JP5568777B2 - ファイル - Google Patents

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Description

本発明は、ファイルに係り、更に詳しくは、綴じ込む書類の量に応じて背幅を拡大することができるとともに、綴じ込んだ書類間に書類を追加したり、中間の書類を抜き取ったりする作業を容易に行うことのできるファイル関する。
フラットファイルと称されるファイルは、背表紙を中間にして表裏一対の表紙を備え、背表紙と裏表紙との境界部を折り曲げることによって形成された起立面を綴じ込み部として綴じ具が装着されている。この綴じ具は、綴じ込み部を貫通する細長い帯状片からなる一対の綴じ足と、この綴じ足の通路を備えた押さえ部材とからなり、押さえ部材を構成する駒状のスライダで綴じ足を倒伏位置に保つことで書類を押さえ込んで綴じ込みが可能とされている。
このようなフラットファイルは、低廉で、しかも、書類の綴じ込み作業の簡易性を備えていることで広く普及しているが、綴じ幅がファイルの背幅によって制約されるため、背幅を大きく超える枚数の書類を綴じ込んだ場合には、表裏の表紙体が外側に膨らんでしまうといった不都合がある。
そこで、背幅を可変とすることのできるファイルが流通するに至っている。
背幅可変タイプのファイルは、一端側が開放する袋状の表表紙と、この表表紙に組み合わされる裏表紙と、これら表紙の内面側から起立する一対の起立面からなる綴じ込み部と、当該綴じ込み部に取り付けられる綴じ具とを含んで構成されている。裏表紙は、表表紙の袋内に位置する内側表紙を含み、当該内側表紙を表表紙の袋から引き出すことで背幅が拡大できるようになっている。
このような背幅可変タイプのファイルは、フラットファイルに比べて書類の綴じ込み枚数を多くできるという利点がある一方で、綴じ込んだ書類の一部を抜き出したり、或いは中間に書類を加えたりする場合には、多数枚の書類を綴じ足から抜き出さなければならない、という不都合を招来する。しかも、その作業に際し、抜き出した書類の綴じ穴が面方向にずれてしまい、その後の綴じ込み作業に際して綴じ穴に綴じ足を挿入する作業も煩雑となる。
そこで、例えば、特許文献1に開示されるように、綴じ足の先端側と連結可能な補助具を設け、当該補助具側に書類を一時的に移動させることのできるファイルが提案されている。
特開2009−39918号公報
特許文献1に記載されたファイルによれば、綴じ足と、補助具(補助足片)とを閉ループ状に連結し、綴じ足側に綴じ込まれた書類を補助具側に移動させることが可能となる。
そのため、綴じ込まれた書類間に他の書類を差し込んで綴じ込みを行う作業や、中間の書類を抜き出す作業に際し、補助具を利用することで綴じ穴が面方向にずれてしまう不都合を回避することができる。
しかしながら、特許文献1に記載されたファイルは、補助具が表表紙の内面側に露出した状態となり、当該補助具を利用しない場合には、却って邪魔な存在になる、という不都合がある。
また、特許文献1に記載されたファイルは、基本的にはフラットファイルと同様のものであって、背幅を拡大して用いることを企図していない。そのため、綴じ込んだ書類間に他の書類が介在するように綴じ直しをするとしても、抜き出す書類の厚みは極端に厚くないので、補助具を設ける実益はあまりないと言える。
[発明の目的]
本発明の目的は、綴じ幅が可変となるファイルを対象とし、綴じ込んだ書類の一部を抜き出したり、書類間に他の書類を差し込んだりする作業を行う際に、当該作業を容易且つ迅速に行うことができ、当該作業に際して利用される補助具の存在も邪魔になることのないファイルを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、特許請求の範囲記載の構成を採用した。具体的には、請求項1に係る発明において、一端側が開放する扁平袋状の表表紙と、当該表表紙に組み合わされる裏表紙と、これら表紙の内面側にそれぞれ設けられるとともに相互に向き合う一対の綴じ込み部と、当該綴じ込み部を貫通するように取り付けられて書類の綴じ穴に挿入される一対の綴じ足及び当該綴じ足を押さえ付ける押さえ部材を有する綴じ具とを含み、
