JP2018012393A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】パッドに段差部が設けられている車両用シートにおいて、段差部を覆うトリムカバーの皺や弛みを抑制し、また、シートのデザインの自由度を高める。【解決手段】車両用シート1のシートバック3は、第1パッド部11と第2パッド部12との境界に沿って段差部13が設けられているパッド6と、パッド6を覆うトリムカバー7と、を備え、パッド6は、段差部13の全長に亘って段差部13から第1パッド部11と第2パッド部12との間に分け入る溝部14をさらに有し、トリムカバー7は、段差部13の表面に続く第1パッド部11の表面を覆う第1身頃7aと、第1身頃7aと接ぎ合わされており、段差部13の表面を覆う第1マチ7bと、段差部13の表面に続く第2パッド部12の表面を覆う第2身頃7cと、第2身頃7cと接ぎ合わされている第2マチ7dと、を有し、第1マチ7b及び第2マチ7dそれぞれの縁部は、溝部14に収容されている。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用シートに関する。
車両用シートは、典型的には、パッドと、パッドを覆うトリムカバーとを備える。トリムカバーは、複数の表皮片が縫製されてなり、例えばシートクッションのパッドを覆うトリムカバーは、表皮片として、パッドの座面を覆う身頃と、パッドの側面を覆うマチとを有する(例えば、特許文献1参照)。
マチは、パッドの段差部の表面を覆う場合にも適用される。図8に示す車両用シート61は、自動車の後部の助手席側に設置されるシートであり、シートバック63には、運転席側のシート(不図示)との間に配置される補助シートバック63aが一体に設けられており、補助シートバック63aには、シートクッション側に傾倒可能な引き出し式のアームレスト65が収納されている。
図9に示すように、シートバック63のパッド66は、第1パッド部71と、第1パッド部71に隣接されている第2パッド部72とを有する。第2パッド部72は補助シートバック63a(図8参照)のパッドを構成しており、第1パッド部71は補助シートバック63aを除くシートバック63(図8参照)のパッドを構成している。第1パッド部71と第2パッド部72とは一体に形成されている。そして、第2パッド部72の上端は、第1パッド部71の上端よりも下側に位置し、第1パッド部71の上端に対して凹となっており、第1パッド部71の上端部と第2パッド部72の上端部との間の境界の少なくとも一部に沿って段差部73が設けられている。
車両用シート61のトリムカバー67は、第1パッド部71及び第2パッド部72を一体に覆っており、表皮片として、段差部73の表面に続く第1パッド部71の上端面を覆う第1身頃67aと、段差部73の表面に続く第2パッド部72の上端面を覆う第2身頃67cと、第1身頃67a及び第2身頃67cと接ぎ合わされ、段差部73の表面を覆うマチ67bとを有する。
実開昭59−75351号公報
図8及び図9に示した車両用シート61では、トリムカバー67の第1身頃67aとマチ67bとの縫い代68a、及び第2身頃67cとマチ67bとの縫い代68bは、いずれもマチ67b側に倒されており、段差部73の表面に重ねられている。
段差部73の段差高さHは、例えばシートデザインに基づいて設定されるが、段差高さHに対して縫い代68a,68bの幅が過大であると、段差部73の表面上で縫い代68a,68bが重なり合う。例えば縫い代68a,68bの幅は縫製の作業性等を考慮して典型的には7〜8mmとされているところ、段差高さHが15mm以下である場合に、段差部73の表面上で縫い代68a,68bが重なり合う。縫い代68a,68bが重なり合うと、縫い代68a,68bに被さるマチ67bに皺や弛みが発生して車両用シート61の見栄えが損なわれる虞がある。
