JP4318384B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チャイルドシート取付対応の車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用シートにおいて、ISO(国際標準化機構)規格のチャイルドシート固定方式によるISO FIX タイプのものがある。ISO FIX タイプのシートは、チャイルドシート(ベビーシートも含む)のベース端部を差し込んで固定するためのアンカー金具としてのISO FIX バーをシートクッションの後部に備えたものである(例えば、米国特許第5,941,601号明細書参照)。
【0003】
図14はISO FIX バーを備えるシートクッションの第1従来例を示したものである。図14(a)に示すように、シートクッション100の後部には左右一対のISO FIX バー111が備えられている。ISO FIX バー111は、図示しないが、シートフレームのクロスパイプに両端部を溶接して固定され、シートパッドの凹部に位置している。ISO FIX バー111部分は、図14(b)に拡大して示すように、表皮材101に付けたボロ隠し用の袋状部102となっていた。
【0004】
図15はISO FIX バーを備えるシートクッションの第2従来例を示したものである。図15(a)に示すように、シートクッション200の後部に備えた左右一対のISO FIX バー211は、図15(b)に拡大して示すように、シートパッド221の凹部222に位置している。更に、ISO FIX バー211は、表皮材201に形成したスリット部203に位置している。
そして、表皮材201のスリット部203の裏側に、樹脂製の第1のプレート204と第2のプレート205が一体的に縫い付けられている。第1のプレート204はISO FIX バー211に後方から差し込むものである。第2のプレート205はISO FIX バー211を差し込むスリット部206を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図14に示した第1従来例の場合、シートクッション100上にISO FIX バー111が大きく露出しており、ISO FIX バー111の中に手指やゴミ等の異物が入りやすいものとなっていた。
また、図15に示した第2従来例の場合、シートクッション200上へのISO FIX バー211の露出は小さく、指入れを防止できる。また、ISO FIX バー211が位置する表皮材201のスリット部203の周囲は、裏面側で第1のプレート204に縫い合わされているので、シワやダブツキが出にくい。
ところが、表皮材201のスリット部の両側に縫製のミシン目(ステッチ)が見えており、更に、そのスリット部203の中に第2のプレート205の一部(スリット部206の周囲部分)が見えるものであった。その上、第1及び第2の二枚のプレート204、205を必要としていた。
【0006】
本発明の課題は、シートクッション上にチャイルドシート固定用のISO FIX バーを備える車両用シートにおいて、シートクッション上へのISO FIX バーの露出を小さくして指入れやゴミ混入を防止することに加え、外観を良好にすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、例えば、図1から図5に示すように、シートクッション1上にチャイルドシート固定用のISO FIX バー2を備える車両用シートにおいて、シートクッション1の表皮材3にISOFIX バー2を外部に露出させるスリット部7を形成し、ISO FIX バー2の内部への挿入部51と外側に位置する両側部52を有する平板状の弾性プレート5を、表皮材3のスリット部7周囲の裏面側に取り付けるとともに、弾性プレート5の挿入部51上に表皮材3のスリット部7片側からの延長部311を取り付け、ISO FIX バー2の内部に弾性プレート5の挿入部51を挿入して、表皮材3のスリット部7にISO FIX バー2を臨ませたことを特徴とする。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、シートクッション上のISO FIX バーの内部に、表皮材のスリット部周囲の裏面側に取り付けた弾性プレートの挿入部を挿入して、表皮材のスリット部にISO FIX バーを臨ませたもので、表皮材のスリット部に弾性プレートの挿入部が存在するため、ISO FIX バーの露出を小さくして指入れやゴミ混入を防止できる。
そして、表皮材のスリット部を横切る弾性プレートの挿入部上に、表皮材のスリット部片側からの延長部を取り付けたため、ISO FIX バーが位置する表皮材のスリット部には弾性プレートの挿入部が露出しない。
