JP2000287780A - シートカバー - Google Patents

シートカバー

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JP2000287780A
JP2000287780A JP11101421A JP10142199A JP2000287780A JP 2000287780 A JP2000287780 A JP 2000287780A JP 11101421 A JP11101421 A JP 11101421A JP 10142199 A JP10142199 A JP 10142199A JP 2000287780 A JP2000287780 A JP 2000287780A
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JP
Japan
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cover
seat
pad
cover piece
seat cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP11101421A
Other languages
English (en)
Inventor
Noritsugu Sato
典次 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アウトステッチを追加しなくても、シートカ
バーをパッドに被せるときに縫い線が蛇行しないシート
カバーを提供することを課題とする。 【解決手段】 シートカバー1は、シートカバー1を縫
製する着座面カバー片4の端部に折り返し部4aを設
け、この折り返し部4aを折り返した状態で、側面カバ
ー片6の縫い代6aと縫い合わされるため、この縫い合
わせ部4bの剛性が高くなる。これにより、シートカバ
ー1をパッド8に被せるときにこの縫い合わせ部4bは
パッド8の側面に沿うため、縫い線9が蛇行しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両などのシート
のパッドに被せるシートカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シートを組み付ける場合、シート
のパッド(ほぼシートの外形形状に作られた心材)にシ
ートカバーが被せられる。図5は、上記パッドにシート
カバー21を被せた状態のシートS(図5ではシートS
の着座部のみを図示し、背もたれ部は省略している)を
斜視図で示したものである。シートカバー21は、着座
面カバー22と側面カバー23とが縫製されたものであ
るが、実際には着座面カバー22は何枚かの着座面カバ
ー片で縫製され、側面カバー23も同様に何枚かの側面
カバー片で縫製される。図6は、着座面カバー22の着
座面カバー片24の縫い代24aと、側面カバー23の
側面カバー片25の縫い代25aとを縫製糸26で縫い
合わせた状態を示した図5のA−A矢視断面図であり、
着座面カバー片24と側面カバー片25の境界に縫い線
27ができる。シートSのパッド28にシートカバー2
1を被せた場合、図6に示すように、着座面カバー片2
4の縫い代24aと側面カバー片25の縫い代25aが
共にパッド28の側面に沿っていれば縫い線27は直線
状になって見栄えがよい。しかしながら、上記縫い代2
4a,25aを縫製糸26で縫い合わせただけの場合、
パッド28にシートカバー21を被せるとき、図7に示
すように、着座面カバー片24の縫い代24aが部分的
にパッド28の上面側に倒れることがある。あるいは着
座面カバー片24の縫い代24aと側面カバー片25の
縫い代25aが共に部分的にパッド28の上面側に倒れ
ることがある。この理由は、縫い代24a,25aの剛
性が低く曲がりやすいため、容易にパッド28の上面側
に倒れるためである。このように着座面カバー片24の
縫い代24aの一部が単独に(あるいは側面カバー片2
5の縫い代25aと共に)パッド28の上面側に倒れる
と、上記縫い線27が蛇行し、見栄えが悪くなる。そこ
で、上記問題を解決するため、図8に示すように着座面
カバー片24の縫い代24aと側面カバー片25の縫い
代25aとを前記縫製糸26で縫い合わせたあと、縫製
糸29で両者の縫い代24a,25aと側面カバー片2
5とを共に縫うアウトステッチを追加することにより、
両者の縫い代24a,25aを側面カバー片25側に固
定することが行われている。このようにアウトステッチ
を追加することにより、パッド28にシートカバー21
を被せるときに着座面カバー片24の縫い代24aと側
面カバー片25の縫い代25aとが必ずパッド28の側
面側に沿うため、前記縫い線27が蛇行しない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシートカバ
ー21の場合、前記縫い線25が蛇行しないようにアウ
トステッチを追加するため、アウトステッチの工程が増
えるとともに、アウトステッチを追加する際、ミシン台
の治具取り替え作業をする必要がある。そのため、上記
従来のシートカバーでは、シートSの生産性を低下さ
せ、シートSの生産コストが上昇するという問題があ
る。更に、アウトステッチを施すためにシートSの意匠
が変わるという問題がある。
【0004】そこで本発明では、アウトステッチを追加
しなくても、シートカバーをパッドに被せる場合に縫い
線が蛇行しないシートカバーを提供することを解決すべ
き課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は特許請求の範
囲に記載したシートカバーにより解決される。請求項1
に記載のシートカバーによれば、折り返し部を折り返し
た状態の第1のカバー片と第2のカバー片を前記折り返
