JP5248093B2 - 係止具の係止構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートに、他のシートに設けた係止具を係り止めるための係止具の係止構造に関する。
この種の係止具の係止構造として、特許文献1に開示の係止構造が公知である。この係止構造では、車両用シートのシートバックに穿設形成された孔部に、チャイルドシートのトップテザー(係止具)を係止可能な被係止部材が収納されている。そして表皮カバーをめくり上げて孔部を露出させたのち、孔部内部の被係止部材にトップテザーを係り止める構成である。
そしてチャイルドシートを取外した後は、何かの拍子に表皮カバーがめくれ上がり孔部内部(例えばパッド部材や被係止部材)が丸見えとならないよう、着脱自在の粘着テープで周囲の表皮材に表皮カバーが付止めてある(特許文献1明細書の段落[0033]を参照)。
ところで典型的な車両用シートの表皮材は、複数の表皮材ピースをつなぎ合わせた一枚物として構成されている。このような一枚物の表皮材の場合、例えば表皮材にスリットを入れて表皮材一部を舌片状に切出したとしても、表皮材舌片とその周囲の表皮材に重複する部分がないので、粘着テープで閉め状態とすることができない。
このため典型的には、下部側を延設した(粘着テープの付け代を有する)表皮カバーを車両用シートの表皮材とは別に用意して、上述の孔部を覆い隠すように取付ける。
特開平11−59246号公報
しかしながら上述の構成では、表皮カバーをめくり上げたときに孔部内部が丸見えになることは避けられない。さらに表皮材とは別体の表皮カバーを用いることから、表皮カバーと表皮材の境界線が一目で分かり、あまり見栄えの良いものではなかった。もっとも表皮カバーと表皮材の柄をあわせるなどの工夫をすれば、表皮材との境界線が若干曖昧となるが、面倒な割にさほど見栄えが良くなるものではない。
本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、車両用シートの表皮材を利用して、より見栄え良く係止構造を構成することにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の係止具の係止構造では、車両用シートに穿設形成した孔部を、車両用シートの表皮材一部で形成された表皮材舌片で開閉可能に覆う構成とする。そして表皮材舌片を開いて、孔部内の被係止部材に他のシートの係止具(例えばチャイルドシートのトップテザー)を係り止めるのであるが、このとき孔部奥方を露出させるべきではなく、また表皮材が勝手に開かない構成とする必要がある。
そこで本発明では、可撓性を有する平板状の樹脂板を拡開可能に内折り状として、樹脂板一片が孔部奥方に配置するよう、被係止部材周りに配設することで、孔部奥方の構造(例えばパッド部材)を覆い隠す構成とした。
そして本発明では、樹脂板一片に対して樹脂板他片を内折りすることで、樹脂板他片表側に固定した表皮材舌片を閉じ状態として、樹脂板他片の裏側に設けた係止部を、孔部の被係止部材に係止する構成とした。こうすることで、表皮材舌片が勝手に開きにくくなり、安定的な閉じ状態とすることができる。
さらに本発明では、樹脂板一片に対して樹脂板他片を拡開することで、表皮材舌片を開き状態として、樹脂板一片により孔部内部を極力隠しつつ被係止部材を露出させる構成とした。こうすることで、孔部奥方を丸見えにすることなく、見栄えよく他のシートの係止部材を係り止めることができる。
また発明の係止具の係止構造は、索状又は棒状の被係止部材を、孔部に露出のフレームよりも表皮材側に並列配置するとともに、被係止部材を、その両端に設けた一対の固定アームによってフレームに固定する。そして樹脂板一片が、一対の固定アームの離間寸法よりも、孔部の幅方向に幅広な構成とされている。
そして樹脂板一片に設けた溝部に固定アーム嵌め込みつつ、樹脂板を内折りして被係止部材回りに配設することで、樹脂板がより安定的に取付けられるとともに、幅広な樹脂板他片によりフレーム側の孔部構造がより広範囲にわたって隠されることとなる。