前記裏表紙は、前記表表紙の袋内に位置して前記袋から出し入れする方向に移動可能な内側表紙を備え、当該内側表紙を袋から抜き出す方向に移動させることで前記一対の綴じ込み部間を離間させて綴じ幅を拡大可能とするファイルにおいて、
前記綴じ足の先端側にそれぞれ連結可能な一対の補助足を有する補助具を更に含み、当該補助具は、前記内側表紙上に位置する、という構成を採っている。
また、請求項2に係る発明において、一端側がそれぞれ開放して扁平袋状をなす一対の表表紙及び裏表紙と、これら表表紙及び裏表紙間に位置して表表紙及び裏表紙を一体に組み合わせる背表紙形成片と、表表紙及び裏表紙の内面側にそれぞれ設けられるとともに相互に向き合う一対の綴じ込み部と、当該綴じ込み部を貫通するように取り付けられて書類の綴じ穴に挿入される二つの綴じ足及び当該綴じ足を押さえ付ける一対の押さえ部材を有する綴じ具とを含み、
前記背表紙形成片は、前記表表紙及び裏表紙の袋内に位置して当該袋から出し入れする方向に移動可能に設けられ、当該背表紙形成片を袋から抜き出す方向に移動させることで前記一対の綴じ込み部間を離間させて背表紙形成片による綴じ幅を拡大可能とし、
前記綴じ足の先端側にそれぞれ連結可能な一対の補助足を有する補助具を更に含み、当該補助具は、前記背表紙形成片上に位置する、という構成を採っている。
また、前記補助足の先端側は、前記綴じ足の先端部を差し込み可能な筒状若しくはパイプ状の連結筒を備え、当該連結筒の先端は、補助足の延出方向に対して傾斜する傾斜縁に設けられる、という構成、若しくは、前記連結筒の先端は、平面視で、連結筒の下縁側を上縁側よりも長くする傾斜縁を備える、という構成を採ることが好ましい。
更に、前記補助足は、それらの基部間に位置する連結部を介して一体に設けられる、という構成を採っている。
また、請求項1に係る発明において、前記表表紙の内面は、補助足の先端側に対応する部分に窓孔が設けられる、という構成を採ることもできる。
更に、請求項2に係る発明において、前記表表紙及び裏表紙の内面は、補助足の先端側に対応する部分に窓孔が設けられていることを特徴とする請求項2記載のファイル。
請求項1に係る発明によれば、一対の補助足を備えた補助具が表表紙の袋内に位置する構成としたから、補助具を利用しない状態では、常に表表紙によって隠蔽された状態に保たれ、その存在が邪魔になるような不都合は生じない。また、内側表紙を袋から抜き出す方向に移動することで補助具が利用可能となるから、当該補助具を利用することで、綴じ込んだ書類の一部を抜き出したり、書類間に他の書類を差し込んだりする作業を容易且つ迅速に行うことができる。
また、請求項2に係る発明によれば、書類の綴じ幅を一層大きく形成した状態で綴じ込むことができ、また、綴じられた書類を抜き出す方向を選択的に行うことができるようになり、効率的な書類加除整理を行うことが可能となる。
また、補助足の先端が綴じ込み部側に位置し、基部側が反綴じ込み部側に位置する構成としたから、補助足を大きく湾曲変形させることなく当該補助足に綴じ足の先端側を連結でき、補助足の破断原因等を回避することが可能となる。
更に、補助足の先端縁を前述したような傾斜縁とすることで、綴じ足との連結作業をスムースに行うことができる。一般的に、ファイルの加除作業は、表紙体を開いた状態で当該ファイルを作業者の正面に置いて行われることとなる。これらを作業者とファイルとのこのような相対位置によると、綴じ足と補助足を持って連結する際に、作業者側に引き寄せようとする傾向がある。そのため、作業者側から見たときに、連結筒の手前側が奥行き側よりも長く延長していることで、当該延長している部分の内面を案内面として綴じ足の先端を容易に挿入することができる。
