JP3182610U - ランドセル用仕切板 - Google Patents

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Abstract

【課題】ランドセルの主収容室に収容する教科書やノートなどが大きく移動するのを防止するランドセル用仕切板を提供する。
【解決手段】ランドセルを構成する主収容室を仕切る仕切板7は、仕切板部9の左右両側を同一方向に折曲げて側面板部10を一体に形成し、該側面板部の上下方向にそれぞれ係合雄手段11を設けた基板片8と、前記基板片8を構成する仕切板部9の上端長手方向に装着する、上部を曲面状に形成した軸部の下面に嵌合溝部を有した補強軸18とを設ける。さらに、前記主収容室のマチ幅を有するマチ板部42の上下方向で、前記基板片8に設けた係合雄手段11と合致する位置に係合雌手段をそれぞれ有した一対のマチ板片41とからなり、前記基板片8の側面板部10に設けた係合雄手段11と、マチ板片41のマチ板部42に設けた係合雌手段をそれぞれ着脱可能に組立てるものである。
【選択図】図6

Description

本考案は、ランドセルの主収容室に収容した教科書やノートなどの収容物が移動するのを防止する仕切板の改良に関する。
ランドセルは、小学1年生から6年生までの6年間という長期間、通学に使用ことからランドセルの主収容室は高学年の学習教科を考慮して大きく形成されている。そのため、低学年の小学生が使用する場合には、学用品である教科書の厚さや数及びノート等が少ないことから、この主収容室内に教科書などを収容すると必然的に空間部分が生じていた。
この主収容室に空間部分を有するランドセルを低学年の小学生が背負って登下校する際、途中で友人とふざけて走ったりすると、教科書がランドセルの主収容室内を移動してランドセルの重心が移動することにより、身体が振られて体力を消耗したり転びやすいというおそれがあった。その上、主収容室に空間部分が有る状態で、ランドセルを背負って歩いたり、やや長く走ったりすると主収容室内の収容物が、例えば左右への移動を繰り返して騒音を発生させたり、教科書同士が互いに擦れて表面が摩耗したり、また、教科書の各角部が主収容室の内面に繰り返し衝突することによって摩耗や破損をしたりするという問題点を有していた。
そこで、ランドセルの主収容室に収容する教科書やノートなどが移動するのを防止するために主収容室内を仕切ってガタ付きを抑えるための仕切板が知られている。この仕切板には多種多様なものがあり、例えば、ランドセルの大マチ部の内面両側にそれぞれ上下方向に複数設けた係止部のいずれかに板状の仕切板を挿入して係止し、大マチ部に設けた収容部内に収容する教科書等の厚さに応じて該収容部内の広さ(空間)を調整可能に形成してある。
これにより、学童がランドセルを背負って登下校中に突然走り始めた場合でも、収容部内に収容した教科書の移動する範囲は限定されているため、教科書の摩耗や破損、さらには、大きな騒音の発生を防いでいた。しかし、平板状の仕切板を大マチ部の内面に設けた任意箇所の係止部に掛止させるためには、大マチ部の両側内面に、それぞれ上下方向に係止部を複数設ける必要があった(特許文献1、第1図)。
また、ランドセルの大マチ部の内部に、平面から見てH型をした仕切り具や、該仕切り具の底部に底板を設けたものがあるが、この仕切り具は平板状に折り畳む構成を有していないことから不使用時に折り畳んで平板状にすることができない。そのためランドセル内に平板状にして収容することができず、H型をした通常の使用状態で収容部内に収容しなければならず、それができない場合は、携帯することができなかった(特許文献1、図6、7)。
さらに、ランドセルの大マチ部内に収容する仕切板の上下両側端から伸縮帯の突出部を、該仕切板の左右方向にそれぞれ突出させ、この突出部の先端をランドセルの背板である前面と大マチ部の両側面部との縫合部またはランドセルの前部に設けた前ポケット側の後面と大マチ部の両側端面との縫合部に縫着して構成し、大マチ部内に収容した仕切板が教科書等の量に応じて前後方向に移動できるようにしたものがあった(特許文献2)。