しかも、表皮材のスリット部周囲にシワやダブツキを出にくくして外観を良くするものとして、一枚の弾性プレートを用いるだけで良い。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の車両用シートであって、例えば、図2及び図5に示すように、弾性プレート5の両側部52下に表皮材3のスリット部7反対側からの延長部321を取り付けたことを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、弾性プレートの両側部下に表皮材のスリット部反対側からの延長部を取り付けたため、ISO FIX バーが位置する表皮材のスリット部には弾性プレートの両側部も露出しない。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の車両用シートであって、例えば、図2、図5及び図8に示すように、スリット部7の延長線上で第1の表皮材31と第2の表皮材31とが縫い合わされ(ステッチS1、図1及び図4の縫い合わせ部6参照)、第1の表皮材31のスリット部7中央に位置する幅狭延長部311が弾性プレート5の挿入部51上に縫い合わされ(ステッチS2参照)、第2の表皮材32のスリット部7外側まで位置する幅広延長部321が弾性プレート5の両側部52下に縫い合わされている(ステッチS3参照)ことを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明によれば、スリット部の延長線上で縫い合わされた第1の表皮材と第2の表皮材の裏面側において、第1の表皮材のスリット部中央に位置する幅狭延長部が弾性プレートの挿入部上に縫い合わされ、第2の表皮材のスリット部外側まで位置する幅広延長部が弾性プレートの両側部下に縫い合わされているため、ISO FIX バーが位置する表皮材のスリット部には縫製のミシン目(ステッチ)も表れない。
【0013】
また、請求項4記載の発明は、例えば、図9から図13に示すように、シートクッション上にチャイルドシート固定用のISO FIX バー2を備える車両用シートにおいて、シートクッションの表皮材31、32にISO FIX バー2を外部に露出させるスリット部7を形成し、ISO FIX バー2の内部への挿入部56、56を空間部55に有する平板状の弾性プレート5を、表皮材31、32のスリット部7周囲の裏面側に取り付けるとともに、弾性プレート5の空間部5に表皮材31、32のスリット部7両側からの延長部315、325を挿入し折り返して弾性プレート5の裏面側に取り付け、ISO FIX バー2の内部に弾性プレート5の表皮材31、32の延長部315、325で覆われた挿入部56、57を挿入して、表皮材31、32のスリット部7にISO FIX バー2を臨ませたことを特徴とする。
【0014】
請求項4記載の発明によれば、シートクッション上のISO FIX バーの内部に、表皮材のスリット部周囲の裏面側に取り付けた弾性プレートの空間部に設けた挿入部を挿入して、表皮材のスリット部にISO FIX バーを臨ませたもので、表皮材のスリット部に弾性プレートの挿入部が存在するため、ISO FIX バーの露出を小さくして指入れやゴミ混入を防止できる。
そして、表皮材のスリット部を横切る弾性プレートの挿入部が、表皮材のスリット部両側からの延長部で覆われているため、ISO FIX バーが位置する表皮材のスリット部には弾性プレートの挿入部が露出しない。
しかも、表皮材のスリット部周囲にシワやダブツキを出にくくして外観を良くするものとして、一枚の弾性プレートを用いるだけで良い。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0016】
〔第1の実施の形態〕
実施形態の車両用シートにおいては、図1(a)に示すように、シートクッション1の後部に備える左右一対のISO FIX バー2が表皮材3のうちの後側から数えて第1の表皮材31と第2の表皮材32との縫い合わせ部6(縫製ライン;ステッチS1参照)に位置している。ISO FIX バー2は、図1(b)に拡大して示すように、ウレタンクッション材によるシートパッド4の凹部41に位置している。
第1の表皮材31と第2の表皮材32の縫い合わせ部6において、左右に縫い合わせていないスリット部7(図2及び図4参照)が設けられており、このスリット部7の裏側に、樹脂製、例えば、ポリプロピレン(PP)製で平板状の弾性プレート5が一体的に縫い付けられている。
【0017】
弾性プレート5は、図6に示すように、外形が略矩形状で、中央にISO FIX バー2内部への挿入部51を有するとともに、この挿入部51の両側に回り込むようにした形状の両側部52を有している。
第1の表皮材31は、前記スリット部7に対応する位置において、図7(a)に示すように、幅狭延長部311を有しており、この幅狭延長部311の両側は切欠形状部312となっている。幅狭延長部311側は前記スリット部7の中央に位置し、両側の切欠形状部312は前記スリット部7の両端に対応している。
