JP3136115U - ファイル及び綴じ具 - Google Patents

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雅夫 西川
泰孝 真野
寿雄 繁岡
敏和 野見山
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セキセイ株式会社
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Abstract

【課題】紙葉類の追加、取り外しの作業が容易に行えるようにするファイル及び綴じ具を提供する。
【解決手段】本ファイル1は一対の綴じ代片11の両方に同じ綴じ具2がそれぞれ取り付けられる。綴じ具2は、レール部31が形成された綴じ具本体3と、綴じ具本体3のレール部31にスライド可能に結合されたスライド部材5と、綴じ具本体3を綴じ代片11に取り付けるための裏板6とを有する。綴じ具本体3は、一方の長辺に開放してファスナー足4を横から抜き差し可能にする切欠き窓32が形成され、切欠き窓32にはファスナー足4が引っ掛かって保持位置に配置されるようにする舌片33が形成される。そして、切欠き窓32内の保持位置にファスナー足4が配置された状態でスライド部材5をスライドさせるとファスナー足4が切欠き窓32の縁に押圧されて綴じ具本体3の長手方向に折れ曲がった状態で係止される。
【選択図】図1

Description

本考案は、ファイル及び綴じ具に関するものである。
この種のファイルとしては、例えば、紙葉類をその間に配置させる一対の綴じ代片が形成され、裏表紙側に形成する綴じ代片には紙葉類の2つの綴じ穴に挿通する1本のファスナー足を保持し、表表紙側に形成する綴じ代片にはこのファスナー足の両端の先端部をその一対の貫通孔に挿通させると共に各貫通孔においてファスナー足を折り曲げ状態に押圧して係止する綴じ具を取り付けたものが知られている。
特開2004−90259号公報
上記従来のファイルは、綴じ具が表表紙側の綴じ代片にしか取り付けられていないため、裏表紙側からは紙葉類を追加あるいは取り外すことができず、この場合、一旦全ての紙葉類をファスナー足から取り外し、裏側に紙葉類の追加あるいは取り外しを行い、この後、再び全ての紙葉類にファスナー足を通し綴じ具で固定させて綴じ直す必要があり、非常に手間が掛かる。しかも、綴じ具は、その貫通孔にファスナー足の先端部を挿通させて綴じるようにするため、このことからも、紙葉類の追加、取り外しの作業を面倒にしている。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、紙葉類の追加、取り外しの作業が容易に行えるようにするファイル及び綴じ具を提供することを課題とする。
本考案に係るファイルは、
紙葉類をその間に配置させる一対の綴じ代片が形成され、綴じ代片には紙葉類の綴じ穴に挿通する紐状のファスナー足を保持する綴じ具が取り付けられたファイルであって、
一対の綴じ代片の両方に同じ綴じ具がそれぞれ取り付けられ、
綴じ具は、長手方向に沿ってレール部が形成された細長い綴じ具本体と、綴じ具本体のレール部にスライド可能に結合されたスライド部材と、綴じ具本体を綴じ代片に取り付けるための裏板とを有し、
綴じ具本体は、一方の長辺に開放してファスナー足を横から抜き差し可能にする切欠き窓が形成され、この切欠き窓が綴じ代片に設けた切込みに配置されるように綴じ代片の外側に配置され、
裏板は、綴じ代片の内側に配置されて綴じ代片の貫通孔を通し綴じ具本体の透孔から表面に突出されてスライド部材が切欠き窓から退避した所定の退避位置よりもさらに退避する位置にスライドされないようにするストッパ突起が設けられ、