さらにまた、ランドセルの大マチ部内に設けた収容部内に収容する仕切板をコ字型に形成し、該仕切板の上下端をU字状に包み込んで補強部片を取り付け、面ファスナーを用いて固定したり、さらに、該仕切板の両側部に設けた折曲片を大マチ部の内面に圧着して固定するものもある(特許文献3)。
また、ランドセルの大マチ部内に設けた収容部内に収容するランドセル用仕切り具である押さえ板は、平板状であってその両側端に設けた折角部にそれぞれ第1折角部を介して前支持板及び後支持板を設け、各支持板の中間部分に第2折角部を形成してある。そして、各折角部の折曲げ角度を変更することにより、前記押さえ板の位置を前後に移動させて前記収容部内の広さを収容することができる(特許文献4)。この仕切り具は、大マチ部の内面に何らの加工をする必要はないが、前支持部及び後支持部にそれぞれ第1折角部及び第2折角部を設けるというやや複雑な構成を有している。
実開昭61−31123号公報 登録実用新案第3029026号公報 登録実用新案第3167695号公報 特開2008−259608号公報
本考案は、ランドセルに収容する仕切板の製造コストを軽減し、且つ、小学校の低学年でも組立てが容易で、しかも主収容室内に収容する量により仕切り幅を変更可能に形成したことにより、収容物が移動して傷むのを防止することを目的とする。
上記課題を解決するため請求項1の考案は、ランドセル1を構成する主収容室2を仕切る仕切板7は、仕切板部9の両側に折目を介して折曲可能な側面板部10を一体に形成し、該側面板部の上下方向にそれぞれ係合雄手段11を設けてなる基板片8と、前記主収容室2のマチ幅を有したマチ板部42の下端に折目を介して折曲可能な底面板部43を一体に形成し、該マチ板部42の上下方向であって前記基板片8に設けた係合雄手段11と合致する位置に、係合雌手段45をそれぞれ設けた一対のマチ板片41、41とからなり、前記仕切板部9の両側に有して同一方向に折り曲げた側面板部10、10に設けた係合雄手段11、11と、前記マチ板片41、41のマチ板部42、42に設けた係合雌手段45、45とをそれぞれ着脱可能に組立ててなることを特徴とする。また、前記基板片8を構成する仕切板部9は、該仕切板部の上端に一体または別体に補強部18を設けてなることを特徴する。さらに、前記補強部18は、上部を曲面状に形成した軸部19の下面長手方向に嵌合溝部20を設けてなることを特徴する。さらにまた、前記係合雄手段11は、側面板部10をそれぞれ切り欠いて形成した複数の挿入部片12、32からなることを特徴とする。また、前記挿入部片12、32は、上段に位置する挿入部片12を長尺にし、下段に位置する挿入部片32を短尺に形成し、前記挿入部片12、32を切り欠いた切込溝部15、15の下端にエンド孔16、16をそれぞれ設けてなることを特徴とする。さらに、前記マチ板片41は、マチ板部42の下端に折目を介して折曲可能な底面板部43を一体に形成し、該マチ板部42の上下方向に設けた係合雌手段45は、前記基板片8の側面板部10に設けた係合雄手段11である挿入部片12及び32と合致する位置であって水平方向にそれぞれ係合溝部46a,46bからなる係合雌手段45設けてなることを特徴とする。さらにまた、マチ板片41のマチ板部42に設けた第2係合雌手段45は、基板片8に設けた係合雄手段11の挿入部片12、32を挿通する係合溝部46、46と、該係合溝部の上方であって前記挿入部片12、32の先端が位置する箇所に、該先端を挟持する係止部58、58をそれぞれ設けてなり、該係止部58の両端にエンド孔59、59を有してなり、前記基板片の仕切板部9の上部に一体又は別体に補強部18を設けてなることを特徴とする。
