JP6594734B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本開示は車両用シートに関し、例えばカバー交換可能な車両用シートに適用可能である。
車両用シートは、人が臀部を乗せる部分であるシートクッションと、人が背部を預けるシートバックと、を備える。シートクッションおよびシートバックは、それぞれ、フレームとフレームに指示されたパッドと、パッドを覆う表皮(トリムカバー)と、を備える。表皮はパッドの表面を覆い、表皮の端末部分はフレームに取付け部材を介して固定される。
例えば、実開平2−132500号公報(特許文献1)には、シートカバーの端末に固着される樹脂プレートのクリップと爪を形成し、そのクリップと係合する孔とその爪が係合する孔のそれぞれをフレームに開設することで、シートカバーをフレームに止着することが、開示される。
実開平2−132500号公報
特許文献1のような樹脂クリップは、しっかりはまるように返しの付いた断面形状になっており、一度締結してしまってから外す場合には、相手部品または樹脂クリップ自体を破損してしまう可能性がある。取り外す場合に、力加減の工夫や、専用工具を必要とするため時間がかかる。
本開示の課題は、表皮の取り外しが容易な車両用シートを提供することにある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本開示のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、車両用シートは、表皮と、表皮が取り付けられる基体と、基体と表皮とを接続する接続構造体と、を備える。表皮は、第1の表皮と、第1の表皮および接続構造体を接続し、軟質素材によって形成される第2の表皮と、を備える。接続構造体は、第2の表皮に一体的に形成される第1の折返し部と、基体に設けられる第2の折返し部と、を備え、第1の折返し部と前記第2の折返し部が嵌合される。
上記車両用シートによれば、表皮の取り外しを容易にすることができる。
実施例に係る車両用シートの斜視図 図1のシートバックの斜視図 図2のA−A断面図(非着座時) 図2のA−A断面図(着座時) 図1のシートバックを裏側から見た状態を示す斜視図 図5のC部分の拡大図 図6のシートバックの斜視図 図6の第2の表皮の斜視図 図5のD部分の拡大図 比較例に係る車両用シートを裏側から見た状態を示す分解斜視図 比較例に係る突起部材の形状を示す図 変形例1に係る接続構造体を説明するための図 変形例1に係る接続構造体を説明するための図 変形例1に係る接続構造体を説明するための図 変形例2に係る接続構造体を説明するための図(係合前) 変形例2に係る接続構造体を説明するための図(係合後)
以下、実施例および変形例について、図面を用いて説明する。ただし、以下の説明において、同一構成要素には同一符号を付し繰り返しの説明を省略することがある。なお、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
図1は実施例に係る車両用シートの斜視図である。図2は図1のシートバックの斜視図である。図3は図2のA−A断面図(非着座時)である。図4は図2のA−A断面図(着座時)である。
車両用シート1は、着座者が臀部を乗せる部分であるシートクッション2と、着座者が背部を預けるシートバック3と、着座者の頭部を預けるヘッドレスト9と、を備える。
シートクッション2は、骨格構造であるフレーム4と、フレーム4に固定されるパッド(不図示)と、パッドを覆う表皮6と、フレーム4の下方部分を覆うフレームカバー8と、を備える。フレーム4は、鋼材、硬質の合成樹脂、等といった剛性の高い材料によって形成される。
表皮6は第1の表皮6aと第2の表皮6bとによって形成される。第1の表皮6aは着座者が着座する際に少なくともその臀部が接する部分を含む形状をしており、パッドの上面とほぼ同じ形状となるように形成されている。第2の表皮6bは、パッドの少なくとも前側部と左右側部を覆うような側部と、第1の表皮6aと縫い合わされる接合部と、前側部および左右側部から内方に折り曲げられる接続部と、を備える。
