JP2006321353A - シートバックのカーペット構造 - Google Patents

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伸弥 加藤
Seiichi Goto
清一 後藤
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Abstract

【課題】 縫い線が少なくて生産性に優れ、かつ見栄えも優れているシートバックのカーペット構造を提供すること。
【解決手段】 シートバックの背面とラゲッジフロア間に設けられ、シートバックを前倒させた時に略面一となってシートバックとラゲッジフロア間に生じる隙間を覆うようにしたシートバックのカーペット構造であって、カーペット本体1をシートバック11の背面に連結する第1カーペット部1aとラゲッジフロア12に連結する第2カーペット部1bから構成されて、シートバック11を起立させた時に第1および第2カーペット部1a、1bの境界線部で山型に屈曲するものとし、これら第1および第2カーペット部1a、1bの両端縁部に、それぞれ細板状の板状部材2a、2bを縫着したものとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、縫い線が少なくて生産性に優れ、かつ見栄えも優れているシートバックのカーペット構造に関するものである。
最近では、アウトドアスポーツ等の人気上昇により、リヤシートのシートバックを前倒しにして荷室のスペースを拡張するようにしたタイプの車両が増加しつつある。このような車両においては、特許文献1や特許文献2に示されるように、シートバックの背面とラゲッジフロア間に設けられ、シートバックを前倒させた時に略面一となってシートバックとラゲッジフロア間に生じる隙間を覆うようにしたシートバックのカーペット構造が採用されている。
図5は、従来のカーペット構造を示すものであり、カーペット本体21はシートバック背面に連結する第1カーペット部22とラゲッジフロアに連結する第2カーペット部23、およびラゲッジフロアに固定するための固定片部24から構成されている。また、シートバックを起立させた時には第1および第2カーペット部22、23の境界線部で山型に屈曲するように構成されている。更に、これら第1カーペット部22、第2カーペット部23および固定片部24の裏面側には、カーペット本体21の折り曲げ位置を規制するための板状部材25、26、27がそれぞれ縫着されている。
そして、従来のものでは前記板状部材25、26、27として、第1カーペット部22、第2カーペット部23および固定片部24の裏面側の略全面を覆う板状のものが採用されており、これら板状部材25、26、27を縫線28a、28b、28c、28d、28e、28f、28g、28hの合計8本で縫着していた。
この結果、シートバックを前倒させて略面一なラゲッジフロアを形成した場合、前記縫線が8本と多数あり、それが表面に露出しているため見栄えが悪く高級感に欠けるという問題点があった。また、カーペットの製作上も縫製工程が多いため作業性が悪いという問題点もあった。
特開2002−211299号公報 特開2000−211415号公報
本発明は上記のような問題点を解決して、板状部材の縫い線が少なくて生産性に優れ、かつラゲッジフロアを形成した場合に表面に露出する縫い線が少なくて見栄えにも優れているシートバックのカーペット構造を提供することを目的として完成されたものである。
上記課題を解決するためになされた本発明のシートバックのカーペット構造は、シートバックの背面とラゲッジフロア間に設けられ、シートバックを前倒させた時に略面一となってシートバックとラゲッジフロア間に生じる隙間を覆うようにしたシートバックのカーペット構造であって、カーペット本体がシートバック背面に連結する第1カーペット部とラゲッジフロアに連結する第2カーペット部から構成されて、シートバックを起立させた時に第1および第2カーペット部の境界線部で山型に屈曲するものとし、これら第1および第2カーペット部の車両幅方向における各両端縁部で、合計して少なくとも4枚の板状部材を縫着したことを特徴とするものである。
また、車両前後方向に配置されている第1および第2カーペット部の板状部材が、カーペット本体の端縁部において、第1から第2カーペット部間にわたって施された1本糸からなる縫製のみによってカーペット本体に縫着されているものを請求項2に係る発明とする。
また、1本糸からなる縫製は、カーペット本体の端縁部を形成する際に、端部に予め設けた縫い代部を内側に折り返して重ね縫いすることであり、板状部材が折り返された縫い代部に端部が包み込まれた状態で縫着されているものを請求項3に係る発明とする。
