JP6581893B2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート Download PDF

Info

Publication number
JP6581893B2
JP6581893B2 JP2015242113A JP2015242113A JP6581893B2 JP 6581893 B2 JP6581893 B2 JP 6581893B2 JP 2015242113 A JP2015242113 A JP 2015242113A JP 2015242113 A JP2015242113 A JP 2015242113A JP 6581893 B2 JP6581893 B2 JP 6581893B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
vehicle seat
folded
epidermis
grooves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015242113A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017105389A (ja
Inventor
光太郎 熊谷
光太郎 熊谷
厚 石井
厚 石井
田口 雅之
雅之 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tachi S Co Ltd filed Critical Tachi S Co Ltd
Priority to JP2015242113A priority Critical patent/JP6581893B2/ja
Publication of JP2017105389A publication Critical patent/JP2017105389A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6581893B2 publication Critical patent/JP6581893B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

本開示は車両用シートに関し、例えば表皮に軟質樹脂を用いた車両用シートに適用可能である。
車両用シートは、人が臀部を乗せる部分であるシートクッションと、人が背部を預けるシートバックと、を備える。シートクッションおよびシートバックは、それぞれ、フレームとフレームに支持されたパッドと、パッドを覆う表皮(トリムカバー)と、を備える。表皮はパッドの表面を覆い、表皮の端末部分はフレームに取付け部材を介して固定される。
例えば、特開2014−8794号公報(特許文献1)には、「この発明の自動車シートに用いるシート・クッション・トリム・カバーは、クッション・サイドまちが、上下方向において中間部分を複数のひだに、下方端末部分を溝形にそれぞれなす断面形状に軟質樹脂で成形され、そして、その下方端末部分を除く周囲端末でメイン・トリム・カバーに縫い付けられてサイド・フィニッシャーの端末をその溝形の下方端末部分にはめ込んでシート・クッション・フレームと挟み込み可能にする。」が開示されている。
特開2014−8794号公報
軟質樹脂成形品(軟質素材)では素材の変形が少なく、特許文献1のようなひだを設けても、着座時に起こるパッドのたわみ(変形)に追従する表皮材の伸び(変形)が弱くなる場合がある。結果、表皮材のパッドのたわみへの追従性がなくなり、座り心地性能を低下させてしまう。
本開示の課題は、軟質素材を用いた表皮の柔軟性が向上する車両用シートを提供することにある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本開示のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、車両用シートは、表皮と、前記表皮が取り付けられる基体と、前記表皮と前記基体との間に配置されるパッドと、前記基体と前記表皮とを接続する接続構造体と、を備える。前記表皮は、第1の表皮と、前記第1の表皮および前記接続構造体を接続し、軟質素材によって形成される第2の表皮と、を備える。前記第1の表皮と当該第2の表皮との接続部は前記パッドの頂部付近に位置する。前記接続構造体は前記接続部より側方に位置する。前記第2の表皮は複数の凹凸部をし、前記複数の凹凸部は、それぞれ表側が凹部で裏側が凸部であり、前記複数の凹凸部の厚さは、それぞれその周辺部分の厚さよりも薄い。
上記車両用シートによれば、表皮の柔軟性を向上することができる。