縫い代68a,68bの幅を縮小することには限度があり、縫い代68a,68bの幅を縮小することが制限されるのに起因して、段差部73の段差高さHを縮小することもまた制限される。この結果、シートのデザインに制約が生じる。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、パッドに段差部が設けられている車両用シートにおいて、段差部を覆うトリムカバーの皺や弛みを抑制し、また、シートのデザインの自由度を高めることを目的とする。
本発明の一態様の車両用シートは、第1パッド部と、前記第1パッド部に隣設されており且つ前記第1パッド部との境界の少なくとも一部に亘って前記第1パッド部に対して凹となる第2パッド部と、を有し、前記境界の少なくとも一部に沿って段差部が設けられているパッドと、複数の表皮片が縫製されてなり、前記パッドを一体に覆うトリムカバーと、を備え、前記パッドは、前記前記段差部の全長に亘って前記段差部から前記第1パッド部と前記第2パッド部との間に分け入る溝部をさらに有し、前記トリムカバーは、前記表皮片として、前記段差部の表面に続く前記第1パッド部の表面を覆う第1身頃と、前記第1身頃と接ぎ合わされており、前記段差部の表面を覆う第1マチと、前記段差部の表面に続く前記第2パッド部の表面を覆う第2身頃と、前記第2身頃と接ぎ合わされている第2マチと、を有し、前記第1マチ及び前記第2マチそれぞれの縁部は、前記溝部に収容されている。
本発明によれば、パッドに段差部が設けられている車両用シートにおいて、段差部を覆うトリムカバーの皺や弛みを抑制し、また、シートのデザインの自由度を高めることができる。
本発明の実施形態を説明するための、車両用シートの一例の正面図である。 図1の破線円IIで囲まれた部分の断面図である。 図1の車両用シートの変形例の断面図である。 図1の車両用シートの他の変形例の断面図である。 本発明の実施形態を説明するための、車両用シートの他の例の正面図である。 図5の破線円VIで囲まれた部分の断面図である。 図5の破線円VIIで囲まれた部分の断面図である。 従来の車両用シートの一例の正面図である。 図8の破線円IXで囲まれた部分の断面図である。
図1は、本発明の実施形態を説明するための、車両用シートの一例を示す。
図1に示す車両用シート1は、自動車の後部の助手席側に設置されるシートであり、座面部分を構成するシートクッション2と、背もたれ部分を構成するシートバック3と、シートに着席した乗員の頭部を支持するヘッドレスト4と、を備える。シートバック3には、運転席側のシート(不図示)との間に配置される補助シートバック3aが一体に設けられており、補助シートバック3aには、シートクッション2側に傾倒可能な引き出し式のアームレスト5が収納されている。
シートクッション2、シートバック3、ヘッドレスト4及びアームレスト5は、例えばウレタンフォームなどの発泡材からなるパッド、及びパッドを支持するフレームをそれぞれ有する。そして、シートクッション2、シートバック3、ヘッドレスト4及びアームレスト5それぞれのパッドは、トリムカバーによって覆われている。
トリムカバーは複数の表皮片が縫製されてなり、表皮片としては、例えば皮革(天然皮革、合成皮革)又は布帛(織物、編物、不織布)が用いられる。表皮片は、皮革又は布帛の単層構造であってもよいし、皮革又は布帛を表地として、皮革又は布帛にワディング(例えば弾性変形可能な軟質ポリウレタンフォームなどの樹脂発泡体)が積層された多層構造であってもよい。そして、トリムカバーは、同一種の表皮片によって形成されてもよいし、部位に応じて異なる複数種の表皮片によって形成されてもよい。
図2は、シートバック3の上端部の断面を示す。
シートバック3のパッド6は、第1パッド部11と、第1パッド部11に隣設されている第2パッド部12とを有する。第2パッド部12は補助シートバック3a(図1参照)のパッドを構成しており、第1パッド部11は補助シートバック3aを除くシートバック3のパッドを構成している。第1パッド部11と第2パッド部12とは一体に形成されている。