更に、第2カーペット部の端縁に、カーペット本体をラゲッジフロアに固定するための固定片部が設けられ、該固定片部に板状部材が縫着されているものを請求項4に係る発明とする。
本発明のシートバックのカーペット構造では、カーペット本体がシートバック背面に連結する第1カーペット部とラゲッジフロアに連結する第2カーペット部から構成されて、シートバックを起立させた時に第1および第2カーペット部の境界線部で山型に屈曲するものとし、これら第1および第2カーペット部の車両幅方向における各両端縁部で、合計して少なくとも4枚の板状部材を縫着した構造であり、板状部材が小さくて省資源化および軽量化を図ることができ、またカーペット本体に対して前記板状部材を簡単に取り付けることが可能となる。
また、請求項2に係るものでは、車両前後方向に配置されている第1および第2カーペット部の板状部材が、カーペット本体の端縁部において、第1から第2カーペット部間にわたって施された1本糸からなる縫製のみによってカーペット本体に縫着されている構造であり、板状部材の縫い線が少なくて生産性に優れ、かつラゲッジフロアを形成した場合に表面に露出する縫い線を少なくすることが可能となる。
また、請求項3に係るものでは、1本糸からなる縫製は、カーペット本体の端縁部を形成する際に、端部に予め設けた縫い代部を内側に折り返して重ね縫いすることであり、板状部材が折り返された縫い代部に端部が包み込まれた状態で縫着されている構造であり、1本糸からなる縫製でカーペット本体の端縁部の縫製と板状部材の縫製を同時に行うことができるとともに、カーペット本体の端縁部も美しく仕上げることが可能となる。
また、請求項4に係るものでは、第2カーペット部の端縁に、カーペット本体をラゲッジフロアに固定するための固定片部が設けられ、該固定片部に細板状の板状部材が縫着されている構造であり、ラゲッジフロアに対しカーペット本体を簡単かつ確実に固定することが可能となる。
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい形態を示す。
図面は、本発明を自動車のリヤシートに適用した場合を示すものであり、図1はシートバックを前倒させた状態を示す斜視図、図2はシートバックを起立させた状態を示す斜視図、図3はカーペット本体を示す平面図とA−A断面図、B−B断面図である。
図において、11は枢着部11aを軸として前倒し自在なシートバック、12はラゲッジフロア、1はシートバック11の背面とラゲッジフロア12間に設けられカーペット本体であり、図1に示すように、シートバック1を前倒させた時に略面一となってシートバック11とラゲッジフロア12間に生じる隙間を覆う構造となっている。
前記カーペット本体1は、シートバック11の背面に連結する第1カーペット部1aとラゲッジフロア12に連結する第2カーペット部1bから構成されている。また、図2に示すように、シートバック11を起立させた時に第1および第2カーペット部1a、1bの境界線部で屈曲部4aをもって山型に屈曲するように構成されている。
図3に示すように、前記第1および第2カーペット部1a、1bの車両幅方向における各両端縁部には、それぞれカーペット本体1の折り曲げ位置を規制するための板状部材2a、2bが合計して少なくとも4枚縫着されている。この板状部材2a、2bは、従来のように第1および第2カーペット部1a、1bの裏面側の略全面を覆う板状のものではなく、幅が約20mm程度の細板状のものであり、例えばプラスチックや圧縮ボード等で形成されている。
更に、第2カーペット部1bの端縁には、カーペット本体1をラゲッジフロア12に固定するための固定片部1cが設けられており、該固定片部1cにも板状部材2cが縫着されている。なお、固定片部1cにはラゲッジフロア12への取付用の孔部5が形成されている。
前記板状部材はカーペット本体1に対し糸で縫着されている。この場合、第1および第2カーペット部の1a、1bの車両幅方向における各両端縁部に配置されている板状部材2a、2bは、前後方向に1本の糸で連続して縫着されて縫線3a、3bを形成している。即ち、車両前後方向に配置されている第1および第2カーペット部1a、1bの板状部材2a、2bは、カーペット本体1の端縁部において、第1から第2カーペット部間にわたって施された1本糸からなる縫製のみによってカーペット本体1に縫着された構造となっている。
なお、前記1本糸からなる縫製は、カーペット本体1の端縁部を形成する際に、端部に予め設けた縫い代部を内側に折り返して重ね縫いするための縫合であり、板状部材2a、2bが折り返された縫い代部に端部が包み込まれた状態で縫合された構造となっている。
