JP6341431B2 - シート装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート装置に関するものである。
車両用シートとして、ISOFIXに対応したチャイルドシートを車両用シートに固定するためのワイヤーを有するものがある。車両用シートには、チャイルドシートのフック部をワイヤーに係合されるための開口部が設けられている。車両用シートは、意匠性の低下を抑制するために、開口部を覆うカバー部を備えている。
例えば、特許文献1には、係止部(ワイヤー)が配置された貫通路の前端開口(開口部)をその前方から開閉自在に覆うカバー体(カバー部)を設け、貫通路の開口を覆ったカバー体の突出端部をシートクッションの後端部とシートバックの下端部との間の隙間に挿抜自在とさせると共に、この隙間に挿入させたカバー体の突出端部をシートクッションの後端部もしくはシートバックの下端部に着脱自在とさせる取付手段(面ファスナー)を設けた構成が開示されている。
特許第3462142号公報
しかしながら、上記従来の構成では、カバー体の突出端部と、シートクッションの後端部もしくはシートバックの下端部と、に取付手段を設ける必要があるため、部材コストが上昇する。したがって、従来技術にあっては、低コスト化を図るという点で改善の余地がある。
そこで本発明は、低コストなシート装置を提供するものである。
本発明のシート装置は、シートフレームおよび車体(例えば、実施形態の車体フロア11)のいずれかに固定され、チャイルドシートを固定するワイヤー(例えば、実施形態のワイヤー31)と、シート(例えば、実施形態の右側シート13A)に設けられ、前記チャイルドシートが前記ワイヤーに接続可能となるように設けられた開口部(例えば、実施形態の開口部33)と、一端が前記開口部の前方において前記シートに取り付けられ、他端が自由端であり、前記開口部を覆うカバー部(例えば、実施形態のカバー部35,135,235)と、を備え、前記カバー部は、前記他端に設けられ、前記シートと前記ワイヤーとの間に挟み込まれて固定される固定部(例えば、実施形態の固定部36,136,236)を有する、ことを特徴とする。
本発明によれば、カバー部が、自由端である他端に設けられ、シートとワイヤーとの間に挟み込まれて固定される固定部を有するので、従来技術のように別部材の取付手段を用いることなく、シートとワイヤーとの間に固定部を挟み込ませて保持するだけで、カバー部により開口部を覆うことができる。したがって、低コストなシート装置を提供できる。
上記のシート装置において、前記開口部は、前記シートにおける車幅方向の両側部にそれぞれ設けられ、前記カバー部は、前記開口部を各別に覆うように形成されている、ことが望ましい。
本発明によれば、カバー部は、開口部を各別に覆うので、各開口部を一体のカバー部により覆う構成と比較して、カバー部を形成する材料の使用量を低減させることができる。したがって、低コストなシート装置を提供できる。
上記のシート装置において、前記カバー部は、表皮材(例えば、実施形態の37)により形成され、前記固定部は、前記表皮材の先端部を折り返すことで形成されている、ことが望ましい。
本発明によれば、表皮材の先端を折り返すことで、カバー部における固定部以外の部分よりも固定部を厚く形成することができる。これにより、固定部をシートとワイヤーとの間に挟み込ませて確実に固定することができる。したがって、開口部を確実に覆うことが可能なシート装置を提供できる。
上記のシート装置において、前記カバー部は、前記他端に弾性材(例えば、実施形態の弾性材138)を備え、前記固定部は、前記弾性材が縫製された状態でくびれたくびれ部(例えば、実施形態のくびれ部139)を備える、ことが望ましい。
本発明によれば、くびれ部を備えているので、固定部のくびれ部をワイヤーに係止させることができる。しかもくびれ部は、カバー部の他端に備えられた弾性材を縫製することで容易に形成できる。これにより、固定部をシートとワイヤーとの間に挟み込ませて確実に固定させる構成を、容易に実現することができる。したがって、開口部を確実に覆うことが可能なシート装置を提供できる。
上記のシート装置において、前記固定部は、前記カバー部の本体部に対して別体として取り付けられている、ことが望ましい。
本発明によれば、予め形成された固定部をカバー部の本体部に取り付けることができる。このため、固定部を効率よく製造することが可能となる。したがって、低コストなシート装置を提供できる。
