツゲージカーペツトの折り曲げ方向がシ
ートバツクとラツゲージルームフロアの境界部方
向に決まり、重合部がシートバツクとラツゲージ
ルームフロアとの境界部に形成されている空所方
向へ案内されるとともに、その折り曲げ状態も整
然と直線状に折り曲げられる。このためシートバ
ツクを起こした場合に、ラツゲージカーペツトの
折り曲げ部は境界部で浮くことなく、ラツゲージ
カーペツトは境界部近傍までシートバツクとラツ
ゲージルームフロアに沿つているとともに、見切
り線が、シートバツク側のラツゲージカーペツト
とラツゲージルームフロア側のラツゲージカーペ
ツトとの合わせ部の一箇所だけなので、見栄えの
低下を防止することができる。
[実施例] 第1図乃至第5図には本考案に係る車両用ラツ
ゲージカーペツトの第1実施例が示されている。
第4図及び第5図に示されるように、この実施
例が適用される車両のリヤシート22は、シート
クツシヨン24及びシートバツク26とから主要
部が構成されている。シートバツク26は左右に
2分割されており、夫々独立して図示の位置から
前倒し可能とされている。シートバツク26が前
倒しされることで、シートバツク26の後方に形
成されているラツゲージルーム28が車両前方へ
向けて拡張可能となつている。ラツゲージルーム
28は第5図に示されるように、ラツゲージルー
ムフロア30の上部空間によつて形成されてい
る。
ラツゲージルームフロア30の上面には本実施
例に係るラツゲージカーペツト32が敷設されて
いる。このラツゲージカーペツト32は、シート
バツク26の背面にも連続されている。
第1図に示されるように、ラツゲージカーペツ
ト32は、前記ラツゲージルームフロア30の上
面を覆う第1カーペツト34と、左右に分割され
たシートバツク26の背面を夫々覆う第2カーペ
ツト36及び第3カーペツト38の3部品から構
成された3ピース構造とされている。第1カーペ
ツト34は、第2図及び第5図に示されるよう
に、裏面に厚めのバツクング材(又はサイレンサ
ー部材)40が一体とされていて第2カーペツト
36及び第3カーペツト38に比較して剛性が高
められている。
第1カーペツト34と第2カーペツト36及び
第3カーペツト38とは、第2図に示されるよう
に、夫々の端部の表面同士が重合された状態で、
縫糸42で縫合されている。夫々のカーペツトの
重合部は、第5図に示されるように、シートバツ
ク26とラツゲージルームフロア30との境界部
に形成されている空所44へ挿入されるようにな
つている。
第2カーペツト36及び第3カーペツト38
は、互いに他と対向する端部が、第3図に示され
るように、裏面に向けて折り返されており、この
状態で折返し前の部分と縫糸46で縫合されてい
る。
このように構成された本実施例のラツゲージカ
ーペツト32は、第4図及び第5図に示されるよ
うに車両に取り付けられて、同図のようにシート
バツク26が倒されていない状態では、第1カー
ペツト34と第2カーペツト36及び第3カーペ
ツト38とは、整然と直線状に折り曲げられて、
波打ち等が発生していない。
即ち、縫糸42の線が折り曲げ位置を規定して
折曲げに節度を与えているとともに、各カーペツ
トの重合部分が折曲げに方向性を与えているから
である。また、第1カーペツト34が高剛性とさ
れていて、第2カーペツト36及び第3カーペツ
ト38との対向側の端末剛性が高いことも大きな
要因である。
第4図及び第5図に示される状態からシートバ
ツク26が前方へ倒されると、各カーペツトの縫
糸42による縫合近傍の余裕代がなくなつて、第
1カーペツト34と第2カーペツト36及び第3
カーペツト38とは略直線状の連続平坦面を形成
して、ラツゲージルーム28は車両前方へ向けて
拡張される。この状態から、シートバツク26が
元の位置に戻されると、前方理由から第1カーペ
ツト34と第2カーペツト36及び第3カーペツ
ト38とは整然と直線状に折り曲げられた状態へ
容易に復帰する。
なお、本実施例では第2カーペツト36及び第
3カーペツト38は、中央部側の端部が折り返さ
れて縫糸42で縫合されていることから端末剛性
が高く、従来例として説明した第7図及び第8図
に示されるマジツクフアスナ16を設けずとも端
末部をシートバツク26へ密着させることが可能
となつている。従つて、マジツクフアスナ16が
不要となる利点とともに、マジツクフアスナ16
を取り付けるための縫糸18(この縫糸18は部
分的、間欠的に存在するので、見映が良くなかつ
た。)が不要となつて見映が向上される。
さらに、第2カーペツト36及び第3カーペツ
ト38の中央部側端部は裏面に向けて折り返され
ていて視野外に位置するので、第7図及び第8図
に示される比較的手間のかかるオーバロツク14
等の縁取処理が不要となる。
このように本実施例では簡易な手段で折り曲げ
易く、かつ直線状の折曲げ状態となすことがで
き、見映が向上される。
第6図には本考案の第2実施例が示されてい
る。この実施例のラツゲージカーペツト32が前
記第1実施例と相異するのは、リヤシート22の