第2の表皮材32は、前記スリット部7に対応する位置において、図7(b)に示すように、幅広延長部321を有しており、この幅広延長部321の両端部322には切り込み部323が形成されている。幅広延長部321は前記スリット部7より幅が広く、その両端部322及び切り込み部323は前記スリット部7の外側に位置する。
【0018】
以上の弾性プレート5と第1の表皮材31及び第2の表皮材32の縫製は図8に示すようにして行う。
先ず、図8(a)に示すように、第1の表皮材31と第2の表皮材32とを互いの表面を重ね合わせた状態にして、図示しないミシンにより縫製する(ステッチS1参照)。この場合、幅狭延長部311と幅広延長部321が重なり合った部分は縫製せず、前記スリット部7となるようにしておく。
次に、図8(b)に示すように、第1の表皮材31の裏面側に弾性プレート5を重ね、第2の表皮材32の幅広延長部321を折り返した状態にして、弾性プレート5の挿入部51とその上に重ね合わせた第1の表皮材31の幅狭延長部311を縫製する(ステッチS2参照)。
【0019】
その後、図8(c)に示すように、第2の表皮材32の幅広延長部321の両端部322を弾性プレート5の両端部52反対面に重ね合わせて縫製する(ステッチS3参照)。
そして、図8(d)に示すように、両表皮材31、32を反対側に折り返してから、弾性プレート5の両側部を前記ステッチS1の外側に沿って両表皮材31、32に最終縫製する(ステッチS4参照)。
以上の縫製終了後、第1の表皮材31を第2の表皮材32に対し広げて、図2に示すように、第1の表皮材31の幅狭延長部311と第2の表皮材32の幅広延長部321との間に前記スリット部7が形成される。
【0020】
表皮材3をシートパッド4に被せる際には、先ず、図1(b)に示すように、シートパッド4上のISO FIX バー2の内部に、後方から弾性プレート5の挿入部51を挿入する。そして、第1の表皮材31の幅狭延長部311と第2の表皮材32の幅広延長部321との間のスリット部7(図2参照)にISO FIX バー2を差し込む。
これにより、シートクッション1のISO FIX バー2の部分は、拡大して示した図4の状態になる。この状態において、ISO FIX バー2の部分は、図3から図5(a)に示したように、第2の表皮材32の幅広延長部321が内側に折り返されて第1の表皮材31上に重なった状態になる。また、ISO FIX バー2の側方部は、図5(b)に示したように、第1の表皮材31及び第2の表皮材32ともに縫い合わせ部6に沿って折り返されて弾性プレート5上に重なった状態になる。
【0021】
以上のようなISO FIX バー2部分の表皮構成としたので、以下の効果が得られる。
(1)第1及び第2の表皮材31、32の縫い合わせ部6に設けたスリット部7に弾性プレート5の挿入部51が存在しているので、ISO FIX バー2の露出が小さく、ISO FIX バー2への指入れやゴミ混入が防止される。
(2)スリット部7を横切る弾性プレート5の挿入部51上には、第1の表皮材31の延長部311を取り付けられているので、ISO FIX バー2が位置する表皮材3のスリット部7には、弾性プレート5の挿入部51及び両側部52も露出しない。
(3)表皮材3のスリット部7の裏面に弾性プレート5が裏打ちされているので、表皮材3のスリット部7周囲にシワやダブツキが出る可能性が少ない。
(4)一枚の弾性プレート5を用いるだけで良い。
(5)表皮材3には、ISO FIX バー2が位置するスリット部7部分にステッチが見えない。
(6)従って、外観上、商品性が高い。
【0022】
次に、第2の実施形態について説明する。
【0023】
〔第2の実施の形態〕
第2の実施形態において、PP製で平板状の弾性プレート5は、厚さ1.5mm程度で、図11に示すように、外形が略矩形状で、中央に形成された空間部55において、ISO FIX バー2内部への左右一対の突片部56、56を有するとともに、この左右の突片部56、56の間に位置する突片部57を有している。
第1の表皮材31は、前記スリット部7に対応する位置において、図12(a)に示すように、中央延長部315を有しており、この中央延長部315の両側には切り込み部316、316により分断された短い側部延長部317、317となっている。
第2の表皮材32は、前記スリット部7に対応する位置において、図12(b)に示すように、中央延長部325を有しており、この中央延長部325の両端にはV形切欠部326、326により分断された同長の側部延長部327、327となっている。
【0024】
以上の弾性プレート5と第1の表皮材31及び第2の表皮材32の縫製は図13に示すようにして行う。
先ず、図13(a)に示すように、第1の表皮材31と第2の表皮材32とを互いの表面を重ね合わせた状態にして、図示しないミシンにより縫製する(ステッチS1参照)。この場合、中央延長部315、325が重なり合った部分は縫製せず、前記スリット部7となるようにしておく。
