JP6329979B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、チャイルドシートを装着可能な車両用シートに関する。
車両のリアシートにチャイルドシートと係合し固定するための係合部を具備した車両用シートが知られている。こうした車両用シートにおいて、例えば下記の特許文献1においては、ISO規格のチャイルドシートと係合し固定する係合部を備えるリアシートについて開示されている。
また、特許文献1においては、被覆部材とシートの表皮材のそれぞれに面ファスナーを設け、チャイルドシートを装着していない状態では面ファスナーを互いに係合させて被覆部材により係合部を被覆し、チャイルドシートを装着する状態では、係合した面ファスナーを引き剥がして係合部を露出させることについても開示されている。
特開2008−7101号公報
しかしながら、上記の従来技術においては、チャイルドシートの装着時には、係合した面ファスナーを引き剥がした上で被覆部材を露出させる必要があり、また被覆部材により係合部を被覆する場合にも、面ファスナーを係合させる必要がある。そのため、従来技術では、被覆部材による係合部の被覆と露出とを切り替える際に手間がかかるという課題があった。また、係合部を被覆する機構を構成する部品点数が多くなる点でも課題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、チャイルドシートの取付機構と係合する係合部を被覆部材により被覆した状態と露出した状態とを容易に切り替え可能な車両用シートを提供することにある。
前記課題は、チャイルドシートを装着可能な車両用シートであって、前記チャイルドシートの取付機構と係合する端部を有する係合部と、前記係合部の少なくとも一部を被覆する被覆部材と、を備え、前記係合部は、シートバックとシートクッションの間に配置され、前記被覆部材は、一端がシートの表皮材に固定される固定端であり、他端が自由端である基材と、前記基材の上面又は下面に設けられ、前記自由端が前記シートバックと前記係合部の間、又は前記シートクッションと前記係合部との間に挿入されると、前記端部の内側に張り出す張出部と、を有し、前記固定端は、前記係合部よりもシート前方に設けられることを特徴とする車両用シートにより解決される。
上記の車両用シートによれば、チャイルドシートの取付機構と係合する係合部を被覆部材により被覆した状態と露出した状態とを容易に切り替えできる。
すなわち、チャイルドシートを装着しない場合には係合部を被覆部材により簡単に被覆し、チャイルドシートを装着する場合には被覆部材を簡単に露出させることができる。
また、係合部を被覆するための機構を構成する部品点数を削減できる。
上記の車両用シートにおいて、前記張出部は、前記基材との接続部から前記固定端側に延出し、前記張出部は前記自由端の幅方向中央に設けられることとしてよい。
こうすることで、端部の内側に張り出した張出部が、チャイルドシートの取付機構と係合する端部の内側から外れにくくなる。
上記の車両用シートにおいて、前記張出部は、前記係合部の前端部に掛止されることとしてよい。
こうすることで、係合部とシートバック又はシートクッションの間に被覆部材の基材を押し込むことで、係合部の前端部に被覆部材の張出部を容易に掛止めできる。
これにより、被覆部材を係合部に被覆させる作業が容易となる。
上記の車両用シートにおいて、前記張出部は、前記基材の下面に設けられ、前記自由端が前記シートバックと前記係合部との間に挿入されると、前記張出部が前記端部の上から前記前端部に掛止されることとしてよい。
こうすることで、被覆部材の基材を係合部とシートバックの間に押し込むと、係合部の端部に被覆部材の張出部を上側から容易に掛止めできる。被覆部材の基材が係合部の上部を被覆することで、係合部の露出を抑えることができる。これにより、車両用シートの外観意匠を向上させることができる。また、係合部を被覆部材により好適に保護できる。
上記の車両用シートにおいて、前記張出部は、前記基材の上面に設けられ、前記自由端が前記シートクッションと前記係合部との間に挿入されると、前記張出部が前記端部の下から前記前端部に掛止されることとしてよい。
こうすることで、被覆部材の基材を係合部とシートクッションの間に押し込むと、係合部の端部に被覆部材の張出部を下側から容易に掛止めできる。
上記の車両用シートにおいて、前記張出部は、弾性を有することとしてよい。
こうすることで、被覆部材が係合部に掛止された状態を維持しやすくなる。これにより、シートバックの傾倒が変化した場合においても、被覆部材が係合部から外れにくくなる。
上記の車両用シートにおいて、前記張出部は、前記基材の前記自由端側の端を折り返した状態で縫合した部位であることとしてよい。