したがって、仕切板7は、基板片8に設けた係合雄手段11と、マチ板片41に設けた係合雌手段45を組み立てるだけの簡単な構成であるため、製造コストが安価で経済的である。仕切板7は、前記側面板部10に設けた複数の挿入部片12、32の長さを、上段を長く、下段を短く形成し、上段の挿入部片から順番にマチ板部42の係合溝部46に挿通させることにより、低学年の児童でも簡単に組立てすることができる。基板片8を構成する仕切板部9の上端に補強部18を設けたことにより、主収容部2に収容した収容物の重量で仕切板部9が撓むのを防止することができる。係合雌手段55に挿通した挿入部片12の先端を係止部58に挟んで留めたことにより挿入部片12、32が広がって外れるのを防止することができる。係合雄手段11を形成した側面板部10の各切込溝部15の端部と、マチ板部42に設けた係合溝部46の両端と、係止部48の両端にエンド孔16、47、49をそれぞれ設けたことにより各溝の端部が切れて広がるのを防止することができる。
請求項8の考案は、ランドセル1を構成する主収容室2を仕切る仕切板7dは、仕切板部9bの両側に折目を介して折曲可能な側面板部10を一体に形成し、該側面板部に上下方向にそれぞれ第2係合雄手段11bを設けた基板片8bと、前記主収容室2のマチ幅を有したマチ板部62の下端に折目を介して折曲可能な底面板部63を一体に形成し、該マチ板部62の上下方向であって前記基板片8の第2係合雄手段11bと合致する位置に第3係合雌手段65,65をそれぞれ設けた一対の第3マチ板片61とからなり、前記仕切板部9bの両側に設けて同一方向に折曲げた底面板部10,10に設けた第2係合雄手段11b,11bと、前記マチ板部62に設けた第3係合雌手段65を着脱可能に組み立てて、前記仕切板部9bの上端に上部を曲面状に形成した補強部18を着脱可能に取り付けてなることを特徴とする。また、前記基板片8bに設けた第2係合雄手段11bは、側面板部10の上段、中段、下段をそれぞれ切り欠いて複数の挿入部片12、22、32を形成し、上段に位置する挿入部片12は長尺に形成し、下段の挿入部片32は短尺に形成し、中段に位置する挿入部片22は前記挿入部片12と32の中間の長さに形成し、前記挿入部片12、22、32を切り欠いた切溝部15、15の下端にエンド孔16、16をそれぞれ設けてなることを特徴とする。また、前記第3マチ板片61のマチ板部62にそれぞれ設けた第3係合雌手段65は、前記基板片8bの側面板部8bに設けた第2係合雄手段11bである挿入部片12、22、33と合致する位置に、複数の係合溝部66a、66b,66cと、該係合溝部の前記挿入部片12、22、33の先端と合致する位置に、該挿入部片の先端を狭持する複数の係止部68、68、68をそれぞれ設けてなり、該係止部の両端にそれぞれエンド孔69を有してなることを特徴とする。
したがって、基板片8bに設けた第2係合雄手段11bである挿入部片12、22、32を、上段は長く下段は短く形成することにより、第3マチ板片61の第3係合雌手段65である各係合溝部66の上側から順番に挿通することにより、低学年の児童でも簡単に仕切板7dを組み立てることができる。基板片8bを構成する仕切板部9の上端に補強部18を取付けて補強することにより、主収容部2に収容した収容物の重量で仕切板部9が撓むのを防止することができる。第2係合雄手段11bである挿入部片12、22、32を上、中、下の三箇所に設けたことにより、基板片8bと第3マチ板片61とを強固に組み立てることができ、且つ、第3係合雌手段65に挿通した各挿入部片の先端を係止部68にそれぞれ挟持することにより、該挿入部片が外れるのを防止できる。さらに、第2係合雄手段11bを形成した側面板部10の各切込溝部15、15の端部と、マチ板部62の係合溝部66の両端と、係止部68の両端にそれぞれエンド孔16、67、69を設けたことにより各溝の端部が切れて広がりを防止することができる。
第1の実施の形態を示す第1仕切板の斜視図である。 ランドセルの主収容室に仕切板を収容した状態の平面図である。 図2のA−A線断面図である。 仕切板の基板片を示す平面図である。 仕切板のマチ板片を示す平面図である。 第2の実施の形態を示す第2仕切板の斜視図である。 補強部の一部を破断した正面図である。 図6の中央縦断面図である。 第3の実施の形態を示す第3仕切板の斜視図である。 第3仕切板のマチ板片を示す平面図である。 第4の実施の形態を示す第4仕切板の斜視図である。 第4仕切板の基板片を示す平面図である。 第4仕切板のマチ板片を示す平面図である。