また、補助足の基部間が連結部を介して一体に設けられている構成では、単一の部材によって補助具を提供でき、樹脂製の一体成形品とすることでコスト低減を図ることができる。
更に、表表紙の内面に窓孔を設けた構成によれば、補助足の先端側が、綴じ足の先端を受容して連結できる厚みを持たせたときに、表表紙の内面側が膨らんでしまうような不都合を回避できる。しかも、補助足がファイルの背部に至る長さであっても、その存在によってファイルが折り畳む難くなるような不都合も生じない。
第1実施形態に係る背幅可変タイプのファイルを開いた内面側を示す概略斜視図。 前記ファイルの背幅を拡大して補助足を表出させた状態を示す概略斜視図。 図1のA−A線矢視断面図。 (A)は補助具の正面図、(B)はその側面図。 綴じ足を補助足に連結して書類の加除整理を行う方法を説明するための要部概略正面図。 第2実施形態に係るファイルを開いた内面側を示す概略斜視図。 図6のファイルの背幅を拡大して補助足を表出させた状態を示す概略斜視図。 図6のB−B線矢視断面図。 書類を綴じた状態を示す部分断面平面図。 変形例を示す図1と同様の概略斜視図。
図1に示されるように、第1実施形態に係るファイル10は、表表紙11と、当該表表紙11に組み合わされる裏表紙12と、これら表紙の内面側にそれぞれ設けられるとともに相互に向き合うように一対の関係に設けられた第1及び第2の綴じ込み部13、14と、当該綴じ込み部13、14を貫通するように取り付けられて書類P(図5参照)の綴じ穴P1に挿入される一対の綴じ足16及び当該綴じ足16を押さえ付ける押さえ部材18を有する綴じ具20と、綴じ足16の先端側に連結可能な一対の補助足22(図2参照)を有する補助具23とを備えて構成されている。
前記表表紙11は、図3に示されるように、一端側が開放する扁平袋状に設けられている。すなわち、表表紙11は、内面部25と、当該内面部25に連なる外面部26とを備え、これら内面部25及び外面部26の図3中右端側に開放部27を有する袋状に設けられている。内面部25は開放部27側に第1の綴じ込み部13を一体に備えている一方、外面部26の開放部27側は袋内に折り返されて片状のストッパ29を形成するようになっている。
前記裏表紙12は、裏表紙本体31と、当該裏表紙本体31に連設されるとともに表表紙11の袋内に位置して当該袋から出し入れする方向に移動可能な内側表紙32と、これら裏表紙本体31及び内側表紙32の間に設けられた第2の綴じ込み部14及び背表紙34とを備えて構成されている。本実施形態におけるファイル10は、内側表紙32を表表紙11の袋から抜き出す方向に移動させることで第1及び第2の綴じ込み部13、14間を離間させて綴じ幅を拡大可能となっている。ここで、第2の綴じ込み部14は、裏表紙12を形成するシートの一部を二枚厚となるように折り重ねてそれらの合わせ面を接合することで形成することができる。第2の綴じ込み部14の面内には、当該第2の綴じ込み部14の長手方向に沿う四箇所に孔14Aが形成されており、公知のフラットファイルと同様に、長手方向に沿う一端側(図2中左側の上端側)と、右端側(同図中右側の下端側)の各二つの孔14Aを利用して綴じ足16がそれぞれ支持される。なお、綴じ足16は樹脂製の細長い扁平な帯状体により構成され、その基端側に孔14Aの開口面積よりも大きな平面積若しくは開口長さよりも長い抜け止め片16Aを備えて構成されている。
前記内側表紙32は、表表紙11の袋の底部側となる一端側を二枚厚となるように折り返し部32Aを備えており、この折り返し部32Aが前記外面部26に設けられたストッパ29に係り合うことで抜け止めされるようになっている。また、内側表紙32の内面側には、図2に示されるように、上下方向に延びる折り曲げ部40が、内側表紙32の幅方向に沿う所定間隔毎、本実施形態では等間隔毎に形成されている。この折り曲げ部40は、例えば、プレス型等を用いて直線状の筋を設けることで折り曲げを行う際の位置を任意に選択して折り曲げし易くなっている。