し部と前記縫い代が対応するように対面接触した状態で
折り返し部、第1のカバー片及び縫い代が縫い合わされ
ているため、第1のカバー片の縫い代部分が2枚重ねに
なる。これにより、縫い代部分の剛性が高くなり、曲が
りにくくなるため、縫製されたシートカバーをパッドに
被せる場合、上記縫い代部分が部分的にパッドの上面や
側面側に倒れることなくパッドの一方の面に沿うため、
第1のカバー片と第2のカバー片の境界となる縫い線の
蛇行が防止される。
【0006】また、請求項2に記載のシートカバーによ
れば、折り返し部にスリットを形成したため、折り返し
部を折り返すことが容易になり、折り返した状態での縫
製が容易になる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、シート(着座部のみを示す)Sの
斜視図であり、シートSは後述のパッドにシートカバー
1を被せたものである。シートカバー1は、着座面カバ
ー2と側面カバー3とが縫製されたものであるが、実際
には着座面カバー2は何枚かの着座面カバー片で縫製さ
れ、側面カバー3も同様に何枚かの側面カバー片で縫製
される。図2は、着座面カバー2のうちの着座面カバー
片4の形状を示したものである。図2に示すように、着
座面カバー片4は、端部に所要幅の折り返し部4aを設
けており、折り返し部4aの基端部に複数のスリット5
が形成されている。このスリット5は折り返し部4aを
折り返し易くするためのものである。このスリット5の
形状は、曲線部の曲線形状に応じて適宜変更することが
でき、また、場合によっては省略することができる。ま
た、側面カバー片6に縫い代6a(図4参照)が設けら
れている。尚、折り返し部4aには、曲線形状に応じて
折り返し部4aの折り返しを容易にするため、V形等の
カット4cを設ける。
【0008】図3は、着座面カバー片4の折り返し部4
aを折り返して2枚重ねにしたうえ着座面カバー片4と
側面カバー片6とを対面接触させ、側面カバー片6の縫
い代6aの部分をミシンにより縫製糸7で縫製した状態
を示したものである。尚、上記折り返し部4aの幅は、
縫い代としての幅aと、縫製のバラツキの幅bとを考慮
して決める(幅a,bについては図4参照)。そして、
縫製後、着座面カバー片4と側面カバー片6とを、互い
に離間させる方向(図3ではc,d方向)に開くことに
より、シートカバー1は、図4に示す状態になる。
【0009】図4(図1のB−B矢視断面図)は、縫製
糸7で縫製されたシートカバー1をパッド8に被せた状
態の部分断面図である。図4に示すように、着座面カバ
ー片4の縫い代部分4bは2枚重ねになるため剛性が高
くなり、曲がりにくくなるため、パッド8の上面側に曲
がりにくい。そのため、着座面カバー片4の縫い代部分
4bが、前記図7に示すようにパッド8の上面側に倒れ
るような状態になることが防止される。これにより、着
座面カバー片4の縫い代部分4bは側面カバー片6の縫
い代6aと共にパッド8の側面に沿うため、着座面カバ
ー片4と側面カバー片6の境界の縫い線9が直線状にな
り、蛇行しない。
【0010】以上のように、シートカバー1をパッド8
に被せた場合、前記従来のシートカバー21のようにア
ウトステッチを追加しなくても縫い線9の蛇行を防止す
ることができる。このように、シートカバー1は、アウ
トステッチが不要であるため、従来のシートカバー21
に比較してアウトステッチ追加に伴うミシン台の治具交
換等が不要となり、生産性が高くなるためシートSの生
産コストを下げることができる。また、アウトステッチ
の追加によるシート意匠の変化がなくなるため、シート
Sの仕上がりが設計者の意図したようになる。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、アウトス
テッチを追加しなくてもシートカバーをパッドに被せた
場合の縫い線の蛇行を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シートの着座部の斜視図である。
【図2】着座面カバー片の斜視図である。
【図3】着座面カバー片の縫い代部分と側面カバー片の
縫い代とを縫い合わせた状態を示した斜視図である。
【図4】図1のB−B矢視断面図である。
【図5】従来のシートの着座部の斜視図である。
【図6】従来のシートカバーをパッドに被せる場合の正
常な状態を示した部分断面図である。
【図7】従来のシートカバーをパッドに被せる場合の縫
い線蛇行の要因を示した部分断面図である。
【図8】従来のシートカバーの縫い線蛇行を防止するた
めの縫い状態を示した部分断面図である。
【符号の説明】
1 シートカバー 2 着座面カバー 3 側面カバー 4 着座面カバー片 4a 折り返し部 4b 縫い代部分 5 スリット 6 側面カバー片 6a 縫い代 7 縫製糸 8 パッド 9 縫い線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部に折り返し部を有する第1のカバー
    片と、縫い代を有する第2のカバー片とを備え、前記折
    り返し部を折り返した状態の前記第1のカバー片と前記
    第2のカバー片を前記折り返し部と前記縫い代が対応す
    るように対面接触した状態で前記折り返し部、前記第1
    のカバー片及び前記縫い代が縫い合わされていることを
    特徴とするシートカバー。
  2. 【請求項2】 前記折り返し部の折り返しを容易にする
    ためのスリットを形成した請求項1に記載のシートカバ
    ー。
JP11101421A 1999-04-08 1999-04-08 シートカバー Pending JP2000287780A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20041018