第2パッド部12の上端は、第1パッド部11の上端よりも下方に位置し、第1パッド部11の上端に対して凹となっており、第1パッド部11の上端部と第2パッド部12の上端部との間の境界の少なくとも一部に沿って段差部13が設けられている。そして、パッド6には、段差部13の全長に亘って段差部13から上下方向に第1パッド部11と第2パッド部12との間に分け入る溝部14が設けられている。
パッド6を覆うトリムカバー7は、表皮片として、段差部13の表面に続く第1パッド部11の上端面を覆う第1身頃7aと、第1身頃7aと接ぎ合わされており、段差部13の表面を覆う第1マチ7bと、段差部13の表面に続く第2パッド部12の上端面を覆う第2身頃7cと、第2身頃7cと接ぎ合わされている第2マチ7dと、を有する。
第1マチ7b及び第2マチ7dそれぞれの縁部は、重ね合わされた状態で互いに縫い合わされており、パッド6の溝部14に収容されている。
第1身頃7aと第1マチ7bとの縫い代8aは、第1マチ7b側に倒されており、段差部13の表面に重ねられている。第2身頃7cと第2マチ7dとの縫い代8bは第2マチ7d側に倒されているが、縫い代8bは溝部14に挿し込まれている。したがって、縫い代8bが段差部13の表面上で縫い代8aと重なり合うことはない。
段差部13の表面上で縫い代8aと縫い代8bとが重なり合わないので、段差部13の表面に重なり車両用シート1の外観に表れる第1マチ7bに皺や弛みが発生することが抑制される。これにより、皺や弛みに起因する車両用シート1の見栄えの低下を抑制することができる。そして、縫い代8a及び縫い代8bの幅を、段差部13の段差高さHの大小にかかわらず、縫製の作業性等を考慮して適宜設定できる。以上により、段差部13の段差高さHの制約を緩和し、車両用シート1のデザインの自由度を高めることができる。
パッド6及びトリムカバー7の上記の構成は、段差部13の段差高さHの最大値が、例えば15mm以下であって、比較的小さい場合に特に有用である。
図3及び図4は、車両用シート1の変形例をそれぞれ示す。
図3に示す例では、パッド6の溝部14に収容されているトリムカバー7の第1マチ7b及び第2マチ7dそれぞれの縁部が、補強材15と一体に縫い合わされている。これにより、車両用シート1の外観に表れる第1マチ7bの剛性が高まり、第1マチ7bの皺や弛みをより確実に抑制することができる。補強材15は、特に限定されないが、例えば樹脂製のシート材であってもよいし、又はトリムカバー7を形成する皮革や布帛の端切れであってもよい。
また、図4に示す例では、パッド6の溝部14に収容されているトリムカバー7の第1マチ7b及び第2マチ7dそれぞれの縁部が、互いに平行な複数条(図示の例では2条)のシーム16によって縫い合わされている。これにより、車両用シート1の外観に表れる第1マチ7bの剛性が高まり、第1マチ7bの皺や弛みをより確実に抑制することができる。
図5は、本発明の実施形態を説明するための、車両用シートの他の例を示す。
図5に示す車両用シート21は、自動車の前部に設置されるシートであり、シートクッション22と、シートバック23と、ヘッドレスト24と、を備える。シートクッション22、シートバック23、及びヘッドレスト24は、パッドをそれぞれ有し、シートクッション22、シートバック23、及びヘッドレスト24それぞれのパッドは、トリムカバーによって覆われている。
図6は、シートバック23の上端部の断面を示す。
シートバック23のパッド26は、第1パッド部31と、第1パッド部31に隣設されている第2パッド部32とを有する。第1パッド部31はシートバック23の幅方向両側の肩部23a(図5参照)のパッドを構成し、第2パッド部32は、幅方向両側の肩部23aの間に位置し且つヘッドレスト24が設置されるシートバック23の中央部23b(図5参照)のパッドを構成している。第1パッド部31と第2パッド部32とは一体に形成されている。