実施例に係る車両用シートの斜視図 図1のシートバックの斜視図 図2のA−A断面図(非荷重時) 図2のA−A断面図(荷重時) 図1のシートバックを裏側から見た状態を示す斜視図 図5のC部分の拡大図 図6のシートバックの斜視図 図6の第2の表皮の斜視図 図5のD部分の拡大図 図1のシートクッションの斜視図 図10のK−K断面図 図1のシートバックの斜視図 比較例に係るシートバックの着座時の断面図 実施例に係るシートバックの着座時の断面図 実施例に係るシートバックの乗降時の断面図 図1の車両用シートの側面図 変形例1に係るシートバックの一部を示す斜視図 変形例2に係るシートバックの一部を示す斜視図 変形例3に係るシートバックの一部を示す斜視図
以下、実施例および変形例について、図面を用いて説明する。ただし、以下の説明において、同一構成要素には同一符号を付し繰り返しの説明を省略することがある。なお、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
図1は実施例に係る車両用シートの斜視図である。図2は図1のシートバックの斜視図である。図3は図2のA−A断面図(非荷重時)である。図4は図2のA−A断面図(荷重時)である。
車両用シート1は、着座者が臀部を乗せる部分であるシートクッション2と、着座者が背部を預けるシートバック3と、着座者の頭部を預けるヘッドレスト9と、を備える。
シートクッション2は、骨格構造であるフレーム4と、フレーム4に固定されるパッド(不図示)と、パッドを覆う表皮6と、フレーム4の下方部分を覆うフレームカバー8と、を備える。フレーム4は、鋼材、硬質の合成樹脂、等といった剛性の高い材料によって形成される。
表皮6は第1の表皮6aと第2の表皮6bとによって形成される。第1の表皮6aは着座者が着座する際に少なくともその臀部が接する部分を含む形状をしており、パッドの上面とほぼ同じ形状となるように形成されている。第2の表皮6bは、パッドの少なくとも前側部と左右側部を覆うような側部と、第1の表皮6aと縫い合わされる接合部と、前側部および左右側部から内方に折り曲げられる接続部と、を備える。
第1の表皮6aの端末と第2の表皮6bの接続部とは、接合部位である縫い目6cにおいて縫い糸によって縫い合わされて接続される。縫い目6cは美観上外側に現れないように第1および第2の表皮の内側になるように縫い合わされる。縫い目6cはシートクッション2の頂部(稜線)付近に位置する。
第1の表皮6aは、皮、革、合成皮革、布、それらとの同等物、またはそれらを組み合わせた部材によって形成される。第2の表皮6bは、エラストマ、軟質樹脂、形成不織布、それらとの同等物、またはそれらを組み合わせた材料、等といった軟質素材によって形成される。エラストマは、ゴム状で弾力性を有する工業用材料であり、例えばオレフィン系熱可塑性エラストマが用いられる。フレームカバー8は合成樹脂を材料とする樹脂成型加工によって形成される。
シートバック3は、骨格構造であるパイプフレーム11と、パイプフレーム11に支持されるバックボード12と、バックボード12に固定されるパッド5bと、パッド5bを覆う表皮13と、を備える。パイプフレーム11は、図示しないリクライニング機構によってシートクッション2側のフレーム4に揺動可能に連結される。パイプフレーム11は鋼材によって形成される。バックボード12は硬質の合成樹脂によって形成される。パッド5bは着座者にクッション性を付与する部材であり、例えば発泡性の樹脂でウレタンによって形成される。
表皮13は第1の表皮13aと第2の表皮13bとによって形成される。第2の表皮13bは第1の表皮13aを挟んで左右両側に分離して設けられる。第1の表皮13aの端末と第2の表皮13bの接続部とは、接合部位である縫い目13cにおいて縫い糸によって縫い合わされて接続される。縫い目13cは美観上外側に現れないように第1および第2の表皮の内側になるように縫い合わされる。
第1の表皮13aは、皮、革、合成皮革、布、それらとの同等物、またはそれらを組み合わせた部材によって形成される。第2の表皮13bは、エラストマ、軟質樹脂、形成不織布、それらとの同等物、またはそれらを組み合わせた材料、等といった軟質素材によって形成される。これにより、第1の表皮13aと第2の表皮13bはミシン等で縫い合わせることができる。
図5は図1のシートバックを裏側から見た状態を示す斜視図である。図6は図5のB部分の拡大図である。図7は図6のシートバックの斜視図である。図8は図6の第2の表皮の斜視図である。図5〜8においては、バックボード12および表皮13bの水平断面図も示している。
図5に示すように、第2の表皮13bはバックボード12の上部および下部において左右が分離されている。
図7に示すように、バックボード12の裏面の周縁部には内部へ折り返される第1の折返し部12aaと、第1の折返し部12aaから外部に折り返される第2の折り返し部12abと、第2の折り返し部12abからさらに外部に折り返される第3の折返し部12acと、を有する。これにより、水平断面視でコの字状の溝を有する折返し12aが形成される。