また、上記のシート装置において、前記シートは、シートクッション(例えば、実施形態のシートクッション21)、および前記シートクッションの後端部に傾動可能に連結されたシートバック(例えば、実施形態のシートバック22)を備え、前記固定部は、前記シートクッションと前記ワイヤーとの間に挟み込まれて固定される、ことが望ましい。
本発明によれば、カバー部が、自由端である他端に設けられ、シートとワイヤーとの間に挟み込まれて固定される固定部を有するので、従来技術のように別部材の取付手段を用いることなく、シートとワイヤーとの間に固定部を挟み込ませて保持するだけで、カバー部により開口部を覆うことができる。したがって、低コストなシート装置を提供できる。
実施形態に係る車両の概略構成図である。 実施形態に係る後列シートの斜視図である。 実施形態に係る右側シートの正面図である。 図3のIV−IV線における断面図である。 実施形態に係るカバー部の斜視図である。 実施形態の第1変形例に係るカバー部の斜視図である。 実施形態の第1変形例に係るカバー部の説明図であって、図3のIV−IV線に相当する部分における断面図である。 実施形態の第1変形例に係るカバー部の他の例を示す説明図であって、図3のIV−IV線に相当する部分における断面図である。 実施形態の第2変形例に係るカバー部の斜視図である。 実施形態の第2変形例に係るカバー部の説明図であって、図3のIV−IV線に相当する部分における断面図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における前後上下左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印UPは上方を、矢印FRは前方を、矢印LHは左方をそれぞれ示している。
[実施形態]
図1は、実施形態に係る車両の概略構成図(側面図)である。
図1に示すように、車両10の車体フロア11(車体)上には、前列シート12および後列シート13が前後方向に間隔をあけて配列されている。
前列シート12は、シートクッション14と、シートクッション14の後端部に傾動可能に連結されたシートバック15と、を備え、前後方向にスライド移動可能に車体フロア11に固定されている。なお、図示しないが前列シート12は、車室内に左右一対で設けられている。
図2は、実施形態に係る後列シートの斜視図である。なお、図2では、後述するカバー部35が開口部33(図3参照)を塞いだ状態を示している。
図2に示すように、本実施形態の後列シート13は、3名の乗員が着座可能な、いわゆるベンチシート型とされ、車室内における車幅方向の全体に亘って形成されている。具体的に、後列シート13は、車幅方向の全体に亘って延設されたシートクッション21と、シートクッション21の後端部に傾動可能に連結されたシートバック22と、シートバック22の上部において、車幅方向に間隔をあけて設けられた複数(図示の例では、3つ)のヘッドレスト23と、を主に備えている。シートクッション21、シートバック22およびヘッドレスト23それぞれは、図示しないフレーム(シートフレーム)と、パッド材24(図4参照)と、シート表皮25と、を備えている。
ここで、後列シート13のうち、後列シート13に3名の乗員が着座した状態における最も右側の乗員が着座する部分を右側シート13Aとし、最も左側の乗員が着座する部分を左側シート13Bとし、中央の乗員が着座する部分を中央シート13Cとする。右側シート13Aおよび左側シート13Bは、中央シート13Cを挟んで対称に形成されている。よって以下の説明では、特に記載のない限り右側シート13Aに採用されたシート装置を例に挙げて説明する。
図3は、実施形態に係る右側シートの正面図である。図4は、図3のIV−IV線における断面図である。なお、図3では、右側のカバー部35が開口部33を開放した状態を示している。
図3および図4に示すように、右側シート13Aは、上述したシートクッション21、シートバック22およびヘッドレスト23(図2参照)と、車体フロア11に固定された一対のワイヤー31と、を有する。
一対のワイヤー31は、例えばISOFIXに対応したチャイルドシートを固定するために用いられる。各ワイヤー31は、右側シート13Aの左右両側部におけるシートクッション21とシートバック22との間に配置されている。各ワイヤー31の前端部には、車幅方向に延在する係止部32が形成されている。なお、ワイヤー31は、シートクッション21のフレーム、またはシートバック22のフレームに固定されていてもよい。