本考案を図面に基づいて説明すると、図1は第1の実施の形態を示す第1仕切板の斜視図、図2はランドセルの主収容室に仕切板を収容した状態の平面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は第1仕切板の基板片を示す平面図、図5は第1仕切板のマチ板片を示す平面図である。ランドセル1は、教科書やノートまたは筆箱などの収容物を収容する主収容室2と、副教材などを収容する副収容室3や小物などを収容する前ポケット4からなり、前記ランドセル1の主収容室2に収納する仕切体7である第1仕切板7aは、可撓性を有する硬質合成樹脂板により形成した基板片8と、同じく可撓性を有する硬質合成樹脂板により形成した一対のマチ板片41、41とからなり、前記基板片8の側面板部10に設けた係合雄手段11と、マチ板片41のマチ板部42に設けた係合雌手段45を着脱可能に組み合わせてある。
前記基板片8は、図1、4に示すごとく、主収容室2内の左右幅方向に位置する仕切板部9の左右両端に設けた折目9aを介して両側に折曲可能な側面板部10を一体に形成し、該側面板部10の上下方向に挿入部片12,32からなる係合雄手段11を夫々設けてある。
前記係合雄手段11は、図4に示すごとく、側面板部10の上下方向に逆U字状に切り込んで複数の挿入部片12、32を形成してあり、該挿入部片は一定幅を有する挿通部13の先端を逆U字形に形成した頂部14を設けてある。上段に位置する挿入部片12は挿通部13を長尺に形成し、下段に位置する挿入部片32は、挿通部33を短尺に形成してある。前記側面板部10を切り欠いて挿入部片12、32を形成した切込溝部15、35は、該切込溝部の下端に端部が切れて広がるのを防止するためエンド孔16、36をそれぞれ設けてあるが、必ずしも必要ではない。
前記マチ板片41は、図1、5に示すごとく、主収容室2のマチ幅方向に位置するマチ板部42の下辺に設けた折目42aを介して折曲可能な底面板部43を一体に形成してある。前記マチ板部42の上下方向であって、前記基板片8の側面板部10に設けた係合雄手段11と合致する位置に係合雌手段45を設けてある。
前記マチ板片41は、マチ板部42と底面板部43を折曲可能に一体に設けたことにより、前記主収容部2に位置した仕切板部9の両側に連結したマチ板部42の底面板部43が収容物で上方から抑えられるため、ランドセルの振動や衝撃で仕切板7が上方に浮上するのを抑えることができる。
前記係合雌手段45は、前記係合雄手段11の挿入部片12、32を挿通する位置に係合溝部46、46をそれぞれ水平方向に設け、該係合溝部の両端に係合溝部が切れて広がるのを防止するためエンド孔47をそれぞれ設けてあるが、このエンド孔は必ずしも必要ではない。
前記係合雄手段11と係合雌手段45の係合は、前記したごとく、側面板部10の上段に位置する挿入部片12は長尺に形成し、下段の挿入部片32は短尺に形成したことにより、上段に位置する挿入部片12を係合雌手段45の上段側に位置した係合溝部46に挿通し、次いで、下段側に位置した挿入部片32を下段側の係合溝部46に挿通させる。
上段の挿入部片12を前記係合溝部46aに挿通させた後、下段の挿入部片32を前記係合溝部46bに挿通させる操作をする際、上段の挿入部片12が長尺に形成してあるため、上方の係合溝部46から上段の挿入部片12が抜ける心配はないので、小学生でも簡単に嵌め合わせて組立てることができる。
図6は、第2の実施の形態を示す第2仕切板7bを示すもので、該第2仕切板を構成する基板片8とマチ板片41a及び基板片8の両側に折目を介して設けた側面板部10の係合雄手段11と、マチ板部42に設けた係合雌手段45は、前記第1仕切板7aと同じ構成であることから組み合わせについての説明は重複するため省略する。