図8に示すように、第2の表皮13bは縫い目13cと反対側の端部13daに、内部へ折り返される第1の折返し部13dbと、第1の折返し部13dbからさらに内部へ折り返される第2の折返し部13dcと、を有する。これにより、水平断面視でコの字状の溝を有する折返し部13dが形成される。第1の折返し部13dbおよび第2の折返し部13dcは第2の表皮13bを成型加工によって製造する際に同じ材料によって同時に第2の表皮13bと一体に形成される。
バックボード12とパッド5bとの一体構造体の表面に表皮13を被せ、さらに、図6に示すように、凸部である折返し部13dの第2の折返し部13dcをバックボード12の折返し部12aの溝へ所定の押圧力で挿入することにより、折返し部13dと折返し部12a嵌合させる。折返し部12aおよび折返し部13dは、外周方向に沿って同一断面が連続して形成されるため、表皮13は外周方向に沿って位置を調整しながら嵌合することができる。この嵌合により、表皮13がバックボード12とパッド5bとの一体構造体の表面に密着状態で装着され、車両用シート1の完成状態となる。本実施例では、基体としてのバックボード12と第2の表皮13bとを接続するための接続構造体が、第2の表皮13bに設けられた折返し部13dと、基体としてのバックボード12に設けられた折返し部12aとによって形成される。
図9は図5のD部分の拡大図である。
バックボード12の上部に位置する第2の表皮13bの部分の第1の折返し部13dbには突起部材であるつまみ部16bが設けられる。つまみ部16bは第2の表皮13bを成型加工によって製造する際に同じ材料によって同時に第2の表皮53bと一体に形成される。
取り外し時は、つまみ部16bを外部方向(バックボード12と反対方向)に引っ張ると、折返し部13dが折返し部12aから抜け出し取り外すことができる。なお、左右の第1の折返し部13dbは接続されておらず第1の折返し部13dbの端部がバックボード12の上に位置し、取外しのきっかけをつけることが可能であるので、つまみ部16bはなくてもよい。
図10は図1のシートクッションの斜視図である。図11は図10のK−K断面図である。図11は着座者から見て左半分を示している。L−L’線はシートクッション2の左右の中心を通る線であり、上下方向に沿っている。
図11に示すように、シートクッション2は、以上に説明したシートバック3の接続構造体と同様の接続構造体を備えている。すなわち、表皮6を形成している第2の表皮6bの周縁部分に図8に示される折返し部13dと同様の折返し部6dが設けられる。他方、フレーム4の周縁部分に図7に示される折返し部12aと同様の折返し部4aが設けられる。フレーム4の前部に位置する第2の表皮6bの部分の第1の折返し部にはつまみ部16bと同様のつまみ部が設けられる。そして、第2の表皮6b側の折返し部6dを基材としてのフレーム4側の折返し部4aに挿入することにより、第2の表皮6bとフレーム4とが接続される。縫い目6cはシートクッション2(パッド5a)の頂部(稜線)付近に位置し、第2の表皮6bは上方(着座者側)から視認することができる箇所に位置する。また、第2の表皮6bおよび縫い目6cはシートクッション2の前部にも位置する。よって、第2の表皮6bはシートクッション2の前部と側部とのコーナ部を覆っている。第2の表皮6bの大部分(折返し部6dを含む)は縫い目6cより側方に位置し、断面視で第2の表皮6bは外側に凸の曲線状である。
実施例では、バックフレーム等の基体に形成したコの字状の断面の溝と、表皮等の取付け部材に形成したコの字状の断面の溝とを嵌合する。基体と取付け部材の嵌合部は、外周方向に沿って同一断面が連続して形成されているため、取付け部材は外周方向に沿って位置を調整しながら嵌合することができる。これにより、表皮縫製時のばらつきによる柄ずれ(水平・垂直が出ない等)や偏った張力によるシワ等を低減することができる。
基体と取付け部材の嵌合の強さは、基体に適当な間隔でリブや突起を設ける、または、取付け部材の断面形状に波型を形成したり、リブを配置したりすることで、任意の強さに設定可能である。
また、つまみ部を取付け部材に成形することで、取付け部材を剥がすきっかけとなり、着せ替えカバーに適用することが可能となる。
表皮に軟質素材を用いる場合、その形状や厚み等の条件によっては内包するパッドのたわみ特性を阻害したり、着座時に異物感を感じてしまったりする可能性がある。図3に示すように、第2の表皮13bはその一部分(破線楕円Bの部分)にレリーフ状のスリット(溝)を備える。それぞれの溝は第2の表皮13bの表側が凹部であり、裏側が凸部になっている。第2の表皮13bの溝の凹凸部の厚さは周辺よりも薄くなっている。これにより、第2の表皮13bに形成したスリット(溝)が非荷重時(図3)よりも荷重時(図4)の方が多く潰れることで十分なパッド本来のたわみの追従性を確保することができる。このように、軟質素材を用いた表皮へ柔軟性(伸長やたわみ)を与えたい場合は、断面や厚みを工夫することにより、場所や範囲を問わず柔軟性(伸長やたわみ)を自在に与えることができる。なお、第2の表皮13bの第1の表皮13a側の端部はシートバック3(パッド5b)の頂部(稜線)よりも第1の表皮13a側に位置し、縫い目13cはその頂部(稜線)付近に位置し、第2の表皮13bは前方(着座者側)から視認することができる箇所に位置する。第2の表皮13bの大部分(折り返し部13dを含む)は縫い目13cより側方に位置し、断面視で第2の表皮13bは外側に凸の曲線状である。