図3に示すように、右側シート13Aには、前方に向かって開口する一対の開口部33が設けられている。一対の開口部33は、各ワイヤー31に対応し、チャイルドシートがワイヤー31の係止部32に接続可能となるように設けられている。各開口部33は、シートクッション21の後部上端縁に形成された凹部33aと、シートバック22の下端縁と、により形成されている。各開口部33の内側には、ワイヤー31の係止部32が配置されている。
また、図2から図4に示すように、右側シート13Aには、各開口部33を開閉可能に覆う一対のカバー部35が取り付けられている。一対のカバー部35は、各開口部33に対応してシートクッション21の上面から延びている。各カバー部35は、例えば布材(織物)や合成皮革、天然皮革等、シート表皮25と同じ材質の表皮材37により、シートクッション21の外面形状に倣って矩形状や台形状に形成されている。各カバー部35の車幅方向の幅は、各開口部33の車幅方向の幅と同等になっている。
図4に示すように、各カバー部35の基端は、開口部33の前方においてシートクッション21に対して縫合等により取り付けられている。各カバー部35の先端は、自由端となっており、開口部33内に挿入可能とされている。
各カバー部35は、先端に設けられた固定部36を有する。固定部36は、カバー部35のうち固定部36以外の部分よりも厚く形成されている。固定部36の厚さは、例えばシートクッション21とワイヤー31の係止部32との間の距離、およびシートバック22の下端部とワイヤー31の係止部32との間の距離よりも大きくなっている。これにより、固定部36は、シートクッション21とワイヤー31の係止部32との間に挟み込まれて固定可能とされている。なお、固定部36は、シートバック22の下端部とワイヤー31の係止部32との間に挟み込まれて固定されてもよい。そして、各カバー部35は、先端が開口部33内に挿入され、固定部36が右側シート13A(シートクッション21またはシートバック22)とワイヤー31の係止部32との間に固定されることで、開口部33を覆うことができる。なお、上述したワイヤー31と、開口部33と、カバー部35と、により、本実施形態のシート装置を構成している。
図5は、実施形態に係るカバー部の斜視図である。
各カバー部35は、上述した表皮材37を折り、縫合することにより形成されている。具体的に、表皮材37は、左右両端面が近接して対向するように、左右両側部がそれぞれ意匠面とは反対側の背面側に折り返され、その折り目に沿って左右両側が縫合されている。さらに、表皮材37の先端部は、背面側に折り返され、先端縁に沿うように車幅方向に沿って縫合されている。これにより、カバー部35の先端は、他の部分より厚い固定部36となる。
このように、本実施形態では、カバー部35は、先端に設けられ、右側シート13Aとワイヤー31の係止部32との間に挟み込まれて固定される固定部36を有する構成とした。
この構成によれば、従来技術のように面ファスナー等の別部材の取付手段を用いることなく、右側シート13Aとワイヤー31との間に固定部36を挟み込ませて保持するだけで、カバー部35により開口部33を覆うことができる。したがって、低コストなシート装置を提供できる。
また、カバー部35は、開口部33を各別に覆うので、各開口部33を一体のカバー部により覆う構成と比較して、カバー部35を形成する表皮材等の材料の使用量を低減させることができる。したがって、低コストなシート装置を提供できる。
また、固定部36は、表皮材37の先端を折り返すことで形成されているので、カバー部35における固定部36以外の部分よりも固定部36を厚く形成することができる。これにより、固定部36を右側シート13Aとワイヤー31との間に挟み込ませて確実に固定することができる。したがって、開口部33を確実に覆うことが可能なシート装置を提供できる。
また、固定部36は、シートクッション21とワイヤー31の係止部32との間に挟み込まれて固定可能とされている。ワイヤー31は、シートクッション21とシートバック22との間に配置されているので、固定部36をシートクッション21と係止部32との間に挟み込むことで、シートバック22を傾動させた際のシートバック22の下端部と固定部36との摺接を抑制することができる。これにより、シートバック22の傾動時に、固定部36が右側シート13Aとワイヤー31との間から脱落してカバー部35がめくれることを抑制できる。