この仕切板7bは、仕切板部9の上端に補強部18を一体または別体に設けてある。該補強部18は、前記基板片8を構成する仕切板部9が前記収容物の重さや、前記主収容室2の両マチ面部に外力が加わった場合でも、該基板片8が撓むのを防止するために設けたもので、前記仕切板部9の上端に着脱可能に取り付けてもよいし、また、一体に形成してもよい。
補強部18は、図7に示すごとく、強度を有する合成樹脂材で棒状又は略円柱状に形成した軸部20の長手方向下部に嵌合溝部20を設け、該嵌合溝部を前記仕切板部9の上端に着脱可能に嵌合させることにより、仕切板部の上部の強度を高めて撓むのを防止することができる。前記補強部18は、仕切板部9と別体に形成することで構造が簡単となり取付けが容易である。
図8において、第2仕切板7bの仕切板部9の上端に補強部18を嵌合させて補強することにより、主収容部2に収容した収容物の重量で仕切板部9が湾曲するのを防止することができ、且つ、補強部18をなす軸部19の断面を、例えば円形、楕円形等のようにし、少なくとも上面を滑らかな曲面状に形成することにより、主収容室に教科書やノートを出し入れするとき該補強部に引っかかるのを防ぎ、また、手に傷をつけおそれはなく、安全である。
図9は第3の実施の形態を示す第3仕切板7cを示したもので、該第3仕切板を構成する基板片8の両側に設けた側面板部10の上下に設けた係合雄手段11は、前記第1、2仕切板7a、7bと同じ構成であるから、その説明を省略する。また、補強部18は、図6に示したものと同じであるから、その説明は省略する。
第3仕切板7cのマチ板片41は、図10に示すごとく、主収容室2のマチ幅を有するマチ板部42の下部に設けた折目を介して折曲可能な底面板部43を一体に形成し、前記マチ板部42の上下方向であって前記基板片8の側面板部10に設けた係合雄手段11と合致する位置に、第2係合雌手段45aを設けてある。
図10において、第2係合雌手段45aは、マチ板部42の上下方向であって、前記係合雄手段11の上方および下方に設けた挿入部片12、32と合致する位置にそれぞれ係合溝部46a、46bを水平方向に設け、該係合溝部の上方であって、挿通した各挿入部片12、32の先端と重合する位置に、各挿入部片の先端を挟持するU字形に形成した係止部58、58をそれぞれ設けてある。
この係止部58は、上下に位置した係合溝部46,46に挿通した挿入部片12、32の先端を挟みこんで係止することにより、ランドセルの振動や衝撃で挿入部片12、32が係合溝部46,46から抜けるのを防止する効果を有する。さらに、主収容室2に第3仕切板7cを出し入れするときに、挿入部片12の先端を係止部58で挟持することにより、主収容室2のマチ側の内壁に挿入部片12の先端が引っ掛かるのを防止することができるので、出し入れをスムース行うことができる。
図10において、第2係合雌手段45aを構成する係合溝部46、46の両端と、係止部58の両端とにそれぞれエンド孔57、59を設け、前記係合雄手段11を出し入れするときに生じる摩擦力で係合溝部56の両端が切れたり、挿入部片12,32の先端を挟んで係止するため係止部58の両端が切れるのを防止することができる。
図11は第4の実施の形態を示した第4仕切板7dで、基板片8bは、主収容室2を仕切る仕切板部9の左右両側に折目9a介して同一方向に折曲可能な側面板部10を一体に形成し、該側面板部の中央上下方向に第2係合雄手段11bを設けてある。基板片8bの側面板部10に位置する一対の第3マチ板片61は、主収容室2のマチ幅を有したマチ板部62の下端に折目を介して折曲可能な底面板部63を一体に形成し、前記側面板部10に設けた第2係合雄手段11bと合致するマチ板部62の上下方向位置に第3係合雌手段65を設けてある。前記第4仕切板7dに取付ける補強部18は、前記第2、3仕切板7b、7cに設けた補強部18と同じ構成であるから、その説明は省略する。