本発明の第1発明によれば、車両用シートの表皮材を利用して、より見栄え良く係止構造を構成することができる。そして第発明によれば、さらに見栄え良く係止構造を構成することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図1〜図4を参照して説明する。図1〜図3は実施例1(参考例)であり、図4は実施例2である。
本実施例の車両用シート2は、図1を参照して、シートクッション4及びシートバック6を備える。シートクッション4及びシートバック6は、各々、その外形をなすパッド部材P(図1では省略)に、表皮材(4S,6S)を被覆して構成されている。
この表皮材(4S,6S)は、複数の表皮材ピースをつなぎ合わせた袋状の一枚物として構成されている。
そして車両用シート2の着座面側にチャイルドシート60を装着するに際して、車両用シート2に対して、チャイルドシート60下部を係止用アーム66,66で固定するとともに、チャイルドシート60上部をトップテザー62で固定する。そして車両用シート2では、このトップテザー62や係止用アーム66(いずれも係止具)を係り止めるための係止構造(トップテザーアンカ、ISO-FIXバー)を見栄え良く構成することが望ましい。
そこで各実施例では、後述する樹脂板(以下、樹脂インサート40とも呼ぶ)を使用することにより、シートクッション4の表皮材4S一部を利用して、より見栄え良く係止構造を構成することとしたものである。
[実施例1]
本実施例の係止構造は、トップテザー62を係り止めるための構造であり、図2を参照して、シートクッション4に穿設された孔部20と、この孔部20に収納の被係止部材30及び樹脂インサート40と、この孔部20を覆う表皮材舌片10とを備える。
(表皮材舌片)
本実施例の表皮材舌片10は、図1及び図2を参照して、シートクッション4後側中央に設けてあり、シートクッション4後側を覆う表皮材4S(一枚物)に、左右垂直のスリット及び下水平のスリットを入れて舌状に切出すことで構成されている。
そして表皮材舌片10の上部はシートクッション4の表皮材4Sとつながっており、表皮材舌片10をめくり上げることで、孔部20に収納した被係止部材30を目視可能に露出させる構成である。
なお図面上は、表皮材舌片10と周囲の表皮材4Sの間に若干の隙間があるが、実際にはそれらの間にスリット(単なる切れ目)があるだけ殆ど隙間のない構成である。このため閉め状態では、表皮材舌片10が、周囲の表皮材4Sとほぼ一体となって、見栄え良くシートクッション4後側表面を構成することとなる。
(孔部及び被係止部材)
そしてシートクッション4の孔部20(正面視略矩形状)は、上述の表皮材舌片10で覆われた箇所(シートクッション4後側中央)に形成されている。この孔部20は、シートクッション4後部でその幅方向に延びる補強用のパイプフレーム22が露出するまで、シート前方側にパッド部材4Pを穿設して構成されている。
そしてこの孔部20に、トップテザー62を係り止めるための被係止部材30が収納されている。本実施例の被係止部材30は索状(又は棒状)の部材であり、その両端に設けた一対の固定アーム32,32とともに、全体として上方正面視略U字形状となる構成である。
そして被係止部材30を、孔部20のパイプフレーム22よりも表皮材舌片10位置に並列配置して、一対の固定アーム32,32でもってパイプフレーム22に固定する。そしてこの一対の固定アーム32,32間に、後述の樹脂インサート40が嵌挿されることとなる。
この被係止部材30の軸長さ寸法(一対の固定アーム32,32の離間寸法)W1は、トップテザー62を安定して係止め可能な寸法設定とされており、本実施例では、上述の表皮材舌片10の幅寸法W4より若干幅広とされている(図1を参照)。このため表皮材舌片10をめくり上げて孔部20を正面から見ると、被係止部材30が露出する一方、その両端の固定アーム32,32は表皮材舌片10側方の表皮材4Sに隠される構成である。
そして上述のような孔部20の構成であると、図2及び図3を参照して、表皮材舌片10をめくり上げたとき、索状の被係止部材30のほかに、孔部20奥方配置のパイプフレーム22やパッド部材4Pが目視可能に露出する。