図12は図1のシートバックの斜視図である。図13は比較例に係るシートバックの着座時の断面図である。図14は実施例に係るシートバックの着座時の断面図である。図15は実施例に係るシートバックの乗降時の断面図である。図13〜15は着座者から見て左半分を示している。図13〜15には、図13〜15の相違が明示するために、同じ位置にE−E’線、F−F’線、G−G’線、H−H’線、I−I’線が示されている。また、仮想人体(着座者)SBも示されている。E−E’線はシートバック3の左右の中心を通る線であり、前後方向に沿っている。
図12に示すように、シートバック3は左右にサイドサポート部3ssを備える。サイドサポート部3ssの表皮13bに変形追従部SLを有する。変形追従部Tは3本の溝T1、T2、T3による凹凸部を有する。溝T1、T2、T3の幅は略同じであるが、長さは異なり、溝T1、溝T2、溝T3の順に長くなっている。溝T1、T2、T3の断面は、図3および図4に示すものと同様である。溝T1、T2、T3は第2の表皮13bの表側が凹部であり、裏側が凸部になっている。第2の表皮13bの溝の凹凸部の厚さは周辺よりも薄くなっている。すなわち、変形追従部Tは同じ厚さのものを折り曲げて構成される襞とは異なるものである。
比較例に係る車両用シートのシートバック3Rは第2の表皮13Rbに変形追従部(凹凸部)がないことを除き実施例に係る車両用シートのシートバック3と同様な構造をしている。図13に示すように、シートバック3Rでは、着座者が着座して中央付近(E−E’線とF−F’線との間)のパッド5bが撓んでも、第2の表皮13Rbに溝による凹凸部がないので、第2の表皮13Rbは伸長しない。よって、縫い目13cはG−G’線付近に位置する。
図14に示すように、シートバック2では、着座者が着座して負荷Jが加わり中央付近(E−E’線とF−F’線との間)のパッド5bが撓むに連れ、第1の表皮13aが引っ張られ、第2の表皮13bに変形追従部T(溝による凹凸部)があるので、第2の表皮13bは破線矢印EXで示すように伸長する。よって、サイドサポート部13ssの稜線も中央による(縫い目13cはG−G’線よりもF−F’線側に位置する)。これにより、着座時に変形するパッドへの表皮材の追従性が向上し、座り心地性能低下を軽減することができる。
図15に示すように、乗降時、サイドサポート部13ssの稜線付近に身体を預けなる態になり、その際パット5b、第2の表皮13bが変形する。また、荷重方向と折返し部(フック)13dの抜け方向とが近い方向になるので、折返し部13dが押される形で折返し部12aから外れる恐れがある。しかし、第2の表皮13bの凹凸形状の変形追従部Tによるたわみによって負荷を吸収し、折返し部13dへの負荷が減り、外れ難くなる。
図10および図11に示すように、シートクッション2の第2の表皮6bはシートバック3の第2の表皮13bと同様な3本の溝による変形追従部CTを有する。変形追従部CTはシートクッション2の側部、および側部と前部とのコーナ部に位置する。
図16は図1の車両用シートの側面図である。図16には、仮想人体SBが示されている。シートバック3では、第2の表皮13bの変形追従部Tはサイドサポート部13ssに有している。また、シートクッション2では、第2の表皮6bの変形追従部Tは側部と前部とのコーナ部に有している。しかし、変形追従部Tを設ける箇所は、これらに限定されるものではなく、側面視で仮想人体SBとシートクッション2またはシートバック3との重なりの大きい箇所の第2の表皮6b、13bに変形追従部を設けるのが好ましい。
<変形例>
第2の表皮6b、13bに有する変形追従部Tの形状は上記の形状に限定されるものではなく、溝の数、形状、大きさ等を変更してもよく、荷重に対し所望の伸長やたわみが発生するものであればよい。
図17は変形例1に係るシートバックの一部を示す斜視図である。図18は変形例2に係るシートバックの一部を示す斜視図である。図19は変形例3に係るシートバックの一部を示す斜視図である。
例えば、図17に示すように、変形例1に係るシートバック3Aの第2表皮13bAは変形追従部TAを備える。変形追従部TAは実施例と同様に3本の溝T1A、T2A、T3Aを有するが、3本の溝T1A、T2A、T3Aの幅はそれぞれ異なる。溝T1A、溝T3A、溝T2Aの順に幅は小さくなっている。なお、溝の長さは実施例と同様であるが、これに限定されるものではなく、長さは実施例と異なってもよい。