シートバツク26が一体構造の車両に適用される
点である。このため、シートバツク26の背面を
覆う前記第2カーペツト36及び第3カーペツト
38に相当するカーペツト48は一体構造とされ
ていて、第1カーペツト34との2部品から構成
される2ピース構造とされている。
カーペツト48と第1カーペツト34との連結
構造は前記第1実施例と同様であり、従つてその
作用効果も同一である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る車両用ラツゲ
ージカーペツトでは、シートバツク背面に位置す
る部分とラツゲージルームフロアに位置する部分
とから成り、これら部分がシートバツクとラツゲ
ージルームフロアとの境界部近傍で互いの表面同
士が重合された状態で縫合されているとともに、
シートバツクを起こした場合に前記重合部がシー
トバツクとラツゲージルームフロアとの境界部に
形成されている空所方向へ案内されるようにして
いるので、ラツゲージルームフロアに位置する部
分の剛性が高い場合でも、簡単な構造でラツゲー
ジルームフロアとシートバツクの境界部の折れ曲
がり部に方向性をもたせるとともに、見切り線に
よる見栄えの低下を防止することができると云う
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案に係る車両用ラツゲ
ージカーペツトの第1実施例を示し、第1図はラ
ツゲージカーペツトの斜視図、第2図は第1図の
−線矢視図、第3図は第1図の−線矢視
図、第4図は車両に敷設した状態で示す斜視図、
第5図は同じ状態の側面図であり、第6図は本考
案の第2実施例を車両に敷設した状態で示す斜視
図であり、第7図は従来の車両用ラツゲージカー
ペツトを示す斜視図、第8図は第7図の−線
矢視図である。 26……シートバツク、30……ラツゲージル
ームフロア、32……ラツゲージカーペツト、3
4……第1カーペツト、36……第2カーペツ
ト、38……第3カーペツト、42……縫糸、4
8……カーペツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 傾倒可能なシートバツク背面に連続してラツ
    ゲージルームフロアに敷設される車両用ラツゲ
    ージカーペツトであつて、このラツゲージカー
    ペツトはシートバツク背面に位置する部分とラ
    ツゲージルームフロアに位置する部分とから成
    り、これら部分がシートバツクとラツゲージル
    ームフロアとの境界部近傍で互いの表面同士が
    重合された状態で縫合されているとともに、シ
    ートバツクを起こした場合に前記重合部がシー
    トバツクとラツゲージルームフロアとの境界部
    に形成されている空所方向へ案内されるように
    したことを特徴とする車両用ラツゲージカーペ
    ツト。 (2) 前記ラツゲージカーペツトのラツゲージルー
    ムフロアに位置する部分は、裏面に厚めのバツ
    キング材又はサイレンサー部材が一体とされて
    いて剛性が高められていることを特徴とす実用
    新案登録請求の範囲(1)記載の車両用ラツゲージ
    カーペツト。 (3) シートバツクは左右分割構造とされていて、
    シートバツクの背面に位置するラツゲージカー
    ペツトの部分も左右に分割されていて、さらに
    これら部分は互いに他と対向する端部は折り返
    し重合された状態で縫合されていることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲(1)又は(2)記載の
    車両用ラツゲージカーペツト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100418165B1 (ko) * 1999-06-09 2004-02-11 산요덴키가부시키가이샤 혼성 집적 회로 장치
US8858004B2 (en) 2005-12-22 2014-10-14 Cree, Inc. Lighting device
US8901585B2 (en) 2003-05-01 2014-12-02 Cree, Inc. Multiple component solid state white light
US8969908B2 (en) 2006-04-04 2015-03-03 Cree, Inc. Uniform emission LED package
US9431589B2 (en) 2007-12-14 2016-08-30 Cree, Inc. Textured encapsulant surface in LED packages

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JPH0530980Y2 (ja) * 1986-06-25 1993-08-09

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