次に、図13(b)に示すように、重なり合った中央延長部315、325を弾性プレート5の前記空間部55に挿入する。すなわち、第1の表皮材31の中央延長部315を左右一対の挿入部56、56側にし、第2の表皮材32の中央延長部325を前記突片部57側にして、弾性プレート5に中央延長部315、325を挿入する。
【0025】
その後、図13(c)に示すように、第2の表皮材32から離すように弾性プレート5を開いてから、第2の表皮材32の中央延長部325を弾性プレート5に重ね合わせて縫製する(ステッチS2参照)。
そして、図13(d)に示すように、弾性プレート5を第2の表皮材32に再び重ねてから、全体を裏返して第1の表皮材31を上側にする。これにより、弾性プレート5下面に第1の表皮材31の中央延長部315が重なり、また、弾性プレート5上面に第1の表皮材31の側部延長部317、317と第2の表皮材32の側部延長部327、327が重なる。
この状態において、弾性プレート5に第1の表皮材31の中央延長部315および第1の表皮材31の側部延長部317、317と第2の表皮材32の側部延長部327、327を最終縫製する(ステッチS3参照)。
以上の縫製終了後、両表皮材31、32の中央延長部315、325間に前記スリット部7が形成される。
【0026】
表皮材3をシートパッド4に被せる際には、先ず、前記シートパッド4上のISO FIX バー2に(図1(b)参照)、上方から弾性プレート5の空間部55を嵌め込むようにして、ISO FIX バー2の内部に弾性プレート5の表皮材31、32の中央延長部315、325で覆われた突片部56、56、57を挿入する。そして、両表皮材31、32の中央延長部315、325間のスリット部7(図2参照)に前記ISO FIX バー2を差し込む。
これにより、前記シートクッション1のISO FIX バー2の部分は、拡大して示した図9の状態になる。この状態において、ISO FIX バー2の部分は、図10(a)に示したように、第2の表皮材32の中央延長部325が内側に折り返されて第1の表皮材31上に重なった状態になる。また、ISO FIX バー2の側方部は、図10(b)に示したように、第1の表皮材31及び第2の表皮材32ともに縫い合わせ部6に沿って折り返されて弾性プレート5上に重なった状態になる。
【0027】
以上のようなISO FIX バー2部分の表皮構成としたので、以下の効果が得られる。
(1)第1及び第2の表皮材31、32の縫い合わせ部6に設けたスリット部7に弾性プレート5の突片部56、56、57が存在しているので、ISO FIX バー2の露出が小さく、ISO FIX バー2への指入れやゴミ混入が防止される。
(2)スリット部7を横切る弾性プレート5の空間部55の突片部56、56、57上には、両表皮材31の中央延長部315、325を取り付けられているので、ISO FIX バー2が位置する表皮材3のスリット部7には、弾性プレート5の突片部56、56、57も露出しない。
(3)表皮材3のスリット部7の裏面に弾性プレート5が裏打ちされているので、表皮材3のスリット部7周囲にシワやダブツキが出る可能性が少ない。
(4)一枚の弾性プレート5を用いるだけで良い。
(5)表皮材3には、ISO FIX バー2が位置するスリット部7部分にステッチが見えない。
(6)従って、外観上、商品性が高い。
【0028】
なお、以上の実施の形態においては、PP製の弾性プレートとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の樹脂により成形された弾性プレートであっても良い。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、シートクッションの表皮材のスリット部に弾性プレートの挿入部が存在するため、ISO FIX バーの露出を小さくして指入れやゴミ混入を防止できる。
そして、表皮材のスリット部を横切る弾性プレートの挿入部上に、表皮材のスリット部片側からの延長部を取り付けたため、ISO FIX バーが位置する表皮材のスリット部には弾性プレートの挿入部が露出しない。従って、表皮材の表面がシンプルで外観が良好なものとなる。
しかも、表皮材のスリット部周囲にシワやダブツキを出にくくして外観を良くするものとして、一枚の弾性プレートを用いるだけで良い。
【0030】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明により得られる効果に加え、ISO FIX バーが位置する表皮材のスリット部には弾性プレートの両側部も露出せず、従って、外観がより良好なものとなるといった利点が得られる。
【0031】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明により得られる効果に加え、ISO FIX バーが位置する表皮材のスリット部には縫製のミシン目(ステッチ)も表れず、従って、外観がより一層良好なものとなるといった利点が得られる。
【0032】