こうすることで、被覆部材の構成部品点数を削減できる。
上記の車両用シートにおいて、前記基材と前記張出部はそれぞれ異なる部材から構成され、前記張出部を前記基材に縫い付けたこととしてよい。
こうすることで、被覆部材において張出部を設ける位置に自由度を持たせることができる。
上記の車両用シートにおいて、前記張出部は、ループ部を有し、前記ループ部は、前記自由端に縫合されることとしてよい。
こうすることで、張出部を簡易な構造により弾性を持たせることができる。これにより、被覆部材が係合部に掛止された状態を維持しやすくなる。
上記の車両用シートにおいて、前記基材の幅は、前記端部の幅よりも広く、前記張出部の幅は、前記端部の幅よりも狭いこととしてよい。
こうすることで、被覆部材の基材が係合部を広く被覆可能となるとともに、被覆部材の張出部が係合部に掛止しやすくなる。
本発明によれば、チャイルドシートの取付機構と係合する係合部を被覆部材により被覆した状態と露出した状態とを容易に切り替えできる。
本発明の一態様によれば、チャイルドシートの取付機構と係合する端部の内側に張り出した張出部が、端部の内側から外れにくくなる。
本発明の一態様によれば、被覆部材を係合部に被覆させる作業が容易となる。
本発明の一態様によれば、係合部の露出を抑えることができる。
本発明の一態様によれば、係合部の端部に被覆部材の張出部を下側から容易に掛止めできる。
本発明の一態様によれば、被覆部材が係合部に掛止された状態を維持しやすくなる。
本発明の一態様によれば、被覆部材の構成部品点数を削減できる。
本発明の一態様によれば、被覆部材において張出部を設ける位置に自由度を持たせることができる。
本発明の一態様によれば、被覆部材が係合部に掛止された状態を維持しやすくなる。
本発明の一態様によれば、被覆部材の基材が係合部を広く被覆可能となるとともに、被覆部材の張出部が係合部に掛止しやすくなる。
本実施形態に係るリアシートの外観図である。 チャイルドシートの車両用シートへの取付構造の説明図である。 第1の実施形態に係る被覆部材の取付部分の拡大図である。 第1の実施形態に係る被覆部材の構成図である。 コの字型端部を有する係合部への第1の実施形態に係る被覆部材の掛止状態を説明する図である。 第1の実施形態に係る被覆部材を備える車両用シートのVI-VI断面図である。 被覆部材と係合部の係合状態を説明する図である。 被覆部材と係合部の係合状態を説明する図である。 被覆部材と係合部の係合状態を説明する図である。 被覆部材と係合部の係合状態を説明する図である。 被覆部材と係合部の係合状態を説明する図である。 第2の実施形態に係る被覆部材の取付部分の拡大図である。 第2の実施形態に係る被覆部材の構成図である。 第2の実施形態に係る被覆部材を備える車両用シートのVI-VI断面図である。 第3の実施形態に係る被覆部材を備える車両用シートのVI-VI断面図である。 L字型端部を有する係合部への被覆部材の掛止状態を説明する図である。
以下、図1乃至図16を参照しながら、本発明の実施の形態(以下、本実施形態)に係る車両用シートSについて説明する。
図1は、本実施形態に係る車両用シートSを備えるリアシートRSの外観図である。リアシートRSは、中央リアシートと、中央リアシートの側方にそれぞれ側部リアシートが設けられ、3人着座可能な構成となっている。なお、本実施形態においては、上記の側部リアシートを車両用シートSとする。
なお、以下の説明中、「前後方向」とは、車両用シートSの着座者から見たときの前後方向を意味し、車両の走行方向と一致する方向である。「シート幅方向」とは、車両用シートSの横幅方向を意味し、車両用シートSの着座者から見たときの左右方向と一致する。また、以下において「左」とは着座者から見たときの左を指し、同様に「右」とは着座者から見たときの右を指す。また、「高さ方向」とは、車両用シートSの高さ方向を意味し、車両用シートSを正面から見たときの上下方向と一致している。
図1に示すように、車両用シートSは、シートバックS1、シートクッションS2及びヘッドレストS3を有する。
シートバックS1は、車両用シートSの着座者の背及び腰部を支持する背もたれ面を構成する。シートクッションS2は、車両用シートSの着座者の臀部や大腿部を支持する着座面を構成する。ヘッドレストS3は、車両用シートSの着座者の頭部を支持する頭部支持面を構成する。
図2に示されるように、車両用シートSには、チャイルドシートCの取付機構C1と係合しチャイルドシートCを固定する係合部20が設けられている。係合部20は、シートバックS1とシートクッションS2との間に配置しており、係合部20と取付機構C1とが係合しロックされることにより、シートベルトを要さずにチャイルドシートCが車両用シートSに装着可能となっている。例えば、取付機構C1はISO規格に基づいて形成されたロック機構としてよい。
