JP3129989U - 組立式整理ケース - Google Patents
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Abstract
【課題】前面が開口する箱状に形成された合成樹脂製のケース体及びケース体に引出収納自在に配置された合成樹脂製の引出体はそれぞれ一枚の合成樹脂製のシート状材を折り曲げて組み立てられているから、ケース体及び引出体を展開状態や二枚折り状態で運搬、保管、販売することができ、使用時や購入後において、ケース体及び引出体をシート状材を折り曲げて組み立てることができる。
【解決手段】前面が開口する箱状に形成された合成樹脂製のケース体2と、ケース体に引出収納自在に配置された合成樹脂製の引出体3とからなり、ケース体及び引出体はそれぞれ一枚の合成樹脂製のシート状材Sを折り曲げて組み立てられ、引出体の前面下部に指掛部4がシート状材の折り曲げによって形成され、引出体の前面上部に索引部5がシート状材の折り曲げによって形成されてなる。
【選択図】図1
【解決手段】前面が開口する箱状に形成された合成樹脂製のケース体2と、ケース体に引出収納自在に配置された合成樹脂製の引出体3とからなり、ケース体及び引出体はそれぞれ一枚の合成樹脂製のシート状材Sを折り曲げて組み立てられ、引出体の前面下部に指掛部4がシート状材の折り曲げによって形成され、引出体の前面上部に索引部5がシート状材の折り曲げによって形成されてなる。
【選択図】図1
Description
本考案は例えば日用品、玩具、小物類を整理する際に用いられる組立式整理ケースに関するものである。
従来、この種の整理ケースとして、前面が開口した箱状に形成された合成樹脂製のケース体と、ケース体に引出収納自在に配置された合成樹脂製の引出体とからなる構造のものが知られている。
実用新案登録第3110297号公報
しかしながら上記従来構造の場合、上記ケース体及び上記引出体はそれぞれ箱状に一体成形され、大形のものほど、全体が嵩張り、このため、運搬上、保管上において、取り扱いの融通性が低いという不都合を有している。
本考案はこれらの不都合を解決することを目的とするもので、本考案のうちで、請求項1記載の考案は、前面が開口する箱状に形成された合成樹脂製のケース体と、該ケース体に引出収納自在に配置された合成樹脂製の引出体とからなり、上記ケース体及び上記引出体はそれぞれ一枚の合成樹脂製のシート状材を折り曲げて組み立てられ、該引出体の前面下部に指掛部が該シート状材の折り曲げによって形成され、該引出体の前面上部に索引部が該シート状材の折り曲げによって形成されてなることを特徴とする組立式整理ケースにある。
又、請求項2記載の考案は、上記指掛部は上記シート状材の折り曲げによって形成される凹部により形成されていることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の考案は、上記索引部は上記シート状材の折り曲げにより形成される穴部によって形成されていることを特徴とするものであり、又、請求項4記載の考案は、上記シート状材は二枚のライナー板の間に複数個のリブを一体形成して並列する複数個の中空部が形成された合成樹脂製の中空構造材であることを特徴とするものである。
本考案は上述の如く、請求項1記載の考案にあっては、前面が開口する箱状に形成された合成樹脂製のケース体及びケース体に引出収納自在に配置された合成樹脂製の引出体はそれぞれ一枚の合成樹脂製のシート状材を折り曲げて組み立てられているから、上記ケース体及び引出体を展開状態や二枚折り状態で運搬、保管、販売することができ、そして、使用時や購入後において、上記ケース体及び引出体をシート状材を折り曲げて組み立てることができ、このため、運搬上、保管上、販売上等の不使用時において、嵩張ることがなく、取り扱いの融通性を高めることができ、かつ、上記引出体の前面下部に指掛部がシート状材の折り曲げによって形成されているから、指掛部を容易に形成することができると共に引出体を容易に引き出すことができ、更に、上記引出体の前面上部に索引部がシート状材の折り曲げによって形成されているから、索引部に索引カード等を貼付したり、収納したりすることにより引出体内の収納物を外部より容易に認識することができる。
又、請求項2記載の考案にあっては、上記指掛部は上記シート状材の折り曲げによって形成される凹部により形成されているから、引出体の前面の平坦化を図ることができてデザイン性を高めることができると共に指掛部に確実に指を引きかけることができて引出体の引き出しを容易に行うことができ、又、請求項3記載の考案にあっては、上記索引部は上記シート状材の折り曲げにより形成される穴部によって形成されているから、引出体の前面の平坦化を図ることができてデザイン性を高めることができると共に索引部を容易に形成することができ、又、請求項4記載の考案にあっては、上記シート状材は二枚のライナー板の間に複数個のリブを一体形成して並列する複数個の中空部が形成された合成樹脂製の中空構造材であるから、ケース体及び引出体の軽量化及び耐衝撃性を高めることができる。