図18に示すように、変形例2に係るシートバック3Bの第2表皮13bBは変形追従部TBを備える。変形追従部TBは実施例と同様に3本の溝T1B、T2B、T3Bを有するが、溝T1Bの形状は他の2本の溝T2B、T2Cと異なる。異なる形状の溝は3本のうちいずれであってもよい。また、溝の形状はすべての溝で異なってもよいし、なお、溝の長さは実施例と同様であるが、これに限定されるものではなく、長さは実施例と異なってもよい。
図19に示すように、変形例3に係るシートバック3Cの第2表皮13bCは変形追従部TCを備える。変形追従部TCは3つの楕円形状の穴T1C、T2C、T3Cを有する。穴T1C、T2C、T3Cの形状や位置、数はこれに限定されるものではない。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態、実施例および変形例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態、実施例および変形例に限定されるものではなく、種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、実施例では、表皮13が取り付けられる基体をパイプフレーム11に支持されるバックボード12によって形成している。しかし、これに代えて、パイプフレーム11それ自体を基体とすることも可能である。さらにパイプフレーム11に支持されることなくそれ自体が骨格構造であるフレームとして機能するバックボードによって基体を構成することも可能である。
また、実施例では、シートバックの表皮とシートクッションの表皮とを別の部材としているが、これを一体のものとして形成してもよい。この場合には、第1の表皮6a、13aを一体に形成し、または一体となるように縫合し、その上で、第2の表皮6bおよび第2の表皮13bは互いに別体とすることが組み付け性の向上を図る上で好ましい。
1・・・車両用シート
2・・・シートクッション
3・・・シートバック
4・・・フレーム
5a、5b・・・パッド
6・・・表皮
6a・・・第1の表皮
6b・・・第2の表皮
6c・・・縫い目
8・・・フレームカバー
11・・・パイプフレーム
12・・・バックボード
12a・・・折返し部
13・・・表皮
13a・・・第1の表皮
13b・・・第2の表皮
13c・・・縫い目
13d・・・折返し部
13ss・・・サイドサポート部
T・・・変形追従部
T1、T2、T3・・・溝

Claims (12)

  1. 皮と、
    前記表皮が取り付けられる基体と、
    前記表皮と前記基体との間に配置されるパッドと、
    前記基体と前記表皮とを接続する接続構造体と、
    を備え、
    前記基体は、
    シートバックのフレームに支持されるバックボード、または、
    それ自身がフレームとして機能するバックボード、または、
    シートクッションのフレームであり、
    前記表皮は、
    着座者が着座しているときに着座者と接する第1の表皮と、
    前記第1の表皮および前記接続構造体を接続し、前記第1の表皮の部材と異なる材質である軟質素材によって形成され、前記パッドの左右側部を覆う第2の表皮と、
    を備え、
    前記第1の表皮と当該第2の表皮との接続部は前記パッドの頂部または頂部よりも左右方向における中央側に位置し、
    前記接続構造体は、前記第2の表皮の前記接続部が位置する端部とは反対側の端部と、前記基体の端部と、を接続し、前記接続部より左右方向における外側に位置し、
    前記第2の表皮が前記パッドと接する部分は断面視で外側に凸状の曲線状であり、
    前記第2の表皮の前記パッドと接する部分は複数のし、
    前記複数のは、それぞれ表側が凹部で前記パッドと接する裏側が凸部であり、
    前記複数の溝が形成される部分の厚さは、前記複数の溝のそれぞれの周辺部分の厚さよりも薄く構成される車両用シート
  2. 請求項1の車両用シートにおいて、
    前記複数のはそれぞれ楕円形状の穴である車両用シート
  3. 請求項1の車両用シートにおいて、
    前記第2の表皮は前記第1の表皮を挟んで左右両側に分離して設けられている車両用シート。
  4. 請求項3の車両用シートにおいて、
    前記複数のの幅はそれぞれ異なる車両用シート
  5. 請求項3の車両用シートにおいて、
    前記複数のの形状はそれぞれ異なる車両用シート
  6. 請求項1の車両用シートにおいて、
    前記接続構造体は、
    前記第2の表皮と同じ材料よって前記第2の表皮と一体的に形成される第1の折返し部と、
    前記基体に設けられる第2の折返し部と、
    を備え、
    前記第1の折返し部と前記第2の折返し部が嵌合される車両用シート
  7. 請求項6の車両用シートにおいて、
    前記第1および第2の折返し部は、それぞれ断面視においてコの字状の溝を備え、