[実施形態の第1変形例]
次に、実施形態の第1変形例に係るカバー部135について説明する。
図6は、実施形態の第1変形例に係るカバー部の斜視図である。図7は、実施形態の第1変形例に係るカバー部の説明図であって、図3のIV−IV線に相当する部分における断面図である。
図5に示す実施形態では、固定部36は、カバー部35の先端において表皮材37を折り返すことで厚く形成されている。これに対して図6に示す実施形態の第1変形例では、固定部136は、カバー部135の先端において表皮材137の内部に弾性材138を収容することで厚く形成されている点で、実施形態と異なっている。なお、図4および図5に示す実施形態と同様の構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する(以下の変形例についても同様)。
図6および図7に示すように、カバー部135は、袋状に縫製された1枚の表皮材137と、表皮材137の内部に収容された弾性材138と、により形成されている。表皮材137は、例えば布材(織物)や合成皮革、天然皮革等、シート表皮25と同じ材質の部材により形成されている。表皮材137は、帯状の状態から、短手方向に沿う折り目において折り返された後、重なり合う両側部同士を縫合することにより袋状に形成されている。表皮材137の折り目は、カバー部135の先端に位置している。弾性材138は、ウレタンフォーム等の弾性材料により形成され、カバー部135の先端に配置されている。これにより、カバー部135の先端は、他の部分よりも厚くなっている。
カバー部135の先端は、シートクッション21とワイヤー31の係止部32との間に挟み込まれて固定される固定部136となっている。固定部136は、弾性材138が表皮材137とともに縫製された状態でくびれたくびれ部139を備えている。くびれ部139は、固定部136におけるワイヤー31の係止部32に当接する部分に設けられている。くびれ部139は、弾性材138を弾性変形させつつ、弾性材138を挟み込む表皮材137同士を車幅方向に沿って縫合することにより、局所的にくびれた形状に形成されている。
このように、本変形例によれば、固定部136がくびれ部139を備えているので、固定部136のくびれ部139をワイヤー31の係止部32に係止させることができる。しかも、くびれ部139は、カバー部135の先端に備えられた弾性材138を縫製することで容易に形成できる。これにより、固定部136を右側シート13Aとワイヤー31の係止部32との間に挟み込ませて確実に固定させる構成を、容易に実現することができる。したがって、開口部33を確実に覆うことが可能なシート装置を提供できる。
なお、表皮材137は、複数枚が縫合されて一体化していてもよい。この場合、図8に示すように、縫合部137aをカバー部135の背面側に設けることで、右側シート13Aの意匠性が低下することを抑制できる。
[実施形態の第2変形例]
次に、実施形態の第2変形例に係るカバー部235について説明する。
図9は、実施形態の第2変形例に係るカバー部の斜視図である。図10は、実施形態の第2変形例に係るカバー部の説明図であって、図3のIV−IV線に相当する部分における断面図である。
図5に示す実施形態では、固定部36は、カバー部35の一部として一体形成されている。これに対して図9に示す実施形態の第2変形例では、固定部236は、カバー部235の本体部239と別体で形成されている点で、実施形態と異なっている。
図9および図10に示すように、カバー部235は、一対の第1表皮材237により形成された本体部239と、本体部239の先端に別体として取り付けられた固定部236と、を備えている。第1表皮材237は、例えば布材(織物)や合成皮革、天然皮革等、シート表皮25と同じ材質の部材により形成されている。一対の第1表皮材237は、略同形同大に形成され、互いに重ね合わせられた状態で周縁部が互いに縫合されている。本体部239の先端は、各第1表皮材237の先端部を内側に折り返し、かつ間に予め形成された固定部236を挟んだ状態で縫合されている。