第1の表皮6aの端末と第2の表皮6bの接続部とは、接合部位である縫い目6cにおいて縫い糸によって縫い合わされて接続される。縫い目6cは美観上外側に現れないように第1および第2の表皮の内側になるように縫い合わされる。
第1の表皮6aは、皮、革、合成皮革、布、それらとの同等物、またはそれらを組み合わせた部材によって形成される。第2の表皮6bは、エラストマ、軟質樹脂、形成不織布、それらとの同等物、またはそれらを組み合わせた材料、等といった軟質素材によって形成される。エラストマは、ゴム状で弾力性を有する工業用材料であり、例えばオレフィン系熱可塑性エラストマが用いられる。フレームカバー8は合成樹脂を材料とする樹脂成型加工によって形成される。
シートバック3は、骨格構造であるパイプフレーム11と、パイプフレーム11に支持されるバックボード12と、バックボード12に固定されるパッド5bと、パッド5bを覆う表皮13と、を備える。パイプフレーム11は、図示しないリクライニング機構によってシートクッション2側のフレーム4に揺動可能に連結される。パイプフレーム11は鋼材によって形成される。バックボード12は硬質の合成樹脂によって形成される。パッド5bは着座者にクッション性を付与する部材であり、例えば発泡性の樹脂でウレタンによって形成される。
表皮13は第1の表皮13aと第2の表皮13bとによって形成される。第2の表皮13bは第1の表皮13aを挟んで左右両側に分離して設けられる。第1の表皮13aの端末と第2の表皮13bの接続部とは、接合部位である縫い目13cにおいて縫い糸によって縫い合わされて接続される。縫い目13cは美観上外側に現れないように第1および第2の表皮の内側になるように縫い合わされる。
第1の表皮13aは、皮、革、合成皮革、布、それらとの同等物、またはそれらを組み合わせた部材によって形成される。第2の表皮13bは、エラストマ、軟質樹脂、形成不織布、それらとの同等物、またはそれらを組み合わせた材料、等といった軟質素材によって形成される。これにより、第1の表皮13aと第2の表皮13bはミシン等で縫い合わせることができる。
図5は図1のシートバックを裏側から見た状態を示す斜視図である。図6は図5のB部分の拡大図である。図7は図6のシートバックの斜視図である。図8は図6の第2の表皮の斜視図である。図5〜8においては、バックボード12および表皮13bの水平断面図も示している。
図5に示すように、第2の表皮13bはバックボード12の上部および下部において左右が分離されている。
図7に示すように、バックボード12の裏面の周縁部には内部へ折り返される第1の折返し部12aaと、第1の折返し部12aaから外部に折り返される第2の折り返し部12abと、第2の折り返し部12abからさらに外部に折り返される第3の折返し部12acと、を有する。これにより、水平断面視でコの字状の溝を有する折返し12aが形成される。
図8に示すように、第2の表皮13bは縫い目13cと反対側の端部13daに、内部へ折り返される第1の折返し部13dbと、第1の折返し部13dbからさらに内部へ折り返される第2の折返し部13dcと、を有する。これにより、水平断面視でコの字状の溝を有する折返し部13dが形成される。第1の折返し部13dbおよび第2の折返し部13dcは第2の表皮13bを成型加工によって製造する際に同じ材料によって同時に第2の表皮13bと一体に形成される。
バックボード12とパッド5bとの一体構造体の表面に表皮13を被せ、さらに、図6に示すように、凸部である折返し部13dの第2の折返し部13dcをバックボード12の折返し部12aの溝へ所定の押圧力で挿入することにより、折返し部13dと折返し部12a嵌合させる。折返し部12aおよび折返し部13dは、外周方向に沿って同一断面が連続して形成されるため、表皮13は外周方向に沿って位置を調整しながら嵌合することができる。この嵌合により、表皮13がバックボード12とパッド5bとの一体構造体の表面に密着状態で装着され、車両用シート1の完成状態となる。本実施例では、基体としてのバックボード12と第2の表皮13bとを接続するための接続構造体が、第2の表皮13bに設けられた折返し部13dと、基体としてのバックボード12に設けられた折返し部12aとによって形成される。
