JP6103474B2 - シートクッション - Google Patents
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Description
シートクッションフレームにシートクッションパッドが載置され、
前記シートクッションフレームとシートクッションパッドが表皮材で覆われ、
前記表皮材の周縁部に設けられた係止部が、前記シートクッションフレームに形成された被係止部に係止しているシートクッションに関する。
従来の技術として、その他に、特許文献1や特許文献2に記載の技術がある。
このようなシートクッション2を製作する手段として、シートクッションフレーム5をスライドレール20に連結した後に、表皮材7でシートクッションパッド6を覆って、前記係止フック35を前記係止孔5Hに係止させる手段がある。しかしながら、この手段では、係止フック35を前記スペースに挿入しにくくて、組み付け作業に手間と時間がかかっていた。
本発明の目的は、シートクッションフレームをスライドレールに連結した状態で表皮材によりシートクッションパッドを覆う手段であっても組み付け性を向上させることができるシートクッションを提供する点にある。
シートクッションフレームにシートクッションパッドが載置され、
前記シートクッションフレームとシートクッションパッドが表皮材で覆われ、
前記表皮材の周縁部に設けられた係止部が、前記シートクッションフレームに形成された被係止部に係止しているシートクッションであって、
前記表皮材の後端部の左右両側部に伸縮性のある帯材が架け渡され、
前記表皮材の後端部と前記帯材とを備えた環状部が、前記シートクッションパッドの後端部に被されて、前記表皮材の後端部における左右両側部間の幅を前記シートクッションパッド幅より狭めて固定されていて、
前記帯材の端部は前記表皮材の後端部の側部に前記帯材より剛性のあるカーペット材を介して接続されている点にある。(請求項1)
従って、シートクッションの後部において、シートクッションフレームが無い状態(表皮材とシートクッションパッドのみの状態)であっても、表皮材の後部の側面側の周縁部をシートクッションパッドに固定された状態に設定することができる。しかも、その固定作業を簡単に行うことができる。
これにより、シートクッションフレームをスライドレールに連結した状態で表皮材によりシートクッションパッドを覆う作業の組み付け性を向上させることができる。
また、前記環状部が、前記シートクッションパッドの後端部に弾性的に被された後に帯材が弾性復元して短縮するので、表皮材のずれを防止することができる。(請求項1)
また、価格の高い帯材の使用量を減らすことができる。
さらに、表皮材と帯材はどちらも強度面で弱い為、間に剛性のあるカーペット材を介することにより、連結部の縫製のホツレなどが発生するのを防ぐことができる。(請求項1)
前記カーペット材の前記帯材側の端部は前記帯材側ほど幅狭に形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
前記シートクッションフレームの左右両側部間にSバネが架け渡され、
前記カーペット材は、前記Sバネに上方から載置されていると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
前記カーペット材の上面にPEフィルム材がコーティングされていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
仮にPEフィルム材がシートクッションフレームと接触する下面にコーティングされた場合、PEフィルム材は削げ落ちてしまう。PEフィルム材が削げ落ちてしまうとカーペット材は極端に強度が低下するという問題がある。この問題を解消するために、PEフィルム材をカーペット材の上面に設けている。これにより、カーペット材の強度を確保することができる。(請求項4)
シートクッションフレームをスライドレールに連結した状態で表皮材によりシートクッションパッドを覆う手段であっても組み付け性を向上させることができるシートクッションを提供することができた。
図1に自動車のリアシート1(車両用シートに相当)を示してある。符号Frはシート前方側(車両前方側)、Rrはシート後方側(車両後方側)である。
このリアシート1は、乗員の臀部及び大腿部を支持するシートクッション2と、乗員の背中を支持するシートバック3とを備えている。シートバック3の上端部には、乗員の頭部を支持するヘッドレスト4が連結されている。
これにより、シートクッションフレーム5を前記スライドレール20に連結した状態で表皮材7によりシートクッションパッド6を覆う作業の組み付け性を向上させることができる。
また、前記環状部17がシートクッションパッド6の後端部に弾性的に被された後にゴムバンド10が弾性復元して短縮するので、表皮材7のずれを防止することができる。
また、価格の高いゴムバンド10の使用量を減らすことができる。
さらに、表皮材7とゴムバンド10はどちらも強度面で弱い為、間に剛性のあるカーペット材11を介在させることにより、縫製のホツレなどが発生するのを防ぐことができる。
仮にPEフィルム材18がシートクッションフレーム5と接触する下面にコーティングされた場合、PEフィルム材18は削げ落ちてしまう。PEフィルム材18が削げ落ちてしまうとカーペット材11は極端に強度が低下するという問題がある。この問題を解消するために、PEフィルム材18は、カーペット材11の上面に設けている。これにより、カーペット材11の強度を確保することができる。
(1) 上記の実施形態では、カーペット材11の全体をゴムバンド10側ほど幅狭に形成したが、この構成に換えて、前記カーペット材11のゴムバンド10側の端部だけをゴムバンド10側ほど幅狭に形成してあってもよい。
(2) 上記の実施形態で挙げた各数値は一例であり、別の数値であってもよい。
6 シートクッションパッド
7 表皮材
10 帯材(ゴムバンド)
11 カーペット材
17 環状部
18 PEフィルム材
31 Sバネ
Claims (4)
- シートクッションフレームにシートクッションパッドが載置され、
前記シートクッションフレームとシートクッションパッドが表皮材で覆われ、
前記表皮材の周縁部に設けられた係止部が、前記シートクッションフレームに形成された被係止部に係止しているシートクッションであって、
前記表皮材の後端部の左右両側部に伸縮性のある帯材が架け渡され、
前記表皮材の後端部と前記帯材とを備えた環状部が、前記シートクッションパッドの後端部に被されて、前記表皮材の後端部における左右両側部間の幅を前記シートクッションパッド幅より狭めて固定されていて、
前記帯材の端部は前記表皮材の後端部の側部に前記帯材より剛性のあるカーペット材を介して接続されているシートクッション。 - 前記カーペット材の前記帯材側の端部は前記帯材側ほど幅狭に形成されている請求項1記載のシートクッション。
- 前記シートクッションフレームの左右両側部間にSバネが架け渡され、
前記カーペット材は、前記Sバネに上方から載置されている請求項2記載のシートクッション。 - 前記カーペット材の上面にPEフィルム材がコーティングされている1〜3のいずれか一つに記載のシートクッション。
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JP2013021954A JP6103474B2 (ja) | 2013-02-07 | 2013-02-07 | シートクッション |
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