図5に示されるように、取付機構C1と係合する係合部20は、先端がコの字型部20Aとなるよう形成されたワイヤーにより構成されており、チャイルドシートCの取り付け時には取付機構C1が前端部20Bにロックされる。
また、図1乃至図3に示されるように、シートクッションS2には、被覆部材10が設けられており、チャイルドシートCの非装着状態においては、被覆部材10が係合部20の少なくとも一部を被覆するように係合部20に掛止される。
図3に示されるように、被覆部材10の一端(固定端13A)はシートクッションS2に固定されるとともに、他端は自由端(自由端13B)となっている。図6に示されるように、固定端13Aは、シートクッションS2のクッションパッド30を被覆する表皮材32と縫合部33において縫合されシートクッションS2に固定されている。
また、図3に示されるように、被覆部材10は、フラップ12(被覆部材10の基材)と、フラップ12の上面に設けられたタブ14(張出部)とを有する。なお、以下においては、フラップ12の自由端13Bを係合部20に向けた状態で上側となる面を上面、下側となる面を下面とする。本実施形態では、タブ14は、フラップ12との接続部から固定端13A側に延出するつまみ形状の部位である。
図4に示されるように、縫製前の被覆部材10は、フラップ形成領域12aと、フラップ形成領域12aの先端から凸状に延出したタブ形成領域14aとを備える一枚の表皮材を構成要素とする。そして、図4及び図6に示されるように、タブ形成領域14をループ状に折り畳んだ状態で、フラップ12の裏面に配置したクッション材15及び裏布16とともにタブ14を縫合部17において縫合する。これにより図3に示す被覆部材10が構成される。このように、被覆部材10は、表皮材、クッション材、裏布を縫製した部材とすることで、被覆部材10と車両用シートSとの一体感を向上させ、被覆部材10が目立たないようにできる。これにより、車両用シートSの外観意匠を向上でき、また被覆部材10の強度、クッション性を高めることができる。
なお、被覆部材10を構成する表皮材には、例えば布地、合皮、本革等、被覆部材10を構成するクッション材15には、ウレタンフォーム等、被覆部材10を構成する裏布16には、ナイロンハーフ、不織布等を用いることとしてよい。
ここで、図7乃至図10に基づいて、被覆部材10を係合部20に向けて押し込み、又引き出した場合の被覆部材10と係合部20との係合状態について説明する。なお、図7乃至図10は、VI-VI断面図を簡略化して示したものである。
まず、図7に示されるように、被覆部材10の自由端13Bを、係合部20とシートクッションS2の間に押し込むと、図8に示されるように、タブ14が係合部20の前端部20BとシートクッションS2との間に挟まれて潰れながら押し込み方向に移動する。
そして、図9に示されるように、タブ14の固定端13A側の端部が前端部20Bを超えて押し込まれると、タブ14の前端部20BとシートクッションS2による抑えこみが開放され、タブ14がコの字型部20Aの内側において上部に向けて張り出す(展開する)。
図9に示す状態から、被覆部材10を固定端13A方向に引き戻すと、図10に示すように、タブ14の後端部が前端部20Bに当接し、掛止される。
すなわち、図5及び図6に示されるように、被覆部材10の自由端13Bを係合部20とシートクッションS2との間に挿入した場合において、被覆部材10のタブ14が係合部20のコの字型部20Aの内側に配され、コの字型部20Aの前端部20Bに掛止される。これにより、係合部20の前端部20Bの一部が、タブ14により被覆された状態となる。このように、被覆部材10の自由端13Bを係合部20とシートクッションS2の間に挿入することで、被覆部材10を係合部20に容易に掛止することができる。
被覆部材10を固定端13A側に引き出す場合には、コの字型部20Aの内部に張り出したタブ14が、前端部20Bと当接する。タブ14はループ構造による弾性を有しているため、シートバックS1の傾倒角度を変化させた場合においても、タブ14が前端部20Bから容易には外れなくなる。
次に、被覆部材10をさらに固定端13A側に引き出すと、図11に示すように、タブ14の上部が前端部20Bに抑え込まれることで上下方向に潰れながらタブ14が引き出される。そして、タブ14の端部(フラップ12との接続部とは反対側の端部)が前端部20Bを通過すると、前端部20Bによる抑え込みが開放され、図7に示す状態に戻る。