図9は図5のD部分の拡大図である。
バックボード12の上部に位置する第2の表皮13bの部分の第1の折返し部13dbには突起部材であるつまみ部16bが設けられる。つまみ部16bは第2の表皮13bを成型加工によって製造する際に同じ材料によって同時に第2の表皮53bと一体に形成される。
取り外し時は、つまみ部16bを外部方向(バックボード12と反対方向)に引っ張ると、折返し部13dが折返し部12aから抜け出し取り外すことができる。なお、左右の第1の折返し部13dbは接続されておらず第1の折返し部13dbの端部がバックボード12の上に位置し、取外しのきっかけをつけることが可能であるので、つまみ部16bはなくてもよい。
図10は比較例に係る車両用シートを裏側から見た状態を示す分解斜視図である。図11は図10の車両シートの突起部材の形状を説明するための斜視図である。
車両用シート1Rは、着座者が臀部を乗せる部分であるシートクッション2Rと、着座者が背部を預けるシートバック3Rとを備える。
シートクッション2Rは、骨格構造であるフレーム(不図示)と、フレームに固定されるパッド(不図示)と、パッドを覆う表皮6Rと、フレームの側面を覆うサイドカバー7Rと、フレームの下方部分を覆うフレームカバー8Rと、を備える。
第1の表皮6Raの端末と第2の表皮6Rbの接続部とは、接合部位である縫い目6Rcにおいて縫い糸によって縫い合わされて接続される。縫い目6Rcは美観上外側に現れないように第1および第2の表皮の内側になるように縫い合わされる。
第1の表皮6Raおよび第2の表皮6Rbは、それぞれ実施例の第1の表皮6aおよび第2の表皮6bと同様の部材で形成される。サイドカバー7Rおよびフレームカバー8Rは合成樹脂を材料とする樹脂成型加工によって形成される。
シートバック3Rは、骨格構造であるパイプフレーム(不図示)と、パイプフレームに支持されるバックボード12Rと、バックボード12Rに固定されるパッド5Rbと、パッド5Rbを覆う表皮13Rと、を備える。バックボード12Rは硬質の合成樹脂によって形成される。パッド5Rbは着座者にクッション性を付与する部材であり、例えば発泡性の樹脂でウレタンによって形成される。
表皮13Rは第1の表皮13Raと第2の表皮13Rbとによって形成される。第1の表皮13Raの端末と第2の表皮13Rbの接続部とは、接合部位である縫い目13Rcにおいて縫い糸によって縫い合わされて接続される。縫い目13Rcは美観上外側に現れないように第1および第2の表皮の内側になるように縫い合わされる。
第1の表皮13Raおよび第2の表皮13Rbは、それぞれ第1の表皮13aおよび第2の表皮13bと同様の部材によって形成される。
第2の表皮13Rbのうち縫い目13Rcと反対側の面は、所定幅(W)で内部へ折り返される。そしてこの折返し部13Rbaに複数の突起部材16Rが設けられる。突起部材16Rは第2の表皮13Rbを成型加工によって製造する際に同じ材料によって同時に第2の表皮13Rbと一体に形成される。
突起部材16Rは、第2の表皮13Rbの内部へ向けて突出する軸部16Raと、軸部16Raの先端に形成された大径部分としての大径で球形の頭部16Rbとを有する。バックボード12Rの孔17Rの直径は第2の表皮13Rbに設けられている突起部材16Rの頭部16Rbの直径よりも小さくなっている。さらに、孔17Rの直径は、突起部材16Rの頭部16Rbを所定の押圧力でその孔17Rへ押し込んだときに、その頭部16Rbが弾性変形しながら孔17Rを通過できるような大きさに設定される。
バックボード12Rとパッド5bとの一体構造体の表面に表皮13Rを被せ、さらに、第2の表皮13Rの突起部材16Rの頭部16Rbをバックボード12Rの各孔17R内へ所定の押圧力で挿入することにより、各突起部材16Rと各孔17Rとを係合すなわち嵌合させる。バックボード12Rの周縁部に設けられた孔17Rに突起部材16Rの頭部16Rbが押し込まれる。頭部16Rbの径は孔17Rの径よりも大きくなっているので、押し込まれた頭部16Rbは、容易に孔17Rから抜けない状態となる。