また、請求項4記載の発明によれば、シートクッションの表皮材のスリット部に弾性プレートの空間部に設けた挿入部が存在するため、ISO FIX バーの露出を小さくして指入れやゴミ混入を防止できる。
そして、表皮材のスリット部を横切る弾性プレートの挿入部が、表皮材のスリット部両側からの延長部で覆われているため、ISO FIX バーが位置する表皮材のスリット部には弾性プレートの挿入部が露出しない。従って、表皮材の表面がシンプルで外観が良好なものとなる。
しかも、表皮材のスリット部周囲にシワやダブツキを出にくくして外観を良くするものとして、一枚の弾性プレートを用いるだけで良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したISO FIX バーを備えるシートクッションの一実施の形態の構成を示すもので、シートクッションの概略斜視図(a)とISO FIX バー部分を拡大して表皮材を被せる状態を示した概略斜視図(b)である。
【図2】図1(b)の表皮材のプレート部分の拡大図である。
【図3】図1(b)の矢印A−A線に沿った断面図である。
【図4】第1の実施形態を示すもので、図1(a)のISO FIX バー部分の拡大図である。
【図5】図4の矢印A−A線に沿った断面図(a)と矢印B−B線に沿った断面図(b)である。
【図6】プレートの平面図である。
【図7】一方の表皮材のプレート取付部の平面図(a)と他方の表皮材のプレート取付部の平面図(b)である。
【図8】表皮材とプレートの縫製の仕方を順次示した斜視図(a)〜(d)である。
【図9】第2の実施形態を示すもので、図1(a)のISO FIX バー部分の拡大図である。
【図10】図9の矢印A−A線に沿った断面図(a)と矢印B−B線に沿った断面図(b)である。
【図11】プレートの平面図である。
【図12】一方の表皮材のプレート取付部の平面図(a)と他方の表皮材のプレート取付部の平面図(b)である。
【図13】表皮材とプレートの縫製の仕方を順次示した斜視図(a)〜(d)である。
【図14】ISO FIX バーを備えるシートクッションの第1従来例を示したもので、シートクッションの概略斜視図(a)とISO FIX バー部分の拡大図(b)である。
【図15】ISO FIX バーを備えるシートクッションの第2従来例を示したもので、シートクッションの概略斜視図(a)とISO FIX バー部分を拡大して表皮材を被せる状態を示した概略斜視図(b)である。
【符号の説明】
1 シートクッション
2 ISO FIX バー
3 表皮材
31 第1の表皮材
311 幅狭延長部
315 中央延長部
317 側部延長部
32 第2の表皮材
321 幅広延長部
322 端部
325 中央延長部
327 側部延長部
4 クッションパッド
5 弾性プレート
51 挿入部
52 側部
55 空間部
56、57 突片部(挿入部)
6 縫い合わせ部(縫製ライン)
7 スリット部
S1、S2、S3、S4 ミシン目(ステッチ)

Claims (4)

  1. シートクッション上にチャイルドシート固定用のISO FIX バーを備える車両用シートにおいて、シートクッションの表皮材にISO FIX バーを外部に露出させるスリット部を形成し、ISO FIX バーの内部への挿入部と外側に位置する両側部を有する平板状の弾性プレートを、表皮材のスリット部周囲の裏面側に取り付けるとともに、弾性プレートの挿入部上に表皮材のスリット部片側からの延長部を取り付け、ISO FIX バーの内部に弾性プレートの挿入部を挿入して、表皮材のスリット部にISO FIX バーを臨ませたことを特徴とする車両用シート。
  2. 弾性プレートの両側部下に表皮材のスリット部反対側からの延長部を取り付けたことを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  3. スリット部の延長線上で第1の表皮材と第2の表皮材とが縫い合わされ、第1の表皮材のスリット部中央に位置する幅狭延長部が弾性プレートの挿入部上に縫い合わされ、第2の表皮材のスリット部外側まで位置する幅広延長部が弾性プレートの両側部下に縫い合わされていることを特徴とする請求項2記載の車両用シート。
  4. シートクッション上にチャイルドシート固定用のISO FIX バーを備える車両用シートにおいて、シートクッションの表皮材にISO FIX バーを外部に露出させるスリット部を形成し、ISO FIX バーの内部への挿入部を空間部に有する平板状の弾性プレートを、表皮材のスリット部周囲の裏面側に取り付けるとともに、弾性プレートの空間部に表皮材のスリット部両側からの延長部を挿入し折り返して弾性プレートの裏面側に取り付け、ISO FIX バーの内部に弾性プレートの表皮材の延長部で覆われた挿入部を挿入して、表皮材のスリット部にISO FIX バーを臨ませたことを特徴とする車両用シート。
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