前記綴じ足16とともに綴じ具20を構成する押さえ部材18は、公知のものと同様であり、第1綴じ込み部13の長手方向に沿って延びるとともに、綴じ足16の挿通路を備えた押さえ板42と、この押さえ板42に沿って移動可能に設けられて綴じ足16の挿通を許容する位置と、当該綴じ足16を倒伏して押さえ込む位置との間で移動可能な一対のスライダ44とにより構成されている。
前記補助具23は、図4に示されるように、一対の補助足22と、これら補助足22の基部側を相互に連結して一体化する連結部51とからなる。補助足22は、細長い扁平の補助足本体52と、この補助足本体52の先端側すなわち裏表紙12側に位置する筒状若しくはパイプ状の連結筒53とにより構成されている。補助足22の基部側は、連結部51によって表表紙の自由端側に固定される。連結部51は、内側表紙32の上下方向に沿って延びる片状をなし、その両側に図示しないリベット等を用いて当該連結部51を内側表紙32の内面に固定するための穴51Aが形成されている。従って、補助具23を内側表紙32に固定したときに、補助具23は補助足22が内側表紙32の面に沿って倒伏した位置を保ち、綴じ足22の先端側すなわち連結筒53側が自由端として移動可能となる。
前記連結筒53の先端縁は、補助足22の延出方向に対して傾斜する傾斜縁53Aとして形成されている。すなわち、図2及び図4に示されるように、ファイル10を開いて正面視した状態において、連結筒53は、その下縁側53Bが上縁側53Cよりも第1綴じ込み部13側に向かって長くなるような傾斜縁53Aとなっている。つまり、連結筒53は、内側表紙32の左右方向に沿う仮想直線に対して右下がりの傾斜方向に切除された傾斜縁53Aを先端に備えた形状に設けられている。
前記補助具23は、内側表紙32を袋内に位置させた状態では表出することはなく、図2に示されるように、内側表紙32を一定量抜き出したときに、第1及び第第2の綴じ込み部13、14間に表出するようになっている。
次に、第1実施形態における使用方法について、図5をも参照しながら説明する。
背幅を拡大することなく書類Pを綴じ込む場合には、押さえ部材18による綴じ足16の押さえ込みを解除しておき、第1及び第2の綴じ込み部13、14間に書類Pを位置させるとともに、これら書類に綴じ足16を通し、その先端側を第1の綴じ込み部13の孔13A及び押さえ板42の図示しない孔に挿通してスライダ44で綴じ足16を倒伏姿勢に押さえ込めばよい。この際、補助足22は、表表紙11の袋内に位置しているので表出することはない。
書類Pの綴じ込み量が増えたときは、綴じ足16の押さえ込みを解除した状態で、裏表紙12を表表紙11から離れる方向に移動させて綴じ幅を拡大することで対応可能となる。
ここで、既に綴じ込まれた書類Pの間に位置する特定の書類Pを抜き出す場合、或いは、特定の書類間に他の書類を位置させて綴じ込む場合には、表表紙11の袋から内側表紙32を所定量抜き出して補助足22を表出させ、その連結筒53に綴じ足16の先端を挿入して連結する。そして、綴じ足16に綴じ込まれている書類の一部、すなわち、抜き出すべき書類よりも上位に位置する書類を補助足22側に移動させる。
この状態で、補助足22と綴じ足16との連結を解除し、当該綴じ足16を新たに差し込むべき書類の綴じ穴に通した後、綴じ足16を連結筒に再び連結し、補助足22に一時的に移動していた書類を綴じ足側に移動し、次いで、綴じ足16と連結筒53との連結を解除して綴じ足16を第1の綴じ込み部13の孔13A及び押さえ板42の孔に挿入して再び綴じ足16を押さえ込めばよい。
従って、第1実施形態によれば、表表紙11の袋内に補助足22を隠蔽した状態に保つことができ、必要に応じて、袋内から補助足22を露出させて当該補助足22を利用することができる、という効果を得る。
次に、図6ないし図9に示される第2実施形態にかかるファイルについて説明する。なお、以下の説明において、前記第1実施形態と同一若しくは同等の部分については必要に応じて同一符合を用いるものとし、説明を省略する。