(樹脂インサート)
そこで本実施例では、樹脂インサート40で、孔部20奥方配置のパイプフレーム22やパッド部材4Pを覆い隠す構成とした。
この樹脂インサート40は、可撓性を有する平板状部材(典型的にはポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂などの樹脂製)であり、二つ折り(内折り)状態とすることで孔部20内部に収納可能な長さ寸法を備える。
そして樹脂インサート40は、後述する係止部44と、ヒンジ部42を備えている。このヒンジ部42は、樹脂インサート40裏面中央においてその幅方向に形成された溝状部分である。そして孔部20内部に収納する際には、このヒンジ部42で、拡開方向に付勢の樹脂インサート40(いわゆる板バネ構成)を比較的簡単に内折り状とすることができる。
なお樹脂インサート40は、その幅寸法W2が、上述の被係止部材30の軸長さ寸法W1未満に設定(好ましくは表皮材舌片10の幅寸法W4とほぼ同一設定)されており、上述の一対の固定アーム32,32が邪魔となることなく、被係止部材30周りに嵌挿可能である(図1を参照)。
(係止部)
そして係止部44は、樹脂インサート40を内折りした際に、孔部20内の被係止部材30に係止するための部位であり、内折り状態時において、ちょうど被係止部材30と対面する位置配置で樹脂インサート40に形成されている(図3を参照)。
本実施例の係止部44は、樹脂インサート他片40Fの裏面において、上下に離間する一対の把持アーム46,46(縦断面略長方形状)が樹脂インサート40裏面から突設して構成されている。
そして後述の閉じ状態において、一対の把持アーム46,46(いずれも樹脂製)間に索状の被係止部材30を挿入して係止する。このとき被係止部材30に対して一対の把持アーム46,46を押し嵌めつつ、一対の把持アーム46,46を互いに離間するように撓み変形させて、その突出方向途中に設けた嵌合溝48,48に被係止部材30を嵌まり込ませる。こうすることで、被係止部材30を一対の係止部44に節度感よく係止することができる。
そして図2を参照して、樹脂インサート他片40Fの表面側に表皮材舌片10を縫合固定(縫合線SEW)したのち、この樹脂インサート40を、そのヒンジ部42で拡開可能に内折り状とする。そして樹脂インサート一片40Bを、一対の固定アーム32,32間に嵌挿して、パイプフレーム22に対して寄りかからせつつ孔部20奥方に位置決め配置して、樹脂インサート40を被係止部材30周りに配設する。
こうすることで、表皮材舌片10の開閉動作を、樹脂インサート一片40Bに対する樹脂インサート他片40Fの内折り動作と拡開動作に連動させることができる。
(係止構造)
図3(a)を参照して、車両用シート2からチャイルドシート60(図1を参照)を取外した通常状態では、樹脂インサート一片40Bに対して樹脂インサート他片40Fを内折りして表皮材舌片10を閉じ状態とする。そして樹脂インサート40の内折り状を維持するように(表皮カバーが開き状態とならないように)、樹脂インサート他片40F裏側に設けた係止部44で被係止部材30に安定的に係り止めておく。こうすることで、表皮材舌片10が勝手に開きにくくなり、安定的な閉じ状態とすることができる。
また樹脂インサート40の係止により、閉じ状態の表皮材舌片10にしっかり感がでて、閉じ状態においても見栄えよく係止構造を構成することができる。
一方、車両用シート2にチャイルドシート60を装着する際には、チャイルドシート60上部に固定のトップテザー62を車両用シート2のシートバック6上部から裏側に掛回して、シートクッション4後側まで配索する(図1を参照)。
そして図3(b)を参照して、樹脂インサート一片40Bに対して樹脂インサート他片40Fを拡開することで、表皮材舌片10を開き状態として、被係止部材30を外部に露出させる。このとき孔部20は、樹脂インサート一片40Bにより孔部20奥方(パッド部材4Pやパイプフレーム22)が覆い隠された見栄えの良い構成とされている。そして被係止部材30に、トップテザー62先端に設けたフック部材64を係り止めることで、車両用シート2の着座側にチャイルドシート60を装着する。