なお、本実施形態では、タブ14の幅(シート幅方向における幅)を、係合部20のコの字型部20Aの幅(シート幅方向における幅)よりも短くすることで、タブ14がコの字型部20Aの内側に挿通されやすくなり、それにより被覆部材10の自由端13Bを係合部20とシートクッションS2の間に挿入した場合に、タブ14が前端部20Bに掛止されやすくなる。一方で、フラップ12の幅(シート幅方向における幅)を、係合部20のコの字型部20Aの幅(シート幅方向における幅)よりも長くするようにしてよい。これにより、被覆部材10のフラップ12の強度を高めることができる。
また、チャイルドシートCを係合部20に取り付ける際には、被覆部材10をシート前方側に引き出すことにより、タブ14は容易に変形するため、タブ14と前端部20Bとの掛止を外すことができる。
また、上述した被覆部材10においては、フラップ12の一部をループ状に折り畳んでタブ14を構成しているため、被覆部材10を係合部20に掛止させるための機構を構成する部品点数を削減できる。
次に、図12乃至図14に基づいて本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態に係る被覆部材10Aは、タブ14Aが被覆部材10Aの下面に設けられている点、及びタブ14Aがフラップ12と一体ではない点で第1の実施形態と相違し、他の点では共通している。以下では主に第1の実施形態に係る被覆部材10との相違点について説明する。
図12に示されるように、被覆部材10Aにおいては、フラップ12の下面側にタブ14Aが設けられている。
図13に示されるように、被覆部材10Aの縫製前を示す被覆部材10は、それぞれ別部材として構成されたフラップ形成領域12bと、タブ形成領域14とを構成要素とする。そして、図13及び図14に示されるように、タブ形成領域14をループ状に折り畳んで構成したタブ14Aを、フラップ12の裏面(下面)側に配置し、フラップ12の裏面に配置したクッション材15及び裏布16とともに縫合部17において縫合する。これにより図12に示す被覆部材10Aが構成される。
そして、図14に示されるように、被覆部材10Aの自由端13Bを係合部20とシートバックS1との間に挿入した場合において、被覆部材10Aのタブ14Aが係合部20の上からコの字型部20Aの内側に配され、コの字型部20Aの前端部20Bに掛止される。これにより、コの字型部20Aが、被覆部材10により被覆された状態となる。このように、被覆部材10Aの自由端13Bを係合部20とシートバックS1の間に挿入することで、被覆部材10Aを係合部20に容易に掛止することができる。
タブ14Aは、ループ状に形成されており弾性を有しているため、シートバックS1の傾倒角度を変化させた場合においても、タブ14Aが前端部20Bから外れにくくなる。
また、タブ14Aの幅(シート幅方向における幅)を、係合部20のコの字型部20Aの幅(シート幅方向における幅)よりも短くすることで、タブ14Aがコの字型部20Aの内側に挿通されやすくなり、それにより被覆部材10Aの自由端13Bを係合部20とシートバックS1の間に挿入した場合に、タブ14Aが前端部20Bに掛止されやすくなる。一方で、フラップ12の幅(シート幅方向における幅)を、係合部20のコの字型部20Aの幅(シート幅方向における幅)よりも長くするようにしてよい。これにより、被覆部材10Aのフラップ12が、係合部20を広く被覆できる。また、被覆部材10Aは、係合部20の上部を被覆するため、係合部20を露出させず、外観意匠を向上させることができる。
また、チャイルドシートCを係合部20に取り付ける際には、被覆部材10Aをシート前方側に引っ張ることにより、タブ14Aは容易に変形するため、タブ14Aと前端部20Bとの掛止を容易に外すことができる。
また、図15には、第3の実施形態に係る被覆部材10BのVI-VI断面図を示した。第3の実施形態に係る被覆部材10Bは、ループ状でない舌状のタブ14Bを設けた点で第2の実施形態に係る被覆部材10Aと相違するが他の点では共通している。
ここで、タブ14Bには、ウレタンフォーム、合成樹脂、PVC等の柔軟性のあるプラスチック材料等を用いることとしてよい。
また、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、第1の実施形態において、被覆部材10のタブ形成領域14をループ状に折り畳んだタブ14を、被覆部材10の下面側に設けるようにしてもよい。こうした場合には、被覆部材10の自由端13Bが、係合部20とシートバックS1の間に押し込まれると、被覆部材10のタブ14は、係合部20の上側からコの字型部20Aの内側に通されて、前端部20Bに掛止されることとなる。