第2実施形態に係るファイル10は、第1実施形態における表表紙11を左右対称に配置し、それらを背表紙形成片60で一体に組み合わせるようにしたところに特徴を有する。具体的には、一端側が開放して略扁平袋状をなす表表紙11と、当該表表紙11と対称構造を有するとともに表表紙11と一対をなす裏表紙12と、表表紙11及び裏表紙12間に位置して表表紙11及び裏表紙12を一体に組み合わせる一枚のシート状をなす背表紙形成60(図7参照)と、表表紙11及び裏表紙12の内面25側にそれぞれ設けられるとともに相互に向き合う第1及び第2の綴じ込み部13、14と、これら綴じ込み部13、14の孔13A、14A(図9参照)を貫通するように取り付けられて書類Pの綴じ穴P1に挿入される二つの綴じ足16及び当該綴じ足16を押さえ付ける一対の押さえ部材18A、18Bを有して綴じ具20が構成されている。ここで、背表紙形成片60は、表表紙11及び裏表紙12の袋内に位置して当該袋から出し入れする方向に移動可能に設けられており、背表紙形成片60を袋から抜き出す方向に移動させることで第1及び第2の綴じ込み部13、14間を離間させて背表紙形成片60による綴じ幅(背幅)が拡大可能となっている。また、第1実施形態と同様に補助足22を有する補助具23を更に含み、当該補助具23は、袋内において背表紙形成片60上に位置するように対向して設けられている。
なお、前記背表紙形成片60は、第1実施形態における内側表紙32に略対応して作用するものである。この背表紙形成片60は、図8に示されるように、表表紙11及び裏表紙12の袋の底部側となる一端側を二枚厚となるように折り返し部60Aを備えており、この折り返し部60Aが前記表表紙11及び裏表紙12の各外面部26を袋の開口部内に折り返して設けられたストッパ29に係り合うことで抜け止めされるようになっている。
第2実施形態では、各綴じ込み部13、14に対応して押さえ部材18A、18Bが用いられており、これら押さえ部材18A、18Bは、図9に示されるように、爪片62を綴じ込み部13、14の各孔13B、14Bに嵌め込むことで固定的に保たれるようになっている。そのため、第2実施形態の綴じ足16は、第1実施形態で示した抜け止め片16Aを有しないタイプであって、両端がそれぞれ先端となり得るもので、補助足22の連結筒53に連結することのできる形状を備えたものが採用されている。その他の構成は実質的に第1実施形態と同様である。
このような第2実施形態によれば、第1実施形態のファイル10に比べ、綴じ幅を更に拡大した状態で書類Pを綴じ込む適性を備えたファイル10を提供することができる。
本発明を実施するための最良の構成、方法、被収容材などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施の形態に対し、形状、位置、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、位置などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した物品の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態における補助具23の形状は例示的に示したものであり、先端側に綴じ足16を連結できるように構成されていれば足りる。但し、先端の傾斜縁53Aは、綴じ足16の連結作業を容易に行えることから、当該傾斜縁53Aを設けることが好ましい。
また、図10に示されるように、表表紙11の内面側であって、補助足22の先端側、すなわち、連結筒53が位置する対応領域に、表表紙11の左右幅方向に沿って延びる窓孔70を設ける構成を採用することができる。
このような窓孔70を形成すると、連結筒53が補助足本体52に対して厚く形成されていても、表表紙11の内面が部分的に膨らんでしまうといった不都合を回避することができる。