第2パッド部32の上端は、第1パッド部31の上端よりも下方に位置し、第1パッド部31の上端に対して凹となっており、第1パッド部31の上端部と第2パッド部32の上端部との間の境界の少なくとも一部に沿って段差部33が設けられている。そして、パッド26には、段差部33の全長に亘って段差部33から上下方向に第1パッド部31と第2パッド部32との間に分け入る溝部34が設けられている。
パッド26を覆うトリムカバー27は、表皮片として、段差部33の表面に続く第1パッド部31の上端面を覆う第1身頃27aと、第1身頃27aと接ぎ合わされており、段差部33の表面を覆う第1マチ27bと、段差部33の表面に続く第2パッド部32の上端面を覆う第2身頃27cと、第2身頃27cと接ぎ合わされている第2マチ27dと、を有する。
第1マチ27b及び第2マチ27dそれぞれの縁部は、重ね合わされた状態で互いに縫い合わされており、パッド26の溝部34に収容されている。
第1身頃27aと第1マチ27bとの縫い代28aは、第1マチ27b側に倒されており、段差部33の表面に重ねられている。第2身頃27cと第2マチ27dとの縫い代28bは第2マチ27d側に倒されているが、縫い代28bは溝部34に挿し込まれている。したがって、縫い代28bが段差部33の表面上で縫い代28aと重なり合うことはない。
段差部33の表面上で縫い代28aと縫い代28bとが重なり合わないので、段差部33の表面に重なり車両用シート21の外観に表れる第1マチ27bに皺や弛みが発生することが抑制される。これにより、皺や弛みに起因する車両用シート21の見栄えの低下を抑制することができる。そして、縫い代28a及び縫い代28bの幅を、段差部33の段差高さHの大小にかかわらず、縫製の作業性等を考慮して適宜設定できる。以上により、段差部33の段差高さHの制約を緩和し、車両用シート21のデザインの自由度を高めることができる。
なお、車両用シート21の外観に表れる第1マチ27bの剛性を高めることによって第1マチ27bの皺や弛みを抑制するため、パッド26の溝部34に収容される第1マチ27b及び第2マチ27dそれぞれの縁部を、図3に示したように補強材と一体に縫い合せてもよいし、図4に示したように複数条のシームによって互いに縫い合せてもよい。
図7は、シートクッション22の前端部の断面を示す。
シートクッション22のパッド46は、第1パッド部51と、第1パッド部51に隣設されている第2パッド部52とを有する。第1パッド部51は、シートクッション22の幅方向中央のサイサポート22a(図5参照)のパッドを構成し、第2パッド部52はサイサポート22aの両側のサイドサポート22b(図5参照)のパッドを構成している。第1パッド部51と第2パッド部52とは一体に形成されている。
第2パッド部52の前端は、第1パッド部51の前端よりも後方に位置し、第1パッド部51の前端に対して凹となっており、第1パッド部51の前端部と第2パッド部52の前端部との間の境界の少なくとも一部に沿って段差部53が設けられている。そして、パッド46には、段差部53の全長に亘って段差部53から前後方向に第1パッド部51と第2パッド部52との間に分け入る溝部54が設けられている。
パッド46を覆うトリムカバー47は、表皮片として、段差部53の表面に続く第1パッド部51の前端面を覆う第1身頃47aと、第1身頃47aと接ぎ合わされており、段差部53の表面を覆う第1マチ47bと、段差部53の表面に続く第2パッド部52の前端面を覆う第2身頃47cと、第2身頃47cと接ぎ合わされている第2マチ47dと、を有する。
第1マチ47b及び第2マチ47dそれぞれの縁部は、重ね合わされた状態で互いに縫い合わされており、パッド46の溝部54に収容されている。
第1身頃47aと第1マチ47bとの縫い代48aは、第1マチ47b側に倒されており、段差部53の表面に重ねられている。第2身頃47cと第2マチ47dとの縫い代48bは第2マチ47d側に倒されているが、縫い代48bは溝部54に挿し込まれている。したがって、縫い代48bが段差部53の表面上で縫い代48aと重なり合うことはない。