    前記第2の折返し部の溝に前記第1の折返し部の溝が嵌合する車両用シート
  8. 請求項7の車両用シートにおいて、
    前記第1の折返し部は、
    前記基体方向に折り返される第1の部位と、
    前記第1の部位から前記第1の表皮方向に折り返される第2の部位と、
    を備え、
    前記第2の折返し部は、
    前記第1の表皮の方向に折り返される第3の部位と、
    前記第3の部位から前記第2の表皮の方向に折り返される第4の部位と、
    前記第4の部位から前記第1の表皮と反対方向に折り返される第5の部位と、
    を備える車両用シート
  9. 請求項1の車両用シートにおいて、
    前記接続部では前記第1の表皮の周縁と前記第2の表皮の周縁とが縫合されている車両用シート
  10. 請求項1の車両用シートにおいて、
    前記軟質素材は、エラストマ、軟質樹脂、成形不識布、それらとの同等物、またはそれらを組み合わせたものである車両用シート
  11. 請求項1の車両用シートにおいて、
    記複数のは前記シートバックのサイドサポート部の第2の表皮に位置する車両用シート
  12. 請求項1の車両用シートにおいて、
    記複数のは前記シートクッションの側部と前部との間コーナ部付近の第2の表皮に位置する車両用シート
JP2015242113A 2015-12-11 2015-12-11 車両用シート Active JP6581893B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015242113A JP6581893B2 (ja) 2015-12-11 2015-12-11 車両用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015242113A JP6581893B2 (ja) 2015-12-11 2015-12-11 車両用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017105389A JP2017105389A (ja) 2017-06-15
JP6581893B2 true JP6581893B2 (ja) 2019-09-25

Family

ID=59058437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015242113A Active JP6581893B2 (ja) 2015-12-11 2015-12-11 車両用シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6581893B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017105389A (ja) 2017-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10227024B2 (en) Seat cover and vehicle seat
JP5098612B2 (ja) 乗物用シートの表皮材用ピースおよびその製造方法
JP6650362B2 (ja) 車両用シート
JP6634324B2 (ja) トリムカバー及び車両用シート
CN106608210B (zh) 车辆用座椅
JP6488885B2 (ja) シートカバー
JP4965156B2 (ja) 車両用シートバックカバー構造
JP5685077B2 (ja) 椅子及びこれを構成する座又は背
CN107985149B (zh) 车辆用座椅
JP2015066971A (ja) 車両用シート及びトリムカバー
JP4591196B2 (ja) 車両用シート
JP6358612B2 (ja) 車両用シート
JP6531575B2 (ja) 乗物用シート
JP6581893B2 (ja) 車両用シート
JP7055736B2 (ja) 車両用シート
JP6103474B2 (ja) シートクッション
JP2010142530A (ja) 車両用シート
JP4832924B2 (ja) 車両用シートバック
JP6594734B2 (ja) 車両用シート
JP6486792B2 (ja) 中折れシートバック
JP4625399B2 (ja) 椅子類の座
JP2008259673A (ja) 座席構造
JP7522081B2 (ja) シートバックパネル及び車両用シートバック
JP7436322B2 (ja) 車両用シート
US20240116416A1 (en) Cushion skin, seat cushion, and vehicle seat

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6581893

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250