固定部236は、本体部239と同等の幅を有し、本体部239の先端から延びている。固定部236は、一対の第2表皮材240と、一対の第2表皮材240の間に配置された弾性材238と、により形成されている。第2表皮材240は、例えば布材(織物)や合成皮革、天然皮革、ニードルパンチ法により形成された不織布等により形成されている。一対の第2表皮材240は、略同形同大に形成され、先端部が互いに縫合されるとともに、縫合部が内側に位置するように反転された状態となっている。固定部236の先端における一対の第2表皮材240の間には、上述した弾性材238が配置されている。弾性材238は、固定部236の幅方向に沿って延在している。一対の第2表皮材240は、弾性材238が配置された部分よりも基端側において固定部236の幅方向(車幅方向)に沿って縫合されている。これにより、固定部236の先端は、弾性材238が配置された分だけ厚くなっている。そして、固定部236の先端をワイヤー31の係止部32に係止させることができる。
このように、本変形例によれば、予め形成された固定部236をカバー部235の本体部239に取り付けることができる。このため、固定部236を効率よく製造することが可能となる。したがって、低コストなシート装置を提供できる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態においては、後列シート13の右側シート13Aを例に挙げてシート装置について説明したが、右側シート13Aおよび左側シート13Bは対称に形成されているので、左側シート13Bも本発明のシート装置が採用されている。また、前列シート12に本発明のシート装置を採用してもよい。
また、上記実施形態においては、右側シート13Aは、複数名の乗員が着座可能なベンチシート型の後列シート13の一部であるが、これに限定されず、右側シートは、1名の乗員が着座可能なシートであってもよい。左側シート13Bも同様である。
また、上記実施形態においては、カバー部35がシートクッション21に取り付けられているが、これに限定されず、カバー部がシートバック22に取り付けられていてもよい。
また、上記実施形態においては、開口部33がシートクッション21とシートバック22との間に形成されているが、これに限定されず、例えば開口部がシートバック22の前面に設けられていてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
11…車体フロア(車体) 13A…右側シート(シート) 13B…左側シート(シート) 31…ワイヤー 33…開口部 35,135,235…カバー部 36,136,236…固定部 37…表皮材 138…弾性材 139…くびれ部 239…本体部

Claims (6)

  1. シートフレームおよび車体のいずれかに固定され、チャイルドシートを固定するワイヤーと、
    シートに設けられ、前記チャイルドシートが前記ワイヤーに接続可能となるように設けられた開口部と、
    一端が前記開口部の前方において前記シートに取り付けられ、他端が自由端であり、前記開口部を覆うカバー部と、
    を備え、
    前記カバー部は、前記他端に設けられ、前記シートと前記ワイヤーとの間に挟み込まれて固定される固定部を有する、
    ことを特徴とするシート装置。
  2. 前記開口部は、前記シートにおける車幅方向の両側部にそれぞれ設けられ、
    前記カバー部は、前記開口部を各別に覆うように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート装置。
  3. 前記カバー部は、表皮材により形成され、
    前記固定部は、前記表皮材の先端部を折り返すことで形成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のシート装置。
  4. 前記カバー部は、前記他端に弾性材を備え、
    前記固定部は、前記弾性材が縫製された状態でくびれたくびれ部を備える、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のシート装置。
  5. 前記固定部は、前記カバー部の本体部に対して別体として取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のシート装置。
  6. 前記シートは、シートクッション、および前記シートクッションの後端部に傾動可能に連結されたシートバックを備え、
    前記固定部は、前記シートクッションと前記ワイヤーとの間に挟み込まれて固定される、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のシート装置。
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