更に、第1の綴じ込み部13と表表紙11との境界部に対応する部分に連結筒53が位置していても、表表紙11と裏表紙12とを屈曲動作させて綴じ合わせる際に、連結筒53がその動作を妨げてしまうといった不都合も生じない。
なお、第1実施形態における窓孔70は、第2実施形態で示したファイル10の表表紙11及び裏表紙12にも設けることができる。
更に、第2実施形態では、表表紙11及び裏表紙12の各袋内に綴じ足補助具23をそれぞれ設けたが、何れか一方に綴じ足補助具23を設けるものとしてもよい。
10 ファイル
11 表表紙
12 裏表紙
13 第1の綴じ込み部
14 第2の綴じ込み部
16 綴じ足
18 押さえ部材
20 綴じ具
22 補助足
23 補助具
32 内側表紙
51 連結部
53 連結筒
53A 傾斜縁
53B 下縁側
53A 上縁側
60 背表紙形成片
70 窓孔
P 書類
P1 綴じ穴

Claims (7)

  1. 一端側が開放する扁平袋状の表表紙と、当該表表紙に組み合わされる裏表紙と、これら表紙の内面側にそれぞれ設けられるとともに相互に向き合う一対の綴じ込み部と、当該綴じ込み部を貫通するように取り付けられて書類の綴じ穴に挿入される一対の綴じ足及び当該綴じ足を押さえ付ける押さえ部材を有する綴じ具とを含み、
    前記裏表紙は、前記表表紙の袋内に位置して前記袋から出し入れする方向に移動可能な内側表紙を備え、当該内側表紙を袋から抜き出す方向に移動させることで前記一対の綴じ込み部間を離間させて綴じ幅を拡大可能とするファイルにおいて、
    前記綴じ足の先端側にそれぞれ連結可能な一対の補助足を有する補助具を更に含み、当該補助具は、前記内側表紙上に位置することを特徴とするファイル。
  2. 一端側がそれぞれ開放して扁平袋状をなす一対の表表紙及び裏表紙と、これら表表紙及び裏表紙間に位置して表表紙及び裏表紙を一体に組み合わせる背表紙形成片と、表表紙及び裏表紙の内面側にそれぞれ設けられるとともに相互に向き合う一対の綴じ込み部と、当該綴じ込み部を貫通するように取り付けられて書類の綴じ穴に挿入される二つの綴じ足及び当該綴じ足を押さえ付ける一対の押さえ部材を有する綴じ具とを含み、
    前記背表紙形成片は、前記表表紙及び裏表紙の袋内に位置して当該袋から出し入れする方向に移動可能に設けられ、当該背表紙形成片を袋から抜き出す方向に移動させることで前記一対の綴じ込み部間を離間させて背表紙形成片による綴じ幅を拡大可能とし、
    前記綴じ足の先端側にそれぞれ連結可能な一対の補助足を有する補助具を更に含み、当該補助具は、前記背表紙形成片に位置することを特徴とするファイル。
  3. 前記補助足の先端側は、前記綴じ足の先端部を差し込み可能な筒状若しくはパイプ状の連結筒を備え、当該連結筒の先端は、補助足の延出方向に対して傾斜する傾斜縁に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のファイル。
  4. 前記補助足の先端側は、前記綴じ足の先端部を差し込み可能な筒状若しくはパイプ状の連結筒を備え、当該連結筒の先端は、平面視で、連結筒の下縁側を上縁側よりも長くする傾斜縁を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載のファイル。
  5. 前記補助足は、それらの基部間に位置する連結部を介して一体に設けられていることを特徴とする請求項1ないしの何れかに記載のファイル。
  6. 前記表表紙の内面は、補助足の先端側に対応する部分に窓孔が設けられていることを特徴とする請求項1、3ないしの何れかに記載のファイル。
  7. 前記表表紙及び裏表紙の内面は、補助足の先端側に対応する部分に窓孔が設けられていることを特徴とする請求項2記載のファイル。
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