図12に示した前記基板片8bの両側に存する側面板部10に設けた第2係合雄手段11bは、前記係合雄手段11と同じ構成であり、上中下の三段に挿入部片12、22、32を形成し、上段に位置する挿入部片12は長尺に形成し、下段に位置する挿入部片32は短尺に形成し、中段に位置する挿入部片22は、前記挿入部片12と32の長さの中間の長さに形成してある。第2係合雄手段11bを構成する挿入部片12、22、32の長さをそれぞれ相違して形成したことにより、第3マチ板片61に設けた第3係合雌手段65への挿入を容易にしてある。
前記第3係合雌手段65は、図13に示すごとく、マチ板部62の上下方向であって、前記挿入部片12、22、32と合致する位置にそれぞれ水平方向に係合溝部66、66、66を設け、該係合溝部に挿通させた各挿入部片12、22、32の先端と重なる位置に、各挿入部片の先端を挟持する略U字形に形成した係止部68、68、68をそれぞれ設けてある。この第3係合雌手段65を構成する係合溝部66と係止部68は、前記第3仕切板7cの係合雌手段45と同じ構成の係合溝部56と係止部58を有する構成のため、重複するので説明を省略する。
前記第2係合雄手段11bと第3係合雌手段65の結合は、最初に上段の挿入部片12を第3係合雌手段65の上段に位置する係合溝部66aに挿入し、次いで、中段の挿入部片22を第3係合雌手段65の中段に位置する係合溝部66bに挿入し、最後に下段の挿入部片32を第3係合雌手段65の下段に位置する係合溝部66cにそれぞれ挿入して掛止してある。
各挿入部片12、22、32の長さを相違させることにより、上から順番に係合溝部66に挿入すると、下段の係合溝部66cに挿入部片32を挿入する際、上段の挿入部片12が長いため係合溝部66から抜けるおそれがなく、小学生でも簡単に連結作業を行うことができる利点を有する。
また、側面板部10に設けた第2係合雄手段11bの挿入部片12、22、32を上中下の三段に設けたことにより、第3マチ板片61と強固に連結をすることができるので、ランドセルの振動や衝撃で接合部分がズレたり、分離したりするのを防止することができる。
以下、本実施形態の作用について説明すると、仕切板7は可撓性を有する合成樹脂板からなる基板片8に設けた係合雄手段11である第1係合雄手段11aと、同じく可撓性を有する合成樹脂板からなるマチ板片41に設けた係合雌手段45とを組み立て分解可能に形成したことにより、ランドセル1の主収容室2に収容する教科書などの収納量に合わせて簡単に主収容室2内を仕切ることができる。
仕切板7である第1仕切板7aを組み立てる場合、側面板部10に設けた第1係合雄手段11aである各挿入部片12、32は、上段に位置する挿入部片12の挿通部13を長尺にし、下段の挿入部片32の挿通部33を短尺に形成してあるため、マチ板片41の係合雌手段45の上段の係合溝部46に一方の挿入部片12を挿入し、次いで、下段の係合溝部46に他方の挿入部片32を挿通する際、上段の挿入部片12が上方の係合溝部46から抜けないので小学生でも簡単に嵌め合わせて組立てすることができる。
第2の実施形態である第2仕切板7bは、図6に示すごとく、基板片8が可撓性を有する合成樹脂板により形成したことと、基板片8の仕切板部9は、主収容室の左右幅と略同じ長さに形成してあるため、主収容室2に収納する教科書やノートの重量で押されると撓みやすい。そこで、仕切板部9の上端全体に補強部18を取付けて補強することにより撓むのを防止し、主収容室2に収納した教科書やノートを安定させると共に、該主収容室の両側面が外方から力が加わっても変形を防止する機能を有するものである。
第3仕切板7cのマチ板片41aに設けた第2係合雌手段45aは、前記係合雄手段11の各挿入部片12、32が挿通する係合溝部46,46、該係合溝部の上方であって係合雄手段11の各挿入部片12、32の先端が位置する箇所に、該先端を挟持する係止部58をそれぞれ設けたことにより、係合溝部46,46に挿通した挿入部片12、32の先端を挟んで係止することができる。