比較例では、表皮とバックボード等の基体の位置関係が固定されているため、表皮縫製時のばらつきが、表皮を固定した際に、柄ずれ(水平・垂直が出ない等)や、偏った張力によるシワ等として表れ、外観品質を損ねる恐れがある。
実施例では、バックフレーム等の基体に形成したコの字状の断面の溝と、表皮等の取付け部材に形成したコの字状の断面の溝とを嵌合する。基体と取付け部材の嵌合部は、外周方向に沿って同一断面が連続して形成されているため、取付け部材は外周方向に沿って位置を調整しながら嵌合することができる。これにより、表皮縫製時のばらつきによる柄ずれ(水平・垂直が出ない等)や偏った張力によるシワ等を比較例よりも低減することができる。
基体と取付け部材の嵌合の強さは、基体に適当な間隔でリブや突起を設ける、または、取付け部材の断面形状に波型を形成したり、リブを配置したりすることで、任意の強さに設定可能である。
また、つまみ部を取付け部材に成形することで、取付け部材を剥がすきっかけとなり、着せ替えカバーに適用することが可能となる。
図1において、シートクッション2は、以上に説明した接続構造体と同様の接続構造体を備えている。すなわち、表皮6を形成している第2の表皮6bの周縁部分に図8に示される折返し部13dと同様の折返し部が設けられる。他方、フレーム4の周縁部分に図7に示される折返し部12aと同様の折返し部が設けられる。フレーム4の前部に位置する第2の表皮6bの部分の第1の折返し部にはつまみ部16bと同様のつまみ部が設けられる。そして、第2の表皮6b側の折返し部を基材としてのフレーム4側の折返し部に挿入することにより、第2の表皮6bとフレーム4とが接続される。
表皮に軟質素材を用いる場合、その形状や厚み等の条件によっては内包するパッドのたわみ特性を阻害したり、着座時に異物感を感じてしまったりする可能性がある。図3に示すように、第2の表皮13bはその一部分(破線楕円Bの部分)にレリーフ状のスリットを備える。これにより、着座時、座面に圧力がかかると、第2の表皮13bに形成したスリットが非着座時(図3)よりも着座時(図4)の方が多く潰れることで十分なパッド本来のたわみを確保することができる。このように、軟質素材を用いた表皮へ柔軟性やたわみを与えたい場合は、断面や厚みを工夫することにより、場所や範囲を問わず柔軟性やたわみを自在に与えることができる。
<変形例1>
図12〜14は変形例1に係る接続構造体を説明するための図である。変形例1に係る接続構造体は、実施例に係る接続構造体(第2の表皮13bに設けられた折返し部13dと、基体としてのバックボード12に設けられた折返し部12aと、によって形成される接続構造体)の他に以下の接続構造体を備える。
バックボード12に孔17が設けられる。孔17は、平面視で、例えば円形状である。また、第2の表皮13bのつまみ部16bの直近の第1の折返し部13dbには突起部材である差込部16aが設けられる。突起部材16aはつまみ部16bと同様に第2の表皮13bを成型加工によって製造する際に同じ材料によって同時に第2の表皮13bと一体に形成される。
差込部16aは第2の表皮13bの内部へ向けて突出する軸部16aaと、その先端に形成される円錐形状の頭部16abと、を有する。
第2の表皮13bの折返し部13dをバックボード12の折返し部12に嵌合し、バックボード12の上部の周縁部に設けられた孔17に差込部16aの頭部16abを押し込んで、第2の表皮13bをバックボード12と接続する。これにより、第2の表皮13bはバックボード12に実施例よりもしっかり固定される。取り外し時は、つまみ部16bを外部方向(バックボード12と反対方向)に引っ張ると、頭部16abが孔17から抜け出し、第2の表皮13bの取り外しが容易になる。また、突起部材を孔に嵌合する箇所が左右1つずつであるので、表皮縫製時のばらつきによる柄ずれ(水平・垂直が出ない等)や偏った張力によるシワ等を比較例よりも低減することができる。