段差部53の表面上で縫い代48aと縫い代48bとが重なり合わないので、段差部53の表面に重なり車両用シート21の外観に表れる第1マチ47bに皺や弛みが発生することが抑制される。これにより、皺や弛みに起因する車両用シート21の見栄えの低下を抑制することができる。そして、縫い代48a及び縫い代48bの幅を、段差部53の段差高さHの大小にかかわらず、縫製の作業性等を考慮して適宜設定できる。以上により、段差部53の段差高さHの制約を緩和し、車両用シート21のデザインの自由度を高めることができる。
なお、車両用シート21の外観に表れる第1マチ47bの剛性を高めることによって第1マチ47bの皺や弛みを抑制するため、パッド46の溝部54に挿入される第1マチ47b及び第2マチ47dそれぞれの縁部を、図3に示したように補強材と一体に縫い合せてもよいし、図4に示したように複数条のシームによって互いに縫い合せてもよい。
以上、シートバック3の段差部13、シートバック23の段差部33、及びシートクッション22の段差部53を例に本発明を説明したが、本発明は、車両用シートの他の部位の段差部にも適用可能である。
1 車両用シート
2 シートクッション
3 シートバック
3a 補助シートバック
4 ヘッドレスト
5 アームレスト
6 パッド
7 トリムカバー
7a 第1身頃
7b 第1マチ
7c 第2身頃
7d 第2マチ
8a 縫い代
8b 縫い代
11 第1パッド部
12 第2パッド部
13 段差部
14 溝部
15 補強材
16 シーム
21 車両用シート
22 シートクッション
22a サイサポート
22b サイドサポート
23 シートバック
23a 肩部
23b 中央部
24 ヘッドレスト
26 パッド
27 トリムカバー
27a 第1身頃
27b 第1マチ
27c 第2身頃
27d 第2マチ
28a 縫い代
28b 縫い代
31 第1パッド部
32 第2パッド部
33 段差部
34 溝部
46 パッド
47 トリムカバー
47a 第1身頃
47b 第1マチ
47c 第2身頃
47d 第2マチ
48a 縫い代
48b 縫い代
51 第1パッド部
52 第2パッド部
53 段差部
54 溝部

Claims (5)

  1. 第1パッド部と、前記第1パッド部に隣設されており且つ前記第1パッド部との境界の少なくとも一部に亘って前記第1パッド部に対して凹となる第2パッド部と、を有し、前記境界の少なくとも一部に沿って段差部が設けられているパッドと、
    複数の表皮片が縫製されてなり、前記パッドを一体に覆うトリムカバーと、
    を備え、
    前記パッドは、前記前記段差部の全長に亘って前記段差部から前記第1パッド部と前記第2パッド部との間に分け入る溝部をさらに有し、
    前記トリムカバーは、前記表皮片として、
    前記段差部の表面に続く前記第1パッド部の表面を覆う第1身頃と、
    前記第1身頃と接ぎ合わされており、前記段差部の表面を覆う第1マチと、
    前記段差部の表面に続く前記第2パッド部の表面を覆う第2身頃と、
    前記第2身頃と接ぎ合わされている第2マチと、
    を有し、
    前記第1マチ及び前記第2マチそれぞれの縁部は、前記溝部に収容されている車両用シート。
  2. 請求項1記載の車両用シートであって、
    前記第1マチ及び前記第2マチそれぞれの縁部は、に重ね合わされた状態で互いに縫い合わされている車両用シート。
  3. 請求項2記載の車両用シートであって、
    前記第1マチ及び前記第2マチそれぞれの縁部は、補強材と一体に縫い合わされている車両用シート。
  4. 請求項2又は3記載の車両用シートであって、
    前記第1マチ及び前記第2マチそれぞれの縁部は、平行な複数条の縫い目によって互いに縫い合わされている車両用シート。
  5. 請求項1から4のいずれか一項記載の車両用シートであって、
    前記段差部の段差高さの最大値は、15mm以下である車両用シート。
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