したがって、挿入部片12、32の先端を係止部58でそれぞれ挟持することにより、ランドセルの振動や衝撃で挿入部片12が係合溝部46から抜けるのを防止することができる。さらに、主収容室2に仕切板11を出し入れするときに、挿入部片12の先端を該係止部8に係止することにより、主収容室2のマチ側の内壁に挿入部片12の先端が引っ掛かるのを防止することができ、出し入れをスムース行うことができる。
仕切板7をなす第4仕切板7dは、基板片8bを構成する仕切板部9の上端に補強部18を取付け、側面板部10に設けた係合雄手段11をなす第2係合雄手段11bと、第3マチ板片61に設けた第3係合雌手段65とを着脱可能に組み合わせて形成してある。したがって、前記補強部18で仕切板部9の撓みを防止し、主収容室に収納した教科書やノートを安定させることができる。
第2係合雄手段11bは、側面板部10上下方向の上、中、下の三段に挿入部片12、22、32を形成し、上段に位置する挿入部片12を長尺にし、下段の挿入部片32を短尺にし、中段に位置する挿入部片22の長さを前記挿通部12と32の長さの中間の長さに形成したことにより、上段の挿入部片12から順次下段に向けて挿通させることにより簡単に連結することができ、且つ、挿入後の各挿入部片12、22、32の先端を各係止部68にそれぞれ挟んで係止することにより、挿入部片12、22、33が広がってマチ側の内壁に当たるのを防止できる。
また、側面板部10に三段の挿入部片12、22、32を設けたことにより、基板片8とマチ板部42との係合部分を強固に連結することができるため、ランドセルを背負って移動する時の振動や衝撃で挿入部片12、22、32が係合溝部46からズレたり、抜け出るのを防止することができる。
さらに第3係合雌手段65は、各係合溝部66の両端および係止部68の両端に、同じくエンド孔67、69をそれぞれ設けたことにより、第2係合雄手段11bの着脱時による摩擦や衝撃などで各溝の端部が切れて広がるのを防止することができる。
前記各仕切板7を分解する場合は、基板片8とマチ板片41をそれぞれ反対方向に引っ張ることにより、係合雄手段11の各挿入部片12、32が係合雌手段の係合溝部46から抜けて簡単に分解することができる。分解後の基板片8とマチ板片41は板状にできるため重ねることにより幅をとらずにコンパクトに収納できる。
前記したごとく、各仕切板は、主収容室2内に収容する収容物の量により図1に示すごとく、背板側を狭く仕切って位置したり、または、仕切板を反転させて収納することにより背板側を広く仕切ることができる。また、仕切板7は、部品数を基板片8とマチ板片41のように少なくしたため、製造コストが安価で経済的である。さらに、仕切板7は、連結構造を簡単にしたことにより小学生の低学年でも容易に組み立て・分解することができるので便利である。さらにまた、不使用時には分解して平板状に畳むことによりコンパクトに収納することができる。また、仕切板7は、主収容室内に収容する収容物の量により仕切り幅を変更可能に調整することにより、収容物が移動して傷むのを防止することができる。
1 ランドセル
2 主収容室
7 仕切板
8 基板片
9 仕切板部
10 側面板部
11 係合雄手段
11b 第2係合雄手段
12 挿入部片
18 補強部
22 挿入部片
32 挿入部片
41 マチ板片
42 マチ板部
43 底面板部
45 係合雌手段
45a 第2係合雌手段
46 係合溝部
58 係止部
59 エンド孔
61 第3マチ板片
62 マチ板部
63 底面板部
65 第3係合雌手段
66 係合溝部
68 係止部

Claims (10)

  1. ランドセル1を構成する主収容室2を仕切る仕切板7は、仕切板部9の両側に折目を介して折曲可能に側面板部10を一体に形成し、該側面板部の上下方向にそれぞれ係合雄手段11を設けてなる基板片8と、
    前記主収容室2のマチ幅を有したマチ板部42の下端に折目を介して折曲可能な底面板部43を一体に形成し、該マチ板部42の上下方向であって前記基板片8に設けた係合雄手段11と合致する位置に係合雌手段45をそれぞれ設けた一対のマチ板片41、41とからなり、