図1乃至図17は本考案の実施の形態例を示し、図1乃至図15は第一形態例、図16は第二形態例、図17は第三形態例である。
図1乃至図15の本考案の実施の第一形態例において、1は整理ケースであって、前面が開口する箱状に形成された合成樹脂製のケース体2と、ケース体2に引出収納自在に配置された合成樹脂製の引出体3とからなり、このケース体2及び上記引出体3はそれぞれ一枚の合成樹脂製のシート状材Sを折り曲げて組み立てられ、引出体3の前面下部に指掛部4をシート状材Sの折り曲げによって形成され、かつ、引出体3の前面上部に索引部5をシート状材Sの折り曲げによって形成されて構成されている。
この場合、上記指掛部4は上記シート状材Sの折り曲げによって形成される凹部Rにより形成され、又、上記索引部5は上記シート状材Sの折り曲げにより形成される穴部Mによって形成され、折曲内板3aの前面Nに図示省略の索引カードを貼付したり、収納部Hに図示省略の索引カードを差込収納可能に構成している。
又、この場合、上記シート状材Sは二枚のライナー板S1・S1の間に複数個のリブS2・・を一体形成して並列する複数個の中空部S3・・が形成された合成樹脂製、この場合、ポリプロピレン樹脂からなる半透明の中空構造材Kを使用している。
この場合、上記ケース体2は、図5に示す展開状態において、外底板2a、側板2b、上板2c、側板2d、内底板2e並びにこれら外底板2a、側板2b、上板2c、側板2d、内底板2eの前側部分に四個のフラップF1・F2・F3・F4を一体に形成すると共にこれら外底板2a、側板2b、上板2c、側板2d、内底板2eの後側部分に四個のフラップG1・G2・G3・G4を一体に形成してなり、図6、図7、図8の如く、外底板2a、側板2b、上板2c、側板2d、内底板2eを仮想の折曲破線部Eで折り曲げると共にフラップF1・F2・F3・F4及びフラップG1・G2・G3・G4を折曲破線部Eで折り曲げ、図示省略の両面接着テープにより組み立てるように構成している。
又、この場合、上記引出体3は、図9に示す展開状態において、折曲内板3a、隔板3b、前板3c、隔板3d、立上板3e、水平板3f、垂下板3g、底板3h、後板3i、隔板3j、折曲内板3k、コ状の打抜溝Dにより形成される折曲内板3l及び隔板3m、折曲内板3aに形成された差込凸部3nを差し込み係止可能な差込溝C並びに垂下板3gの左右両側に形成された切起フラップH1、底板3hの左右両側に形成された側板3p・3p、各側板3p・3pの前部に形成されたフラップH2・H3、各側板3p・3pの後部に形成されたフラップH4・H5を一体に形成してなり、図10、図11、図12、図13、図14の如く、折曲内板3a、隔板3b、前板3c、隔板3d、立上板3e、水平板3f、垂下板3g、底板3h、後板3i、隔板3j、折曲内板3kを折曲破線部Eで折り曲げると共にコ状の打抜溝Dにより形成される折曲内板3l及び隔板3mを折曲破線部Eで折り曲げ、折曲内板3aに形成された差込凸部3nを差込溝Cに差し込み、切起フラップH1、側板3p・3p、フラップH2・H3、フラップH4・H5で折曲破線部Eで折り曲げ、図示省略の両面接着テープにより組み立てるように構成している。
この場合、図10、図12の如く、上記指掛部4を形成する凹部Rは立上板3e、水平板3f、垂下板3gにより形成され、又、図10、図12の如く、、上記索引部5を形成する穴部Mはコ状の打抜溝Dにより形成される折曲内板3l及び隔板3mを折り曲げることにより形成されている。
6は脚体であって、この場合、ゴム製の円盤状体が用いられ、上記ケース体2の底面の四隅部に接着テープにより貼着固定されている。
この実施の第一形態例は上記構成であるから、前面が開口する箱状に形成された合成樹脂製のケース体2及びケース体2に引出収納自在に配置された合成樹脂製の引出体3はそれぞれ一枚の合成樹脂製のシート状材Sを折り曲げて組み立てられているから、上記ケース体2及び引出体3を、図5、図9の展開状態や適宜中程部の折曲破線部Eでの二枚折り状態で運搬、保管、販売することができ、そして、使用時や購入後において、上記ケース体2及び引出体3を、図2の如く、シート状材Sを折り曲げて組み立てることができ、このため、運搬上、保管上、販売上等の不使用時において、嵩張ることがなく、取り扱いの融通性を高めることができ、かつ、上記引出体3の前面下部に指掛部4がシート状材Sの折り曲げによって形成されているから、指掛部を容易に形成することができると共に引出体を容易に引き出すことができ、更に、上記引出体3の前面上部に索引部5がシート状材Sの折り曲げによって形成されているから、索引部5に索引カード等を貼付したり、収納したりすることにより、引出体3内の収納物を外部より容易に認識することができる。