このように本実施例の係止構造によれば、車両用シート2の表皮材舌片10を利用して、より見栄え良く係止構造を構成することができる。
[実施例2]
実施例2の係止構造の基本構造は、実施例1とほぼ同一であるため、同一又は対応の構造等については対応する符号を付すことで詳細な説明を省略する。
そして実施例2の係止構造では、図4を参照して、樹脂インサート40aが正面視略T字状をなしている。すなわち孔部20内部に配置する樹脂インサート一片40aBが、表皮材舌片10を固定する樹脂インサート他片40aFよりも幅広な構成とされている。
より詳しくは、樹脂インサート他片40aFの幅寸法W2は、索状の被係止部材30の軸長さ寸法(一対の固定アーム32,32の離間寸法)W1よりも幅狭である。一方、樹脂インサート一片40aBの幅寸法W3は、一対の固定アーム32,32の離間寸法W1よりも幅広な構成とされている。
(溝部)
そして樹脂インサート一片40aBには、樹脂インサート一片40aB上端から他片40aF側に延びる一対の溝部50,50が設けてある。
これら一対の溝部50,50は、樹脂インサート40aを内折りしたときに被係止部材30の固定アーム32を各々嵌め込み可能なよう、樹脂インサート一片40aBの幅方向に、被係止部材30の軸長さ寸法W1だけ離間して並列に設けてある。
そして図4(二点破線の状態)を参照して、樹脂インサート一片40aBに設けた溝部50,50に各々固定アーム32を嵌め込みつつ、樹脂インサート40aFを内折りする。そして樹脂インサート一片40aBを、一対の固定アーム32,32間に嵌挿して、パイプフレーム22に対して寄りかからせつつ孔部20奥方に位置決め配置して、樹脂インサート40aを被係止部材30周りに配設する。
このような構成であると、表皮材舌片10を開き状態として、上述の被係止部材30を外部に露出させた際には、幅広な樹脂インサート他片40aBにより孔部20奥方の構造がより広範囲にわたって隠されることとなる。このため、例えば孔部20内部を斜め側方から覗き見たとしても、幅広な樹脂インサート一片40aBにより孔部20奥方が覆い隠されて見えないので、より見栄え良く係止構造を構成することができる。
本実施形態の係止構造は、上述した実施例に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。
(1)本実施例では、専らチャイルドシート60のトップテザー62を例にとって係止構造を説明した。これとは異なり、チャイルドシート60の係止用アーム66(係止具の一例)を固定する場合にも、本係止構造を適用することができる。
すなわち車両用シート2には、図1を参照して、チャイルドシート60の係止用アーム66を挿入して係止めるための図示しない第二の孔部が設けてある。この第二の孔部に、係止用アーム66を係止可能な被係止部材を収納して、樹脂インサートを配設したのち、表皮材6S一部で構成の表皮材舌片でもって覆う構成としてもよい。
(2)また本実施例では、シートクッション4に孔部20を設ける例を説明した。これとは異なりシートバック6や他のシート構成(例えばシートヘッドレスト)に孔部20を設けてもよい。また孔部20の形成位置は、他のシートを安定して装着することが可能であるならば、シートクッション4又はシートバック6のどの位置に形成してもよい。
(3)また本実施例では、めくり上げることで開き状態となる表皮材舌片10を説明した。本実施例の表皮材舌片10は、上述の通り樹脂インサート40に固定されているので、表皮材舌片10をめくり下げる構成とすることもでき、左右いずれかにめくる構成とすることも可能である。
また表皮材舌片10は、周囲の表皮材4Sとつながっている必要はなく、例えば表皮材舌片10を切り取った後、樹脂インサート40に貼り付けて固定する構成としてもよい。
なお樹脂インサートに対する表皮材舌片の固定方法は、上述した縫合のほか、ビスやボルトなどの物理的固定手段や、融着や接着剤などの接着固定手段を用いてもよい。