切欠き窓にはファスナー足が引っ掛かって保持位置に配置されるようにする舌片が形成され、この切欠き窓内の保持位置にファスナー足が配置された状態でスライド部材をスライドさせることによってファスナー足が切欠き窓の縁に押圧されて綴じ具本体の長手方向に折れ曲がった状態で係止される構成としたものである。
上記構成によれば、綴じ具が一対の綴じ代片の両方にそれぞれ取り付けられているので、紙葉類をファイルの表側からだけでなく裏側からでも追加、取り外しができる。
また、綴じ具の綴じ具本体には切欠き窓が形成され、ファスナー足を横から抜き差し可能にしているので、綴じ具本体に対してファスナー足を簡易に取り付け取り外しすることができる。
また、綴じ具本体の切欠き窓には舌片が形成されてファスナー足を所定の保持位置に配置させるので、ファスナー足がずれたりすることなくスライド部材によって確実に係止させることができる。よって、ファスナー足の係止不良を起こすことも防止される。
また、綴じ具本体の透孔から表面に裏板のストッパ突起が突出されてスライド部材が切欠き窓から退避した所定の退避位置よりもさらに退避する位置にスライドされないようにしているので、スライド部材がスライドされ過ぎて綴じ具本体から簡単に取外されてしまうことも防止できる。
上記ファイルにおいて、
表表紙と背表紙と裏表紙とを有し、
表表紙の基端と裏表紙の基端とにそれぞれ綴じ具を取り付けた綴じ代片が形成され、
表表紙と裏表紙とがともに袋状に形成されてそれぞれ背表紙を収容し、一対の綴じ代片の間隔を拡縮可能に表表紙と裏表紙とがそれぞれ背表紙の収容量を可変させて背表紙の背幅が伸び縮み可能に構成され、
背表紙は、表表紙に収容される左片の高さ幅と裏表紙に収容される右片の高さ幅とが表表紙及び裏表紙の高さ幅よりも短く形成される一方、中央片の高さ幅が表表紙及び裏表紙の高さ幅と略同じに形成されてこの中央片の上下の突片が表表紙と裏表紙のそれぞれの縁部に当たって中央片が収容阻止される構成としてもよい。
これにより、ファイルの表側、裏側のどちらからでも紙葉類を追加する場合に、紙葉類を載せていない表表紙あるいは裏表紙を引っ張って背表紙を伸ばして、紙葉類の綴じ量に応じて背幅を簡易且つ自由に変更することができる。
また、背表紙の中央片は、上下の突片によって表表紙と裏表紙への収容が阻止されるので、この背表紙の中央片にタイトル等の見出しを形成すれば、背幅が変更されても見出しが表表紙あるいは裏表紙によって隠されることなく常に見えるようにすることができる。しかも、内側の2つの綴じ具の配置空間も確保される。
そして、背表紙に対して表表紙と裏表紙の両方が伸ばせるので、背表紙の中央片に形成した見出しを常に中央に合せることもできる。さらには、背幅を伸ばさない状態では、中央片の上下の突片によってファイル内部が目隠しされるので、綴じた紙葉類や、表表紙及び裏表紙の上下部分が外部に露出されず、デザイン性も良好に確保される。
上記ファイルにおいて、
綴じ具本体には、切欠き窓が2つ設けられ、
スライド部材は、綴じ具本体のレール部に尺取虫状に伸び縮みしてスライドされてこのスライド部材中央のつまみ部をワンウエイ操作することによってスライド部材の両端部にて綴じ具本体の2つの切欠き窓が同時に閉塞又は開放される構成としてもよい。
これにより、2穴の紙葉類の出し入れに際しては、スライド部材のワンウエイ操作でファスナー足の係止、係止解除が行える。従って、綴じ具本体に対するファスナー足の取り付け取り外しを一層簡易に行うことができる。
一方、本考案に係る綴じ具は、
ファイル内に形成された綴じ代片に取り付けられて紙葉類の綴じ穴に挿通する紐状のファスナー足を保持する綴じ具であって、
長手方向に沿ってレール部が形成された細長い綴じ具本体と、
綴じ具本体のレール部にスライド可能に結合されたスライド部材とを有し、