又、この場合、上記指掛部4は上記シート状材の折り曲げによって形成される凹部Rにより形成されているから、引出体3の前面の平坦化を図ることができてデザイン性を高めることができると共に指掛部4に確実に指を引きかけることができて引出体3の引き出しを容易に行うことができ、又、この場合、上記索引部5は上記シート状材Sの折り曲げにより形成される穴部Mによって形成されているから、引出体3の前面の平坦化を図ることができてデザイン性を高めることができ、又、この場合、上記シート状材Sは二枚のライナー板S1・S1の間に複数個のリブS2を一体形成して並列する複数個の中空部S3が形成された合成樹脂製の中空構造材Kであるから、ケース体2及び引出体3の軽量化及び耐衝撃性を高めることができる。
図16の第二形態例及び図17の第三形態例は別例構造を示し、上記第一形態例のものとそれぞれ縦、横、奥行き寸法の異なる大型又は小型のケース体2、引出体3を形成してなり、いずれのケース体2及び引出体3もそれぞれ一枚の合成樹脂製のシート状材Sを折り曲げて組み立てられ、引出体3の前面下部に指掛部4がシート状材Sの折り曲げによって形成され、引出体3の前面上部に索引部5がシート状材Sの折り曲げによって形成されている。
これら第二形態例及び第三形態例にあっても、上記第一形態例と同様な作用効果を得ることができる。
尚、本考案は上記実施の形態例に限られるものではなく、ケース体2の形態や大きさ、引出体3の形態や大きさ等は適宜変更して設計されるものである。
以上、所期の目的を充分達成することができる。
S シート状材
R 凹部
M 穴部
S1 ライナー板
S2 リブ
S3 中空部
K 中空構造材
1 整理ケース
2 ケース体
3 引出体
4 指掛部
5 索引部
R 凹部
M 穴部
S1 ライナー板
S2 リブ
S3 中空部
K 中空構造材
1 整理ケース
2 ケース体
3 引出体
4 指掛部
5 索引部
Claims (4)
- 前面が開口する箱状に形成された合成樹脂製のケース体と、該ケース体に引出収納自在に配置された合成樹脂製の引出体とからなり、上記ケース体及び上記引出体はそれぞれ一枚の合成樹脂製のシート状材を折り曲げて組み立てられ、該引出体の前面下部に指掛部が該シート状材の折り曲げによって形成され、該引出体の前面上部に索引部が該シート状材の折り曲げによって形成されてなることを特徴とする組立式整理ケース。
- 上記指掛部は上記シート状材の折り曲げによって形成される凹部により形成されていることを特徴とする請求項1記載の組立式整理ケース。
- 上記索引部は上記シート状材の折り曲げにより形成される穴部によって形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の組立式整理ケース。
- 上記シート状材は二枚のライナー板の間に複数個のリブを一体形成して並列する複数個の中空部が形成された合成樹脂製の中空構造材であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の組立式整理ケース。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006010524U JP3129989U (ja) | 2006-12-26 | 2006-12-26 | 組立式整理ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006010524U JP3129989U (ja) | 2006-12-26 | 2006-12-26 | 組立式整理ケース |
Publications (1)
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JP3129989U true JP3129989U (ja) | 2007-03-08 |
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Family Applications (1)
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JP2006010524U Expired - Fee Related JP3129989U (ja) | 2006-12-26 | 2006-12-26 | 組立式整理ケース |
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2006
- 2006-12-26 JP JP2006010524U patent/JP3129989U/ja not_active Expired - Fee Related
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