(4)また本実施例では、樹脂インサート40に設ける係止部の一例として、一対の把持アーム46,46を備える係止部44の例(係止強度が高い構成例)を説明した。この樹脂インサート40の係止部は、被係止部材30に係止可能であれば、例えば、トップテザー62のフック部材64を、樹脂インサート40の係止部の構成として適用することもできる。
(5)また本実施例では、溝状のヒンジ部42を一例(簡単な構成の例)として説明した。このヒンジ部42は、樹脂インサート40を内折り可能とする構成であれば、例えば、樹脂インサート40の幅方向一部を切欠いた切欠き部や肉欠け部を有する構成とすることもできる。このように樹脂インサート40を途中で細くする又は肉薄としておくことでも、当該部分で樹脂インサートを内折りしやすくなる。
また本実施例では、樹脂インサート40を二つ折りするような位置にヒンジ部42を設けたが、その形成位置を限定する趣旨ではない。例えば、樹脂インサート他片に対して樹脂インサート一片が長く(大きく)なるような位置にヒンジ部を設けることで、より広範囲の孔部奥方の構造を隠すことが可能である。
(6)また実施例2では、正面視略T字状の樹脂インサート40aを一例として説明した。樹脂インサートは、隠すべき孔部奥方の構造によって各種の形状を取りえるものであり、例えば正面視略逆L字状としてもよい。
(7)また本実施例では、索状(又は棒状)の被係止部材30をパイプフレーム22に固定する例を説明した。これとは異なり、被係止部材を、車両用シート側部を構成する側部フレームに橋渡し状に固定する簡単な構成としてもよい。
(8)また本実施例では、他のシートとしてチャイルドシート60を例示したが、本係止構造は、係止具を備える各種の他のシートに適用可能である。
車両用シート裏面の斜視図である。 (a)は、係止構造を一部分解して示すシートクッション後側の斜視図であり、(b)は、閉じ状態の係止構造を示す斜視図である。 (a)は、閉め状態の係止構造を示すシートクッション後側の縦断面図であり、(b)は、開き状態の係止構造を示す縦断面図である。 実施例2に係る係止構造を一部分解して示したシートクッション脊裏の斜視図である。
2 車両用シート
4 シートクッション
6 シートバック
10 表皮材舌片
20 孔部
22 パイプフレーム
30 被係止部材
32 固定アーム
40B 樹脂インサート一片
40F 樹脂インサート他片
42 ヒンジ部
44 係止部
46 把持アーム
48 嵌合溝
50 溝部
60 チャイルドシート
62 トップテザー
64 フック部材
66 係止用アーム
P パッド部材
S 表皮材

Claims (1)

  1. チャイルドシートなどの他のシートを車両用シートに装備するに際し、前記他のシートに設けたトップテザーなどの係止具を、前記車両用シートに穿設形成した孔部内の被係止部材に係り止める係止具の係止構造において、
    前記孔部を、前記車両用シートの表皮材一部で形成された表皮材舌片で開閉可能に覆う構成とし、可撓性を有する平板状の樹脂板を拡開可能に内折り状として、前記樹脂板一片が前記孔部奥方に配置するよう、前記被係止部材周りに配設して、
    前記樹脂板一片に対して前記樹脂板他片を内折りすることで、前記樹脂板他片の表側に固定した前記表皮材舌片を閉じ状態としつつ、前記樹脂板他片の裏側に設けた係止部を前記被係止部材に係止する一方、
    前記樹脂板一片に対して前記樹脂板他片を拡開することで、前記表皮材舌片を開き状態として、前記被係止部材を露出させる構成とし、
    索状又は棒状の前記被係止部材を、前記孔部に露出のフレームよりも前記表皮材側に並列配置して、前記被係止部材両端に設けた一対のアーム部材によって前記フレームに固定し、
    前記樹脂板一片が、前記一対のアーム部材の離間寸法よりも、前記孔部の幅方向に幅広な構成とされており、
    前記樹脂板一片に設けた溝部に前記アーム部材を嵌め込みつつ、前記樹脂板を内折り状として、前記被係止部材回りに配設する構成とした係止具の係止構造。
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