綴じ具本体は、一方の長辺に開放してファスナー足を横から抜き差し可能にする切欠き窓が形成されると共に、切欠き窓にはファスナー足が引っ掛かって保持位置に配置されるようにする舌片が形成されており、
この切欠き窓内の保持位置にファスナー足が配置された状態でスライド部材をスライドさせることによってファスナー足が切欠き窓の縁に押圧されて綴じ具本体の長手方向に折れ曲がった状態で係止される構成としたものである。
上記構成によれば、綴じ具本体に形成された切欠き窓によってファスナー足を横から抜き差し可能にしているので、綴じ具本体に対してファスナー足を簡易に取り付け取り外しすることができる。
また、綴じ具本体の切欠き窓には舌片が形成されてファスナー足を所定の保持位置に配置させるので、ファスナー足がずれたりすることなくスライド部材によって確実に係止させることができる。よって、ファスナー足の係止不良を起こすことも防止される。
上記綴じ具において、
綴じ具本体をファイルの綴じ代片に取り付けるため綴じ代片の内側に配置される裏板を有し、
裏板には、綴じ代片の貫通孔を通し綴じ代片の外側に配置される綴じ具本体の透孔から表面に突出されてスライド部材が切欠き窓から退避した所定の退避位置よりもさらに退避する位置にスライドされないようにするストッパ突起が設けられていてもよい。
これにより、綴じ具本体の透孔から表面に裏板のストッパ突起が突出されてスライド部材が切欠き窓から退避した所定の退避位置よりもさらに退避する位置にスライドされないようにしているので、スライド部材がスライドされ過ぎて綴じ具本体から簡単に取外されてしまうことも防止できる。
上記綴じ具において、
綴じ具本体には、切欠き窓が形成されていない他方の長辺に沿って補強片が形成されていてもよい。
これにより、綴じ具本体に切欠き窓が形成されても、綴じ具本体の強度が確保される。
上記綴じ具において、
綴じ具本体のレール部とスライド部材とには、スライド部材が綴じ具本体の切欠き窓から退避した所定の退避位置でロックされるように、互いに係合する係合部がそれぞれ形成されていてもよい。
これにより、スライド部材が綴じ具本体の切欠き窓から退避した所定の退避位置でロックされるので、ファスナー足を綴じ具本体の切欠き窓に横から抜き差しするに際してスライド部材が障害となることもなく、綴じ具本体に対するファスナー足の取り付け取り外しを一層簡易に行うことができる。
上記綴じ具において、
綴じ具本体には、切欠き窓が2つ設けられ、
スライド部材は、綴じ具本体のレール部に尺取虫状に伸び縮みしてスライドされ、このスライド部材中央のつまみ部をワンウエイ操作することによってスライド部材の両端部にて綴じ具本体の2つの切欠き窓が同時に閉塞又は開放される構成としてもよい。
これにより、2穴の紙葉類の出し入れに際しては、スライド部材のワンウエイ操作でファスナー足の係止、係止解除が行える。従って、綴じ具本体に対するファスナー足の取り付け取り外しを一層簡易に行うことができる。
以上のように、本考案によれば、ファイルの表表紙側、裏表紙側のどちらからでも紙葉類の抜き差しができ、また、綴じ具に対してファスナー足を横から抜き差しでき、紙葉類の出し入れが容易に行える。従って、紙葉類の追加、取り外しの作業が非常に簡便に行え、使い勝手の優れたファイルの提供が可能となる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1〜図3に示すように、本実施の形態によるファイル1は、表表紙12と背表紙13と裏表紙14とを有し、表表紙12の基端と裏表紙14の基端とにそれぞれ綴じ代片11が形成され、この一対の綴じ代片11の間に紙葉類Pが配置される。ここで「紙葉類」とは、紙等の書類のみならず、クリアファイルや中袋等も含むものとする。そして、一対の綴じ代片11の両方ともには、同じ綴じ具2がそれぞれ取り付けられており、この2つの綴じ具2によって紙葉類Pの2つの綴じ穴Hに別々に挿通する紐状の2本のファスナー足4がそれぞれ左右の綴じ代片11に架け渡すようにして保持される。