また、上記の第2、第3の実施形態において、タブ14A、タブ14Bは、フラップ12の上面側に取り付けても構わない。そして、タブ14A、タブ14Bはフラップ12の自由端13B側の縁部以外に取り付けてもよい。
また、上記の実施形態においては、コの字型部20Aを有する係合部20を被覆する被覆部材10の例について説明したが、係合部20の端部形状はコの字型に限定されない。例えば、被覆部材10は、コの字型部20Aでなく、図16に示すようなL字形状の端部(L字型部20C)を有する係合部20に対しても同様に適用可能である。この場合においても、自由端13BをシートクッションS2と係合部20との間に挿入すると、タブ14はL字型部20Cの内側、すなわちL字型部20Cの前端部20Bよりもシート後面側に張り出して、前端部20Bに掛止されることとなる。
RS リアシート
C チャイルドシート
C1 取付機構
S 車両用シート
S1 シートバック
S2 シートクッション
S3 ヘッドレスト
10 被覆部材
10a 被覆部材(縫製前)
10b 被覆部材(縫製前)
10A 被覆部材
10B 被覆部材
12 フラップ(基材)
12a フラップ形成領域
12b フラップ形成領域
13A 固定端
13B 自由端
14 タブ(張出部)
14a タブ形成領域
14b タブ形成領域
14A タブ(張出部)
14B タブ(張出部)
15 クッション材
16 裏布
17 縫合部
18 縫合部
20 係合部
20A コの字型部
20B 前端部
20C L字型部
30 クッションパッド
32 表皮材
33 縫合部

Claims (10)

  1. チャイルドシートを装着可能な車両用シートであって、
    前記チャイルドシートの取付機構と係合する端部を有する係合部と、
    前記係合部の少なくとも一部を被覆する被覆部材と、を備え、
    前記係合部は、シートバックとシートクッションの間に配置され、
    前記被覆部材は、
    一端がシートの表皮材に固定される固定端であり、他端が自由端である基材と、
    前記基材の上面又は下面に設けられ、前記自由端が前記シートバックと前記係合部の間、又は前記シートクッションと前記係合部との間に挿入されると、前記端部の内側に張り出す張出部と、を有し、
    前記固定端は、前記係合部よりもシート前方に設けられることを特徴とする車両用シート。
  2. 前記張出部は、前記基材との接続部から前記固定端側に延出し、
    前記張出部は前記自由端の幅方向中央に設けられ
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記張出部は、前記係合部の前端部に掛止される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シート。
  4. 前記張出部は、前記基材の下面に設けられ、
    前記自由端が前記シートバックと前記係合部との間に挿入されると、前記張出部が前記端部の上から前記前端部に掛止される
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両用シート。
  5. 前記張出部は、前記基材の上面に設けられ、
    前記自由端が前記シートクッションと前記係合部との間に挿入されると、前記張出部が前記端部の下から前記前端部に掛止される
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両用シート。
  6. 前記張出部は、弾性を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の車両用シート。
  7. 前記張出部は、前記基材の前記自由端側の端を折り返した状態で縫合した部位であることを特徴とする請求項6に記載の車両用シート。
  8. 前記基材と前記張出部はそれぞれ異なる部材から構成され、
    前記張出部を前記基材に縫い付けたことを特徴とする請求項6に記載の車両用シート。
  9. 前記張出部は、ループ部を有し、
    前記ループ部は、前記自由端に縫合されることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の車両用シート。
  10. 前記基材の幅は、前記端部の幅よりも広く、前記張出部の幅は、前記端部の幅よりも狭いことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の車両用シート。
JP2016044561A 2016-03-08 2016-03-08 車両用シート Active JP6329979B2 (ja)

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