変形例1のシートクッション2の接続構造体はシートバック3の接続構造体と同様である。すなわち、第2の表皮6b側の折返し部とフレーム4側の折返し部とから形成される接続構造体に加え以下の接続構造体を備える。
フレーム4に孔17と同様の孔が設けられる。また、第2の表皮6bのつまみ部の直近の第1の折返し部には差込部16aと同様の差込部が設けられる。差込部はつまみ部と同様に第2の表皮6bを成型加工によって製造する際に同じ材料によって同時に第2の表皮6bと一体に形成される。差込部は第2の表皮6bの内部へ向けて突出する軸部16aaと同様の軸部と、その先端に形成される円錐形状の頭部16abと同様の頭部と、を有する。
第2の表皮6bの折返し部をフレーム4の折返し部に嵌合し、フレーム4の前部の周縁部に設けられた孔に突起部材の頭部を押し込んで、第2の表皮6bをフレーム4と接続する。
<変形例2>
図15、16は変形例2に係る接続構造体を説明するための図である。変形例2に係る接続構造体は、実施例に係る接続構造体の他に、または実施例と変形例1とを組み合わせた接続構造体の他に、以下の接続構造体を備える。
シードバック12の左右側部の下部の第2の折返し部13dcはそれぞれ突起部材18を備える。突起部18はシートバック12側に伸びる部位18aとシートバック12の上部側に伸びる部位18bとを備える。シートバック12の第1の折返し部12aaは孔19を備える。突起部18の部位18bをシートバック12の孔19を通過させ、第2の折返し部13dcをシートバック12の上部方向に移動させて第2の表皮13bの位置決めを行い、第2の表皮13bの折返し部13dをシートバック12の折返し部12aに嵌合する。これにより、表皮13の取付けが実施例よりも容易になる。また、突起部18がシートバック12の折返し部12aaに嵌合するので、表皮13が実施例よりしっかり固定される。孔19は突起部18の部位18aに比べて大きいので、第2の表皮13bの位置調整も可能である。
第1の折返し部13dbに突起部材16を備え、シートバック12に孔17を備える場合は、表皮13がさらにしっかり固定される。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態、実施例および変形例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態、実施例および変形例に限定されるものではなく、種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、実施例では、表皮13が取り付けられる基体をパイプフレーム11に支持されるバックボード12によって形成している。しかし、これに代えて、パイプフレーム11それ自体を基体とすることも可能である。さらにパイプフレーム11に支持されることなくそれ自体が骨格構造であるフレームとして機能するバックボードによって基体を構成することも可能である。
また、実施例では、シートバックの表皮とシートクッションの表皮とを別の部材としているが、これを一体のものとして形成してもよい。この場合には、第1の表皮6a、13aを一体に形成し、または一体となるように縫合し、その上で、第2の表皮6bおよび第2の表皮13bは互いに別体とすることが組み付け性の向上を図る上で好ましい。
また、実施例の第2の表皮13bに設けたレリーフ状のスリットは、比較例、変形例1および変形例2に係る車両用シートに設けてもよい。
1・・・車両用シート
2・・・シートクッション
3・・・シートバック
4・・・フレーム
5a、5b・・・パッド
6・・・表皮
6a・・・第1の表皮
6b・・・第2の表皮
6c・・・縫い目
8・・・フレームカバー
11・・・パイプフレーム
12・・・バックボード
12a・・・折返し部
13・・・表皮
13a・・・第1の表皮
13b・・・第2の表皮
13c・・・縫い目
13d・・・折返し部
16a・・・突起部材
16b・・・つまみ部
17・・・孔
18・・・突起部材
19・・・孔

Claims (10)

  1. シートクッションと、