表表紙12と裏表紙14とは、ともに袋状に形成されてそれぞれ背表紙13を収容し、一対の綴じ代片11の間隔を拡縮可能に表表紙12と裏表紙14とがそれぞれ背表紙13の収容量を可変させて背表紙13の背幅が伸び縮み可能に構成されている。また、背表紙13は、表表紙12に収容される左片132の高さ幅と裏表紙14に収容される右片133の高さ幅とが表表紙12及び裏表紙14の高さ幅よりも短く形成される一方、中央片131の高さ幅が表表紙12及び裏表紙14の高さ幅と略同じに形成されてこの中央片131の上下の突片15が表表紙12と裏表紙14のそれぞれの縁部に当たって中央片131が収容阻止されるように構成されている(図2参照)。
これにより、ファイル1の表側、裏側のどちらからでも紙葉類Pを追加する場合に、紙葉類Pを載せていない表表紙12あるいは裏表紙14を引っ張って背表紙13を伸ばして、紙葉類Pの綴じ量に応じて背幅を簡易且つ自由に変更することができる。また、背表紙13の中央片131は、上下の突片15によって表表紙12と裏表紙14への収容が阻止されるので、この背表紙13の中央片131の外面にタイトル等の見出しを形成すれば、背幅が変更されても見出しが表表紙12あるいは裏表紙14によって隠されることなく常に見えるようにすることができる。しかも、この中央片131によって内側の2つの綴じ具2の配置空間も確保される。そして、背表紙13に対して表表紙12と裏表紙14の両方が伸ばせるので、背表紙13の中央片131に形成した見出しを常に中央に合せることもできる。さらには、背幅を伸ばさない状態では、中央片131の上下の突片15によってファイル1内部が目隠しされるので、このファイル1に綴じた紙葉類Pや、表表紙12及び裏表紙14の上下部分が外部に露出されず、ファイル1のデザイン性も良好に確保される。
次に、綴じ具2の構成について説明する。
綴じ具2は、長手方向に沿ってレール部31が形成された細長い綴じ具本体3(図5)と、綴じ具本体3のレール部31にスライド可能に結合されたスライド部材5(図6)と、綴じ具本体3を綴じ代片11に取り付けるための裏板6(図7)とを備える(図1参照)。
綴じ具本体3は、図5をも参照して、レール部31のほか、一方の長辺に開放してファスナー足4を横から抜き差し可能にする切欠き窓32が2箇所に形成されると共に、これらの切欠き窓32にはファスナー足4が引っ掛かって保持位置(綴じ具本体3の幅方向中央位置である。例えば、切欠き窓32の奥側位置)に配置されるようにする舌片33が形成されている。そして、この綴じ具本体3は、切欠き窓32が綴じ代片11に設けた切込み111に配置されるように綴じ代片11の外側(紙葉類Pが配置されない側)に配置される(図3をも参照)。なお、綴じ代片11の切込み111は、綴じ具本体3の切欠き窓32よりも大きく形成されている。綴じ具本体3には、切欠き窓32が形成されていない他方の長辺に沿って補強片35が形成されている(図3、図5参照)。これにより、綴じ具本体3に切欠き窓32が形成されても、綴じ具本体3の強度が確保される。また、この綴じ具本体3には、裏板6の3つの嵌合凸部63が嵌合される3つの嵌合孔37や、裏板6に突設された2つのストッパ突起61が挿通される2つの透孔34が設けられている。
スライド部材5は、図6(a)(b)をも参照して、中央につまみ部51が形成され、両端部55に綴じ具本体3のレール部31にスライド自在に係合されるスカート部54が形成されている。また、このスライド部材5は、中央と両端付近の3箇所にヒンジ部53a,53bが形成されており、これによって、中央のつまみ部51を摘んで引き上げると略三角形状に縮み、この状態からつまみ部51を押下げると直線状に伸び、いわば尺取虫の如く伸び縮みするように構成されている。そして、このスライド部材5は、綴じ具本体3のレール部31に尺取虫状に伸び縮みしてスライドされ、このスライド部材5中央のつまみ部51を上述の如くワンウエイ操作することによってスライド部材5の両端部55にて綴じ具本体3の2つの切欠き窓32が同時に閉塞又は開放される(図1、図2参照)。