    前記仕切板部9の両側に有して同一方向に折り曲げた側面板部10、10に設けた係合雄手段11、11と、前記マチ板片41、41のマチ板部42、42に設けた係合雌手段45、45とをそれぞれ着脱可能に組立ててなることを特徴とするランドセル用仕切板。
  2. 前記基板片8を構成する仕切板部9は、該仕切板部の上端に一体または別体に補強部18を設けてなることを特徴する請求項1記載のランドセル用仕切板。
  3. 前記補強部18は、上部を曲面状に形成した軸部19の下面長手方向に嵌合溝部20を設けてなることを特徴する請求項2記載のランドセル用仕切板。
  4. 前記係合雄手段11は、側面板部10をそれぞれ切り欠いて形成した複数の挿入部片12、32からなることを特徴とする請求項1記載のランドセル用仕切板。
  5. 前記挿入部片12、32は、上段に位置する挿入部片12を長尺にし、下段に位置する挿入部片32を短尺に形成し、前記挿入部片12、32を切り欠いた切込溝部15、15の下端にエンド孔16、16をそれぞれ設けてなることを特徴とする請求項4記載のランドセル用仕切板。
  6. 前記マチ板片41は、マチ板部42の下端に折目を介して折曲可能な底面板部43を一体に形成し、該マチ板部42の上下方向に設けた係合雌手段45は、前記基板片8の側面板部10に設けた係合雄手段11である挿入部片12及び32と合致する位置であって水平方向にそれぞれ係合溝部46a,46bからなる係合雌手段45設けてなることを特徴とする請求項1記載のランドセル用仕切板。
  7. マチ板片41のマチ板部42に設けた第2係合雌手段45は、基板片8に設けた係合雄手段11の挿入部片12、32を挿通する係合溝部46、46と、該係合溝部の上方であって前記挿入部片12、32の先端が位置する箇所に、該先端を挟持する係止部58、58をそれぞれ設けてなり、少なくとも該係止部58の両端にエンド孔59、59を有してなり、前記基板片の仕切板部9の上部に一体又は別体に補強部18を設けてなることを特徴とする請求項1記載のランドセル用仕切板。
  8. ランドセル1を構成する主収容室2を仕切る仕切板7dは、仕切板部9bの両側に折目を介して折曲可能な側面板部10を一体に形成し、該側面板部に上下方向にそれぞれ第2係合雄手段11bを設けた基板片8bと、
    前記主収容室2のマチ幅を有したマチ板部62の下端に折目を介して折曲可能な底面板部63を一体に形成し、該マチ板部62の上下方向であって前記基板片8の第2係合雄手段11bと合致する位置に第3係合雌手段65,65をそれぞれ設けた一対の第3マチ板片61とからなり、
    前記仕切板部9bの両側に設けて同一方向に折曲げた底面板部10,10に設けた第2係合雄手段11b,11bと、前記マチ板部62に設けた第3係合雌手段65を着脱可能に組み立てて、前記仕切板部9bの上端に上部を曲面状に形成した補強部18を着脱可能に取り付けてなることを特徴とするランドセル用仕切板。
  9. 前記基板片8bに設けた第2係合雄手段11bは、側面板部10の上段、中段、下段をそれぞれ切り欠いて複数の挿入部片12、22、32を形成し、上段に位置する挿入部片12は長尺に形成し、下段の挿入部片32は短尺に形成し、中段に位置する挿入部片22は前記挿入部片12と32の中間の長さに形成し、前記挿入部片12、22、32を切り欠いた切溝部15、15の下端にエンド孔16、16をそれぞれ設けてなることを特徴とする請求項8記載のランドセル用仕切板。
  10. 前記第3マチ板片61のマチ板部62にそれぞれ設けた第3係合雌手段65は、前記基板片8bの側面板部8bに設けた第2係合雄手段11bである挿入部片12、22、33と合致する位置に、複数の係合溝部66a、66b,66cと、該係合溝部の前記挿入部片12、22、33の先端と合致する位置に、該挿入部片の先端を狭持する複数の係止部68、68、68をそれぞれ設けてなり、該係止部の両端にそれぞれエンド孔69を有してなることを特徴とする請求項8記載のランドセル用仕切板。
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