また、固定片部1cに配置されている板状部材2cも1本の糸で縫着されて縫線3cを形成している。
このように、図3に示すものでは3枚の板状部材2a、2b、2cを縫着するのは縫線3a、3b、3cの3本のみであり、従来の8本に比べて大幅な減少となる。
以上のように構成された本発明では、シートバック11を起立させた状態(図2)においては、カーペット本体1が第1および第2カーペット部1a、1bの境界線部で屈曲部4aをもって山型に屈曲され邪魔になることはない。一方、シートバック11を前倒させた状態(図1)においては、カーペット本体1がラゲッジフロア12と略面一な面を形成して、荷室の拡大を図っている。
この場合、カーペット本体1上に現れる板状部材の縫線は3a、3b、3cの3本だけであるので、縫い目が少なくて見栄えが良く高級感に溢れたものとなる。
なお、図4はその他の実施例を示すものである。この場合は、板状部材を固定片部1cのみに取り付けた構造であり、縫線も3a、3b、3cの3本のみである。また第1および第2カーペット部1a、1bは屈曲部4aをもって山型に屈曲されるが、端縁のカーペット折り返し部に切り欠き部6、6を形成しておけば円滑に屈曲することができ好ましい。
以上の説明からも明らかなように、本発明はシートバックの背面とラゲッジフロア間に設けられ、シートバックを前倒させた時に略面一となってシートバックとラゲッジフロア間に生じる隙間を覆うようにしたシートバックのカーペット構造であって、カーペット本体がシートバック背面に連結する第1カーペット部とラゲッジフロアに連結する第2カーペット部から構成されて、シートバックを起立させた時に第1および第2カーペット部の境界線部で山型に屈曲するものとし、これら第1および第2カーペット部の車両幅方向における各両端縁部で、合計して少なくとも4枚の板状部材を縫着した構造であるので、板状部材の縫い線が少なくて生産性に優れ、かつラゲッジフロアを形成した場合に表面に露出する縫い線が少なくて見栄えにも優れたものとなる。更には、板状部材の使用量も少なく軽量化および省資源化を図ることができるという利点もある。
本発明においてシートバックを前倒させた状態を示す斜視図である。 本発明においてシートバックを起立させた状態を示す斜視図である。 (a)は本発明に係るカーペットを示す正面図、(b)はA−A断面図、(C)はB−B断面図である。 (a)はその他のカーペットを示す正面図、(b)はA−A断面図、(C)はB−B断面図である。 (a)は従来例を示す正面図、(b)はA−A断面図、(C)はB−B断面図である。
符号の説明
1 カーペット本体
1a 第1カーペット部
1b 第2カーペット部
1c 固定片部
2a 板状部材
2b 板状部材
2c 板状部材
3a 縫線
3b 縫線
3c 縫線
4a 折り曲げ部
4b 折り曲げ部
6 切り欠き部
11 シートバック
12 ラゲッジフロア

Claims (4)

  1. シートバックの背面とラゲッジフロア間に設けられ、シートバックを前倒させた時に略面一となってシートバックとラゲッジフロア間に生じる隙間を覆うようにしたシートバックのカーペット構造であって、カーペット本体がシートバック背面に連結する第1カーペット部とラゲッジフロアに連結する第2カーペット部から構成されて、シートバックを起立させた時に第1および第2カーペット部の境界線部で山型に屈曲するものとし、これら第1および第2カーペット部の車両幅方向における各両端縁部で、合計して少なくとも4枚の板状部材を縫着したことを特徴とするシートバックのカーペット構造。
  2. 車両前後方向に配置されている第1および第2カーペット部の板状部材が、カーペット本体の端縁部において、第1から第2カーペット部間にわたって施された1本糸からなる縫製のみによってカーペット本体に縫着されている請求項1に記載のシートバックのカーペット構造。
  3. 1本糸からなる縫製は、カーペット本体の端縁部を形成する際に、端部に予め設けた縫い代部を内側に折り返して重ね縫いすることであり、板状部材が折り返された縫い代部に端部が包み込まれた状態で縫着されている請求項2に記載のシートバックのカーペット構造。
  4. 第2カーペット部の端縁に、カーペット本体をラゲッジフロアに固定するための固定片部が設けられ、該固定片部に板状部材が縫着されている請求項1〜3のいずれかに記載のシートバックのカーペット構造。
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