綴じ具本体3のレール部31とスライド部材5とには、スライド部材5が綴じ具本体3の切欠き窓32から退避した所定の退避位置(スライド部材5の両端部55が切欠き窓32の内側の縁を越えた位置)でロックされるように、互いに係合する係合部がそれぞれ形成されている。すなわち、綴じ具本体3のレール部31には、係合凸部36が形成される一方、スライド部材5のスカート部54には、このレール部31の係合凸部36に係合する係合凹部52が形成されている。なお、係合凸部36と係合凹部52との形成場所の関係は、綴じ具本体3のレール部31とスライド部材5のスカート部54とのどちらに形成されていてもよい。また、図5示す係合凸部36はレール部31の片側にだけ形成され、図6に示す係合凹部52はスカート部54の両側に形成されているが、これは、スライド部材5がいずれの向きで綴じ具本体3のレール部31に組みつけられても、上記所定の退避位置でスライド部材5がレール部31にロックされるようにするためである。従って、上記の係合凸部36と係合凹部52との数の関係も、上記のロックが担保される限り、任意に組み合わせることが可能である。
そして、ファスナー足4が綴じ具本体3の切欠き窓32の舌片33に引っ掛かって保持位置に配置された状態でスライド部材5をスライドさせることによってファスナー足4が切欠き窓32の縁に押圧されて綴じ具本体3の長手方向に折れ曲がった状態で係止される。
裏板6は、図7をも参照して、綴じ代片11の内側(紙葉類Pが配置される側)に配置されて綴じ代片11の貫通孔(図示せず)を通して綴じ具本体3の3つ嵌合孔37に嵌合させて綴じ具本体3をファイル1の綴じ代片11に固定させるための3つの嵌合凸部63が形成され、また、綴じ代片11に取り付けた状態で綴じ具本体3の切欠き窓32及び綴じ代片11の切込み111と対応する位置に前記切欠き窓32以上の大きさの切込み62が2箇所に形成されている。また、この裏板6は、綴じ代片11の内側に配置されて綴じ代片11の貫通孔(図示せず)を通し綴じ具本体3の透孔34から表面に突出されてスライド部材5が切欠き窓32から退避した所定の退避位置よりもさらに退避する位置(綴じ具本体3の長手方向中央位置側)にスライドされないようにする2つのストッパ突起61が設けられている。
以上のように、本実施の形態によれば、綴じ具2が一対の綴じ代片11の両方にそれぞれ取り付けられているので、紙葉類Pをファイル1の表側からだけでなく裏側からでも追加、取り外しができる(図4参照)。そして、綴じ具2の綴じ具本体3には切欠き窓32が形成され、ファスナー足4を横から抜き差し可能にしているので、綴じ具本体3に対してファスナー足4を簡易に取り付け取り外しすることができる。
また、綴じ具本体3の切欠き窓32には舌片33が形成されてファスナー足4を所定の保持位置に配置させるので、ファスナー足4がずれたりすることなくスライド部材5によって確実に係止させることができる。よって、ファスナー足4の係止不良を起こすことも防止される。
また、綴じ具本体3の透孔34から表面に裏板6のストッパ突起61が突出されてスライド部材5が切欠き窓32から退避した所定の退避位置よりもさらに退避する位置にスライドされないようにしているので、スライド部材5がスライドされ過ぎて綴じ具本体3から簡単に取外されてしまうことも防止できる。