    硬質の合成樹脂で形成され、フレームに支持されるバックボード、または、それ自身がフレームとして機能するバックボードと、前記バックボードに固定されるパッドと、前記パッドを覆う表皮と、前記バックボードと前記表皮とを接続する接続構造体と、を備えるシートバックと、
    を備え、
    前記表皮は、
    前記パッドの前面を覆う第1の表皮と、
    前記第1の表皮および前記接続構造体を接続し、前記第1の表皮の部材と異なる材質である軟質素材によって形成され、前記パッドの前記前面と側面との接続部から前記側面と後面との接続部に跨って前記側面を覆う第2の表皮と、
    を備え、
    前記接続構造体は、
    前記第2の表皮と同じ材料によって前記第2の表皮と体に形成される第1の折返し部と、
    前記バックボードに設けられる第2の折返し部と、
    を備え、
    前記第1の折返し部と前記第2の折返し部が嵌合され
    前記バックボードの上部に位置する前記接続構造体は、
    前記第2の表皮と同じ材料によって前記第2の表皮と一体に形成される第1の突起部材と、
    前記バックボードに設けられる第1の孔と、
    前記第2の表皮と同じ材料によって前記第2の表皮と一体に形成され、前記第1の突起部材の上部から伸びるつまみ部と、
    を備え、
    前記第1の突起部材は、
    前記バックボード方向に伸びる軸部と、
    前記軸部の先端に設けられる頭部と、
    を備え、
    前記第1の突起部材と前記第1の孔とが嵌合され、
    前記バックボードの左右側部の下部に位置する前記接続構造体は、
    前記第2の表皮に形成される第2の突起部材と、
    前記バックボードに設けられる第2の孔と、
    を備え、
    前記第2の突起部材は、
    前記バックボード方向に伸びる部位と、
    前記部位の先端から前記バックボードの上部方向に伸びる部位と、
    を備え、
    前記第2の突起部材と前記第2の孔とが嵌合されて構成され車両用シート
  2. 請求項1の車両用シートにおいて、
    前記第1および第2の折返し部は、それぞれ断面視においてコの字状の溝を備え、
    前記第2の折返し部の溝に前記第1の折返し部の溝が嵌合する車両用シート
  3. 請求項2の車両用シートにおいて、
    前記第1の折返し部は、
    前記シートバック方向に折り返される第1の部位と、
    前記第1の部位から前記第1の表皮方向に折り返される第2の部位と、
    を備え、
    前記第2の折返し部は、
    前記第1の表皮の方向に折り返される第3の部位と、
    前記第3の部位から前記第2の表皮の方向に折り返される第4の部位と、
    前記第4の部位から前記第1の表皮と反対方向に折り返される第5の部位と、
    を備える車両用シート
  4. 請求項1の車両用シートにおいて、
    前記第2の表皮の端部から伸びるつまみ部を備える車両用シート
  5. 請求項1の車両用シートにおいて、
    前記第1の表皮は、皮、革、合成皮革、布、それらとの同等物、またはそれらを組み合わせた部材で形成されている車両用シート。
  6. 請求項1の車両用シートにおいて、
    前記第2の表皮は第1の表皮を挟んで左右両側に分離して設けられ、前記バックボードの上部および下部において左右が分離されている車両用シート。
  7. 請求項1の車両用シートにおいて、
    前記第2の表皮は前記第1の表皮の周縁に接続される車両用シート
  8. 請求項7の車両用シートにおいて、
    前記第1の表皮の周縁は前記第2の表皮の周縁が縫合される車両用シート
  9. 請求項1の車両用シートにおいて、
    前記軟質素材は、エラストマ、軟質樹脂、成形不識布、それらとの同等物、またはそれらを組み合わせたものである車両用シート
  10. 請求項6の車両用シートにおいて、
    前記第2の表皮は一部分にレリーフ状のスリットを備える車両用シート
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