また、綴じ具本体3のレール部31とスライド部材5とには、スライド部材5が綴じ具本体3の切欠き窓32から退避した所定の退避位置でロックされるように、互いに係合する係合凸部36と係合凹部52がそれぞれ形成されているので、ファスナー足4を綴じ具本体3の切欠き窓32に横から抜き差しするに際してスライド部材5が障害となることもなく、綴じ具本体3に対するファスナー足4の取り付け取り外しを一層簡易に行うことができる。
また、スライド部材5は、綴じ具本体3のレール部31に尺取虫状に伸び縮みしてスライドされ、このスライド部材5中央のつまみ部51をワンウエイ操作することによってスライド部材5の両端部55にて綴じ具本体3の2つの切欠き窓32が同時に閉塞又は開放されるので、2穴の紙葉類Pの出し入れに際しては、スライド部材5のワンウエイ操作でファスナー足4の係止、係止解除が行える。従って、綴じ具本体3に対するファスナー足4の取り付け取り外しを一層簡易に行うことができる。
以上のことから、本実施の形態によれば、ファイル1の表表紙12側、裏表紙14側のどちらからでも紙葉類Pの抜き差しができ、また、綴じ具2に対してファスナー足4を横から抜き差しでき、紙葉類Pの出し入れが容易に行える。その結果、紙葉類Pの追加、取り外しの作業が非常に簡便に行え、使い勝手の優れたファイル1の提供が可能となる。
なお、本考案は、上記実施の形態のみには限定されず、本考案の要旨の範囲で適宜に設計変更を施すことが可能である。例えば、綴じ具2においては、綴じ具本体3と裏板6とを別体にするが、ヒンジを介して一体に形成し、このヒンジで折り曲げてファイル1の綴じ代片11を挟み込むように配置されるようにしてもよい。
本考案の実施の形態におけるファイルであって綴じ具のスライド部材が引き上げられた状態を示す斜視図である。 本考案の実施の形態におけるファイルであって綴じ具のスライド部材が押下げられた状態を示す斜視図である。 本考案の実施の形態におけるファイルであって綴じ具のスライド部材が押下げられた状態を示す平面図である。 本考案の実施の形態におけるファイルであって表側から紙葉類を抜き差ししている状態(同図(a))と、裏側から紙葉類を抜き差ししている状態(同図(b))とをそれぞれ示す斜視図である。 本考案の実施の形態における綴じ具の綴じ具本体の構成を示す平面図である。 本考案の実施の形態における綴じ具のスライド部材の構成を示す図であり、同図(a)がその正面図であり、同図(b)その側面図である。 本考案の実施の形態における綴じ具の裏板の構成を示す平面図である。
符号の説明
1 ファイル
2 綴じ具
3 綴じ具本体
4 ファスナー足
5 スライド部材
6 裏板
11 綴じ代片
12 表表紙
13 背表紙
14 裏表紙
15 突片
31 レール部
32 切欠き窓
33 舌片
34 透孔
35 補強片
36 係合凸部(係合部)
51 つまみ部
52 係合凹部(係合部)
61 ストッパ突起
111 切込み
131 中央片
132 左片
133 右片
H 綴じ穴
P 紙葉類

Claims (8)

  1. 紙葉類をその間に配置させる一対の綴じ代片が形成され、綴じ代片には紙葉類の綴じ穴に挿通する紐状のファスナー足を保持する綴じ具が取り付けられたファイルであって、
    一対の綴じ代片の両方に同じ綴じ具がそれぞれ取り付けられ、
    綴じ具は、長手方向に沿ってレール部が形成された細長い綴じ具本体と、綴じ具本体のレール部にスライド可能に結合されたスライド部材と、綴じ具本体を綴じ代片に取り付けるための裏板とを有し、
    綴じ具本体は、一方の長辺に開放してファスナー足を横から抜き差し可能にする切欠き窓が形成され、この切欠き窓が綴じ代片に設けた切込みに配置されるように綴じ代片の外側に配置され、
    裏板は、綴じ代片の内側に配置されて綴じ代片の貫通孔を通し綴じ具本体の透孔から表面に突出されてスライド部材が切欠き窓から退避した所定の退避位置よりもさらに退避する位置にスライドされないようにするストッパ突起が設けられ、
    切欠き窓にはファスナー足が引っ掛かって保持位置に配置されるようにする舌片が形成され、この切欠き窓内の保持位置にファスナー足が配置された状態でスライド部材をスライドさせることによってファスナー足が切欠き窓の縁に押圧されて綴じ具本体の長手方向に折れ曲がった状態で係止される構成としたファイル。
  2. 請求項1に記載のファイルにおいて、
    表表紙と背表紙と裏表紙とを有し、
    表表紙の基端と裏表紙の基端とにそれぞれ綴じ具を取り付けた綴じ代片が形成され、
    表表紙と裏表紙とがともに袋状に形成されてそれぞれ背表紙を収容し、一対の綴じ代片の間隔を拡縮可能に表表紙と裏表紙とがそれぞれ背表紙の収容量を可変させて背表紙の背幅が伸び縮み可能に構成され、
    背表紙は、表表紙に収容される左片の高さ幅と裏表紙に収容される右片の高さ幅とが表表紙及び裏表紙の高さ幅よりも短く形成される一方、中央片の高さ幅が表表紙及び裏表紙の高さ幅と略同じに形成されてこの中央片の上下の突片が表表紙と裏表紙のそれぞれの縁部に当たって中央片が収容阻止される構成としたファイル。
  3. 請求項1又は2に記載のファイルにおいて、
    綴じ具本体には、切欠き窓が2つ設けられ、
    スライド部材は、綴じ具本体のレール部に尺取虫状に伸び縮みしてスライドされてこのスライド部材中央のつまみ部をワンウエイ操作することによってスライド部材の両端部にて綴じ具本体の2つの切欠き窓が同時に閉塞又は開放される構成としたファイル。
  4. ファイル内に形成された綴じ代片に取り付けられて紙葉類の綴じ穴に挿通する紐状のファスナー足を保持する綴じ具であって、
    長手方向に沿ってレール部が形成された細長い綴じ具本体と、
    綴じ具本体のレール部にスライド可能に結合されたスライド部材とを有し、
    綴じ具本体は、一方の長辺に開放してファスナー足を横から抜き差し可能にする切欠き窓が形成されると共に、切欠き窓にはファスナー足が引っ掛かって保持位置に配置されるようにする舌片が形成されており、
    この切欠き窓内の保持位置にファスナー足が配置された状態でスライド部材をスライドさせることによってファスナー足が切欠き窓の縁に押圧されて綴じ具本体の長手方向に折れ曲がった状態で係止される構成とした綴じ具。
  5. 請求項4に記載の綴じ具において、
    綴じ具本体をファイルの綴じ代片に取り付けるため綴じ代片の内側に配置される裏板を有し、
    裏板には、綴じ代片の貫通孔を通し綴じ代片の外側に配置される綴じ具本体の透孔から表面に突出されてスライド部材が切欠き窓から退避した所定の退避位置よりもさらに退避する位置にスライドされないようにするストッパ突起が設けられている綴じ具。
  6. 請求項4又は5に記載の綴じ具において、
    綴じ具本体には、切欠き窓が形成されていない他方の長辺に沿って補強片が形成されている綴じ具。
  7. 請求項4乃至6のいずれかに記載の綴じ具において、
    綴じ具本体のレール部とスライド部材とには、スライド部材が綴じ具本体の切欠き窓から退避した所定の退避位置でロックされるように、互いに係合する係合部がそれぞれ形成されている綴じ具。
  8. 請求項4乃至7のいずれかに記載の綴じ具において、
    綴じ具本体には、切欠き窓が2つ設けられ、
    スライド部材は、綴じ具本体のレール部に尺取虫状に伸び縮みしてスライドされ、このスライド部材中央のつまみ部をワンウエイ操作することによってスライド部材の両端部にて綴じ具本体の2つの切欠き窓が同時に閉塞又は開放される構成とした綴じ具。
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